芦花公園のレビュー一覧
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塾講師の片山敏彦は男女問わず虜にしてしまうほどの絶世の美青年。
注目される事に慣れてはいたが、一際ねっとりまとわりつく視線とストーカー行為を受けるようになる。
敏彦を慕う周囲の人間まで被害が及ぶようになり、しかも異様な現象まで起ったため佐々木事務所に相談に訪れる。
一方青山は教会に通う小学生の七菜香から学校で流行っている『ハルコさん』の怪談について相談を受け、佐々木事務所に持ち込むが、敏彦のストーカーと奇妙な符号があり…
ルッキズムやジェンダーに関しての言及が多めの印象な今作。
魔は美しいものに惹かれる、ということで前作の被害者・笑美に引き続き敏彦も絶世の美貌持ちだが、だいぶ癖が強い。美 -
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恐い……わけのわからない何かが子供たちを苦しめてるのも辛いし、子供の身体の不自由が治ったと思いきや今度は精神がおかしくなったことに振り回される親たちも可哀想だし、それでも身体が動くように変わったことは幸せだと思い込む親もしんどいし、発端となった少女の背景もエグいしで、読みながらずっと恐い恐いとぼやくしかなかった。青山くんが最強キャラみたいで勝手に頼みの綱のように感じているけれど、今巻はちょっと疑わしい空気を漂わせていたので、それも合わせて恐い話だった。ただ、絶世の美青年が相変わらず絶世の美青年っぷりを発揮していたので、そこはとてもとてもよかった。
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ネタバレ読み応えのあるホラーオムニバス
好きだった話抜粋
「氷室」
途中でオチは読めたけど更なるオチがついてるとは…読んでくとひんやり感が伝わってくる
「旧居の記憶」
昔住んでたとこ変なこと多くて〜心霊現象多かったンスよ〜で済んでいいのか分からない作者の体験記
かつてのノスタルジックな情景を思い描きながら読んでくとオチに突き落とされる
「やなぎっ記」
怖くて((((('Д')))))泣いちゃう(ToT)/~~~
「笛を吹く家」
3歳の息子と散歩した時に思いついた創作って始まるのが怖い
「終の住処」
この作者結構な確率で読者巻き込む
「ろろるいの家」
文章の密度が凄い。他 -
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ネタバレ 購入済み
読み進めるにつれ気持ち悪くなる
異端の祝祭というタイトルと、民俗学カルトホラーと言うコピーに惹かれて読みました。
幽霊が「普通」の人間のように見えてしまう事で、「普通」の生活ができない就活生の笑美の冒頭の話から、独特の気持ち悪さに引き込まれました。
そんな笑美が、ヤンと自称する男によってカルト宗教に取り込まれて行く様や謎の儀式は、私にとっては怖さの入り口でした。
笑美を救おうと中盤から登場する、心霊案件を解決する事務所のるみと青山の登場で、物語に明るさが見えたと思ったのもつかの間。
なぜ心霊事件を生業にしているかを明らかにしたるみの生い立ちの描写が、物語を不快な方向へと一気に落として行きました。
さらに、ヤンの -
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ネタバレ裏表紙に【ページを開いた瞬間、貴方はもう取り込まれている】と紹介がある。民俗学カルトホラー ということで、面白そうだし読んでみるかなと本を開いて目次を読んだ。
開いてみてナンダこの目次は、と目が泳いだ。まずストーリーに入る前に、この目次の意味を知りたいと思い
「おらしょ」と「ぱしょん」で聖書系かと見当をつけて調べてみた結果が()内。
第一章 べやと (果報なるもの)
第二章 ぱしょん (受難)
第三章 おらしょ (願い 祈り)
第四章 てんたさん(試し)
第五章 ばうちずも(洗礼)
終章 なたる (降誕祭 クリスマス)
目次をヒントにして、あまり知らない聖書の世界に迷いながら読 -
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大学生の琴葉はミステリアスなシマくんに一目惚れし、幽霊に会いたいという彼に付いて京王線沿線での怪異探しをすることになる。
著者の他の作品と比べると怪異の描写はわりとマイルドでラブコメ的な要素が強めかなと、最初は思っていたのだけど…
決して美しいビジュアルではないのに面食いの琴葉が夢中になってしまったシマくん、かなりミステリアス。彼が幽霊に会いたがった理由が悲しい。
脳を揺らすような美声で見た目が気にならなくなるほど夢中にさせる人ってところに著者の作品によくある『美しさ=魔』みたいなところを感じる。
ラストで一気に読み手を侵食する描写、好きです。
彼の名前はシマくんです。
彼の姿を思い浮かべ -
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『異端の祝祭』は、佐々木事務所シリーズと呼ばれる第一作で、カクヨム発の作品。
現在はカドコミでコミカライズもされており、そちらをのぞいてみると、小説では掴みにくかった人物関係や状況がかなり理解しやすくなっていた。
KADOKAWAのキャッチコピーは「民俗学カルトホラー」。本作で描かれるのは、キリスト教系の異端カルト。珍しい設定として興味を引かれました。
物語は、怪異、カルト、社会問題といった要素を断片的に盛り込みすぎた印象があります。全体として焦点が定まりにくいかな、と思うけど
定期的に発信していくには 雰囲気や題材の強さが必要なのかも。
タイトルが素敵(*'▽'*)