吉田修一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
表題の「パーク・ライフ」と「flowers」を収録。吉田修一の作品は初めて読むが、他の作品は「パーク・ライフ」みたいなのか、それとも「flowers」みたいなのか、もっと読んでみないと分からない。
大きく劇的な展開はなく何処か淡い色彩感で全体を描いたような作品と思えたが、あえてそういう風な設定にしたのであろう。
主人公の日比谷公園でのことの方より、大学先輩夫婦から頼まれて過ごしているマンションの方がよくよく考えたらおかしくあり、どこか物憂げさのない儚げさが作品全体通して見え隠れする。
しかし名前の知らない(あえて聞かない)女性と、ふとしたことから出会い、公園で所謂逢瀬とまでは行か -
Posted by ブクログ
好きな小説家を問われたら吉田修一を挙げる。巧みなストーリーテリングとそこはかとないフェミニンさ、繊細さをもった小説が書ける人だと思う。
さてエッセイはどうか……というと、小説ほどの巧みさはない。この本はANAの機内誌「翼の王国」に連載されているのをまとめたもの。そういえば、寡聞のせいもあるかもだけど、このシリーズ以外に吉田修一のエッセイって読んだことないから、やっぱりエッセイは苦手なのではなかろうか。
不特定多数が手に取る媒体だから、特に万人受けするサラッとしたものにしているのかもしれないけど、わりとチャラい。ちょっとセレブな空間に行ったとか、珍しい土地へ行ったとか、自慢っぽい筆致ではないけど