吉田修一のレビュー一覧

  • 日曜日たち

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    読んでは放置して…だから、前半記憶ないけど、良かった。久しぶりの読書で「そうだ吉田作品こんな感じだったわ」と思い出した。

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    2024年11月06日
  • パレード

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    ネタバレ

    完全なエンタメ小説として面白い。ゆるやかにつながっている穏やかな連作のようで、インパクトも残る。読み返してもどこかに伏線があったのか(ないのか)よくわからなかったが、意外に結末も受け入れられたのは不思議だった。

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    2024年10月20日
  • 初恋温泉

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    吉田修一さんらしい、リアルな感情描写。
    温泉の情景も、緻密で美しい。
    人生のほんの一瞬を切り取ったような短編集で、起承転結があるわけではないが、心に残る。

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    2024年10月14日
  • 路

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    台湾で日本の新幹線を走らせるため奔走する人達の話。各々の路が興味深く、なぜその路を選んだのか、これからどの路を選ぶのか、自分の人生に置き換える。互いに教え合う台湾人と日本人の関係が良いし、台湾の働き方良い日本も見習ってほしい。台湾、どんなところなんやろう。

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    2024年10月09日
  • 最後に手にしたいもの

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    面白くて面白くてたまらないというインパクト大のエピソードではなく、筆者の旅を通した筆者の等身大の生き方や暮らしが垣間見える1冊。

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    2024年10月08日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    各々の登場人物が、かわりばんこに登場して、それぞれの物語になり、それが繋がったりして飽きないのだけど、なんとなくオチが弱かったり、盛り上がり過ぎて収束の仕方が弱かったりで。
    そこまで、心に残らなかった。

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    2024年10月07日
  • 横道世之介

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    80年代の大学生、こんな感じだったなぁ。サークル活動、学祭、バイト、たまに勉強、友人アパートに泊まったり、と懐かしい。
    長崎から東京の大学に出て来た横道世之介の1年間の物語。この1年間で出会った友人や恋人達の、凡そ20年後の姿のパートが途中差し込まれる。そこの彼等の中の世之介は、その後の彼等に大きな影響を与えているとか、強く記憶に残っている、とかいう事は全くなく、そう言えばそんな奴いたよな、程度の存在なのが、どこか物悲しくも、実際はそんなもの、長い人生の中での人との出会い、関わりなんてそんなもの、という無常感に浸った読後感だったが、全体に楽しく読めた。

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    2024年09月26日
  • 怒り (上)

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    ・今のところ犯人が誰なのか全く分からない。下で色んな伏線が回収されるのかな〜と思うと楽しみ。犯人の目的はなんなんだろう。

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    2024年09月21日
  • パーク・ライフ

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    芥川賞を受賞した吉田修一さんの作品。

    「パーク・ライフ」
    「flowers」

    「パーク・ライフ」
    うーん……。
    なんと言えばいいのかしら?
    優しい小説?
    主人公の暮らしの中で起こったことを、淡々と説明してくれるの。結構具体的に…。

    「えっ!そんなことあったの?」

    でもなく…
    「へぇ〜」とか「ふーーん」とか、たまにクスッとしたりして…みたいな…何にも起こらないお話。
    わたしは嫌いじゃないけど。
    あっ!そうだ!
    弟の話をビール飲みながら、お菓子食べながら聞く感じが近いかも。
    何にも起こらないんだけどね……。
    「…………っで?」って感じ。弟だしね!!

    ただ……
    「flowers」こっちの方

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    2024年09月12日
  • 犯罪小説集

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    ネタバレ

    最初の話がすっきりしなかったので、連作かと思いきや、全くの別作品5本が収録されています。
    最初の話は犯人がわからない(正確にはとある人物が犯人のように思えるけど違う気もする)ので気になるものの、それ以上に印象深かったのは万屋善次郎。田舎ならではの閉鎖的空間と濃密な関係の中、すれ違いから村八分につながって、本当に救われない。
    最後の作品の子どもの涙も相俟って、後味の悪い小説でした。

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    2024年09月08日
  • パレード

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    都内のマンションで共同生活を送る男女4人の若者。
    そこに男娼のサトルが加わり、4人が抱える歪みが露になっていく。
    彼らの他人との距離感の描き方は、よくいるタイプではないけど、実際にいるだろうなと感じさせるリアルさが良かった。
    とはいえ、最後の真相は想定外…!

