芦花公園のレビュー一覧

  • ほねがらみ

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    オカルト好きな30代前後として非常にブッ刺さる作品。ありとあらゆるオカルティズムの要素が積み込まれており、さながら小説版ダンダダンである。とはいえぶっ飛んだ展開があるわけではなく、「怪談」の本質的な魅力の要素を「ひとつの映画をワンシーンずつ断片的にバラバラで見せられている感覚」と定義をし、複数の怪談から1つの怪異の輪郭が見えてくるという深みのある構造をとっている。この考察系ホラーという構造は、作者自身のオカルトへの造形の深さによって非常に説得力のある展開をみる。「怪談」それぞれの恐怖度も高く、非常にクオリティが高い作品。

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    2024年11月18日
  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    寝る前に読むんじゃなかったと後悔しながらこの感想を書いています。
    物件怪談アンソロジーということで、色んな怖さを楽しめる贅沢な1冊でした。
    勿論怪異の存在はあるのですが、所謂ヒトコワでしたり伝染系に近いお話もあって驚きました。
    個人的に終の棲家、ろろるいの家はちょっと怖すぎて数回本を閉じそうになりましたね。続きを読みたいけど、これ以上読んではいけないような、好奇心と恐怖心の狭間ってここかぁと思いながらも結局全部楽しく読んでしまいました。
    郷内心瞳先生のトガハラミはあまりにも文体が艶やかで感動しました。果物を食べる様子をあんなにもセクシーに書くことができるなんて…。郷内心瞳先生は今回はじめまして

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    2024年10月28日
  • 眼下は昏い京王線です

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    こう言う持って行き方するのか…… 面白かったです。是非読んでほしいです。とても面白い本なんです。表紙を外してほしいです。驚くはずです。
    それともう一つ、小説投稿サイト「カクヨム」で芦花公園氏を検索してください。そうしたら、後日談を読むことができます。是非読んで下さい。

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    2024年10月21日
  • 極楽に至る忌門

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    ネタバレ

    思いっきり嫌な気分に浸りたかった。
    電子で買って一気読み。紙でも欲しい。
    最高に最悪な4つの短編。
    人の濁り切った感情を最大公約数に濾過してホラーに消化するのが上手いな。物部さんは「芸能人みたいに見た目が良い」と描写されるけど実際どんな顔なんだろう。予想するのが難しい。

    読み直したら謎が出てきたので整理のために書き出します↓

    頷き仏

    ばあちゃんの「頷き仏をね、近づけたの」は自分が死んでこの土地を守る覚悟をきめたってこと?わざわざ東京から孫が帰ってくる時にやるべきことなのか?

    それに対して匠が「様子を見てくる」は自分が死ぬことを分かった上でのことなのか?そもそも隼人を連れてきた時点で隼人

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    2024年09月30日
  • 極楽に至る忌門

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    匠もよくこうして、うんうんと頷きながら、隼人の話を聞いた。
    なんでもないことでも、うんうんと頷いてきて、気分が良かった。
    気分が良かったから、少しはいい思いをさせてやろうと思った。

    善意と善意だったのだ。始まりは。
    誰にも責められるべきではない。
    (頷き仏/泣き仏/笑い仏/外れ仏)

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    2024年09月25日
  • 極楽に至る忌門

    ネタバレ 購入済み

    芦花公園渾身の集落ガチホラー

    芦花公園先生にしては珍しくストレートに怖い連作短編集。
    作中の人物の発言を元に年表を作っていくと「おやぉや安住さん、どうやら詰んでるみたいですねぇ〜」
    「無敵の物部斉清でなんとかしてくださいよォーーッ‼︎」と発したくなる絶望的状況に思わず感服してしまいました。
    被害者達が非常にテンポよく追い詰められていく様はある種リアリティがあり、特に最後の被害者が「入っていいですか」との発言に対して、
    すんなり許可を出した時には思わず「終わったぁ〜!やっちまったなぁ!オイ!」と口に出してしまうほどには感情移入していました。

    これまでの霊障描写よりも、ねっとりジワジワと嬲り、濃厚な恐怖の底なし沼に引き摺り込

    #ドキドキハラハラ #怖い

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    2024年08月29日
  • とらすの子

    購入済み

    貴方の嫌いな人は誰ですか?

