芦花公園のレビュー一覧
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ネタバレ”絶世の美青年”である塾講師の片山は、黒髪の女性のつきまといと異様な現象に苦しめられ、心霊案件を扱う佐々木事務所を訪れた。
時を同じくし、小学生の間で囁かれる噂「ハルコさん」に関する相談も事務所に持ち込まれ……。
前作『異端の祝祭』に続く、佐々木事務所シリーズの2作目。前作がカルト宗教を扱た作品だったのに対し、今作はストーカーと、伝染する都市伝説をテーマにしたものになります。
ストーカーやルッキズム、ジェンダーバイアス、性自認、アイデンティティの確立、毒親問題、など近年取り上げられるテーマも扱いつつ、きっちり怪異も登場する、都市伝説ホラーでもありサイコホラーでもあります。
このシリーズま -
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ネタバレ今作は佐々木るみの視点の語り。
難病の子供たちが黒服の青年との邂逅により身体は回復するが異様な言動をするようになった、と言う相談が事務所に舞い込む。
るみ視点の合間に挟まれる黒服の青年視点では『かわいそうな子供』に極楽を見せて身体を癒し救っていく様が描かれる。
病気が治ったら幸せなようだけど、病気は治っても我が子が『違うモノ』になってしまっていたら親としてはやはり不幸なんだよな…
前作のラストもあり、読者もるみも青山くんを疑ってしまうけど…
ミスリードであってくれと祈りながら読んだ方多いはず。
そして今回も不穏な終わり方…
もとは住む世界の違ったはずのるみと青山くんに寄り添う覚悟ができた -
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恐い……わけのわからない何かが子供たちを苦しめてるのも辛いし、子供の身体の不自由が治ったと思いきや今度は精神がおかしくなったことに振り回される親たちも可哀想だし、それでも身体が動くように変わったことは幸せだと思い込む親もしんどいし、発端となった少女の背景もエグいしで、読みながらずっと恐い恐いとぼやくしかなかった。青山くんが最強キャラみたいで勝手に頼みの綱のように感じているけれど、今巻はちょっと疑わしい空気を漂わせていたので、それも合わせて恐い話だった。ただ、絶世の美青年が相変わらず絶世の美青年っぷりを発揮していたので、そこはとてもとてもよかった。
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ネタバレ読み応えのあるホラーオムニバス
好きだった話抜粋
「氷室」
途中でオチは読めたけど更なるオチがついてるとは…読んでくとひんやり感が伝わってくる
「旧居の記憶」
昔住んでたとこ変なこと多くて〜心霊現象多かったンスよ〜で済んでいいのか分からない作者の体験記
かつてのノスタルジックな情景を思い描きながら読んでくとオチに突き落とされる
「やなぎっ記」
怖くて((((('Д')))))泣いちゃう(ToT)/~~~
「笛を吹く家」
3歳の息子と散歩した時に思いついた創作って始まるのが怖い
「終の住処」
この作者結構な確率で読者巻き込む
「ろろるいの家」
文章の密度が凄い。他 -
ネタバレ 購入済み
読み進めるにつれ気持ち悪くなる
異端の祝祭というタイトルと、民俗学カルトホラーと言うコピーに惹かれて読みました。
幽霊が「普通」の人間のように見えてしまう事で、「普通」の生活ができない就活生の笑美の冒頭の話から、独特の気持ち悪さに引き込まれました。
そんな笑美が、ヤンと自称する男によってカルト宗教に取り込まれて行く様や謎の儀式は、私にとっては怖さの入り口でした。
笑美を救おうと中盤から登場する、心霊案件を解決する事務所のるみと青山の登場で、物語に明るさが見えたと思ったのもつかの間。
なぜ心霊事件を生業にしているかを明らかにしたるみの生い立ちの描写が、物語を不快な方向へと一気に落として行きました。
さらに、ヤンの -
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ネタバレ株式会社闇による、ホラーの解説書。
ホラージャンルを5W1Hで区分し説明しており、それぞれに該当する短編小説も収録、そしてそれらの短編小説は、雨穴、梨など、著名なホラー小説作家が書き下ろしている。
「ホラーは強い関心が持たれながらも、体験してもらえないケースが多すぎる」という視点は、なるほどと思った。
たしかに、おばけやしきやホラー映画は気になるけど実際に行くことはないです。
面白かったのは、「とざし念仏」。プライドが高く、ドラム缶に閉じ込められてもなお臼井に態度が大きい庄司が、臼井によって窮地に追い込まれる様子は、正直言って気持ちが良かった。
また、なぜ誰も助けないのだろうか、張り紙には -
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夏だしサクッと読める怖い本を読みたいな〜と思い手に取りました。
こちらの本は「恐怖の根源が何か」という視点からホラーが細かくジャンル分けされていて、短編ごとにそれぞれの魅力がより分かりやすく伝わってくる珍しい構成になっていました。
そして怖いものは苦手だけどエンタメとしては楽しみたい!と思う自分がどのジャンルに一番惹かれるのか…その深掘りもできた気がします。特に芦花公園さんの『終わった町』は解説でもあった通り、未知のものに対する恐怖と好奇心がこれでもかと詰まっていて、まさに「怖がりなのにホラー好き」という矛盾を抱えた自分にぴったりのお話でした。また、シチュエーションホラーである『とざし念仏』も