吉田修一のレビュー一覧

  • 空の冒険

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    ANAグループ機内誌「翼の王国」に連載された短編小説とエッセイ。
    小気味の良い短編小説。
    エッセイを読んだのは恐らく初めて。新鮮だった。

    軽い感じで一気に読み切った。

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    2014年12月19日
  • 熱帯魚

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    不思議な小説です。
    特にストーリーや結末があるわけでない、
    短編の連作集です。

    何かに行き詰まっている人間の閉塞感を感じる話でした。

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    2014年12月08日
  • 平成猿蟹合戦図

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    幼い恋愛モノかと思わせるような始まりからの、事故に見せかけた殺人というミステリーありの、選挙という硬派な展開へ。
    長崎の五島列島〜新宿歌舞伎町を〜秋田の大館と、物理的な舞台も変わる群像劇。
    飽きることなく、読み進められました。
    瑛太くんとサワさんの言葉が、最後に腹オチします。


    スガッどしたはなし^_^です。

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    2014年11月08日
  • あの空の下で

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    吉田さんらしい、ちょっと堅めのあっさりした文体。翼の王国での連載ということで、短い話ばかりで読みやすかった。媒体のせいかアジアの話が多め。

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    2014年11月04日
  • 平成猿蟹合戦図

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    じっくりもいいけど疾走感なさすぎで前半でコケそうになる。
    予め場所がわかってるパズルのようで残念。
    後半の持ち直し、人物味がわかるだけにそれはそれでよかったのかなあ。

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    2014年06月25日
  • 平成猿蟹合戦図

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    前半が全く面白くなくて「お願いして、借りた本なのに面白くないな~(汗)」と思っていましたが、ちゃんと面白くなってよかった(ホッ)

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    2014年06月19日
  • 平成猿蟹合戦図

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    珍しく読むのに時間がかかってしまった。
    面白い。面白いのだけど、第二幕までが長い。冗長?あえて言う。面白いのだけど。
    練り込まれた設定と人物達ではあるのだけど、もっとサクサクとしてた方がぐんと引き込まれる。

    幾人もが絡み合って一本に繋がる。そんな吉田修一作品がとても好き。
    本作は間違いなくその型。でも、良かった!と言い切れない何かがある。
    動き出してからはとても面白いのに。そこまでが長い。やっぱり冗長?

    純平には一票入れます。

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    2014年06月12日
  • 空の冒険

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    短編小説は『赤い橋の下のぬるい水』以外はこれと言って印象薄し。

    エッセイの『悪人』を巡る旅と出会う旅は小説と映画の両方を思い出しもう一度読んで観たくなった。

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    2014年06月10日
  • あの空の下で

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    読んでいるだけでどこか爽やかな気持ちになる
    まるで自分も旅をしているかのような心地よさ、リラックスしたいときにいいと思う。

    ひとがなぜ旅をするのかそれぞれちがっていいと思うが、ひとと旅をするのもいいが、ひとの旅の様子をみるのもたのしい。

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    2014年06月05日
  • 7月24日通り

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    こういう大人の男と女のはっきりしない話って好きになれない。
    でも下品さもなく意外とさくさく読めたので
    この本は好きです。
    自分の住んでいる町をポルトガルの街になぞらえるとかそういうセンスも好みでした。

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    2014年04月14日
  • ランドマーク

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    ねじれたフロアで巨大な螺旋を描くという異形なデザインの建設中高層ビル『O-miyaスパイラル』。
    それに関わる人間達の少しずつねじれて行く人生を描いた長編作。

    ラストの方に書かれていたこのビルの設計上の例え話が人生の比喩のようでゾクっとしました。

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    2014年04月01日
  • 空の冒険

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    ANAの機内誌に連載されていた短編とエッセイ
    飛行機には滅多に乗らないのだけれど
    読んでいると旅に出たくなる

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    2014年03月30日
  • 春、バーニーズで

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    ネタバレ

    「最後の息子」の主人公のその後を綴った連作短編集。
    装丁がおしゃれで、モノクロの写真がちりばめられていて寂しげな感じです。

    淡々と語られていて…、作中で昔話が物悲しくてむなしいと書かれていましたが、このお話自体そんな感じがしました。
    筒井と閻魔ちゃんの過去がお話の前提にあるからでしょうか。変わらない閻魔ちゃんも、閻魔ちゃんから逃げ出して収まるところに収まって生きている筒井もなんだか物悲しいというかどこか切ない感じです。

