吉田修一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ずっと読んでみたかった吉田修一さん。
テーマ的に重たそう、ボリューム感があり、
見送っていましたが、新刊で見つけた本書。
これなら読めるかも!と思い手に取りました。
大学院生の一心が、
教授の紹介で、
伝説の映画女優だった鈴さんの
自宅の荷物整理を手伝うことに。
「モノクロの夏に帰る」と拝読してたのですが、
こちらもなかなか読み進められず。
一心という名前に対する私の中のイメージと、
作品のなかでの一心の言動が一致せず。苦笑
中盤以降は、第二次世界大戦を経験している鈴さんの過去が明らかになっていき、女の友情に思わず泣きそうになりました。
そして夏が終わるまでに読めて良かったです。
恋 -
Posted by ブクログ
著者の作品で描かれる、人間模様が魅力的で、
楽しみにしてページをめくったこちら。
物語の主人公、大きく年が離れた老女と青年。
苦難を乗り越え強く生きてきた鈴さんと、彼女に魅了されていく一心。
2人の心のつながりが、読んでるこちらにじんわり伝わる。鈴さんの存在が、その後の一心の支えとなり続ける所に、縁の尊さを強く感じる。
ところが私が印象的だったところは、
一心と桃ちゃんのくだり。
味のついていない水が苦手な桃ちゃん。
「だって、普通の水って、薬飲んでるみたいなんだもん」
それに対して何も言えない一心。
自分が水が好きなこと。人生の最後に口にしたいものは何かと聞かれたら、一杯の冷えた水がいいと思 -
Posted by ブクログ
ネタバレこのままだらっと何ともない生活が淡々と続いていくのかなあなんて呑気な気分で読み進めていたら、最終章で突き放された。
書いてある言葉の意味は分かるけれど、全然意味が分からなくて、戸惑いながら読み進めた。
人の多面性って侮れないですよね...と再認識させられた。
みんな平凡だしみんなやばいやつ(なんとなく、吉田修一の根底には一貫してこれがある気がする)。
以下備忘
すごくタイムリーな(8日前に神戸で起きた、エレベーターで乗り合わせた男性に若い女性が刺殺された事件を連想するような)結末で、今読んでてラッキーだった。
病院の待合室で、まさにその事件がニュース番組で取り上げられているのを横目に見ながら