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    2024年09月01日
  • 素晴らしき世界 ~もう一度旅へ

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    吉田修一がANAの機内誌で連載していたエッセイが完結。基本的には旅エッセイなのだけど小説を書いている際の取材のための旅行だったり制作の裏側(今巻だと『おかえり横道世之介』『国宝』、スパイ鷹野シリーズの映画の話など)をほんの少し覗けるのもファンとしては嬉しいポイントだったので終わってしまうのは少し寂しい。そしてしばしば登場していた猫の銀ちゃん金ちゃんの様子も猫好きとしてはたのしみだったので、それだけでもどこかでたまに書いてくれたら嬉しいな。まぁとにかく長い間お疲れさまでした。

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    2024年08月29日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    短いエピソードがたくさんあり、軽く読み進められた。読者の想像にお任せするような、謎を含む結末の物語が多かった。

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    2024年08月09日
  • 永遠と横道世之介 上

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    こんな下宿っていいなぁ癒してくれる。横道さんと一緒にいたら楽しいだろうなぁ。ブータンのタシさんの心の大きさは偉大。生まれ変わっても、今愛してる人たちの生まれ変わりに愛されてる。人の繋がりを大事にしたくなる。

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    2024年08月05日
  • 永遠と横道世之介 下

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    これといってすごいエピソードはなく、なんでもない日常なんだけど、毎日忙しく生活する中、その「なんでもない一日」ってのが大切なのかな?
    って思った。

    世之介さんが亡くなったと聞いて、涙が出て止まらなかった。。

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    2024年08月04日
  • 泣きたくなるような青空

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    乗ると必ず隅々まで熟読するANAの機内誌、「翼の王国」連載のエッセイ集。
    巻末の地図まで見続ける著者に共感する。

    国内、世界、それぞれの旅に人柄がにじみ出ている。
    読みながらリラックスでき安らかな気持ちになる。
    そろそろ旅に出よう。

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    2024年07月27日
  • ブランド

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    エッセイもあり、創作もあり、ちょっと変わったまとめ方の本です。
    どれも読みやすく、気が利いていたり、仕掛けがあったり、おしゃれだったりと、スラスラ読めてしまいます。

    個人的には「祖母のダイニング」が好きです。

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    2024年07月21日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    過去と現在が繋がって「そゆことか!」ってなる物語だと思い込んで読んでいたら、そうでもなかったので、よくわからないままに終わってしまいました^^;
    でも、随所にある自然の描写が好きでした。

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    2024年07月06日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    国宝読んで吉田修一熱が上がったので読んでみた。やっぱり小説家としての物語の紡ぎ方は上手くて面白いんだけど、題材がいかんせん。なかなか理解がしづらかった。事件の方のプロットは興味深く、面白く読んだ。

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    2024年07月03日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    6月の梅雨のじめじめした雰囲気に何ともまあピッタリ!タイミング加点あり。

    湖という、海や川のように流れていくわけでもなく、ただそこにずっとある変わらないその鬱々しさと美しさが、二つの湖と惹きつける人たちを繋げた物語。
    老人介護施設、警察、記者、家族でてくるどのコミュニティもなんだか湖と同じ、陰気臭く波も全て飲み込一方で、包み込む受け入れる性質も持っていた。
    そんな湖の中の物語で唯一飛び立つ鳥のように、湖から出ようともがいた、もしくは湖の魚を捕獲する鳥のように、そんな陰湿さを壊そうとしたのが野鳥が好きなあの子だったなと思ってしまう。

    そしてこの小説自体も中盤までじめじめと何も起こっていないけ

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    2024年07月01日