三上延のレビュー一覧

  • ビブリア古書堂の事件手帖(2)

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    登場人物の過去が描かれていて、今後の展開に含みを持たせているような内容。前巻同様、章ごとに話はある程度独立しているし、文体も平易なのでスラスラ読める。一方で、一冊を通じてストーリー性もあるので、その世界に引き込まれるので、一気に読めてしまいます。

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    2013年06月24日
  • ビブリア古書堂の事件手帖(1)

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    前から気になっていた本。夏目漱石「こころ」から、栞子さんと主人公の関係が始まります。これを読んで、はじめて「こころ」を読みました。

    このテイストは良い。本好きには堪らない。ちりばめられた蘊蓄、本好きにとっての「あるある」。

    一つの本毎に一つのストーリーとなっているので、空き時間にも読める。それでいて、全体のストーリーも考えられている。売れているのも納得の一冊。

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    2013年06月21日
  • ビブリア古書堂の事件手帖(2)

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    ネタバレ

    鎌倉にひっそりたたずむ古書店
    「ビブリア古書堂」で働き始めた五浦大輔は、
    店の常連であるせどり屋・志田から、
    盗まれた古書の買い取りがあれば教えて欲しい
    という奇妙な依頼を受ける。
    その古書は「落穂拾い・聖アンデルセン」―。
    事の経緯を栞子に伝えると、彼女は
    自分達で志田の本を捜し出すと言い出し・・・。

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    2013年09月26日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

    購入済み

    栞子さんと奇妙な客人たち

    これは鎌倉の古本屋を舞台にした人の死なないミステリーだ。
    重厚な本格ミステリーの好きな人には物足りないかもしれないが僕はこの作品を大変気に入っている(*^-^*)
    何故ならこの作品を読んでいくと店主やその仲間の魅力に引き込まれてビブリア古書堂の常連になりたくなる自分に気づくからだ。
    実は電子ブックで初めて読んだのがこの作品なのだが、本の大好きな店主はこういう時代の流れをどう感じるのだろうか。
    一度、話をしてみたいものだ。

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    2013年03月20日
  • ビブリア古書堂の事件手帖(2)

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    異論の余地無く、栞子さんは可愛いが大輔も可愛いな。微笑ましい。さて、原作既読で講談社版見て文庫を何に使ったかを思い出せなかったのだが、絵で見て思い出した。

    しかし原作時にはここまで話題になると思わなかったのだが、本好きな人、を対象としやすい本、というのが大きかったのだろうな、と今にして思う。

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    2013年01月13日
  • ビブリア古書堂の事件手帖(1)

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    読後感も良く、さっぱりしているいい話。無茶振りも無理やりも特になく、伏線がきちんとあるストーリーは読みやすい。また、背景描写も詳しくされているため、丁寧に書き上げられた作品という感じがして面白い。
    キャラクターも好感が持てる。

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    2012年12月10日
  • 偽りのドラグーンV

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    ネタバレ

    ちょっとラストが駆け足の感があった気はするけど、これ以上引き延ばしても意味はないのかもしれない。

    結局、ジャンがヴィクトルの名を奪い取ることでつけた決着。そう来るかーと思いました。
    ジャンがジャンであるまま、ヴィクトルと対決するのかと思っていたのでね。でも、そうじゃなかった。
    ただ、ヴィクトルにもヴィクトルの正義と主張があり、それがあまり語られることがなかったのが残念。もちろん、これはジャンの物語なので、必要以上にヴィクトルのことが語られる必要はないと思うのだが。
    ヴィクトル側からでも一本物語が書けるよね、と思ってしまった。

    ラストはクリスとの淡い想いを実らせる感じで、よかった。その後、姫

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    2011年07月14日
  • 偽りのドラグーンIII

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    2010年7月10日
    なんと、出来の良い双子の兄が敵と手を組んで国を滅ぼす手伝いを!!新事実
    周囲の女性に好意を持たれているのに非常に鈍い主人公

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    2010年07月21日
  • 偽りのドラグーン

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    2010年6月6日
    双子で出来が悪い訳あり王子
    ツンデレのようなドラゴン少女と男子として生徒になっている敵国の少女の話がはまり

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    2010年06月11日
  • 偽りのドラグーン

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    これまたツボでした。
    設定と挿絵が好み、てのもありましたが、いやはや参った。
    とりあえず、クリスが凄いツボです…
    このクリスについては今回は置いておいて(ぇ、
    主人公・ジャンには双子の兄にコンプレックスを抱く弟として、
    今ガンダム00好きもあって、ライル君を思い出しました。

    「俺は兄さんじゃない」

    セリフまで一緒だし。

    今回をはじめ物語で双子の葛藤を見るに付けいつも思うのですが、
    大概兄に弟がコンプレックスを抱いており、
    ほぼそんな双子の100%が兄を兄さんとか敬称で呼んでいます。
    葛藤も抱くよなぁ…ほんの数分~数時間しか生まれた時間に違いがないのに、
    兄と弟として扱われるのです。
    おの

