吉田修一のレビュー一覧

  • ミス・サンシャイン

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    期待しすぎた感はある。

    好きな名言。
    喉元から胸の骨に沿って指を下ろしていくと、その指先がすっと吸い込まれそうになる場所があるはずです。そこが膻中というツボです。寂しくて眠れない夜、ここを押してみてください。そしてゆっくりと深呼吸してみてください。

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    2026年06月21日
  • ミス・サンシャイン

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    誰かモデルがいるのかなー?誰?
    と、考えながら読んだけれど
    そもそも女優・俳優の知識があまり無く
    さっぱり見当がつかず。
    面白くなくもないけど、誰かに勧めるほどじゃないかなぁ。

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    2026年06月15日
  • ミス・サンシャイン

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    読みやすいし面白い本でしたが、心を揺さぶられる、とまでは思えない本でした。もちろん、私見です。
    主人公の好きな女の子が元彼と切れておらず、それどころか彼女の方が元彼を追っかけていたと知る。そんな苦しい恋の最中に、ふと生まれた別の想い。
    という感じでした。
    ただし鈴さんの描かれ方は好きでした。
    鈴さんは本当に大人で、主人公の若い突っ走りを受け止めるけれどさらりと受け流すところが素敵でした。

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    2026年06月11日
  • 最後に手にしたいもの

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    audible
    『国宝』を読み、吉田さんを知ってみたくなりエッセイを読んでみた。
    思っていたより、穏やかな感じだった。
    作中に、自分のことを説明されているところがあり、きっとそうなんだと思う。こちらもゆったりとした気持ちになった。
    日本人の置き忘れについての対応が、面白く表現されていて印象に残った。
    そして『横道世之介』を読んでみようと思った。

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    2026年06月09日
  • ミス・サンシャイン

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    石田鈴の女優として生きてきた背景と、それを知って共鳴していく一心の心情を思うと、なんとも言えない切なさのようなものを感じる。
    この感情をなんと呼べばいいのか分からず調べてみたら、「代理ノスタルジー」 「もののあはれ」 あたりらしい。
    強烈な印象はなく、静かに余韻を残す感じの物語。

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    2026年06月07日
  • ミス・サンシャイン

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    ネタバレ

    私の考えた最強の女優っていう話。

    「ぼくのかんがえたさいきょうの…」の女優版。
    設定が細かく実在の俳優の名前も出てくるし、古い日本映画も好きなので興味深く読めたけど、主人公の若い男の子の話は嵌まらなかった。

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    2026年06月06日
  • ランドマーク

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    現場で何となく生きる男の寂しさ。貞操帯をつけても誰にも気づかれないくらいの存在であることに漠然とした不安を感じる、だからプロポーズって流れが良かった。
    毎朝五時に起きて現場に向かう。重い鉄筋を肩に担ぎ、仕出しの弁当を食って、午後はまた重い鉄筋を肩に担ぐ。土曜の夜には毎週「KENTOS」で朝まで踊り、ときどき東京の女を引っかける。そしてまた、月曜になれば五時に起き、重い鉄筋を肩に
    担ぐ。なんとなく、みんながそれを知っていると思っていた。自分がそんな一週間を送っていることを、本当になんとなくだが、みんなが知っているのだろうと誤解していた。もちろん何の根拠もないのだが、まさか誰も知らないとは思ってもいなかったのだ。
    「とにかく、俺、お前と結婚したいって本気で思ってんだよ。・・・自分の家とか、ガキなんかもさ、たくさん欲しいって」
    隼人は天井を見つめたままそう言った。

    最後、段々ゆっくり壊れてく設計士の生活みたいにタワーが壊れることを示唆して終わるのが結構怖かった。ゆっくり、気づかないくらいの崩壊って怖い。

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    2026年06月05日
  • ミス・サンシャイン

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    なんとなくふわ~っとしたら話だったけど、ネガティブな感情は起こらなかった。そういう意味で良い話かもしれない。虐待とか悲惨な経験をバネにして…みたいな話が多いけど、成功した大女優の話はスカッとした。

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    2026年06月02日
  • 国宝 5

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    ネタバレ

    母親と子供お風呂。
    お母ちゃんの背中のふくろう、洗っても落ちへん
    一生消えへんで。ミミズクはな、一度受けた恩をずうっと忘れないんや。

    喜久雄、辻村にパーティで踊ることを誘われる。

    喜久雄、あくどいことをやってきた。

    市駒、切迫早産。喜久雄は舞台だから呼ばないで。

    喜久雄、演技成功。評判になる。


    全体的に盛り上がりにかけるかな。

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    2026年05月22日
  • 路

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    ネタバレ

    台湾新幹線を舞台に日本と台湾をつなぐ恋の物語、とでもいいましょうか。

    商社勤務の春香と、春香を思い日本に留学し就職までした人豪。彼らのすれ違いが物語のメインに据えられます。

    この恋物語、行く末は分かりませんが(続編出そうな)、逢えそうで逢えないヤキモキした展開。その長々と続く悲恋っぷりは以前読んだ平野啓一郎氏の『マチネの終わりに』に通ずるところありました。

    ・・・
    もちろんこの作品、それだけではありません。

    現地人に恋し、妻子と仲が悪くなる安西の話(駐在(たまに)あるある)、日台の仕事のスピード感の話(これまた駐在あるある?)、はたまた台湾新幹線の整備工としてぐうたら人生を改めようとする威志の話など、幾つかの話が次第に絡まり合うところもまたよし。

    とくに、ほのぼの系の威志のキャラクターは『横道世之介』を思わせるナイスガイ。読み口も自然と和んだものになったと思います。

    ・・・
    ということで、久々の吉田作品でした。

    ビジネス小説?恋愛小説?青春小説?などなど、幾つかの要素がバランスよく配分された作品でした。キャラがどれも伸び伸びとして、なんとも微笑ましいというか、和やかな作品だったと思います。

