芦花公園のレビュー一覧

  • 漆黒の慕情

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    ネタバレ

    ”絶世の美青年”である塾講師の片山は、黒髪の女性のつきまといと異様な現象に苦しめられ、心霊案件を扱う佐々木事務所を訪れた。
    時を同じくし、小学生の間で囁かれる噂「ハルコさん」に関する相談も事務所に持ち込まれ……。


    前作『異端の祝祭』に続く、佐々木事務所シリーズの2作目。前作がカルト宗教を扱た作品だったのに対し、今作はストーカーと、伝染する都市伝説をテーマにしたものになります。
    ストーカーやルッキズム、ジェンダーバイアス、性自認、アイデンティティの確立、毒親問題、など近年取り上げられるテーマも扱いつつ、きっちり怪異も登場する、都市伝説ホラーでもありサイコホラーでもあります。

    このシリーズま

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    2023年12月05日
  • 漆黒の慕情

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    今回も泥沼に浸ったような読書ができました…!
    ストーカーや都市伝説、ジェンダーバイアス、性志向…と内容は現代のどろっとしたところが内容の要素となっていました。大学で少しジェンダーと家族について少しかじっていたので内容を先読みできたのですが、そこに至る経緯が当事者の語りを聞いたときのなんとも言えない感じとホラーの怖さが混ざって心がぐちゃぐちゃとされました。
    ラストで心が整ったあとにまたグシャっとされました。何よりも気付くことの難しさを痛感した噺でした……

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    2023年10月25日
  • 超怖い物件

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    家にまつわる、呪い・人の怖さが盛りだくさん。
    どれも怖い話だけれど、群を抜いて、ゾワゾワしたのは澤村伊智の『笛を吹く家』・芦花公園の『終の棲家』。
    自分自身の「先入観」も怖いと感じた。

    人の家の怖さは、医療職で訪問をしていた時によく味わったので、その時の怖い経験も思い出して、余計怖かった。
    開かずの部屋のある家、どこからか監視されているような家、どうしても気分が悪くなる家、、、いろいろあったなぁ。

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    2023年08月17日
  • 超怖い物件

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    11人の作家さんによる短編集

    心霊系から人怖まで様々な怖い話が盛り沢山の超お得な本

    糸柳さんのは簡単な日記で怪談社で活動する日常が面白かった

    澤村さんのは捻りが効いていて最後辛くなる話

    芦花さんのはやっぱり狂気を感じる話

    私が1番絶対嫌な家は平山さんの話の家です

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    2023年08月01日
  • 超怖い物件

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    家にまつわるホラー短編集。
    様々なホラー作家の作品が読めるのもいい。
    物件も町おこしのための古い家や事故物件、マンションなど様々。
    一つ一つが短いためサラリと読めるが、短い中に怖さは凝縮されていてとても良かった。

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    2023年07月30日
  • 聖者の落角

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    ネタバレ

    今作は佐々木るみの視点の語り。
    難病の子供たちが黒服の青年との邂逅により身体は回復するが異様な言動をするようになった、と言う相談が事務所に舞い込む。
    るみ視点の合間に挟まれる黒服の青年視点では『かわいそうな子供』に極楽を見せて身体を癒し救っていく様が描かれる。

    病気が治ったら幸せなようだけど、病気は治っても我が子が『違うモノ』になってしまっていたら親としてはやはり不幸なんだよな…


    前作のラストもあり、読者もるみも青山くんを疑ってしまうけど…
    ミスリードであってくれと祈りながら読んだ方多いはず。
    そして今回も不穏な終わり方…
    もとは住む世界の違ったはずのるみと青山くんに寄り添う覚悟ができた

