芦花公園のレビュー一覧

  • とらすの子

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    ネタバレ

    ライターの坂本さん、最初はほんと好感持てなくてしんどかったけど、白石さんとの交流と、最期のシーンはなんかたまらない気持ちになった。

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    2024年10月15日
  • とらすの子

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    「嫌な奴はマレ様が殺してくれる」
    オカルト雑誌ライターの女性、男子中学生、女性警官の3人の視点で物語は進む。

    グロテスクな話が苦手な方は要注意かも。

    芦花公園さんの本はほとんど読んでいるので最後の一行まで気を抜かず、お腹に力を入れながら衝撃に備えていたけれど、それでも読み終わった瞬間「あぁー……」と声が漏れてしまった。QRコードの期間限定とカクヨムに後日談があるらしいので、もう少しとらすの子の呪いを浴びることが出来る。

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    2024年09月27日
  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    家についての怖い話短編集。わりと家より人間メインみたいな話も多かったけど面白かったです。
    個人的には「笛を吹く家」、「トガハラミ」、「ろろるいの家」が個人的に性癖に刺さります。
    ろろるいの家とトガハラミは結構ファンタジー味が強いかも

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    2024年09月26日
  • 異端の祝祭

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    民俗学カルトホラー。
    全編通して不気味さを纏っている作品。

    語りの視点が変わることで様々な怖さが垣間見える。
    がっつりホラーという感じではないが、じわじわと怖さを感じる作品。
    こういった事は多かれ少なかれ現実でも存在しているだろうということも、また怖さを増加させる。

    飲み込むことのできない不気味さと気持ち悪さが、
    読み終わったあとにもずしっと残る。

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    2024年09月20日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーは、「大好き!」と「苦手」という人にはっきり分かれる。
    私は、「まあ好き」(いきなり矛盾したことを言うが)。
    でもお化け屋敷は苦手で、でも入りたくて、必ず誰かを盾にして進んでいく。
    本はどうだろう?
    本は、まあ好き、と自分で言うくらいなので、本書巻末のおすすめブックリストはほとんど読んでいる。
    確かにどれも名作。

    さて、本書はホラー、つまりエンターテインメントの魅力を伝えるべく、
    有名作家の書き下ろし作品を集め、ジャンルごとに解説も加え他非常に豪華かつ読み応えがある。
    どれも短く、そして10代向けのシリーズならではの「日常」を背景にしているので読みやすくもある。

    「告発者」はいかにも

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    2024年09月20日
  • ほねがらみ

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    4.0点
    地球の、いや宇宙の、この世の真理に辿り着くと人は死んでしまうらしい。人間の脳では処理しきれないからなのか、はたまた違う次元へいってしまうからなのか。。
    小さい頃から、どうして宇宙ってあるんだろう?人間て何だろう?と、考えれば考えるほど自分が認識出来なくなってこの世に溶けていっちゃいそうで、凄く怖くなって考えるのをやめちゃうんだけど、
    この本は、その先を追い続けて行く恐ろしさに似ている
    追いかけちゃダメなのに
    でも知りたくて、しりずたく て しずず り
    ずずずた くず ずずてずず 
    ずずずずずずずずずずずずずずずずず
    ずずずずずずずずずずずずずずずずず

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    2024年09月15日
  • ほねがらみ

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    ホラー小説はあまり進んで読む方ではないのですが、友人からの紹介で読みました。
    ホラーの映像作品も苦手な方なので、文章だったら読めそうだったのです。
    ホラーや怪談といえば夏の雰囲気がしますが、秋に読むのも好きです(まだ暑いですが)。たまに首筋に感じる異様に冷たい風や鈴虫の声がいつの間にか聞こえなくなっていたりなどなど。


    今回は、映像作品と文学作品のホラーにおける恐怖の違いについて考えていました。
    日本の作品では映像と文章で大きな差異はないように感じましたが、海外の作品では怪談というよりは純粋な怖さや気持ち悪さを全面に出してくるものが多いように感じます。
    やはり視覚情報として形のあるものを取り

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    2024年09月13日
  • 極楽に至る忌門

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    近頃よく見る因習村系ホラー。レビューも悪いのを見ないのでちょっと期待しつつ読んでみると、作品の全体的に漂う不気味な雰囲気が良かった。最初の章では恐ろしいことが起きているけど詳細は不鮮明に見えた。ただそれが章を追うごとに原因や事態が徐々にハッキリ見えてくるようになる。ジメジメとしたまとわりつく恐さを感じてみたい人はおすすめ。

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    2024年09月12日
  • 漆黒の慕情

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    ラストの展開だけで星5つくらいつけてもいいかな、と思いました。佐々木シリーズを1作目から通しで読んだせいか、3作目へのクリフハンガーにもなっていてとてもよかったです。
    ただ、たまに特定の人物の会話が完全にインターネットレスバになってるじゃん……って雰囲気が今作はちょっと強めかとも思いました。事務員さんのくだりとか。

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    2024年09月12日
  • 眼下は昏い京王線です

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    芦花公園さんのホラー描写はべったりじっとりしていて、たとえば腕に落ちてしまった抜け毛のほの痒さとか、石鹸を入れたトレイを持ち上げたときのぬめっとした感じに似ています。ですが、今作はなぜか読後感にさわやかさすら感じます。各ストーリーは「新耳袋」のような雰囲気だし、ラストは佐々木シリーズと同じようにべったり……としていますが、なぜか読み終わるとスッキリしています。
    余談ですが、私は小説を読むときに「実写化したらどうなるんだろう?」とキャストを当てこみながら読む癖があります。これはもう、今作にあたってはまんまとしてやられた感じです。作中にリアルな俳優の名前がたくさん出てくるのも、ちょっとやられた感じ

