芦花公園のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
読み進めるにつれ気持ち悪くなる
異端の祝祭というタイトルと、民俗学カルトホラーと言うコピーに惹かれて読みました。
幽霊が「普通」の人間のように見えてしまう事で、「普通」の生活ができない就活生の笑美の冒頭の話から、独特の気持ち悪さに引き込まれました。
そんな笑美が、ヤンと自称する男によってカルト宗教に取り込まれて行く様や謎の儀式は、私にとっては怖さの入り口でした。
笑美を救おうと中盤から登場する、心霊案件を解決する事務所のるみと青山の登場で、物語に明るさが見えたと思ったのもつかの間。
なぜ心霊事件を生業にしているかを明らかにしたるみの生い立ちの描写が、物語を不快な方向へと一気に落として行きました。
さらに、ヤンの -
Posted by ブクログ
怪異を寄せる体質の女子大生・琴葉と、怪異を探し求める美声の青年・シマくん。
京王線の沿線で障りのある話を調べる二人は"本物"を見つけられるのか……?
京王線沿線を舞台にしたホラー小説。あるいは恋愛小説。
怪異を追い求める怪しい男にうっかり惚れてしまった女子大学生が、その恋心を利用されて(と言うとちよっと言い方が悪いですが)怪異探しにつき合わされる話。悪い男だ〜女を沼らせる系のヤバいやつだ〜って気持ちになります。琴葉の親友が一番常識人で正論言ってくれてますからね。こういう友人は大切にしてほしい。
恋愛とホラーが密接に結びついていて、最後は少し切ない? 後味悪い?
ちなみ -
無料版購入済み
この手としては
怪奇現象を扱った、リアル路線の作品。
この手の作品って、とにかくリアリティが無いものが多い。
むしろ端から創作作品の方がずっと怖いものが多いくらいに。
その点、本作は適度に実際の地名等を出しており、それなりにリアリティあり。
絵も、この手としては悪くない。
ただ、肝心の恐怖シーンがかなり陳腐。
この辺りは仕方ないのかな。
インパクトを求める人の方が多いだろうし。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまず心に残っているのは、物部一族登場したー!やったー!ということ。
やっぱ佐々木事務所シリーズと繋がってたんだ!世界観が広がって、面白いですね。
坂本美羽の性格拗らせてる感じがすごく良かったです。小説家になれなくて自己肯定感がすごく低いのに、自分よりバカっぽく見える人に対しては心の中でボロクソに言ってて、近くにいたらすごく嫌な人だけど小説で一人称で読む分には楽しく読めました。
そんな彼女が白石と交流を深める中で考え方が変わっていく様子も、突飛ではなく自然な流れのように感じられて好印象でした。
彼女の死に様は「よく言った」と褒めてあげたいくらい最高でした。
彼女に変化が訪れた結果の集大成みたい -
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Posted by ブクログ
2026.04.23
呪いって「強い負の思い」だと思ってて。正の思いは愛着、負の思いは執着になり、念になり、呪いになる。だから呪いは「対象物にとどまる」と。
でも。
この本の中の呪いは「伝わる」。あっさりと、でも確実にじわじわと「広がる」。穢れや悪意から呪いの念が広まっては手の施しようがない。救われないという後味の悪さは、この本では存分に味わえる。
上條さんの穢れのお話は「え」と思う広まり方。あってたまるかと思いつつ、正直、「念」に加担して「いいぞもっとやれ」とも思ったりして。
背筋さんと芦花公園さんのお話は、読み終わってすぐもう1周した。どこに呪いの元凶が?と思い、それが頭で整理が -
Posted by ブクログ
前2作は超能力とのバトルって感じでしたけど、今作はちゃんと心霊モノになってたましたので、どストライクの好みでした。(心霊というよりは悪魔寄りだったような気もしますが…)
印象的だったのは、無意識に周りの人の気分を逆撫でする人の話…。一見、親身になってるように見えたり自分を謙遜してるように見えたりするけど、あるボーダーを超えたそれらの態度は周りをイラつかせる…。説得力のある描写に脱帽でした。もしかしたら、自分もそうなってることがあるかも、と自分の振る舞いを改めさせられたような気がしました。
あと、今回の被害者のみんながこの結末によって幸せになったのか…、いや、幸せになったとは絶対に言えない、