芦花公園のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
家や土地にまつわるホラーアンソロジー。
事故物件だけでなく住民そのものが怖いヒトコワものまで豪華11話収録。
糸柳寿昭氏『やなぎっ記』軽い雰囲気の日記だと思っていたら最後のメールで鳥肌立っちゃうやつ。
澤村伊智氏『笛を吹く家』この方の描く歪んだ家族っていつも気味が悪いし悲惨…本当にいそうなのがまた怖い。
芦花公園氏『終の棲家』宗教が関わるホラーではやっぱりこの方。得体が知れない信仰の気持ち悪さと逃げられない絶望感。
平山夢明氏『ろろるいの家』ホラー描写が本書で一番怖かったかもしれない。不気味な現象に徐々に侵食されていく感じがゾクゾクした。 -
-
Posted by ブクログ
佐々木事務所シリーズ第4弾
えっ!物部さん死ぬの?
他の人も?
人格変わったり、色々おかしいんですけど…
どっかのアメコミの映画お得意のマルチバース(パラレルワールド)か、この世界、あんまり好きやないんよね。
何でアリになるから。
もう、あのアメコミの映画、何でもアリになって訳分からん。
こちらの話に戻ると自身を振り返るというか、幼児の頃の虐待、親を自身の力で…
などなど、現実の世界と違う幻想に翻弄される。
横とか上とか下にも、変なお化けいたけど、あんまり怖くなかった。
色んな世界へ行ったり来たりやけど、結論は…
でも、結論って、青山くん戻って来て〜!
みたいな。
何か、最終回的な終わり -
-
Posted by ブクログ
芦花公園先生の作品の中で特に好きなシリーズです。
他に大量にある積み本を消化してから読むつもりでしたが我慢できず今日読んでしまいました。
やっぱり面白い…
そして読んでいて痛くて苦しくなる作風がたまらなくクセになります笑
虐げられて育った人間の醜くねじまれた根性を描くのが本当に上手い作家さんだなぁと改めて思いました。
SNSでよく見る痛々しいアカウントを上手く表現されていて思わず笑ってしまいました。
これでシリーズ完結するのかと不安になりましたが今後も続くようなので安心です。
でもこんなラストでどんなふうに続くんだろう…
次を読むのが良い意味で怖いです笑
****************** -
Posted by ブクログ
物件ホラーが好きなのと芦花公園先生の短編が入っているので手に取った。他の参加メンツも豪華すぎる、、、バラエティに富んだ様々な物件の嫌な話が入っていて満足度が高い。
福澤先生の話読んだことある、、、?って思ったけど「怪を訊く日々」のエピソードと若干重複してた。「忌み地」のシリーズも好きなので糸柳さんの日記っぽいやつも好き。晩御飯の献立書いてあるのかわいい。
郷内心瞳は拝み屋怪談しか読んだことなかったのでカニバリズム百合姉妹ホラーみたいなのお出しされて新鮮だった。よかった。
芦花公園先生のやつもかなり邪悪だったけどそれに続く最後の平山夢明先生のやつがあまりにも凶悪すぎて最高だった。何この流れ。助か