    いじめ、虐待、毒親描写をさせたら妙にリアリティがあってしっかり嫌な気分にする作家、芦花公園先生。
    ほんと何食ったらこんな陰鬱で写実的な文書が書けるんでしょうね。
    なんでも個性と迎合する現代社会から爪弾きにされた、いわゆる敗北者、負け組、被害者達。そんな彼らが他人の生殺与奪を握った時、
    自分の経験や他者への思いやり、心穏やかな上っ面は消え去り悪鬼羅刹と化す。フィクションだと鼻で笑うのもまた一興。
    ですが私たちが、もし同じ立場になった時、本当に笑っていられるでしょうか。そしてそんな人に手を差し伸ばせるでしょうか。
    大丈夫です、今回もちゃんとBL入ってますよ。ノルマなのかな?
    最後まで芦花公園先生を

    #ドロドロ #ダーク #共感する

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    2024年08月29日
  • 極楽に至る忌門

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    もうこんなんなっちゃったら物部さんも諦めるっきゃないよ(絶望)

    『泣き仏』の視点キャラクターの女性がただただ可哀相で……。
    しっかり読み返してみると『頷き仏』の大学生も怪異側から近付かれたように見えるし『笑い仏』の子供も終始普通の子供らしい判断しかしてないし、基本みんな土地の怪異に巻き込まれたパターンなのがまた恐ろしい。
    元々はニュートラルだった土地神に危険な方向性を与えてしまった村人が怖いヒトコワとも受け取れるし、人間の理屈では理解できない方向に成長を遂げてしまった怪異が一番怖いとも受け取れるなー。

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    2024年08月24日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    夏だしホラーでも、と思い読みました。
    様々なジャンルのホラーが解説と共に記載されており、小説としても楽しめましたし、小説を書く際の勉強にもなりました。

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    2024年08月20日
  • 異端の祝祭

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    ネタバレ

    面白かった。新興宗教によって狂わされた人間を救おうと戦う2人組の話。
    人にはそれぞれ信じるものがあって、それが人間か、神様か…それが行動や信念にも繋がるんだなと思った。
    最後はわりとバトル展開で熱かった。

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    2024年08月16日
  • とらすの子

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     嫌いな人間や自分を虐げた人間はみんなマレ様か殺してくれる、そんな異常な事を盲目的に信じる集まり『とらすの会』を発端にして起こる惨劇の凄まじさは勿論、人間の力ではどうしようもない怪異の存在というホラーと共に人間の醜悪な部分を嫌という程克明に描写することで、独特の陰鬱な雰囲気の中に「美しい異常」がひしひしと感じられた。

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    2024年07月21日
  • てのひら怪談 ずっとトモダチ

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    ネタバレ

    児童書だからグロはほぼなし
    結構SFとかファンタジー色強めのSSも入ってて楽しかったです。
    最後の方に現実世界にくるかも系のお話がありました。苦手な人は要注意

    好きな話
    ・シロヌリ様
    ・吉野環ちゃんを知っていますか

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    2024年07月11日
  • とらすの子

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    仕事の昼休み中に読み進めましたが、休憩が終わる度に続きがとても気になってしまいました。
    おかげさまでこの数日間は充実した昼休みを過ごせました!
    芦花公園先生の作品は聖者の落角の『僕のヒーローアカデミア』や今作だと『ハリー・ポッター』など、実在する作品の名前がたまに出てきますが、下手にそのような作品名を出すと作品の雰囲気を損ねてしまいそうなものですが、むしろリアリティや没入感が増す、とても上手い出し方をされている印象を持ちました。
    こちらの作品を読まれた方は芦花公園先生のカクヨムにあるとらすの子の後日談?的な話もぜひお読みください。

    文句なしの星5です!

