坂口安吾のレビュー一覧

  • 桜の森の満開の下

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    近藤ようこは、ぴんとこないまま、文章のままに漫画家としたとあとがきで。
    確かにこの原作小説は、きっと永遠にぴんとこないまま、琴線を鳴らし続けるだろう。
    これを了解するとは死ぬことだからだ。

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    2018年07月18日
  • 堕落論・日本文化私観 他22篇

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    思想・評論❨というよりエッセイ❩が沢山収録されている。文化とか恋愛とか色々述べるが、時々いや度々難しい言葉とか表現とか使っていて読んでて辛いが、根っこの部分は同じことを言っているように思う。耐えることをしないで乗り越えるにはどうしたらよいかという思想があるからこそ、人間の進歩があるのだという部分は大賛成。
    しかしだが、著者のハッキリとした物言いには少々冷や冷や、そんなハッキリと対象の名前を出してバッサリ酷評してよいのか、と思いながら読むも、読み進めていくとこれは自戒の意味を込めてのことだと述べている章にたどり着く。そんな皮肉分かるかいな。文章だけで書き伝えられてないじゃないか。ベンメイが必要な

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    2018年02月26日
  • 堕落論【語注付】

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    やはり時代を感じる。太宰の斜陽などと同じに、昭和3^40年代に風靡し、現代の若い読者には、その意図は伝わらないだろう。

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    2017年12月09日
  • 不連続殺人事件

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    目次の一、俗悪千万な人間関係
    ここがこの本の中での一番の難関(^_^;)

    一体何人登場するのだ!?という登場人物の数。
    誰が誰なのか?さっぱり覚えられず、三回は読み直したか。

    クイーンのYの悲劇のような、私の好きなクローズドサークルもの。

    事件が起こってからの展開はなかなか早かった。
    半分を越えたあたりからはどんどん面白くなっていく。

    今風な文章に変えたらかなり面白い物語だろうと思う。

    ただ、少し下品かなぁ(^_^;)

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    2017年10月14日
  • 決戦川中島 上杉謙信の巻

    購入済み

    面白かったです

    いわゆる普通の歴史小説はべつに作成されていて、それとは別なテーストで謙信になりきって書かれており、私は楽しく読めました。

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    2017年09月23日
  • 風と光と二十の私と・いずこへ 他16篇

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    安吾は語る,私とは。

    自伝的作品ということで,その背景も知りながら読んだ方がよかったのかな。無頼派,あまり詳しいことは知らない。ここに描かれているのが,安吾の姿なのだろうか。真面目で,適当に世の中を生きていくのは難しい。だからいい人の振りをしてみたり,そんな自分を客観的に眺めたり。自伝的に物語りつつ,創作しているというところが,自分さえ外側から眺められるほどの真面目さを感じさせた。

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    2017年08月14日
  • 風と光と二十の私と

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    若い頃大好きだった安吾をひさしぶりに読む。
    安吾は構成なんか考えない人だったから、長編はことごとく失敗しているし、短編だって、きちっとまとまっているわけではないのだが、何とも言えない魅力がある。

    これは自伝的小説を集めた本だが、今の感覚で読むと、名前や場所など、今ならぼかしたり変えたりするところがそのまんまであることに驚く。当時の純文学は私小説が多かったとは言え、ここまでストレートに書かれては、身内や文壇仲間はともかく、小説家とは知らずに関わった一般人はたまらないな。今なら訴訟ものだ。伏見の下宿屋一家の話なんか、とんだプライバシーの侵害。(夫婦の下世話なところが面白いけどね。)
    若い頃はそん

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    2017年07月02日
  • 桜の森の満開の下

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    怖かった…。
    想像以上!

    ただ最後…本当に美しかった。
    ぞっとするほど。

    ひそひそと花が降ります。

    ひそひそ…がすごくいい。

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    2017年01月27日
  • 堕落論 アニメカバー版

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    やはり時代が違うので、中々についていけない部分もあるけれど堕ちきった先に新しい何かが見えてくるというものはある意味普遍的な考え方でもあるし、今の時代にも何かが見えてくるのではないかという気もする。
    太宰の下りは、この人は本当に彼のことを好いていたのだなとわかる胸にじんわりとくる文章だった。

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    2017年01月07日
  • 肝臓先生

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    魔の退屈
    堕落論につながる思索的随筆。

    私は海をだきしめていたい
    珠玉。
    しかし本書の中では浮いている。
    やはり理想的な並びというもよがあるのた。

    ジロリの女
    ジロリタイプの女にマゴコロで尽くしものにしたいという男の小説。
    ラストで俄かに罪と罰式の展開になるが、
    もとは自意識過剰に悩まされた男の話と見るべきだろう。

