吉田修一のレビュー一覧

  • 東京湾景(新潮文庫)

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    新装版がでていたのですね
    しかも続編が追加されていました
    続編といっても期待していたものとは違いました
    でもタイトルからすれば場所を舞台のお話だから・・・
    今回はその追加分を読みました
    解説も追加になっており朝井リョウさんでした
    共感する部分もありました

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    2026年07月05日
  • 愛に乱暴(下)(新潮文庫)

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    上巻でかなりもやもやしながらも結末が気になって下巻。やっぱり好きな話ではなかったけど、上巻で読むのをやめなくてよかったとは思う。
    ちょっとずつ理性が遠のく桃子…。普通にしていれば、かなり魅力ある人物だと思うんだけど、真守に執着する理由がよくわからない。勿体無い!にしても、吉田修一さん、女性の内面描写うますぎる。

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    2026年07月04日
  • 国宝 上 青春篇

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     いわゆる梨園とは唐の時代にあった宮廷音楽家の養成所の名ではありますが、実はそのように優雅なものではなく、傍目には歌舞伎役者の家族というのはどこも仲良さそうに見えるようでございますが、それはまさにジャングルの獣の一家と同じで、仲が良いのではなく、この生き死にがかかった世界を、一丸となって生き抜いていかなければならないからでございましょう。
    (P.285)

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    2026年07月03日
  • パーク・ライフ

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    ビル街のなかにぽつんと大きな公園にある。
    そこにはどんな人たちが何を思い佇んでいるのか。
    都会の喧騒に疲れて癒しを求めるのも、ただボーッとするだけなのも、使い方は様々。
    そりゃ気球飛ばして上から見たいだなんて人もいるし猿を肩に乗せて散歩する人もいる。
    日常に疲れたら公園で人間観察でもするとしよう。


    悪人とか怒りとか国宝とか重かったり激情する作品が多いイメージだったけど、こちらはゆるーい人間模様が描かれていて、読みづらいイメージの芥川賞作品なのにこのゆるさがありがたくスラスラ読み進められた。とても意外。

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    2026年06月24日
  • ミス・サンシャイン

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    期待しすぎた感はある。

    好きな名言。
    喉元から胸の骨に沿って指を下ろしていくと、その指先がすっと吸い込まれそうになる場所があるはずです。そこが膻中というツボです。寂しくて眠れない夜、ここを押してみてください。そしてゆっくりと深呼吸してみてください。

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    2026年06月21日
  • ミス・サンシャイン

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    誰かモデルがいるのかなー?誰?
    と、考えながら読んだけれど
    そもそも女優・俳優の知識があまり無く
    さっぱり見当がつかず。
    面白くなくもないけど、誰かに勧めるほどじゃないかなぁ。

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    2026年06月15日
  • ミス・サンシャイン

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    読みやすいし面白い本でしたが、心を揺さぶられる、とまでは思えない本でした。もちろん、私見です。
    主人公の好きな女の子が元彼と切れておらず、それどころか彼女の方が元彼を追っかけていたと知る。そんな苦しい恋の最中に、ふと生まれた別の想い。
    という感じでした。
    ただし鈴さんの描かれ方は好きでした。
    鈴さんは本当に大人で、主人公の若い突っ走りを受け止めるけれどさらりと受け流すところが素敵でした。

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    2026年06月11日
  • 最後に手にしたいもの

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    audible
    『国宝』を読み、吉田さんを知ってみたくなりエッセイを読んでみた。
    思っていたより、穏やかな感じだった。
    作中に、自分のことを説明されているところがあり、きっとそうなんだと思う。こちらもゆったりとした気持ちになった。
    日本人の置き忘れについての対応が、面白く表現されていて印象に残った。
    そして『横道世之介』を読んでみようと思った。

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    2026年06月09日
  • ミス・サンシャイン

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    石田鈴の女優として生きてきた背景と、それを知って共鳴していく一心の心情を思うと、なんとも言えない切なさのようなものを感じる。
    この感情をなんと呼べばいいのか分からず調べてみたら、「代理ノスタルジー」 「もののあはれ」 あたりらしい。
    強烈な印象はなく、静かに余韻を残す感じの物語。

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    2026年06月07日
  • ミス・サンシャイン

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    ネタバレ

    私の考えた最強の女優っていう話。

    「ぼくのかんがえたさいきょうの…」の女優版。
    設定が細かく実在の俳優の名前も出てくるし、古い日本映画も好きなので興味深く読めたけど、主人公の若い男の子の話は嵌まらなかった。

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    2026年06月06日
  • ランドマーク

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    現場で何となく生きる男の寂しさ。貞操帯をつけても誰にも気づかれないくらいの存在であることに漠然とした不安を感じる、だからプロポーズって流れが良かった。
    毎朝五時に起きて現場に向かう。重い鉄筋を肩に担ぎ、仕出しの弁当を食って、午後はまた重い鉄筋を肩に担ぐ。土曜の夜には毎週「KENTOS」で朝まで踊り、ときどき東京の女を引っかける。そしてまた、月曜になれば五時に起き、重い鉄筋を肩に
    担ぐ。なんとなく、みんながそれを知っていると思っていた。自分がそんな一週間を送っていることを、本当になんとなくだが、みんなが知っているのだろうと誤解していた。もちろん何の根拠もないのだが、まさか誰も知らないとは思っても

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    2026年06月05日
  • ミス・サンシャイン

