吉田修一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【本の内容】
大工の大輔は子連れの美女、真実と同棲し、結婚を目指すのだが、そこに毎日熱帯魚ばかり見て過ごす引きこもり気味の義理の弟・光男までが加わることに。
不思議な共同生活のなかで、ふたりの間には微妙な温度差が生じて…。
ひりひりする恋を描く、とびっきりクールな青春小説。
表題作の他「グリンピース」「突風」の二篇収録。
[ 目次 ]
[ POP ]
鬱々とした気分で読むと、いっそう「鬱」な気分になることうけあいです。
それがいいことなのか悪いことなのかは判らないけど、小説を読んでから自分を反省したり、下には下があるからまだ大丈夫、などと都合よく自分を励ましてみたりするのも、たまにはいいかもしれません。
小気味良いテンポで話が進み、心理描写の薄っぺらさ(たぶん意図的に省かれているのだと思う)のお陰で、ぞっとするような突発的な感情の爆発が伝わってきます。
ヤな奴、ダメな奴、とレッテルを貼って目を背けることはたやすいのだけれど、せっかく小説の世界に擬似空間を演出してくれたのだから、とことん堕ちて嫌な気分になるのもいいのかもしれません。
ばっさりと切り捨てられるように終わるので、救われない気分も倍加してしまいます。
評価は「B」なんだけれど、もう一度ぱらぱらとめくって読み返してみるとかなり面白かったんだな、と思えてきました。
乗り物の中で読むと酔います。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
購入済み
コント
吉田修一の作品は、これで3作品目になるだろうか。あっと言う間に読め、そして、吹き出してしまう。ショートコントでも見ているかのような感覚。無駄な言葉は無く、平易な言葉で、話しでもするように、綴られた文章がテンポよく、次から次へと、笑いのエンジンに油を注ぐ。
移動中に読むことが多く、地下鉄の中、バスの中で、思わず吹き出してしまう。
蠍座の妻が言いだしたかった事。
今回は答えが読めちゃいました(^^)
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Posted by ブクログ
まず、目次を開いて面白そうだと思った。
1.モテる男が好き!
2.イヤな女にはなりたくない
3.どちらかといえば聞き役
4.家族関係は良好
5.初体験は十九歳
6.タイミングが悪い
7.ときどき少女漫画を読む
8.夜のバスが好き
9.アウトドアは苦手
10.間違えたくない
内容は、よくあるOLの日常。
平凡な毎日を楽しもうと、自分の街をリスボンの街と置き換えているところが非常に面白い。
先述のとおり、日常の話であることに変わりないのだが、
その中で出てくる登場人物の関わりや気持ちの変化など非常に面白く、成程!と思えるようなラストで一気読みしてしまった。
自分もなんだか一歩踏み出せるような温かくて大好きな作品となった。
著者の吉田修一氏は男性なのに、女性の心理をうまく表現されていて、女性よりも女性らしい主人公であったかもしれないと思った。
もっと読んでみたい。