吉田修一のレビュー一覧

  • 女たちは二度遊ぶ

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    ”出会わなかったような出会いをした女たち”との短編集。


    数年後に「あんなこともあったな・・・あの子どうしてるかな」ってふと思い出すような出会いをした女の子との思い出って朧儚くてどこか美しい。

    吉田修一って20代ないしは30代前半だと思ってた。
    感性が若い、というのか、共感しやすい。

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    2016年04月12日
  • 7月24日通り

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    わかるような、わからないような、懐かしいような。
    間違ってるとわかっているほうに進む。若いっていいなと思いながらサラリと読めました。
    映画化もされてたんですね。本田さんが中谷美紀ってびっくり。
    イケメンの弟に対して「お姉さんもさすがチョー綺麗~!」ってなっちゃうじゃん。亜希子になんて余裕で勝てちゃうじゃん(笑)
    内容が全然違うのかなぁ。

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    2016年04月06日
  • 最後の息子

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    「最後の息子」、「破片」、「Water」収録。
    どの作品も、わたしには終わりかたがモヤモヤに感じられた。長崎のことばがよかった。

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    2017年12月04日
  • 空の冒険

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    ANA「翼の王国」での連載の第2集。前作「あの空の下で」については、毒にも薬にもならない程度の口当たりのよい短編集という印象だったんだけど、同じはずなのにこの本の作品の何作かには余韻の深さを感じた。機内で読むということは、閉じ込められた何時間かの間に、無目的的に読むことが多くの前提だと思われ、そういうときに短編ならではの「結」がはっきりしない終わり方というのは、なかなかよいものかも。閉じ込められた、空を飛んでいるという若干非日常の間を使って、読後に思いを巡らしたりできる。そういう読み方に合う短編たちという感じ。

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    2016年03月06日
  • あの空の下で

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    ANAの機内誌「翼の王国」に連載されていた短編とエッセイを収録したもの。初出が初出だけにサラッと読める。空の上で読むというイメージと吉田修一のイメージはわりとマッチしているかな。

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    2016年03月06日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    ネタバレ

    解説を読みました。
    なにかを思い出しながら書いたのは初めてだそうです。
    吉田修一さんの作品は初めてか?

    きっと、
    作者の昔の彼女とかを思い出しながら書いたのでしょう。
    友達とか、
    友達の彼女とか、
    いろいろ参考にしたのかな?
    と、
    言うのは全部嘘で全部創作かもしれない。
    ぜひ、
    普通に読んでから解説を読んでまた本編を読んでほしいです。

    解説にもあったけど、
    「出会わなかったような出会いだったからこそ、
    何年か経ってから、
    とつぜん懐かしく思い出すこともあるのだ」ってのが個人的にも残ったな。

    うちも、
    出会いの数だけならかなりありますが、
    なぜか突然に思い出す人、
    居ますね。。。

    雪が降

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    2016年02月15日
  • 春、バーニーズで

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    ネタバレ

    歳を重ねるほど「選ばなかったもう一つの時間」が増えていく。ハンドルを45度切るのも、楽園のベンチを立ってしまうのも、それが自分の選んだ時間軸。挿入されている写真は「きれい」ではないが、その汚さ・硬さ・冷たさのような質感がリアル。

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    2016年02月12日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    ネタバレ

    たんぺんしゅー。

    面白いかもしんないけどこの人は「悪人」から感じるに長編向きなんじゃないかなー。

    女たちは二度遊んでます。

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    2016年01月18日
  • 平成猿蟹合戦図

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    かなりボリュームがある1冊ですが、前半は先が見えなく後半への繋がりも中途半端な上に進行が遅いのてダレてしまった感じです。
    吉田氏の作品と知ってるから最後まで読めたものの、知らない作家だったら途中で止めてたかも。

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    2015年11月28日
  • 空の冒険

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    短編小説とエッセイ集。小説は「女が階段を上る時」が短いのにドラマがあって良い。エッセイのほうが印象に残る良い話が多かった印象。

