坂口安吾のレビュー一覧

  • 明治開化 安吾捕物帖

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    坂口安吾というと「白痴」から入ったので、暗くじめじめとした小説を書く人とばかり思っていた。ら、なかなかどうして面白い!
    むろん殺人事件を取り扱っているので、殺人にいたるまでの人間関係にどろどろした部分はあるのだけれども。
    文明開化の時代の裏にある、格差社会の闇や、やりきれない人々の思いを描いていて興味深い。

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    2013年01月02日
  • 堕落論・日本文化私観 他22篇

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    わび・さびか。幽玄か。悟りすましたように文学は終わったというか。笑止――
    坂口安吾の随筆集。堕落論、日本文化史観、文学のふるさと等、14編を収録。

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    2012年09月08日
  • 続 明治開化 安吾捕物帖

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    探偵 結城新十郎が奇怪な事件の謎を解く短編推理小説集
    いわゆる探偵小説で猟奇的な事件が多い。

    解説では、「舞台は明治時代中期とおぼしき」としている。
    ・狂言廻しとして登場する勝海舟の明治32年没
    ・「魔教の怪」の世良田は「明治初年に地方の府県知事を2箇所歴任し、11年間遊学して帰朝した」とあるので、明治10数年頃
    ・「幻の塔」で出てくる新門の辰五郎は明治8年没
    ・「乞食男爵」では女相撲の横綱がでてくるが、女相撲は明治23年に禁止されたと書いている

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    2013年08月03日
  • 堕落論・白痴(まんがで読破)

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    戦後日本の堕落した部分。
    小説であれば難しく読めなかったであろうが
    このシリーズですんなりと読むことができた。
    アンゴが時代を移動することで
    このような時代があったということをわかりやすく
    紹介しており読むことができてよかった作品である。

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    2012年06月17日
  • 続 明治開化 安吾捕物帖

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    「魔教の怪」面白かったー。登場人物名が「因果論」そのままなのにも驚きでした。これで終わりなのは残念…アニメ二期目しないのかなぁ。

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    2012年06月07日
  • 桜の森の満開の下・白痴 他12篇

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    ぱっと美しく咲いて、あっという間に散るその潔さが
    日本人にも好まれる桜の花。
    あたたかくなると桜が咲き始め、
    満開の桜並木や公園でお花見をしたくなりますが、
    美しい桜の花には要注意です。

    この小説の作者は『白痴』などでよく知られた坂口安吾さん。
    『昔、鈴鹿峠の満開の桜の下を通ると、旅人はみな気が変になる』と書き、
    物語はそこから始まります。
    恐ろしいほど美しい桜の魔力に見せられた男性が、
    拾ってきた美しい女の言うがままに、
    次々と殺人を犯し略奪を繰り返します。

    満開の桜の森の下に怖くて行けないことが、
    この作品のなかでのキーポイントですが、
    よく考えてみると、本当に美しく咲き誇っている桜っ

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    2017年11月09日
  • 白痴・二流の人

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    白痴だけ読みました。
    空襲の下で繰り広げられる伊沢と女のやりとりに、きゅんとしていまいました。
    本当はそういう話じゃないんでしょうけど・・・
    女の子なら一度は、あの伊沢のような台詞を言ってもらいたいのでは?

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    2012年02月08日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    ネタバレ

    明治維新後と戦後の日本を対比している、的なことを解説されてた気がするけどそんなん考えなくても普通に面白かった^^
    堕落論の人だから正直そんな期待してなかったんだけど新十郎かっこいいです流石紳士探偵・・・
    アニメもあるけどあれはどんな解釈で作られたのか気になる
    たぶん海舟が麟六で虎があの女検事で・・・って事なんだろうけど因果のあの能力とか弁天王とか・・・アニメとは別物って事で考えたほうがいいのかな???

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    2012年02月08日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    「読者への口上」として、作者御自ら本作の楽しみ方を指南してくれる、作者の名を冠した捕物帖。トリック云々より、「誰が何故殺したのか?」を推理する推理小説でしょうか?口語風に書かれた文体が魅力。海上の密室を利用した「血を見る真珠」の緊迫感が出色。

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    2011年10月28日
  • 肝臓先生

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     とある田舎の猟師町。どんな患者も「肝臓病」と診たてたことから「肝臓先生」と呼ばれるようになった町医者は、肝臓病撲滅のために寝食をいとわず患者のために走りまわる。
     タイトル、設定の面白さに加えて坂口安吾ときては読まずにいられない。さっそく読んでみたらやっぱり面白かった。
     肝臓先生は熱い。お金のない人からはお金を取らず、どんな時でもどこにいても病気の人がいると聞けば駆けつける。風にも負けず雨にも負けず、常に歩いて疲れを知らぬ足そのものでなければならぬ。
     こんなに熱く、正しく、力強く生きている男の悲劇を描いているというのに、そこかしこから漂う滑稽さは何なんだろう。褒められすぎると馬鹿にされて

