坂口安吾のレビュー一覧

  • 白痴・二流の人

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    二流の人とは、戦国時代の奇才軍師・黒田如水のことです。彼ほどの才能をもった人物がなぜ二流なのか、二流だったのか。それを無頼派の坂口安吾が解き明かします。

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    2011年07月03日
  • 肝臓先生

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    安吾なりの男の無骨さを書きたかったのだろう。正直僕は他の作品より評価は低いが、実際のおちゃらけ安吾より、きれいな男性像が出ている。赤城先生の人生に乾杯!

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    2011年05月07日
  • 桜の森の満開の下

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    坂口安吾の「物語・歴史小説世界」の短編集。中でも題名となっている「桜の森の満開の下」の短編は、今の時期に読むにはピッタリ。怪しいほどに美しい満開の桜…、美しいをとおりこし恐怖さえ覚える風景に盗賊と鬼の化身の美女を登場させ、不思議な世界を作り出しています。読書の後は、桜を見てはかない想いを感じるかもしれません。

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    2017年11月09日
  • 不連続殺人事件

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    登場人物達が個性的でついていけませんでした。
    しかし、理解し難い人たちだと思っていたからこそ、ラストにはちょっと感動してしまいました。

    人は多いし、どんどん死んでしまいますが、トリックはとても感心しましたし、いかにも推理小説な雰囲気も設定も好きです。

    それから、とにかく見取り図が見にくかったです。

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    2019年01月16日
  • オモチャ箱 狂人遺書

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     表題作「オモチャ箱」は牧野信一と著者の交流、牧野文学の破滅を題材としている。

     もう一つの表題作「狂人遺書」は、豊臣秀吉の最晩年を、独白というスタイルで描く。朝鮮出兵期の煩悶と自嘲と猜疑心を小西行長、甥の秀次、江戸大納言(家康)をからめて見事に描いた。ラストに向けて妄想を逞しくしていく主人公。主観が客観?している奇妙な感覚に囚われる。

     その他も力作揃い。「青い絨毯」は芥川宅を死の家と看破。他「中庸」「母の上京」「散る日本」「水鳥亭由来」「飛騨の顔」「都会の中の孤島」「砂丘の幻」計10編。

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    2010年04月08日
  • 肝臓先生

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    題名に惹かれて読んでみた。
    哲学的な文体で閉口したが、もうちょっと自分が若かったら、この世界に浸って読んだかもしれない。

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    2010年03月03日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    通勤帰りに読む本がなくなり本屋で急遽購入致しました。坂口安吾は面白いですね。

    古さを感じさせない語り口と皮肉の利いた文章。世の不条理と人間関係の複雑さ。
    皮肉はきいているんだけれどもそれだけでは終わらない。でも美談や人情話に終わらない。
    奥が深いなあ〜と思うし引出がたくさんある人だな、とも思いました。
    面白かったです。是非続きがあるのならば読んでみたいなと思いました。

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    2009年10月07日
  • 堕落論

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    学生時代に読んでいたと思うけれどもう一度読んでみた。
    相変わらず、内容を覚えていなかったのには自分で驚いた。
    戦争後の勇士たちが闇屋になり、未亡人が他の人の面影に胸を熱くする。
    それこそ人間たるものであり、いくら政治で決めたって変わるものではないということ。
    人間は堕落するけれど、それが常だけれど、際限なく落ちていくわけではない。
    だから、落ちきれば良い。そこから見えてくるものがある。
    天皇制について言及していたり、60を過ぎた戦犯たちが法廷に連れ出されるこことと
    20で英雄のまま死に靖国に祭られることの価値如何、そして日本人がそもそも2君に仕えたり
    昨日の敵と今日友になったりする民族なのだと

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    2009年10月04日
  • 堕落論

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    漫画でなく原作を読んでみた。堕落論と続堕落論と解説のところしか読んでいないのでレビュー書くのは微妙だけど、まぁこういう読み方もたまにはいいかな。
    「原作挫折→まんが→原作」って感じで読んでみました。原作を最初に読んでみたときはもうチンプンカンプンでしたが漫画読んでから読んだらそこそこ読めました。漫画なかなか凄いじゃん!それでもわからないとこ多数で萎えましたが!

