坂口安吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ぱっと美しく咲いて、あっという間に散るその潔さが
日本人にも好まれる桜の花。
あたたかくなると桜が咲き始め、
満開の桜並木や公園でお花見をしたくなりますが、
美しい桜の花には要注意です。
この小説の作者は『白痴』などでよく知られた坂口安吾さん。
『昔、鈴鹿峠の満開の桜の下を通ると、旅人はみな気が変になる』と書き、
物語はそこから始まります。
恐ろしいほど美しい桜の魔力に見せられた男性が、
拾ってきた美しい女の言うがままに、
次々と殺人を犯し略奪を繰り返します。
満開の桜の森の下に怖くて行けないことが、
この作品のなかでのキーポイントですが、
よく考えてみると、本当に美しく咲き誇っている桜っ -
Posted by ブクログ
とある田舎の猟師町。どんな患者も「肝臓病」と診たてたことから「肝臓先生」と呼ばれるようになった町医者は、肝臓病撲滅のために寝食をいとわず患者のために走りまわる。
タイトル、設定の面白さに加えて坂口安吾ときては読まずにいられない。さっそく読んでみたらやっぱり面白かった。
肝臓先生は熱い。お金のない人からはお金を取らず、どんな時でもどこにいても病気の人がいると聞けば駆けつける。風にも負けず雨にも負けず、常に歩いて疲れを知らぬ足そのものでなければならぬ。
こんなに熱く、正しく、力強く生きている男の悲劇を描いているというのに、そこかしこから漂う滑稽さは何なんだろう。褒められすぎると馬鹿にされて -
Posted by ブクログ
原作から読もうと思ってちょっと読んだけど、難しかったからやっぱり漫画から。
戦時中は、お国のためにとか、天皇のためにとか、そういったもので国が一丸となって取り組んでいるということに美学を感じていて、それが「美しい」と言っているけど、そんなのはむなしい「美しさ」であって、真実の美しさではないと。じゃあいったい人間の正しい姿って何?ってことを言っています。
で、じゃあそれは?というと、欲しいモノを欲しいと言い、好きなモノを好きとい言い、嫌なモノを嫌いと言い、好きな人を好きと言う、という本当にしたいことをすることなんだよってことです。
戦争だって本当はしたくないのに、天皇の命令だから、それが国のた