坂口安吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・想像していたものと違った。ダメ人間の話かと思っていた。
・汗をかき、身体を動かし、忍耐して生活する。
そういった世の中の美徳や誠実とされる価値観は本当に正しい?本当に人間はそう思ってる?
その生き方に滑稽さや嘘を感じ、憤っている。
・作られた価値観それに従うことが必ずしも正しさ、人間らしさではない。
むしろ人間の弱さや欲望、すなわち堕落を受け入れることで、本当の人間らしさが見えてくる。
作られた価値観を自分の価値観だと思い込んでいる。
・堕落そのものを肯定しているのではなく、それを直視して受け入れて生きることに意味がある。
・紙の上の登場人物が動き出さないからといって小説書くのやめて近所の火事の野次馬にいくの草
・作られた価値観を正しい、美徳だと感じていることに危機感を持った方がいい。
それは現代でも同じこと。
・綺麗事などくそくらえ。
必死で現実と向き合って生きているものが好き。
最初は逆張りおじさんなのかなと思ったけど、読んでいたら一貫してありのままを直視している方が人間らしいしそういう人が好きだという話をしていたと思う。
過激化だったし文章から溢れ出るカリスマ性が半端ないしかっこよかったから自分が高校生の時とかに読んでたら絶対に間違った方向で影響されて今よりますますダメ人間になっていただろうし、元の根暗さに尖りも加わってまじで最悪な人間になっていたと思う。
なのである程度分別のある大人になってから読んで良かった。 -
購入済み
徳川幕府が恐れたもの
キリシタンものの史談風作品である。中盤までは比較的淡々と通説通りの話を書き並べている。キリシタン禁止令が出ている日本に、刑死することを目的に次々と宣教師たちが密入国した という事実に、宗教の恐ろしさ 狂信性を感じる。に徳川幕府が恐れたもの無理はないだろう。
終盤の新井白石とのやり取りはそれなりに面白いが、もっと小説的に応酬を盛り上げても良かったのではないと思う。 -
Posted by ブクログ
すっごい多くの人たち、全員個性の塊みたいな人たちなのだが、この人たちが集まった屋敷の中で次々に事件が起こるといった古典的ミステリーの定番の型が取られている。
多すぎて人を覚えられない!と思ったが安心してほしい、この事件は次々に人が死んでいく。やはりそこにあるのは「動機」、特に今回は多くの事件が起こったのでその犯行が「計画的なのか」「突発的なのか」に分けて考えるとすっきりとする。
「計画的」なものは「愛情」「復讐」「金銭」などが多くあり、「突発的」なのは「保身」「気が触れた」「疑心」などから起こりうる。今回もそういったものに分けて考えると良いと読みながら思った。そうすれば屋敷に集められた人々、一番屋敷で偉い人、そういった人々を「殺める」までの「動機」が浮かび上がってくると思うし、複雑なトリックや展開ほど、真相はわかりやすいものであると思う。
犯人の動きを思い返すとこの物語で重要視されている「心理トリック」、特に周りの人が真犯人に対してこの事件の間どのようなイメージを抱いているかを読み解いていってほしい。