芦花公園のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ芦花公園さんのお話が良かったです。
少し前に色々あった、その一件を目にしてたから、この作家さんのお話は読まないでおこうって思ってました。
でも良かった、背筋さんや他の作家さんのお話もなんとも言えない気持ちになってそれはそれでほんとに良かったけど、芦花公園さんのお話はその中でも異色で。
主人公の日記(だと思う)の合間に、過去の社内チャット、上司や他部署からのネットでの注意喚起のような文章が入るという形式。
だから混乱しそうにもなるけど、そういう体裁だからこそ、この主人公の今に至った経緯が徐々に露わになってきて、いたたまれなくなりました(泣)
人によったら自業自得じゃないって主人公のことそう思うのかもしれないけど、私にはなんかすごい理不尽に感じられて。肩入れしすぎてるのかな…
緑地保全エリアという場所で働いてるの、最初は「斎木さん」だと思っていたし、緑地保全エリアでのお仕事に「転職」したのかとも思ってました。どっちも違った、全然違った。。
この主人公って言い方強めだから人によってはパワハラのように感じるんだろうけど、仕事はちゃんとしてたんじゃないのかな… むしろパワハラ受けてるとされてる人の方が働けない人だと思われ… って、主人公の肩持ちすぎかな(笑)
読後直後は会社がなんでこの人を解雇しないのかすごく不思議でした。だけど一晩経った今は、社内やSNSの言動くらいでは解雇できないのかもと思っていて。だからこのエリアに移して徐々に社会生活が送れないように追い込もうとしてるのかな… でもお給料は現状維持なんですよね…そこがよく分からん。
会社的には仕事の出来栄えが並程度なら、足並み揃えられる人材の方が扱いやすいんでしょうね。この主人公をもう少しうまく立ち回らせてあげられる上司さんがいなかったのが、会社にとっては痛手じゃない?
もしかしたら、ライバル社からの呪い?かもしれないよね(笑) -
Posted by ブクログ
あぁ、相変わらず気持ち悪くて美しい。
芦花公園作品を読むたび、もれなくこの感情になる。
美と醜。
善と悪。
こんなにも相反する要素が、どろりと溶け合った作品は唯一無二だ。
『聖者の落角』芦花公園
〈佐々木事務所シリーズ〉3作目。
民俗学、キリスト教、カルト集団。
この三つが濃密に絡み合っているのが、このシリーズの魅力だと思う。
何と言っても、このシリーズは気味が悪い。笑
でも、それと同じくらい
思わず信仰心すら抱いてしまいそうな、
得体のしれない美しさと吸引力があるのだ……
病院に現れ、
子どもたちの難病を治した黒服の謎の青年。
けれどその日から、子どもたちは異様な言動をするようになる。
小さな子どもが急に、
「おさらさまが月を降りてくださる。私は鍵を開け、それを迎えます」
なんてすらすら言い出したら、恐怖しかないんですけど。
✧
そして登場人物たちが、
おしなべて魅力的すぎる変人揃い!
霊的存在を「押し入れ」に封印することができる佐々木るみ。
るみの助手で、プロテスタントの牧師の家に生まれた好青年・青山。
歪んだ趣味を持ちながら、人外めいた美しさを持つ美青年・片山。
そして、圧倒的な力で怪異を鎮める拝み屋・物部斉清。
……クセが強い。だがそれがいい。
祈りと救済。
小さな希望にすがりたくなる人間たち。
どんな信仰であれ、
それはある意味、狂気に似ているのだと思う。
私たちは生まれながらにして、
人の「善性」を信じたい生き物なのだろう。
けれど、そこを容赦なくひっくり返してくるのが
芦花公園さんなのだ。
とても、とても好きだ。 -
Posted by ブクログ
とにかく圧倒的情報量!
…素晴らしかった。
掌編ぐらいのお話がたくさん出てきて、全てのお話が色々と絡み合います。それぞれのお話は時系列も登場人物もバラバラなので、全てのお話を覚えておくのがすごく大変でした。
そして、推理パートで出てくる歴史的資料などの出典が多いこと多いこと…。知識量が多すぎて『ダヴィンチコード』かよと思うほどでした。
これがデビュー作なんですよね。しかもカクヨムで投稿されてたとか…かなりすごいと思います。
佐々木事務所シリーズに出てくるキャラも登場します。このシリーズを追いかけているなら、必読の作品だと思います。
全てのお話がまとまっていく感じがすごく気持ち良かったです。
すごく読み応えがあり読み終わった後の満足感がたまらない作品でした。 -
Posted by ブクログ
衝撃!
冒頭開始からとんでもない事態に!
マジで一体これからどうなるか?と読み始め早々に期待を胸に膨らませつつ頁を捲るが…まさか、そのとんでもない出来事が、この無限の回廊の入り口だったとは想定外ですよ!と、良い意味でまんまと罠にかかったような印象を受けました。
今回も、どす黒い心理的描写炸裂で嫌悪感と精神的なショックの波状攻撃は健在、ほんっとこの作家さんは人間の内面を書くのが上手い事この上なく、今回もしっかりとメンタルを削れたわ笑笑。まあ〜でもそれが面白い要素でもあるのだから、やっぱりやめられない笑笑
そして今回ほど、青山くんがいないと絶望感しかない内容で神々しい青山くんには感謝しかない。笑
さて、今回で4作品目、読む度に嫌な気分になるのだが、何故かやめられない、中毒性MAXの面白さがある本シリーズでした!次もあるんかな?
あるなら期待したい!! -
Posted by ブクログ
心……抉られるぅ〜(T-T)
前作がめちゃくちゃ面白かったので、引き続き佐々木事務所シリーズを読むことに!
難病を患った子供達が次々と病が完治し、その後異常な行動を取り始める。
今回は雰囲気が重々しいだけあって話が進む度に心理的な要素が重くのしかかるような内容でした。
しかし、最後の方はかすかな希望がある終わり方と佐々木るみという今まで無敵かよ(個人的な意見)と思われた人だったが、決して完璧ではなく、むしろ弱さや矛盾を抱えている人間味溢れるような描写が垣間見られたので、めちゃくちゃ好感が持てました!
総じて今回も面白い!!ということで引き続き4作目『無限の回廊』を読んでいこうと思う!
つか…しれっとレギュラー化?してる?敏彦くん笑