吉田修一のレビュー一覧

  • 初恋温泉

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    短編集自体があまり好きじゃないから評価低めだけど、最後の17歳カップルの話はすごい心に響いた

    一緒に温泉に入って彼氏が彼女のことを心の底から全てが愛おしく、この気持ちが変わることを全く想像できないみたいことを思う内容なんだけどこういう感情って素敵だなーっ、
    長いこと誰かのことをこんな風に思うことも思われることもないなーって思って切ない気持ちになった

    あと保険の営業の人とその妻の話もこの2人の話の対象的な内容として描かれてたけどどちらも切ない

    温泉に行く話が続くから無性に温泉に行きたくなる

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    2021年07月15日
  • 犯罪小説集

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    淡々と進んでいくので読み応えはなく。"楽園"の原作ということ、それぞれの短編が実際にあった事件をモチーフとしていること。

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    2021年07月11日
  • 愛に乱暴(下)(新潮文庫)

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    あの人、ほんとに意気地ないし、ちょっとでも嫌なことがあったら、そこから逃げ出して、別の場所で1から楽しいことだけ始めちゃうんです。でもそこでも嫌なことは起こるでしょ?そしたらまた逃げ出して、そうやって生きていけばいいんですよ。

    真守のことを、そう思った桃子だが、自分が浮気相手だった時にはきっと、この人を変えられるのは自分しかいないとか思ってたんだろうな。
    身勝手な夫に見えるけれど、結局似た者同士な気がする。
    流産は女性にとって、かなり辛く悲しい経験ではあるが、誰かの不幸の上にある幸せには共感出来ない。
    愛情じゃなくて、ただの執着。
    ラストは吹っ切れた感じで良かった。

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    2021年06月02日
  • あの空の下で

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    旅にまつわる短編小説とエッセイ。

    読解力のない自分は、「はて、何を伝えたかったのだ?」と思うストーリーもあったので、★3。
    まあ、単純にわたしの読解力に原因があるんだろうな。。
    あ、あと、たぶん、自分がその土地のことをあまりよく知らないから、想像ができないことも原因かも。
    自分が想像できる都市や国のストーリーは理解できたから。

    この中で好きだなーと思うのは、
    願い事
    モダンタイムス
    小さな恋のメロディ
    踊る大紐育
    恋恋風塵
    ベスト・フレンズ・ウェディング
    かな。

    でも、きっと。。
    この本を何処かに向かう機内で読んだら、また違う感想なんだと思う。
    いまは、旅に出たくても出られない状況。

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    2021年05月29日
  • アンジュと頭獅王

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    山椒大夫の現代版&ハッピーエンド版

    安寿はアンジュとして、歌舞伎町の遊郭に売られて、頭子王と再会し、
    頭子王(厨子王)は、1000年経ってサーカスの大獅子の世話をしている所が目に留まり、
    養子になり、
    母親も目が見えるよになったり、

    場所も現代の新宿になったり、

    パロディとして楽しめた。

    山椒太夫と三郎の悪行は原作から引き続きキツかった!

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    2021年05月09日
  • 初恋温泉

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    久々の吉田修一さん。
    温泉宿で読んだからかとてもドンピシャ。
    実在する温泉地をモチーフに描かれる人間模様は、温泉に求める何かがあるからこそ湧いてくる感情や言葉。

    久々に吉田修一さんの作品読んだけれど、やっぱり好きだな。
    5つの短編はどれも最高に面白かった。

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    2021年04月26日
  • 熱帯魚

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    登場人物が全員、どこかイカれている部分があって、少し怖かった。
    だけど、読み終わったときふと、
    この作品の登場人物と同様、誰しもがこれくらいおかしな部分を持っていて、そのことに自分も周りの人も、気が付いていないだけなんだよというメッセージなんじゃないか?と思った。

    吉田修一らしい後味の悪さ×3連発で、一気に読んだ!

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    2021年04月18日
  • ウォーターゲーム

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    ちょっと消化不良な感じ.例えば,九条さんなんかにもう少し活躍してほしかった.前作がよかっただけに少し残念.

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    2021年04月15日
  • 泣きたくなるような青空

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    ペルヘンティアンは確かに良いところだった。
    海はものすごくきれいで海亀と泳げたしご飯は絶品だったし。
    イグアナはそんなにいなかったと思うけど。
    あまり気にしていなかっただけかも。
    他にも行ったことのある場所が載っていてちょっとあるある感を持って読めた。

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    2021年03月28日
  • 作家と一日

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    小説家の書く随筆は大体面白い。
    随筆家の書く小説は当たり外れがある。

    この本もご多分にもれず面白い。
    お笑い芸人のすべらない話が面白いように、小説家が何気ない一日を随筆に落としこむ視点は、僕らにとっても自らの日常をどう見てどう考えるかの参考になると思うのだ。

    体制や社会の問題を書き、批判する本は多いが、この本は基本的に身の回りのものやひとを肯定的に捉えようとしている。そして、その肯定的に捉えたものの対照として別のものを否定的にあげつらって書いていない。それが、ゆっくり夜の静かな時間に読むのにもってこいなのだ。