    「夫婦の悪戯」のお互いが嘘(でも本当の話…)を言い合うのが面白かったです。2人の動揺っぷりがリアルだった…(笑)
    「パーキングエリア」で、筒井の暴走がどうなるのかと思いまし

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    2014年03月25日
  • 平成猿蟹合戦図

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    帯に「底抜けに明るい復讐劇!」とありますが、底抜けはちょっと言い過ぎ。確かにエンタメ系で上手くくすぐり、にやりと笑える所も随所にあるのですが、全体にはスカッというより、やや重めの印象があります。
    いきなり歌舞伎町とか、登場人物もバーテンダー、ホスト、ホステス、ヤクザ、ついでに政治家と胡散臭い職業ばかり。もっとも人物は軽かったり明るかったりグータラだったり、さほどどす黒くは無いのですが。どうも私はこうした環境(水商売系)が苦手のようで、乗り切れませんでした。
    それと、頼りなく無責任で刹那的と見えた二人に若者が、妙に真面目になって行くところも少々無理を感じるし。ただ、90過ぎのサワ婆さんの存在感は

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    2016年05月29日
  • 7月24日通り

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    聡史はずるい男だ ただヤりたいだけ?!

    本田小百合の弟の耕治とめぐみちゃん

    あーいろいろと恋愛ってめんどくせーなと

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    2014年03月18日
  • 長崎乱楽坂

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    没落する任侠一家とその時代を、少年の成長とともに追っていく作品。

    廃人として生きるかは別として、主人公の選択は極めてまっとうに思えます。

    栄光を知っていたからこそ、自らがなすすべもなく没落していく人を、家を、見捨てられなかったのかもしれません。

    それを全部引き受けるのもひとつの決断であり、私個人、家を脱出した側の人間としては、身につまされるものがありました。

    最後まで「残っていた」離れがなくなった後、主人公がどのような日々を送るのか、気になります。

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    2014年02月26日
  • 空の冒険

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    「緑の光線」が好き。「青の稲妻」「桜桃の味」は爽やかでいいですね。
    「オールアバウトマイマザー」の多香子の思い出話で出てくる女の人がなんだか不思議で印象に残った。
    「山の音」では、無口な主人公が山を登りながら考えた事が興味深い。
    「ドライクリーニング」の、普段は感情的に行動したり口に出してしまうけど、洗濯物をたたみながらだと妙に心が落ち着くってのがわかる気がした。
    「ほえる犬は噛まない」の最後の場面に出てくる犬がいい。前向きな感じで終わってるのも。

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    2014年02月23日
  • あの空の下で

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    前に新聞で読んでた小説「悪人」が面白かったのと、飛行機に乗ったら読むANAの機内誌に連載されていたものをまとめたというこの本を読んでみることに。
    小説よりエッセイの方が印象深かったかな…。
    小説は、文体が好みでなく内容も薄いというか。
    悪人の時は楽しく読めたんだけどね。

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    2013年12月28日
  • 長崎乱楽坂

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    子供の駿が、周りの大人から「やくざの家の子」として裏でこそこそ言われる様子がなんとも言えなかった。始めは毎晩宴会が行われるような賑やかな家も、やくざとしての力を失うとともに人の出入りがなくなっていく様子も物悲い。やくざの男どもの会話や不良少年達の描写は本当に胸くそが悪くなるほどだった。
    やはりそんな家庭環境で育ちながらも、駿とその弟悠太は違う男に育ってゆく。私の印象では駿は「ニート」で悠太が「まともな人間」に育ってゆくのだが、どんな要因が二人をこのように分けたのだろうか。。。
    あと、最後の火事によって、「三村家の男たちがこの家にいたんだ」という事実が鮮明に印象づけられた。

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    2013年12月12日
  • 春、バーニーズで

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    モノクロの写真がとても素敵。夫婦の日常を描いた作品。他の人のレビューを読んで、最後の息子の続編と知る。先にそちらを読めばよかった。
    人は時に現実逃避したくなる時もある。最後、何か起こるかと思ったのだが、普通に終わってしまった。

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    2013年11月26日