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    2023年07月05日
  • 聖者の落角

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    ネタバレ

    青山くんからるみへと視点が移り、陽キャの青山幸喜という人物が急に謎めいた霧にまかれ戸惑う。
    るみが追う怪異案件の背後にチラつく人影が彼を匂わせヒヤヒヤのし通し。病気の子どもを持つ親の気持ちに感情が持っていかれるし、終盤の神の在り方の激突には三浦綾子さんの著作を読んだ時のような眩い衝撃を受ける濃厚な落ち着かなさの連続だった。
    再登場の片山の活躍は今後楽しみだけど、物部さんには死亡フラグを感じたし、沢野の結末やあのラストはモヤモヤ、次はもっととんでもないことが起こりそうな気がしてしょうがないのは自分だけか…。

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    2023年03月24日
  • 聖者の落角

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    恐い……わけのわからない何かが子供たちを苦しめてるのも辛いし、子供の身体の不自由が治ったと思いきや今度は精神がおかしくなったことに振り回される親たちも可哀想だし、それでも身体が動くように変わったことは幸せだと思い込む親もしんどいし、発端となった少女の背景もエグいしで、読みながらずっと恐い恐いとぼやくしかなかった。青山くんが最強キャラみたいで勝手に頼みの綱のように感じているけれど、今巻はちょっと疑わしい空気を漂わせていたので、それも合わせて恐い話だった。ただ、絶世の美青年が相変わらず絶世の美青年っぷりを発揮していたので、そこはとてもとてもよかった。

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    2023年03月08日
  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    読み応えのあるホラーオムニバス
    好きだった話抜粋

    「氷室」
    途中でオチは読めたけど更なるオチがついてるとは…読んでくとひんやり感が伝わってくる

    「旧居の記憶」
    昔住んでたとこ変なこと多くて〜心霊現象多かったンスよ〜で済んでいいのか分からない作者の体験記
    かつてのノスタルジックな情景を思い描きながら読んでくとオチに突き落とされる

    「やなぎっ記」
    怖くて((((('Д')))))泣いちゃう(ToT)/~~~

    「笛を吹く家」
    3歳の息子と散歩した時に思いついた創作って始まるのが怖い

    「終の住処」
    この作者結構な確率で読者巻き込む

    「ろろるいの家」
    文章の密度が凄い。他

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    2023年01月01日
  • 漆黒の慕情

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    ネタバレ

    るみと青山が今回解決に乗り出すのは、絶世の美青年をつけ狙う不気味なストーカーの影と小学生の間で広まる「ハルコさん」の奇妙な夢の噂。その二つがどう絡まるのか…るみの過去も垣間見えてハラハラドキドキ。
    前作と違う現実寄りの案件だが、作者が操る独創性あふれる登場人物たちによってこれでもかと掻き回され、一線も二線も超えた次元に運ばれた気分。
    片山の悪魔っぷりに嘆息し、ホッと安堵した解決後に投下された爆弾に呆然。青山も物部さんのような苦悩を背負っていくのか。
    怖さは高みへ、このシリーズの魅力は深みへ、もう抜け出せない。

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    2022年03月10日
  • 異端の祝祭

    ネタバレ 購入済み

    読み進めるにつれ気持ち悪くなる

    異端の祝祭というタイトルと、民俗学カルトホラーと言うコピーに惹かれて読みました。

    幽霊が「普通」の人間のように見えてしまう事で、「普通」の生活ができない就活生の笑美の冒頭の話から、独特の気持ち悪さに引き込まれました。
    そんな笑美が、ヤンと自称する男によってカルト宗教に取り込まれて行く様や謎の儀式は、私にとっては怖さの入り口でした。
    笑美を救おうと中盤から登場する、心霊案件を解決する事務所のるみと青山の登場で、物語に明るさが見えたと思ったのもつかの間。
    なぜ心霊事件を生業にしているかを明らかにしたるみの生い立ちの描写が、物語を不快な方向へと一気に落として行きました。
    さらに、ヤンの

