芦花公園のレビュー一覧

  • とらすの子


    ぐいぐい読ませてくれるし、暗い人間の歪な思考書くの上手いし、陰鬱な気分にさせてくれる。


    教祖(的なもの)と悪魔と人を狂わす美貌って、
    この作家が得意で好きなパターンなんだろうけど、またかあ…と思うのは否めない。あと2回続いたらお家芸として成り立つかも。
    美形でなくても人を惑わす人間いるだろう...続きを読む
  • てのひら怪談 こっちへおいで
    わずか、800文字以内で書かれた数々の怖い話達。それは、両の手のひらに収まるほどの小さな話ですが、途方も無く怖い話達なのです。あっという間に終わってしまう、短い話だからと油断していると、痛い目をみますよ。

    ***

    発売前から気になっていた一冊。ポプラ文庫、MFダウィンチ文庫を経て、ポプラキミノベ...続きを読む
  • ほねがらみ
    2ちゃんまとめ動画をきっかけに、民俗学ホラーにハマったので、そういうタイプのホラー小説も読んでみようと思った。

    聖書、神話、歴史なども解説してくれている部分が多くて、初心者でもなんとなく繋がりが理解できてありがたかった。
    しっかり理解できた訳ではないと思うが、バラバラだった話が繋がる感覚は味わうこ...続きを読む
  • ほねがらみ
    「ひとつの映画をバラバラに見せられているような感覚」と始めに紹介されている通り、知人のメールであったり民俗学者の手記であったりインタビューだったり、様々な狂った怖い断片がちりばめられ何とも掴み所がない。
    その断片の一つ一つを追って、ある一族に降りかかる怪異の正体に迫ってしまう怪談好きのサガ…。“怪談...続きを読む
  • 漆黒の慕情
    前作から続けて読みました。
    この方は、ややエロというか、肉欲が混ざった描写が見られるホラー作家さんですね。意外といないですよね。実際、人を闇に落とす怪異がいたら、肉欲は外せないと思うのでアリだと思います。やりすぎは成人向けになっちゃいますが。
    敏彦というとんでもキャラが出てきて、思わぬラストに行きま...続きを読む
  • ほねがらみ
    最初は怖い〜!!ってなってたんだけど
    どんどん、あれ??いけそう…!って
    麻痺したみたい笑
    ちょっと慣れてきた頃に大量のずの
    ページ。ゾッとしたねぇ。

    最後の方はちょっと作り物っぽくて
    あっさり読み切っちゃった!
    後味残んない感じで。

    知りすぎない方がいいことってあるよね〜。
    本当と嘘が混ぜこぜ...続きを読む
  • 異端の祝祭
    暗い性格で就活も失敗続きだった島本笑美。大手企業に採用され研修参加後に連絡が取れなくなる。心配した兄は心霊事例を扱う事務所に相談し…

    宗教×カルト×超能力。あんまり怖さは感じなかった。
    宗教団体の意向なのか本人の意思なのかもうわからない人って結構いるよね。妄信することがアイデンティティーになってる...続きを読む