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    2024年09月12日
  • 極楽に至る忌門

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    ネタバレ






    他者を犠牲に得る極楽の鍵。他者を踏み台にして得る安寧を極楽と呼び求める村人達の思想は、生贄を求め続ける『猿』よりも恐ろしい。
    果たしてそれが地獄なのか極楽なのかは『死んでみんとわからん』のでしょう。
    尤も、『猿』と契約していないわたし達は死んでもきっとわからないでしょうけど。

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    2024年09月10日
  • とらすの子

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    こちらの作者さんの本は3冊目でした
    読み終わったらどっと疲れてしまいました
    理由は面白くて1日で読みきったのもありますが、後半になるにつれて人の感情が
    重くのしかってくる気がしました
    前半と後半で読んでいる印象が違いましたが、最後まで読みきりました

    途中過激な表現があったので
    読む方は注意してもらえたらと個人的に
    勝手に思ってしまいました

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    2024年09月10日
  • 超怖い物件

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    結構好きだった。有名な事故物件サイトの方も実話系の方も小説家の方もふんだんに入ってて、お話の並びもリレー小説かのように必然性のある並びをしていて良い。平山夢明さんのトリの小説が本当に怖かった。花房観音さんのも情念って感じで良い。文章が好きだった。

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    2024年08月31日
  • 食べると死ぬ花

    ネタバレ 購入済み

    世にも奇妙な話×芦花公園

    謎の美青年、久根ニコライが引き起こす家庭崩壊ドロドロホラー。どこかで聞いたことがあるような事件から、身近に居るよねこんな人、あれよあれよと不幸が舞い込む(久根ニコライはあんまり何もしていません)新感覚 大家族波瀾万丈家庭崩壊ファンタジー
    登場人物の名前や発言から考察しながら読むのも芦花公園先生の作品の楽しみ方ですよね。
    作中で救われた人は居るんでしょうか。はたまた救いとは一体なんでしょうか。幸せとは?そんなことを考え直したくなる一冊でした。
    割とおすすめですがホラーというより世にも奇妙な話チックなのでそういった作品が好きな方にはオススメです!

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    2024年08月31日
  • ほねがらみ

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    ずずずず…ずずずずずずずず…
    これは一体なんのずずずず…何かが私の周りでずっとずずずずずずずず…

    定期的に無性にホラーが読み漁りたくなるやっかいな病に罹っている私。
    8月後半はホラー強化週間を挟みましょう。
    (実は本作は8月の頭に読んでいたのですが)
    今年の納涼第1作目は以前からあちこちでお見かけする芦花公園さんのこちらをチョイス。
    初めて芦花さんをお見かけしたのは『食べると死ぬ花』
    何故かタイトルとお名前を混同して覚えており、食べたら死ぬ花が咲いている公園の図鑑だと思っていたら、1Q8401さんのレビューで違う事が判明。
    私の脳内が1番ホラーですが、いやー、素晴らしく体感温度が下がりました

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    2024年08月19日
  • とらすの子

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    面白かった。マレ様と希彦、妖しい雰囲気に皆が魅了され、異常な事がおこり、とても気持ちの悪い悲惨な死に方。終わり方も「えっ!」っていう感じで…希彦が気になる。特別掌編が期間限定で公開されていたので少しお得な気分!

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    2024年08月14日
  • 極楽に至る忌門

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    短編集4つ!

    それぞれが、布石といえばそうなんやけど、全てが要らん事してしまった!って感じになるんかな。

    はじめは、神の使いみたいなんがおって、それが願いをかなえるみたいなのが…

    どんどん歪んでいく〜
    短編事に、更に更に歪んで行って、最後は、もうどうにもなりません!
    物部さんでも!

    やっぱり、神も仏もあったものか!というのは人側からの考えなのが良く分かる。
    神も仏も自分らが、歪ませておいて、最後に救いを求めてもあかんって事やな。

    何の救いもない終わり方やけど、やっぱり、人では超えてはならんもんがあって、超えたら、それなりの報いが来るんやな。

    古い山奥の村の因習、
    生贄、
    土着信仰

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    2024年08月04日
  • とらすの子

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    ネタバレ

    人の生死を掌握する万能感って、善悪のバランスの人間性をどこかおかしくしてしまうんだろうな。
    利用されているように見えて、本当の悪魔はその人間の愚かさを実は高みから優雅に嘲笑ってる。
    希彦は結局何がしたいのかよくわからなかったけど、トラスの魔女たちが悪魔と目合っていたことを振り返ると、純粋に目合い相手を求めていたとしか…。最後も純愛のハッピーエンドに感じた自分の酩酊心理が恐ろしい。あなどれない“美しい異常”の中毒性。
    本編では味わえなかった、カクヨムの火花散る番外編の緊張感がたまらなくよかった。

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    2024年07月20日
  • 超怖い物件

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    家系ホラーが好きなので読んでみた。
    あんま怖くないなーって読み進めてたけど、最後2篇が怖くてびっくり。

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    2024年07月19日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    こんなにホラーでもジャンルってあるんだ、って詳細に分類されていてなるほど、、、と思う解説。
    分類ごとに話が分かれていて、自分の好みがわかるかも。
    やっぱり私は芦花公園と雨穴のお話が好み。

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    2024年07月16日