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    2015年11月18日
  • ランドマーク

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    ちょっとなんだ、コレ的な部分もある。ランドマーク的なタワーの建築現場に男の象徴を司るものを抑える鍵を一つずつ埋め込んでいくのは何かの皮肉のようだ。

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    2015年11月04日
  • 春、バーニーズで

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    ネタバレ

    モノクロ写真の良さがわからぬ拙い自分。。

    よって文章はかなり少ない。
    同じ主人公の短編をいくつか。

    実際仕事を放りだしてしまう人が同僚だと辛いなぁ。と朝電車内で読んでいたので、思ってしまった。

    奥さんの対応が素晴らしいけれども。ほっこり。

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    2015年06月29日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    男の人って、こんなにも流されながら
    恋愛をしてるのでしょうか?
    女性の方が意地や意志がある。
    やっぱり女性の方が強い。

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    2015年06月07日
  • 平成猿蟹合戦図

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    読み終わったあと、そいやタイトルなんだっけ?とカバーを外してみたら、「平成猿蟹合戦!なるほど」という感じでした。
    悪人クラスの長編でしたが、悪人のようにズンっと落ちることはなく、読みやすかったです。
    でもなんだかそれぞれのキャラクターが魅力的なのはわかるけど、そんな繋がり方ってある⁉︎脅迫されてたのよ⁉︎って感じだったので、のめり込まずに冷静に淡々と読んでたら終わっちゃた。という感じでした。
    そう思うと悪人はズンって落ちるけど、グイグイ引き込まれてしまう疾走感て大切だなーと思いました。
    2015.5.24

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    2015年05月26日
  • 熱帯魚

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    どの作品も、読んでいるとひんやりとした薄気味悪さが残る。
    「パレード」みたいになったらどうしようと、どきどきしながら読む。

    表題作は、主人公の大輔が恐い。
    よかれと思ったことは強引なまでに押し付けてくる、話の通じなさが恐い。

    ろくにつきあってもいないのに、同棲するにあたって彼女には仕事をやめさせ、養ってやる。
    子どもの面倒も、もちろん見てやる。
    母の再婚相手の連れ子だった光男が転がり込んでくれば、もちろん一緒に暮らして面倒をみてやる。
    ボーナスが出たら、彼女とその娘、義理の弟を海外旅行に連れていってやる。誰も望んでいないのに。
    そればかりか、大家さんである独り暮らしの老人、時先生まで、連れ

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    2015年05月14日
  • 熱帯魚

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    主人公が結構ヤな奴ばかりでしたが、吉田さんだもん、ぐいぐい読まされちゃった。

    表題作・「熱帯魚」が一番好き!
    情景が浮かぶような文章がいい。
    やっぱ吉田さんの初期短編はいい。

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    2015年03月30日
  • あの空の下で

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    ANAの機関誌に連載されていた、旅にまつわる短編小説とエッセイをまとめた本。
    私が好きな吉田修一は、こういう感じ(暗くなく、複雑でもなく、ふわりと本質をつく)だったので、短編ということもあり、読みやすかった。
    台北にすごく行きたくなった。

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    2015年03月25日
  • 平成猿蟹合戦図

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    面白いんだけど、気持ちよくないというか。
    あくまでバラバラのまま、ある一点で集結するとか、
    どんどんひとつになっていくとか、
    そんなのが好き。

    そう言う意味で気持ちよさが今ひとつ。

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    2015年03月04日
  • 平成猿蟹合戦図

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    背表紙のあらすじを読んでいたので、一体いつその通りの話になるのかなと思っていたら、だいぶ物語が進んでからのことでした。

    なんか急に? みたいな中途半端感が拭えませんでした。

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    2015年01月31日
  • 平成猿蟹合戦図

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    ネタバレ

    登場人物が結構多くて、前半長くて途中わけわからなくなってきたけど、ちょっとずつ皆がつながっていく関係に驚かされながら、やっと読み終えたって感じ。長かったー。ドラマではきっと選挙に焦点を当てて、前半は割愛されてんだろうな。

    純平君が当確したときはちょっと嬉しくて泣きそうだったけど、始終、淡々と物語が進み、感情移入できなかった。

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    2015年01月21日