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    2009年11月24日
  • ダーク・バイオレッツ

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    設定やキャラ、世界観が良いと思います。
    ただ二巻からイラストレーターさんが代わってしまったのが悲しかったです。
    不思議な感じが好き。
    上手いわけじゃないし、そこまで斬新なわけでもなく、話の展開は穏やか、だからこそ逆に安心して読めます。

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    2009年10月04日
  • 天空のアルカミレス

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    三上延氏+純珪一氏作品第二段。
    今度はなんとヒーローものだ、と言わんがばかりのアクション作品。黒い部分がかなり薄まってしまっていますがきのせいです、たぶん。

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    2009年10月04日
  • シャドウテイカー 黒の彼方

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    自分にとっていろんな意味で心に残っている一作。
    純珪一氏と三上延氏のコラボ。
    じわじわと沁みこんでくる恐怖感とそれをいろどる美麗なイラストはすばらしいものがあります。

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    2009年10月04日
  • ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~

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    1冊丸ごと横溝正史。江戸川乱歩と横溝正史の関係性にも興味があるのでその点でも面白かった。旧シリーズの江戸川乱歩巻と同じくらい好き。過去から現在にかけて絡まった糸を解くように伏線が回収されていく展開が心地よい。古書が引き寄せる縁と、古書の存在によって引き裂かれてしまう縁の両方が描かれていて切なさも残った。「獄門島」の少年少女版もいつか読んでみたいなあ

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    2025年12月26日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~

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    ビブリア古書堂の物語は栞子さん達からその娘へ。栞子さんが娘・扉子へ静かに語り聞かせる、本から繋がる絆と秘密の物語はどれも優しいものだった。ビブリア古書堂に関わった人達の後日談が知れたのも嬉しい。扉子が可愛らしくて、栞子さんもこんな感じだったのかなと思うと微笑ましい

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    2025年12月26日
  • ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~

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    ネタバレ

    栞子さんと五浦君の古書ミステリ4冊目。今回は長編である。

    一冊丸ごと「江戸川乱歩」の謎であった。ミステリ好きの方々の話に触れていると、あまりにも頻繁に出てくるため、古書価値が付くような時代の作家とは思っていなかった。なんと明治生まれの方だったのか。
    太宰治や夏目漱石よりも身近に感じていたのだが、乱歩にももちろん収集家がいて百万円以上の値が付くものがある。物語は、そんな貴重なコレクションを残して亡くなった人の遺品をめぐる謎である。
    コレクションの持ち主が、まるで乱歩の描く人物のようにいくつもの顔を隠しているのが面白かった。隠された顔を栞子さんたちがひとつひとつ探していく様子も、まるで探偵小説の

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    2025年12月24日
  • 読書狂の冒険は終わらない!

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    ネタバレ

    スティーブン・キング原作の映画は『シャイニング』とか何作か見たことがあるけど、原作の方は読んだことないな~。二人の話に出てくる作品は聞いたことあるし興味あるので読んでみようかな。「キング絶賛」も気になる。本への愛情が凄い二人。確かに本は踏めないな~。道はちゃんと作ってあるし(笑)『桜庭一樹の読書日記』のように話に出てくる本の写真とか欲しかった。二人の本棚も気になるし(笑)

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    2025年12月20日
  • ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

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    最終巻はシェイクスピア。扱っているシェイクスピアの悲劇喜劇の話と登場人物達の関係がリンクしていく展開。智恵子さんがいなくなったきっかけと祖父との確執、弟子の歪んだ矜持など複雑な人間模様が描かれつつもハッピーエンドに向かって良かった。最後は本を読むシーンで終わるのも良い

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    2025年12月20日
  • 百鬼園事件帖

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    2023年出版。249ページ。タイトルと表紙の挿絵から、想像を広げ過ぎると結果的に肩透かしを食う事になるかも。昭和の始めから、遡って大正末期に掛かる時期としてのお話し。時代背景に深く突っ込んでいない分、読み易いとも言えるし、現代との境が曖昧になってしまう感じもある...。けれど、それらを差し引いても面白かった。おどろおどろしさは余り強調されていないが、想像してみれば大いに不気味だ。「見えてしまう者」、「見ることが死に繋がる」などは、中々に気色が悪く興味深かった。本格怪奇モノを期待する人には薦めない。

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    2025年12月19日
  • ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~

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    再び太宰治を巡るお話。太宰の作品の魅力はその波乱万丈な人生に起因するものが多いと思っているのだけど、だからこそこんなにも長い間読み継がれて多くの人を惹きつけるんだろうな。古書を介して人間の因果も巡る物語、謎解きも面白かった

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    2025年12月19日