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    2011年07月21日
  • 日本文化私観

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    和風なんて言った時点で日本文化は終わってる。文化保持に対する先人の警鐘が込められた一冊。物知りなんだろうなー、好きなんだろうなー、んで言い方が下手なんだろうなー。アイヌ語で和人とは「シャモ」です。

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    2011年05月07日
  • 教祖の文学 不良少年とキリスト

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    小林秀雄と太宰治について書いた本。特に太宰に対しては、彼の死によせた文章なので、言葉荒いが愛情を感じる。グレるっつーのも難しい。友達への思い、ここまで赤裸々に出せるのなら、何書いてもいいのかもね。

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    2011年05月07日
  • 安吾 戦国痛快短編集

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    どの話もとんとんと読みやすく面白い。

    期待していた『狂人遺書』は、『安吾史譚』に収録されている『小西行長』の解釈に沿った、秀吉による朝鮮出兵の「真相(仮)」語り。
    非常に良かった。

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    2010年11月02日
  • 堕落論・白痴(まんがで読破)

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    お国の為に死ねますか、時代を生きるものたちへのメッセージ。

    その昔、政府は戦意向上を作らせるのに必死になってた、こんなクソみたいな映画なんて作りたくない伊沢だったが、生活の為に流されて行く、そんな不満な状態の中、異端な女サヨに出会い奇妙な同棲生活を送る事になる、生きるとは何か、脱落とは何かを教えてくてるヒューマニズムストーリー。

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    2010年08月04日
  • 白痴・二流の人

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    二流の人を読みました。
    坂口安吾はじめて読みましたが……
    竹を割るような痛快な人物描写が気持ちよすぎ!一発で惚れました。
    主人公、黒田官兵衛の心地良いともいえる二流ぶりだけでなく、秀吉や直江など当時の大人物の二流ぶりも楽しいです。
    二流二流といっても、読んでいて「馬鹿だな」と感じるのではなく、「人間だなぁ」と思わず感じてしまうのが、この先生の語り口の素晴らしさかと。

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    2010年06月17日
  • 風と光と二十の私と・いずこへ 他16篇

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    「白痴」が読みたくて買ったけど、「いずこへ」が良かった。
    生活臭を部屋に持ち込みたくない気持ちに共感した。

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    2010年04月25日
  • 白痴・二流の人

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    坂口安吾の短編集。

    「白痴」より「風と光と二十の私と」が良かった。

    次の文章が心に響いた。
    「満足はいけないのか」「ああ、いけない。苦しまなければならぬ。できるだけ自分を苦しめなければならぬ」「なんのために?」「それはただ苦しむこと自身がその解答を示すだろうさ。人間の尊さは自分を苦しめるところにあるのさ。満足は誰でも好むよ。けだものでもね」

    苦しみの中から何かを見出す。ただ満足しちゃいけない。そう僕に言い聞かせたような気がする。

    ほかの短編も細部まで再現しようとして、場面をイメージし易く、寒気と恐怖が若干感じる。

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    2009年12月06日
  • 肝臓先生

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    「私は海を抱きしめていたい」がものすごい秀逸でした。
    私はこういう類の駄目人間達の話が好きみたいです。

    09.11.04

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    2009年11月04日
  • 肝臓先生

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    表題の肝臓先生はカッコいい医者の生き様だったけど後のは男女の話でした。
    個人的に、その男女の話のほうがおもしろかった。
    ジロリの女とかわけわからんけどなんか面白いとおもわされた。
    この人の文体は好みやもしれません。

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    2009年10月04日
  • 堕落論・白痴(まんがで読破)

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    原作から読もうと思ってちょっと読んだけど、難しかったからやっぱり漫画から。

    戦時中は、お国のためにとか、天皇のためにとか、そういったもので国が一丸となって取り組んでいるということに美学を感じていて、それが「美しい」と言っているけど、そんなのはむなしい「美しさ」であって、真実の美しさではないと。じゃあいったい人間の正しい姿って何?ってことを言っています。
    で、じゃあそれは?というと、欲しいモノを欲しいと言い、好きなモノを好きとい言い、嫌なモノを嫌いと言い、好きな人を好きと言う、という本当にしたいことをすることなんだよってことです。
    戦争だって本当はしたくないのに、天皇の命令だから、それが国のた

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    2009年10月04日