芦花公園のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ25/3/25〜3/26
ここ数年でホラー大好きになった
まさにこちらは『気持ち悪い系』だ
全話通して義父が最低な男尊女卑DV家庭の各メンバーの不幸を一話ずつ描く
ニコライは葬儀屋➡︎古物商➡︎カウンセラー➡︎英語教師➡︎神?➡︎美術商
変幻自在 ものすごい美男子らしい
①長男の嫁
義母が毒、同居、浪費家、モラハラ酷
娘に知的障害あり 向き合わない
義父にレイプされて産んだ子だった
しょっぱなから限界度が高い
『棺』(スーツケース)をもらう➡︎義母死
②三男
出来の悪いほう
人生を変えたくて胡散臭い自己啓発セミナーに通い詰める
妻と子供大嫌い
『箱』をもらう
人生の選択をやり直して学歴 -
Posted by ブクログ
ネタバレ7年経ってないだろ出すな出すな出すな出すな!!!
中華で笑った
ミエルは天使名で喋ってるのはラテン語かなー
ニコはキリストかサンタかなーニコライならサンタかー
死んじゃった息子くんはクリスマス生まれだしそっちがキリストかな復活するし
みたいなことを考えながら読んで楽しかった
公子のバックボーンが明かされたときが一番おもしろかった 関西弁カワイイ
でもこれに出てくる神は旧約のYHWHというには目指す大義が無いしちゃんとルールを設定してくれる(YHWHの悪口)のでどっちかというと和製の触れたらアカン神っぽいなーと思った というかオリジナルの神なのかな?
サンタとまれびとを交錯させてるあたりも -
Posted by ブクログ
ネタバレ前情報なしでいっっっっっちばん好きなタイプの男女お出しされて終わった。最悪。最高。シマ琴あってよかった〜、あったよね?
本当に、永遠になりたかった女と永遠になれなかった男の組み合わせが大好きすぎるし、カクヨムの後日談読んで更にその気持ち強まった。人間が愛のために身を滅ぼし幻影を追いすがるときにまろびでる煌めきを致死量だけ浴びれてよかったー!
京王線沿いに住んでた頃を思い出せて懐かしい気持ちにもなったし、あれから色んな街に移り住んだけど、やっぱりいい所だったな〜また住みたいな〜と改めて思えた。京王線沿いに出てくるヤバい怪異の話なのに。あと琴葉ちゃんは地方住みではあったけどたぶん本人が考えるよ -
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ネタバレ今まで読んだ芦花公園作品の中で一番好きだった。
読み終わって、もう一度頭から読もうかな?と思ったくらい。「無欠の人」で振り返ってくれたので助かった。
そもそも群像劇でオチに向かって集結する話が好き。
「大歳の棺」の姑をシンプルに嫌なババだと思っていたので「瞋恚の石」のオチで震えた。
好きな話は……選べないな。
序盤はいつもだらだら読んでしまうのだけど。
「瞋恚の石」で双子の話って好き〜……あれ?と引っ掛かり
「黄金の盃」のホラーらしい仄暗さと雄二の人間みのなさ(読めばわかると思うけど、間違いなく人間味はなかったんだなぁ)が好きで、
「天賦の才」の小塚を哀れに思って
「無欠の人」でこれは最 -
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ホラーアンソロジー。これもまた最強の布陣ですよねえ。
やはり一番怖いのは三津田信三「湯の中の顔」。タイトルから連想した通り田中貢太郎「竈の中の顔」がモチーフなのですが、私としてはこっちの方が怖い! 下がっていく生首が想像するだけでぞぞっとしました。
宮部みゆき「あなたを連れてゆく」、良いなあ。これ、この後の物語もぜひとも読みたいと思います。
小池真理子「オンリー・ユー」、これは怖いというよりも切なくて、だけど素敵な物語だと感じました。孤独な主人公が幸せな家庭に惹かれるところが「夜顔」と似ているな、と思ったけど。「夜顔」ほど怖くなく、そして寂しく切ない結末です。
内藤了「函」、芦花公園「月は空洞 -
Posted by ブクログ
ネタバレ寝る前に読むんじゃなかったと後悔しながらこの感想を書いています。
物件怪談アンソロジーということで、色んな怖さを楽しめる贅沢な1冊でした。
勿論怪異の存在はあるのですが、所謂ヒトコワでしたり伝染系に近いお話もあって驚きました。
個人的に終の棲家、ろろるいの家はちょっと怖すぎて数回本を閉じそうになりましたね。続きを読みたいけど、これ以上読んではいけないような、好奇心と恐怖心の狭間ってここかぁと思いながらも結局全部楽しく読んでしまいました。
郷内心瞳先生のトガハラミはあまりにも文体が艶やかで感動しました。果物を食べる様子をあんなにもセクシーに書くことができるなんて…。郷内心瞳先生は今回はじめまして -
Posted by ブクログ
ネタバレ思いっきり嫌な気分に浸りたかった。
電子で買って一気読み。紙でも欲しい。
最高に最悪な4つの短編。
人の濁り切った感情を最大公約数に濾過してホラーに消化するのが上手いな。物部さんは「芸能人みたいに見た目が良い」と描写されるけど実際どんな顔なんだろう。予想するのが難しい。
読み直したら謎が出てきたので整理のために書き出します↓
頷き仏
ばあちゃんの「頷き仏をね、近づけたの」は自分が死んでこの土地を守る覚悟をきめたってこと?わざわざ東京から孫が帰ってくる時にやるべきことなのか?
それに対して匠が「様子を見てくる」は自分が死ぬことを分かった上でのことなのか?そもそも隼人を連れてきた時点で隼人 -
ネタバレ 購入済み
芦花公園渾身の集落ガチホラー
芦花公園先生にしては珍しくストレートに怖い連作短編集。
作中の人物の発言を元に年表を作っていくと「おやぉや安住さん、どうやら詰んでるみたいですねぇ〜」
「無敵の物部斉清でなんとかしてくださいよォーーッ‼︎」と発したくなる絶望的状況に思わず感服してしまいました。
被害者達が非常にテンポよく追い詰められていく様はある種リアリティがあり、特に最後の被害者が「入っていいですか」との発言に対して、
すんなり許可を出した時には思わず「終わったぁ〜!やっちまったなぁ!オイ!」と口に出してしまうほどには感情移入していました。
これまでの霊障描写よりも、ねっとりジワジワと嬲り、濃厚な恐怖の底なし沼に引き摺り込