    漫画は堕落論と続堕落論が描かれていることに気づきました。
    「続」の方が歴史的カラクリを具体的に説明しているためわかりやすいです!原作を読む人は「続堕落論→堕落論」って読んだ方が良いかもしれません。

    しかしこんな10ページくらいでここ

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    2009年10月04日
  • 肝臓先生

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    堕落論が面白かったので古本屋で見つけて購入してみました。
    面白いというよりは読んだ後不思議な読後感をもたらすというか。語り手の心情に同感するわけでもないのですが不思議と嫌悪感はない。面白い作家だなあ、と思ったです。

    それにしてもタイトルがきれいですね。
    「桜の森の満開の下」も綺麗なタイトルだなあ、と思いましたが「私は海をだきしめていたい」とか。
    露悪的な表現も多いですがロマンティストだったのかな、なんて思いました。

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    2009年10月07日
  • 堕落論

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    2年前くらいに読んだので、記憶G確かでない。
    堕落しろ。そして自らの愚かさに気付け。というようなことが書いてあったような…違うか。
    自分が凹んで無気力になってるとき、自暴自棄になってるとき、調子にのってるとき、そんなことを思い出す。そして堕落から脱する。

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    2009年10月07日
  • 堕落論

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    高校時代にハマった坂口安吾のエッセー集。
    「人間は堕ちる、生きているからこそ堕ちる」、に納得。
    堕ちるぞ、そして堕落するぞ!

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    2009年10月07日
  • 白痴・二流の人

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    『二流の人』は黒田如水の話。秀次や行長のエピソードもあります。徳川家康の話も収録されていたと思います。

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    2009年10月04日
  • 白痴・二流の人

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    敗戦間近の耐乏生活下、独身の映画監督と白痴女の奇妙な交際を描き反響をよんだ【白痴】。【二流の人】は秀れた知略を備えながら二流の武将に甘んじた黒田如水の悲劇を描く。(奥野健男/三枝康高)

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    2009年10月04日
  • 肝臓先生

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    坂口安吾の代表作「堕落論」につながるネタと思われる戦時中の体験や思想などがわかりやすい文体で書かれていて興味深い。(「魔の退屈」)「堕落論」読後に再読するとさらに安吾の思想が解る気がする。
    小編「私は海をだきしめていたい」)の冒頭が良い「私はいつも神様の国へ行こうとしながら地獄の門を潜ってしまう人間だ。ともかく私は始めから地獄の門をめざして出掛ける時でも、神様の国へ行こうということを忘れたことのない甘ったるい人間だった(後略)」
    坂口安吾はずるくて弱い。しかし、そのずるさと弱さを隠さない正直さが、戦後の思想的に圧迫された若者達に圧倒的な支持を得たのだろう。
    そして私も、「ずるくて弱い」と知りな

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    2009年10月04日
  • 堕落論

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    論調にパワーがある。

    整然とした論文が好きな人には納得できないだろうが、感情で生きてる人には響くだろうなぁと。

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    2009年10月04日
  • 南風譜 牧野信一へ

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    仏像

    薄暗い堂内に安置してある仏像というものは、厳かという以外に妖しさ艶かしさを感じることもあるのだが、本作品はそのイメージを大いに膨らませている。しかし、ごく短い作品ということもあって、その世界に浸りきらないまま、明るい戸外に戻っていってしまう。ものたらないところがある作品である。

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    2025年05月03日
  • 木枯の酒倉から

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    酔っ払いの文

    これといったストーリーや主張もなく、単なる酔っ払いの文章と思えてしまう。同じような酒飲み 麻薬中毒の太宰治の文章にややにたところがある。同様に中原中也を思わせるところもある。しかし、この二人と比べると、感銘の度合いはずっと低い。

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    2025年03月03日
  • 山の神殺人

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    狂信者

    「山の神殺人」は宗教の狂信者を利用しようとした殺人事件を題材にしている。サスペンス ミステリーとの面から見ると、最初からホシは割れているし、トリックも大したことはない。ただ昔も今も狂信者というものが、危ういということはわかる。統一教会絡みでの安倍元首相暗殺とか。

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    2025年03月03日
  • 安吾人生案内 暗い哉 東洋よ

    購入済み

    隔世の感

    坂口安吾の評論である。坂口安吾の作品は書かれてから80年近く経ってもちっとも古びた感じがしない傑作もあるが、このような評論エッセイものは書かれた時点の社会情勢の影響を強く受けてしまう。LGBT保護だ.夫婦別姓だ.と声高に叫ばれている現在、妻は夫にかしずかえるのが当然という 当時の常識をもとに書かれたこの作品は、隔世の感を持って読んでしまう。

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    2024年11月10日