    行雲流水
    女のお尻が行雲流水する。
    憎んだ女の頭を坊主にする怨念。
    これはコント。しょーもなー。

    肝臓先生
    モデルがいたのね。

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    2016年08月26日
  • 堕落論【語注付】

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    安吾の随筆は韜晦的というか、安吾が裡に持っているであろうものをこれぞとすぐ曝け出してくれないもどかしさを感じる。これだけ饒舌に語ってくれているのにそう感じるのは、私の理解力が乏しいのと、「〜は、〜だ。」という断定ではなく「〜は、〜ではない。」という否定の印象が強いせいだと思うけど。
    何か私個人にとってもとても大事なことを言ってくれている気はする。ただどうも杳として掴めない。くやしい。いつかまた安吾に戻る時にはもう少し確かな感触を得たい。

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    2016年06月14日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    複雑ではないトリック。
    でもなんだかわけがわからない感じの終わり方も含まれている。
    あきらかに伏線が張られているのに、なんか新十郎の推理が中途半端な感じで終わるものがあり。
    特に「石の下」タイトルとその意味が珍しくて頭に残るんだけど、さんざん描写は長くて深いんだけども、謎解きの部分と勝海舟の最後の部分が異常に短い。
    ものすごくなんだか消化不良な感じがする。
    真珠のやつもちょっとそうかなぁ。。。で?!みたいな。
    これ、買ったんだけど、実は青文で読めたのね。。。安吾。。

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    2016年05月22日
  • 風と光と二十の私と

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    【坂口安吾の教師だった1年を語る】
    安吾が小説家になる前に、教師だった1年がある。その時の話である。

    特別濃い内容ではない。彼が1年という短い教員生活を振り返り、自分自身でないような、思い出す度に嘘のような変に白々しい気持がするという彼の気持が書いてある。

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    2016年02月29日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    一話読み切りの短編集。書かれたのは戦後だが明治開花の雰囲気が味わえる感じ。探偵もので毎回話には関係ないが勝海舟が出てくるのも面白い。

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    2015年10月04日
  • 堕落論

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    ネタバレ

    はるか昔に友人に勧められた本。ようやく読めた……!
    「田舎暮らしって憧れのように語られるけど、ふたをあけたら全然そんなことないからね!」みたいな文章に凄く共感……。

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    2015年09月05日
  • 堕落論【語注付】

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    アナーキー?ただただ饒舌です。

    乱暴な文かと思いましたが、しっかり整合が取れていて愛も感じます。

    桜の話は食欲なくすくらい気持ち悪いですが、最後が儚いというかなんというか、美しさも感じるようなお話です。
    作中で仰っていたのはこういうことなのか?

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    2015年04月28日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    ミステリとしては、ちとツライ。が、執筆時の昭和25年からみた明治時代の描写と語り口が面白い。水天宮の縁日の賑わいや、四谷の貧民窟の有り様などを興味深く読んだ。

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    2015年03月03日
  • 堕落論 アニメカバー版

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    同じ新潟県民として1つくらい坂口安吾作品読んでおこうと思い読んでみました。
    思っていた以上に面白いですね。他の作家とかに言及しているところが特に。

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    2014年11月30日
  • 白痴

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    ネタバレ

    『全てがなんて退屈なんだろう、だけど、何故、なつかしい』

    坂口安吾を読む女に碌な人はいないので目安にすればいいと思う。太宰治好きは自己顕示欲の強い女、芥川龍之介が好きな女は頭でっかちなだけの無知なのであしからず。そもそも、本を読んでるような女は表面は涼しそうな顔していても大概地雷なので、避けて通ったほうが良い。

    坂口安吾はアウトローだったのか。私には分からないけれど、彼の言う堕落論は常に私の傍でトグロを巻いている。それは、見ているだけで痛々しく醜く、苦しくて辛いものだ。

    彼はいずこへ。

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    2024年01月07日
  • 肝臓先生

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    ネタバレ

    5編収録の短編集。これといって特に共通するテーマもなく、これといって特にオチもなく、全編主人公の男がうだうだ語るという体なんだけど、冒頭から読者を引き込む語り口の妙味が素晴らしい。ただし、表題作の「肝臓先生」だけは例外で、これはストーリィ、展開、オチ、キャラクタ全てが優れている。今でいう舞城王太郎を豊富とさせる突っ走り文体で語れる肝臓先生の虚実入り混じった(虚はないのか?)逸話は感涙むせび泣くこと必至というのはもちろん言い過ぎだ。伊東市に行ったら、肝臓石を探してみようと思う。それと「行雲流水」もアホらしくて好きだ。

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    2014年07月10日