吉田修一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ解説を読みました。
なにかを思い出しながら書いたのは初めてだそうです。
吉田修一さんの作品は初めてか?
きっと、
作者の昔の彼女とかを思い出しながら書いたのでしょう。
友達とか、
友達の彼女とか、
いろいろ参考にしたのかな?
と、
言うのは全部嘘で全部創作かもしれない。
ぜひ、
普通に読んでから解説を読んでまた本編を読んでほしいです。
解説にもあったけど、
「出会わなかったような出会いだったからこそ、
何年か経ってから、
とつぜん懐かしく思い出すこともあるのだ」ってのが個人的にも残ったな。
うちも、
出会いの数だけならかなりありますが、
なぜか突然に思い出す人、
居ますね。。。
雪が降 -
Posted by ブクログ
どの作品も、読んでいるとひんやりとした薄気味悪さが残る。
「パレード」みたいになったらどうしようと、どきどきしながら読む。
表題作は、主人公の大輔が恐い。
よかれと思ったことは強引なまでに押し付けてくる、話の通じなさが恐い。
ろくにつきあってもいないのに、同棲するにあたって彼女には仕事をやめさせ、養ってやる。
子どもの面倒も、もちろん見てやる。
母の再婚相手の連れ子だった光男が転がり込んでくれば、もちろん一緒に暮らして面倒をみてやる。
ボーナスが出たら、彼女とその娘、義理の弟を海外旅行に連れていってやる。誰も望んでいないのに。
そればかりか、大家さんである独り暮らしの老人、時先生まで、連れ