芦花公園のレビュー一覧
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大学生の琴葉はミステリアスなシマくんに一目惚れし、幽霊に会いたいという彼に付いて京王線沿線での怪異探しをすることになる。
著者の他の作品と比べると怪異の描写はわりとマイルドでラブコメ的な要素が強めかなと、最初は思っていたのだけど…
決して美しいビジュアルではないのに面食いの琴葉が夢中になってしまったシマくん、かなりミステリアス。彼が幽霊に会いたがった理由が悲しい。
脳を揺らすような美声で見た目が気にならなくなるほど夢中にさせる人ってところに著者の作品によくある『美しさ=魔』みたいなところを感じる。
ラストで一気に読み手を侵食する描写、好きです。
彼の名前はシマくんです。
彼の姿を思い浮かべ -
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『異端の祝祭』は、佐々木事務所シリーズと呼ばれる第一作で、カクヨム発の作品。
現在はカドコミでコミカライズもされており、そちらをのぞいてみると、小説では掴みにくかった人物関係や状況がかなり理解しやすくなっていた。
KADOKAWAのキャッチコピーは「民俗学カルトホラー」。本作で描かれるのは、キリスト教系の異端カルト。珍しい設定として興味を引かれました。
物語は、怪異、カルト、社会問題といった要素を断片的に盛り込みすぎた印象があります。全体として焦点が定まりにくいかな、と思うけど
定期的に発信していくには 雰囲気や題材の強さが必要なのかも。
タイトルが素敵(*'▽'*) -
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『カタリナの美しき車輪』斜線堂有紀
SNSの炎上をテーマにしたホラー。斜線道さんこんな作品も書けるんだ!と楽しく読ませていただきました。
『かんのさん』尾八原ジュージ
一番好き。面白い。やっぱり得体の知れないもの、正体のわからないものは怖い。
『夢見鳥』木江恭
なんだかよくわからないけど面白かった。好き。
『やどりこ』櫛木理宇
短いのに重厚感があるホラーなのは流石だなぁ。オチが秀逸。櫛木さんは短編でも素晴らしい。
『嚙み砕くもの』芦花公園
メキシコに歯の妖精っているよなと思ったら違った。オチはいいけど前半が微妙。
『さなぎおに』皮肉屋文庫
初読み。申し訳ないけどまだ商業作家としては厳 -
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ホラーやミステリーで有名な6人の短編集。
書き下ろし短編集ということもありそれぞれの特色が出ており始めて読む著書の作品も読むことができてお得な一冊だと思う。
ただ、ホラー好きの方には若干ホラー要素は少なめな気がする。
私自身のおすすめは新名智さんと小池真理子さんの作品。
新名さんは本にしては珍しく読んでいくとゲームのような選択肢があり読者側に物語を選択させるという斬新なものであった。選択肢を変えれば何通りもの物語もある為、再読しても面白いと思う。ファンタジーかと思いきやしっかりオチもあり。
小池さんは主人公が少し訳ありでそちらに目を向けすぎて全然真相に気づけなかった。最後は少し謎が残るが、主 -
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ネタバレ物語の構造としては前作と同じく、心霊現象ぽい仕立てで実は自覚なしに「能力」を持ってしまった人間が強い執着というか思い込みでそれを発現させているので早くどうにかしないと...のやつです。犯人的にはまさかのハピエン(一応)でちょっとうけた。しかし最後の最後で序盤のキーパーソンだったあの子が...というエンド。次回もこの子の件は少し引っ張りそうな予感。青山くんは私の「母」になってくれるかもしれない人、というのが強烈で良かった。恋人や父親でないのが最高なんだよな...るみの異常性と共にそういう部分(性別)で青山を判断してないのが出ていて。