    ・海水浴場というか、この海というか、この世界を、独り占めしているような気分だっ

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    2021年03月23日
  • 泣きたくなるような青空

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    どんな世の中でも旅に出たい!旅心をくすぐるエッセイ25編。ANA機内誌連載をまとめたベストセラー作家の素顔が垣間見える第4弾。
    コロナ禍の今日、ちょっとした外出だけでも躊躇するようになった。ましてや旅行となると…。著者のあとがきにあるとおり、"まさか"の連続で気が滅入る日々だが、一服の清涼剤のような本作がやさぐれた心を癒してくれた。

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    2021年02月24日
  • 長崎乱楽坂

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    長崎らしい独特の雰囲気がまさに乱を起こしているように賑々しく。自分には少し雄臭い感じが合わなかったけれど、文字だけでこれだけの乱が描けるのかということに脱帽だった。

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    2021年02月12日
  • 最後の息子

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    3つの短編集から織り成す物語。


    最後の息子
    破片
    water


    どれもよく分からないけど読み終わった後にほんの少しジーンと心が温かくなる。


    どれも本当に些細で然り気無い愛が感じられる。


    私的にはwaterのバスの運転手の台詞に青春真っ只中だった頃を思い出した。


    戻りたくなる場所(過去)がある事は幸せな事なんだろうなぁ~。


    【坊主、今から十年後にお前が戻りたくなる場所は、きっとこのバスの中ぞ!ようく見回した覚えておけ。坊主たちは今、将来戻りたくなる場所におるとぞ】

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    2021年01月23日
  • 犯罪小説集

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    青田Y字路
    曼珠姫午睡
    百家楽餓鬼
    万屋善次郎
    白球白蛇伝


    どれもボタンの掛け違いで起きてしまったように思う。それぐらい誰にでも起こりうる些細な事。


    この5つの物語は誰が悪いのか分からなくなる。


    個人的には万屋善次郎の物語がグサッてきたな。


    どれも読み終わった後に哀しみがひろがります。

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    2021年01月23日
  • 犯罪小説集

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    ネタバレ

    現実に起きた犯罪から着想を得て、吉田修一が書いた短編集、といったところでしょうか?

    吉田修一自身、この作品を「ワイドショーのような感じ」と表現されておられたようなのですが、この感覚って、角田光代の「三面記事小説」とおんなじだな、と。

    で、実は自分は、角田さんの「三面記事小説」のほうを先に読んでガッツーン衝撃受けたクチなので、正直言います。「吉田さん、ゴメン、、、俺、角田さんのヤツの方が、好きだわ、、、」という思いが。どうしても。ある。あるのです。ごめんなさい。

    いやもう、この「犯罪小説集」も、もちろん面白い。間違いなく面白い。見事です。見事なんです。でも、ゴメン。どうしても、初めて角田さ

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    2021年01月23日
  • ウォーターゲーム

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    水道事業民営化の利権に群がる政治家や企業。ダムの爆破テロ事件の真相を巡って、秘密組織エージェントの鷹野一彦と田岡亮一が奔走する。シリーズ三部作完結作。
    前二作と比較すると、スケールが大きい分ストーリーが雑になってしまった感じがする。全てがAN通信の都合の良い展開に思われて仕方ない。

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    2021年01月07日
  • 橋を渡る

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    実在の事件と微妙にリンクさせながら語られる少し不穏な雰囲気のかある3つの物語を読んで、さあ最終話でどう締めるのかと期待していたら、なんとまあ。。。
    斬新ではあるものの、好みではなかった。

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    2020年12月12日
  • アンジュと頭獅王

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    安寿と厨子王のあらすじは知っていたけど、時代が1000年くらい進んで現代的なアイテムがたくさん出てきても確かに山椒大夫…となって面白い時間でした。
    頭獅王や聖や母、太夫たちも当たり前のようにずっと生きてるけど、あの人たちずっと生きてる…ってならないのかな。。そこが不思議でした。
    現代的なアイテムたくさん出てきても、話し言葉は古いのでちぐはぐさも面白かったです。
    ヒグチユウコさんの挿絵がたくさんだと思っていたら表紙だけだったのでそこはちょっと寂しかった。。

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    2020年11月29日
  • 最後の息子

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    「最後の息子」「破片」「Water」の3編収録。
    「最後の息子」はデビュー作にて1997年文学界新人賞受賞。新宿でオカマの「閻魔」ちゃんと同棲して、時々はガールフレンドとも会いながら、気楽なモラトリアムの日々を過ごす「ぼく」の話。

    面白いのだが、何を言いたいのか、どう捉えていいのか難しい。
    長崎の高校水泳部を描いた青春小説「Water」がわかりやすかった。

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    2020年11月12日
  • 橋を渡る

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    ネタバレ

    第3章の最後から「えっ!?」ってなって、第4章は「え、えぇっ!?そうくるか!?」って感じ。

    吉田修一の価値観は個人的にとてもしっくりくる。

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    2020年11月11日