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    なんとなくふわ~っとしたら話だったけど、ネガティブな感情は起こらなかった。そういう意味でいお話かもしれない。虐待とか悲惨な経験をバネにして…みたいな話が多いけど、成功した大女優の話はスカッとした。

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    2026年06月02日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画化になるずっと前から、本棚に並べて積読状態でした。映画の方を先に鑑賞した後で、「そうだ?原作あったなあ~」って読みはじめました。
    感想は、のち程。

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    2026年05月28日
  • 横道世之介

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    朝井リョウが好きな小説であげてたので読んでみた。
    不思議な存在感のある横道世之介とその周囲の人たちの何気ない日常を描く話。
    横道世之介のキャラがよい。当時のリアルな大学生って感じ。中身は特にないんだけど、少しずつ成長してる感じ。若干無キャっぽいけど、少しだけ自分なりの、世界観持ってるみたいな、けどあまり誰からも本気で興味持たれてないみたいな。なんか99%の人間が自分も近い部分あると思えるような、なんとも言えない感じがすごくよかった。続編もあるみたいなので、読んでみたい。

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    2026年05月22日
  • 国宝 5

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    ネタバレ

    母親と子供お風呂。
    お母ちゃんの背中のふくろう、洗っても落ちへん
    一生消えへんで。ミミズクはな、一度受けた恩をずうっと忘れないんや。

    喜久雄、辻村にパーティで踊ることを誘われる。

    喜久雄、あくどいことをやってきた。

    市駒、切迫早産。喜久雄は舞台だから呼ばないで。

    喜久雄、演技成功。評判になる。


    全体的に盛り上がりにかけるかな。

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    2026年05月22日
  • 路

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    ネタバレ

    台湾新幹線を舞台に日本と台湾をつなぐ恋の物語、とでもいいましょうか。

    商社勤務の春香と、春香を思い日本に留学し就職までした人豪。彼らのすれ違いが物語のメインに据えられます。

    この恋物語、行く末は分かりませんが(続編出そうな)、逢えそうで逢えないヤキモキした展開。その長々と続く悲恋っぷりは以前読んだ平野啓一郎氏の『マチネの終わりに』に通ずるところありました。

    ・・・
    もちろんこの作品、それだけではありません。

    現地人に恋し、妻子と仲が悪くなる安西の話(駐在(たまに)あるある)、日台の仕事のスピード感の話(これまた駐在あるある?)、はたまた台湾新幹線の整備工としてぐうたら人生を改めようとす

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    2026年05月21日
  • 国宝 下 花道篇

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    喜久雄の器の大きさがかっこいい。歌舞伎の家元の俊介とヤクザ出身で歌舞伎の女形の才能がある喜久雄が、自分たちの芸に一生を捧げた話。子供時代から大人までの波瀾万丈な人生。ひたすら歌舞伎が好きな喜久雄が素敵。

    映画は観れなかったけど、本より映画の方が楽しめるだろうなと思った。
    歌舞伎の演目ごとの解説があるのは面白かった。こういう知識を持って歌舞伎を観れば面白いんやろなと思った。

    追記。
    アマプラで映画公開されたので観た。めっちゃよかった。本読んでから観てよかった。
    映画はストーリーよりも、吉沢亮の演技がやばかった。映画の演出のおかげもあると思うけど、歌舞伎ってこんなに迫力があって、こんなに切ない

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    2026年05月17日
  • 犯罪小説集

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    どのお話も結末がはっきりとは語られていませんでした。

    次のお話もきっと結末は書かれていないだろうと思いながらも読んでいくうちに、それを忘れてどんどん引き込まれていき、最後、やっぱりよくわからなかったの繰り返しでした。

    急に自分で結末を考えなければいけなくなって、どうしたらいいのかわからずに狼狽える。そんな感覚になりました。

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    2026年05月16日
  • 熱帯魚

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    三篇収録されている短編集。
    最近吉田修一さんの作品にハマっていて、いくつか読んでいますが、何かから逃げている、または目を逸らしている男性を描いている作品が多いように感じます。この三篇の登場人物たちも、何かから逃げている男性。『熱帯魚』の大輔は、同居している子連れの真実やその娘の小麦、義弟の光男や近所に住む時先生に対し、養っている、気にかけていると思っていますが、その思いはどこか、本心とは違うところにあります。自分の淋しさを埋めるために過剰に介入し、その見返りを求めているような描写がとても切ない。
    『グリンピース』は吉田作品の中で、一番嫌な男性(笑)でも、それより『突風』の新田の方が、相手の人生

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    2026年05月16日
  • 初恋温泉

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    温泉を訪れる五組の男女を描いた恋愛小説。
    表題作『初恋温泉』は、初恋の女性と結婚し、がむしゃらに働いて成功するが、夫婦で温泉に出かける前日、妻から離婚を切り出されるというお話し。主人公の重田は、妻には自分が一番幸福な瞬間を見せたいと思っていて、それ以外のダメな部分は見せないようにしていました。妻の立場からすると、良い面も悪い面もすべて見せて欲しい。一番幸福な瞬間を一緒に喜ぶだけのパートナーは、どこかお飾りのような気もして、なんだか寂しい関係であることが読んでいて感じられます。好きな相手だからこそ、輝いている自分だけ見せたい夫と、好きな相手だからこそ、すべてを見せて欲しい妻。自分自身、夫婦関係を

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    2026年05月14日