芦花公園のレビュー一覧
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バラバラ(に見える)小さなホラーエピソードが、大きな一つの原因へ収斂していく…といった趣の作品。
構成自体は面白いし、虚実入り混じった内容もなかなか読ませてくれる。
眼前に浮かぶ光景もゾッとするものがあるし、昔話風の小噺から現代譚まで並んでいるので、先が気になってぐいぐい読み進めてしまう。
難点は、オチが割と良くある「意味不明な状態に陥ってぷつんと切れる」パターンであって、散らばった点が昇華されるカタルシスがあまりないことと、例えば冒頭の家系図だったり、封印の家の作りだったり、魅惑的な資料がそこまで効果的に生かされずに終わってしまったこと、かな。
ホラーは最後を曖昧にしたり、この後も続く -
Posted by ブクログ
家、部屋、土地に纏わる超怖いアンソロジー
“物件怪談小説集”
人気作家+事故物件サイトの大島てるさんの11編
土地や建物に関わるホラーが好きなのです
と思い、読みましたが、人がやっぱり怖いという作品が多かった気がします
「妹の部屋」神永学
死んだ妹の賃貸の部屋
片付けて解約するも 元に戻っている
事故物件小説ではなかったけれど
ありそで怖い
「笛を吹く家」澤村伊智
息子を預かってくれる家は、幽霊屋敷
両親の望む息子の行末
この2編が、私のBestかな
「倒福」大島てる
事故物件系かなと思っていたけれど
反発もある情報提供をしているから
こんな経験もあるのかな
いろんな摩擦があるのでし -
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Posted by ブクログ
全7話の連作短編。
主人公たち(とあるひと家族)が久根ニコライという美青年と出会い物語が進んでいく。
救いがあったり、なかったり。
この家族たち、どいつもこいつも残念な人間ばっかり・・・
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絶対に、それを■■■はいけない――。ページをめくるごとに後悔が増す戦慄ホラー。
最愛のひとり息子を失った桜子は、カウンセラーの久根からふしぎな壺を与えられる。3つの約束さえ守れば、息子が帰ってくるというが……。「もう本当に最悪でした、もちろん褒め言葉」「吐きそうなくらい嫌な話」連載時から話題沸騰! デビュー作でネット民を震撼させたホラー界の気鋭が描く、血と涙で彩られる美しき地獄。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ解説には「結局人間が一番怖い」説に否定的で、それ以上に理不尽をもたらす存在の方が怖いとあったけれども、正直理不尽に訪れる惨たらしい死、そしてそれをもたらす存在そのものよりも、ここに描かれたキャラたちの生々しすぎる人生の方がよほど怖かった。
結局超常的な存在はフィクションの中でしか存在できないから。
読み手である自分たちが経験することは、恐らくはない。
だから、どこまでも他人事として読める。
例え血肉が吹っ飛ぼうが、全身から血を吹き出そうが、骨が剥き出しになろうが、そういうことをもたらす(この作中なら◯◯と称される存在)太刀打ちできない存在による攻撃にびびることはない。
でも、キャラたちが生き -
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家にまつわるホラーのアンソロジー。玉石混交という感じ。
【収録作品】
「氷室」宇佐美まこと
「倒福」大島てる
「旧居の記憶」福澤徹三
「やなぎっ記」糸柳寿昭
「たかむらの家」花房観音
「妹の部屋」神永学
「笛を吹く家」澤村伊智
「牢家」黒木あるじ
「トガハラミ」郷内心瞳
「終の棲家」芦花公園
「ろろるいの家」平山夢明
たとえば「倒福」「旧居の記憶」「やなぎっ記」の御三方は実話怪談や事故物件をメインにしているだけあって実録風というかとりとめがない。それもそれで好きだけどほかの短編小説の中では浮いてるように個人的には感じた。
この中で怖かったのはやはり「終の棲家」と「ろろるいの家」。芦花公園さ