    #怖い #ドロドロ #ドキドキハラハラ

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    2021年06月14日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    人気作家さん8人によるアンソロジー✨心霊、オカルト、SF、怪談、モキュメンタリーなど、ジャンル事の作品を読み解くそれぞれのあとがきがあり楽しめた。いろんな恐怖を紐解きながら読める1冊でした✨

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    2026年09月20日
  • みにくいふたり

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    留学先で異国の少女と仲良くなる、という一見甘酸っぱい少女同士の友愛にも思えるけれど、実際はもっともっとグロテスクでおぞましかった。虫系の話は結構好きなので楽しんで読めたと思う。主人公の異常性が、他者からの視点でないと分からないのがおもしろい。

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    2026年09月16日
  • 呪いの☒☒

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    玉石混交のアンソロジーでした。

    最初のお話と、本屋のお話、あと劣化コピーが面白かったです。

    背筋先生の劣化コピーが1番好きです。
    流石背筋先生。相変わらず気持ち悪く、新しいホラーを書かれる…。
    今までに、穢れた聖地巡礼と、近畿地方、そして口に関するアンケート
    を、読ませていただきましたが、この短編が1番お話としてまとまっていて、分かりやすく、腑に落ちたお話でした。
    短編ですから、当たり前っちゃ当たり前ですが…

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    2026年09月16日
  • ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ネタバレ

    株式会社闇による、ホラーの解説書。
    ホラージャンルを5W1Hで区分し説明しており、それぞれに該当する短編小説も収録、そしてそれらの短編小説は、雨穴、梨など、著名なホラー小説作家が書き下ろしている。

    「ホラーは強い関心が持たれながらも、体験してもらえないケースが多すぎる」という視点は、なるほどと思った。
    たしかに、おばけやしきやホラー映画は気になるけど実際に行くことはないです。

    面白かったのは、「とざし念仏」。プライドが高く、ドラム缶に閉じ込められてもなお臼井に態度が大きい庄司が、臼井によって窮地に追い込まれる様子は、正直言って気持ちが良かった。
    また、なぜ誰も助けないのだろうか、張り紙には

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    2026年09月13日
  • こわいものがうつる

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    こわいなにか、が、だんだんうつっていく六篇。
    読んでいる時も、読んだ後も、ざわざわぞわぞわ。

    『フルーツゼリーのセット』

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    2026年09月15日
  • 呪いの☒☒

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    ホラー本の類をあまり読んだことがないので、面白いのと今ひとつなのとそれぞれだったが、全体的にかなり楽しめた。全著者、他の話も読んでみたいと思えたので、これは良い本だ。

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    2026年09月10日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    夏だしサクッと読める怖い本を読みたいな〜と思い手に取りました。
    こちらの本は「恐怖の根源が何か」という視点からホラーが細かくジャンル分けされていて、短編ごとにそれぞれの魅力がより分かりやすく伝わってくる珍しい構成になっていました。
    そして怖いものは苦手だけどエンタメとしては楽しみたい!と思う自分がどのジャンルに一番惹かれるのか…その深掘りもできた気がします。特に芦花公園さんの『終わった町』は解説でもあった通り、未知のものに対する恐怖と好奇心がこれでもかと詰まっていて、まさに「怖がりなのにホラー好き」という矛盾を抱えた自分にぴったりのお話でした。また、シチュエーションホラーである『とざし念仏』も

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    2026年09月07日
  • 呪いの☒☒

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    売れっ子ぞろいの豪華面子で、どの話も個性が出ていておもしろかった。「呪い」ってひとの情念なので、結局ヒトコワだな、と改めて感じた。

    ただ、短編だとその情念まで描き切る尺がないので、こわさは薄まってしまうなとも感じた。

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    2026年09月07日
  • 七人怪談 第二夜

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    各話それぞれ捻りが効き過ぎで今ひとつホラー感覚を刺激するに至らなかった。
    ただ「無人化」だけはホラーと言うよりSFテイストなところが面白く楽しめた作品だった。

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    2026年09月07日