    吉田作品、癖になるかもですね。

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    2026年05月21日
  • 犯罪小説集

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    どのお話も結末がはっきりとは語られていませんでした。

    次のお話もきっと結末は書かれていないだろうと思いながらも読んでいくうちに、それを忘れてどんどん引き込まれていき、最後、やっぱりよくわからなかったの繰り返しでした。

    急に自分で結末を考えなければいけなくなって、どうしたらいいのかわからずに狼狽える。そんな感覚になりました。

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    2026年05月16日
  • 熱帯魚

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    三篇収録されている短編集。
    最近吉田修一さんの作品にハマっていて、いくつか読んでいますが、何かから逃げている、または目を逸らしている男性を描いている作品が多いように感じます。この三篇の登場人物たちも、何かから逃げている男性。『熱帯魚』の大輔は、同居している子連れの真実やその娘の小麦、義弟の光男や近所に住む時先生に対し、養っている、気にかけていると思っていますが、その思いはどこか、本心とは違うところにあります。自分の淋しさを埋めるために過剰に介入し、その見返りを求めているような描写がとても切ない。
    『グリンピース』は吉田作品の中で、一番嫌な男性(笑)でも、それより『突風』の新田の方が、相手の人生に踏み込んだのに、手を離すというまたまた最低な人物。胸糞悪い男性の物語を読みたいときにオススメです。

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    2026年05月16日
  • 初恋温泉

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    温泉を訪れる五組の男女を描いた恋愛小説。
    表題作『初恋温泉』は、初恋の女性と結婚し、がむしゃらに働いて成功するが、夫婦で温泉に出かける前日、妻から離婚を切り出されるというお話し。主人公の重田は、妻には自分が一番幸福な瞬間を見せたいと思っていて、それ以外のダメな部分は見せないようにしていました。妻の立場からすると、良い面も悪い面もすべて見せて欲しい。一番幸福な瞬間を一緒に喜ぶだけのパートナーは、どこかお飾りのような気もして、なんだか寂しい関係であることが読んでいて感じられます。好きな相手だからこそ、輝いている自分だけ見せたい夫と、好きな相手だからこそ、すべてを見せて欲しい妻。自分自身、夫婦関係を見直すきっかけになる作品でした。

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    2026年05月14日
  • 長崎乱楽坂

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    昭和後期の地方任侠家の盛衰のなかで、少年の心の成長を追う物語。
    主人公の駿と弟の悠太が身を寄せる三村家は、叔父にあたる長男・龍彦がヤクザの組長、次男・文治がチンピラ、文治を慕う正吾と猛々しい男たちばかり。幼い駿はそんな男たちの中で育つ中、自死した三男・哲也と思われる幽霊を離れの家で見ることに。
    暴力・酒・女に荒くれる男に自分もなっていくと思いつつも、どこか違和感を感じながら成長していく過程が繊細に描かれています。駿は三村家の男たちにある意味呪われていて、それが消化されるようなラストが良かった。歳を重ねていくうちに、駿が哲也に似ていく様子が少し恐くも感じました。

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    2026年05月11日
  • パーク・ライフ

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    ちょい、絶賛本の整理中にて。
    穏やかな日常にちょい不確実が絡む作品。
    わかっているけど、吉田さんの振り幅に驚いたのでとりあえず評価を(笑)

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    2026年05月09日
  • 犯罪小説集

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    犯罪をテーマにした5つ短編集です。
    どの話にも共通していえるのは、凶悪犯罪者ではなく、一般の普通の人が犯罪に手を染めてしまうというものです。
    正直、誰でもなりえるなと思いましたし、普段の生活の中で、ちょっとした言動で犯罪を犯してしまうことはあり得るなと、少しゾッとしました。

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    2026年04月29日
  • 森は知っている

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    太陽は動かないの2作目で、主人公がどのようにスパイになったのかが描かれています。
    孤児や虐待を受けている子供を連れてきて、スパイに仕上げていく話です。
    子供がスパイとして成長していき、18歳で自分自身で進路を選んでいく訳ですが、完全に誘導されていて、選んでいるようで全然選んでないです。
    仲間とのその年齢ならではのやりとりなどは、青春を感じました。

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    2026年04月27日
  • 怒り(上) 新装版

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    2026.04.20 ★3.8

    感想は下巻にまとめて。


    ↓↓↓内容↓↓↓

    若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。
    犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航。
    そして事件から一年後の夏――。
    千葉の港町で働く槙洋平・愛子親子、
    東京の大手企業に勤める同性愛者の藤田優馬、
    沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、
    身元不詳の三人の男が現れる。

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    2026年04月20日
  • 犯罪小説集

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    ミステリのつもりで読み始めましたが、読み終わってみると「ワイドショーのような感じ」というのが、しっくりきました。
    加害者でも被害者でも警察でも探偵でもない、第三者。
    加害者がいて、被害者がいて、事件の中心にしかスポットは当たらないけれど、関わった人たちそれぞれにも心がある。
    身近な人を疑いながら過ごす日々とか、自分を責めながら過ごす時間とか、想像するだけでも苦しい。
    解決したら終わりではないんですよね。
    それぞれの犯罪において、加害者にも被害者にもなる可能性が誰にでもあって、その一線で踏み止まれるかどうか、なのかな。

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    2026年04月19日
  • ミス・サンシャイン

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    しみじみと感情が染み込んでくるお話。
    若くして亡くなった人をかわいそうとは思いません。
    みんな幸せでした。

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    2026年04月19日