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    2024年07月10日
  • 異端の祝祭

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    佐々木事務所シリーズで1番好き!
    闇バイト。カルト宗教。儀式。
    何度読んでも面白い。大好き。

    ヤンさんの顔、私の中ではH×Hのミルキで再生されている。

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    2024年05月27日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    非常に読みやすく、ホラー小説というものが分かりやすく分類されていて、自分が一体どういった物が好きなのかが分かった
    ホラー小説の教科書のようで14歳の、と書いてはありますが年齢関係なく読んでほしいなと感じた
    様々なジャンルのホラーを、一気に摂取できる本
    ちなみに自分が好むホラーはSF、オカルト、サスペンスなのかな、と思った
    巻末のオススメでまだ読んでいない本があったので読んでみようと思う

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    2024年05月10日
  • 食べると死ぬ花

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    ネタバレ

    この著者の書籍化された小説はほぼ読んでいます。
    著者はクリスチャンで以前の著作にもキリスト教に絡めた作品がありました。
    『食べると死ぬ花』はその集大成と言っても過言ではないのでしょうか?

    私は聖書を読んだことはありませんが、久根ニコライの話す言葉は聖書の内容を一般人にも分かりやすく伝えようとしているのでは??
    そんな気がしてなりません。



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    2024年04月11日
  • 漆黒の慕情

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    ネタバレ

    どうして...ハルコさんの話はある意味ハッピーエンドだったのにどうして...

    ハルコさんばかりを見すぎていたせいで、本当に身近なSOSを見逃してしまった
    青山さん、ショックで人格が変わるのでは??

    青山さんがるみの幼少期を想像して仲良くなれそうと思っているのは大変グロい。知らないって罪

    ぶっ壊れた人間とぶっ壊れた人間がくっつくの大好きです

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    2024年03月15日
  • 聖者の落角

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    佐々木事務所シリーズ第3弾。

    芦花公園さんの作品の中で、1番好きな作品!!



    芦花公園さんの作品は、ヒトの心の真髄をついているといつも感じる。

    強い人から、弱い人から、様々な目線からの心の深奥を代弁されていて、共感できることばかり。
    どの作品を読んでもそう思う。

    対人関係で辛い経験しないと感じる事ができないと思ったが……。私がそう思ったからと言って、自分も繊細であると言いたいわけではないので、誤解なきよう。

    ホラーというジャンルでこんなに人の言葉で考えさせられるのは他にない。
    だが、そこもある意味でホラーだ。

    るみの幼少期の経験から、こう思うようになるのは仕方ないよね。と片付けて

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    2023年12月02日
  • 漆黒の慕情

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    うーーわ(°д° )おもしろい!

    『異端の祝祭』からすぐ読めば良かった。

    『佐々木事務所シリーズ』第2弾!!




    正直私は、霊の存在を信じる信じない、憑く祓う系の話は、そこまでそそられない。

    小説とは言え、嘘っぽく感じ萎えてしまう気持ちが拭えない。

    民俗学などでいう古くからのしきたりや言い伝え、呪いなどは大好きだし、悪魔『信仰』や宗教モノ自体は好きだ。
    どうしても現実味を求めてしまう。

    このシリーズはオーソドックスなホラーとは違い、登場人物も個性的。

    塾講師の片山敏彦は、神がかった美しさをもつ。
    彼は美しすぎて、普通の日常生活を送れない。

    近頃、彼にいつも注がれるのとは違う粘

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    2023年11月14日
  • てのひら怪談 ずっとトモダチ【試し読み】

    購入済み

    スマホやSNS、夜間の塾といった最近の子供の事情を暑かった作品が目新しかったです。正直、文体は少し大人向けの作家さんも混じっており、そのせいか内容的に少し子供向けとしては上級の怖さかなと思いました。

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    2023年11月09日