坂口安吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
坂口安吾の短編集。
「魔の退屈」「私は海をだきしめていたい」「ジロリの女」「行雲流水」「肝臓先生」の5編を収める。
文庫全体のタイトルは、最終作の「肝臓先生」から採られている(本作、今村昌平監督、柄本明主演で映画になっている(「カンゾー先生」。私は未見なのだが)が、最も長いのは「ジロリの女」で、こちらの方が本書全体の空気を作っているような気もする(本書刊行が1997年、映画公開が1998年。映画制作には角川書店も名を連ねているので、書籍タイトルを「肝臓先生」にしたのは映画とタイアップという意味合いなのかもしれない)。
現行の表紙は「かまわぬ」のようだが、古書で購入したので表紙は画像のもの。何の -
Posted by ブクログ
・想像していたものと違った。ダメ人間の話かと思っていた。
・汗をかき、身体を動かし、忍耐して生活する。
そういった世の中の美徳や誠実とされる価値観は本当に正しい?本当に人間はそう思ってる?
その生き方に滑稽さや嘘を感じ、憤っている。
・作られた価値観それに従うことが必ずしも正しさ、人間らしさではない。
むしろ人間の弱さや欲望、すなわち堕落を受け入れることで、本当の人間らしさが見えてくる。
作られた価値観を自分の価値観だと思い込んでいる。
・堕落そのものを肯定しているのではなく、それを直視して受け入れて生きることに意味がある。
・紙の上の登場人物が動き出さないからといって小説書くのやめて -
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購入済み
徳川幕府が恐れたもの
キリシタンものの史談風作品である。中盤までは比較的淡々と通説通りの話を書き並べている。キリシタン禁止令が出ている日本に、刑死することを目的に次々と宣教師たちが密入国した という事実に、宗教の恐ろしさ 狂信性を感じる。に徳川幕府が恐れたもの無理はないだろう。
終盤の新井白石とのやり取りはそれなりに面白いが、もっと小説的に応酬を盛り上げても良かったのではないと思う。 -
Posted by ブクログ
すっごい多くの人たち、全員個性の塊みたいな人たちなのだが、この人たちが集まった屋敷の中で次々に事件が起こるといった古典的ミステリーの定番の型が取られている。
多すぎて人を覚えられない!と思ったが安心してほしい、この事件は次々に人が死んでいく。やはりそこにあるのは「動機」、特に今回は多くの事件が起こったのでその犯行が「計画的なのか」「突発的なのか」に分けて考えるとすっきりとする。
「計画的」なものは「愛情」「復讐」「金銭」などが多くあり、「突発的」なのは「保身」「気が触れた」「疑心」などから起こりうる。今回もそういったものに分けて考えると良いと読みながら思った。そうすれば屋敷に集められた人々、一