芦花公園のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
14歳のみんなに読んでもらおう!ということを前提に考えると、かなり真剣にホラーを楽しんでほしいという意思を感じて大変好ましい。学校生活が怖くなるような話ばかりで作者の皆さんの本気を感じる。梨作品とか、読んだら怖くて夜眠れなくなるんじゃないかな。少なくとも私は眠れなくなるような子供だった記憶がある。芦花公園作品に関してはこれ14歳が読んで大丈夫?トラウマにならない?という老婆心がわいた。怖すぎるんじゃないですかこの話。
ホラーに挑戦する機会をもってほしいという企画自体がすごくいいし、著者の面々がガチガチの豪華陣でいっそ笑っちゃうくらいだ。14歳のみんな、読んで震えあがろうね...... -
Posted by ブクログ
殺される、と錯乱状態に陥った少女は、オカルト雑誌のライター・美羽の目の前で突然爆発するように死んだ。
スクープを狙う美羽は、少女が通っていたという「とらすの会」を訪れたが、マレ様と呼ばれる人物と出会うことで、想像を絶する奈落へと突き落とされる……。
事件を解決しようと奮闘する女性警察官とライターの女性。友人へのいじめに悩む中学生という3人の視点でストーリーが進行していき、交錯していくホラー小説。
連続する猟奇的な殺人事件。虐げられた人々に手を差し伸べる「とらすの会」とその中心となる「マレ様」。マレ様の美貌ととらすの会が与えてくれる救いに心酔して行く人々の狂気と悪意が、生々しくぞっとします。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレあまり手をつけて来なかった民俗学ホラー(?)、怖かった…!
日本の伝記的な怪異を調査、考察する立場の「私」が徐々に怪異に侵食されていく様は恐怖。白昼夢か幻覚かというホラー表現も王道邦画ホラーという感じでわかりやすくゾッとできた。ただ、日本の民俗学なのかと思いきや異教が絡んできたり、その辺は自分が慣れていないので少し読みづらかったかな。
終わり方はちょっと『近畿地方の〜』に似てずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずず -
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読み始めて感じた印象は、「なんだかやばい小説に手をつけてしまった」でした。
登場人物は異形のものが見えたり、何だか意味のわからない言葉を発したりしていることが、怖いというよりも、気持ち悪さに近かったです。
読み始めのうちは登場人物の言動も行動も、意味不明すぎて気持ちが悪くて仕方がありませんでした。登場する生き物の描写や信者の使う言葉がとても気味が悪かったです。しかし後半になってくると青山くんの言うように、出自がわかったことで嫌悪感や恐怖心といったものが軽くなったように感じました。
個人的に石神さんのシーンは怖かったですね。
余談ですが、読んでいる日常の中でふと早朝に音楽が聞こえてきて目 -
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ホラーは、「大好き!」と「苦手」という人にはっきり分かれる。
私は、「まあ好き」(いきなり矛盾したことを言うが)。
でもお化け屋敷は苦手で、でも入りたくて、必ず誰かを盾にして進んでいく。
本はどうだろう?
本は、まあ好き、と自分で言うくらいなので、本書巻末のおすすめブックリストはほとんど読んでいる。
確かにどれも名作。
さて、本書はホラー、つまりエンターテインメントの魅力を伝えるべく、
有名作家の書き下ろし作品を集め、ジャンルごとに解説も加え他非常に豪華かつ読み応えがある。
どれも短く、そして10代向けのシリーズならではの「日常」を背景にしているので読みやすくもある。
「告発者」はいかにも -
Posted by ブクログ
4.0点
地球の、いや宇宙の、この世の真理に辿り着くと人は死んでしまうらしい。人間の脳では処理しきれないからなのか、はたまた違う次元へいってしまうからなのか。。
小さい頃から、どうして宇宙ってあるんだろう?人間て何だろう?と、考えれば考えるほど自分が認識出来なくなってこの世に溶けていっちゃいそうで、凄く怖くなって考えるのをやめちゃうんだけど、
この本は、その先を追い続けて行く恐ろしさに似ている
追いかけちゃダメなのに
でも知りたくて、しりずたく て しずず り
ずずずた くず ずずてずず
ずずずずずずずずずずずずずずずずず
ずずずずずずずずずずずずずずずずず -
Posted by ブクログ
ホラー小説はあまり進んで読む方ではないのですが、友人からの紹介で読みました。
ホラーの映像作品も苦手な方なので、文章だったら読めそうだったのです。
ホラーや怪談といえば夏の雰囲気がしますが、秋に読むのも好きです(まだ暑いですが)。たまに首筋に感じる異様に冷たい風や鈴虫の声がいつの間にか聞こえなくなっていたりなどなど。
今回は、映像作品と文学作品のホラーにおける恐怖の違いについて考えていました。
日本の作品では映像と文章で大きな差異はないように感じましたが、海外の作品では怪談というよりは純粋な怖さや気持ち悪さを全面に出してくるものが多いように感じます。
やはり視覚情報として形のあるものを取り -
Posted by ブクログ
芦花公園さんのホラー描写はべったりじっとりしていて、たとえば腕に落ちてしまった抜け毛のほの痒さとか、石鹸を入れたトレイを持ち上げたときのぬめっとした感じに似ています。ですが、今作はなぜか読後感にさわやかさすら感じます。各ストーリーは「新耳袋」のような雰囲気だし、ラストは佐々木シリーズと同じようにべったり……としていますが、なぜか読み終わるとスッキリしています。
余談ですが、私は小説を読むときに「実写化したらどうなるんだろう?」とキャストを当てこみながら読む癖があります。これはもう、今作にあたってはまんまとしてやられた感じです。作中にリアルな俳優の名前がたくさん出てくるのも、ちょっとやられた感じ