あらすじ
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋 「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない、若くきれいな女性だ。だが、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは栞子と奇妙な客人が織りなす、“古書と秘密”の物語である。
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面白かった!
変わったお客さんたちの抱える謎を解き明かすのが面白い。
それと古書の魅力が伝わってくる。
出てくる本を読みたくなった。
夏目漱石のそれから、落ち穂拾い 聖アンデルセン、太宰治の晩年。
人生で一生大切にしたい本と出会えるって素敵だなぁと思った。
そんな本と出会いたいなぁ。
Posted by ブクログ
ドラマで観ていたのでせっかくなら原作を読んでみることに。だいぶ設定がドラマと異なりちょっと驚いたが、するすると読めるわかりやすさであっというまに読んでしまった。本をきっかけに出会う不思議な出会いと謎、本当に面白いです。個人的には第三話の『論理学入門』が好き。本を交えた愛がある。早く続きを読みたいと思います。
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古書を通した様々な出来事を、聞いた話をもとに解決していく栞子の推察力は凄い。そのまま短編が続くのかと思ったら、自分を怪我させた犯人を探しているという、ミステリー要素も入ってきて面白かった。
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久しぶりに読み直しましたが、夢中になって読んでしまいました。読書から離れて、一冊読み切るのも自信がなくなっていましたが、読書の楽しさを思い出しました。
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10年以上前に読んでいたけど、シリーズの途中で寝かせていたので最初から読み直すことにした。古書にまつわる謎や秘密が解き明かされていく物語。本の作者や内容が分からなくてもサラッと説明してくれるので分かりやすい。各章で1冊ずつ紹介され、それに関わる人たちの人間模様にヒヤッとしたりホッコリしたり、切なくなったりする。物語に出てきた本を読んでみたくなるような読後感が好き。シリーズの中で五浦くんと栞子さんの関係がどんな風になっていくのか楽しみ。
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美人で人見知りだけれど本のことになると人が変わる古本屋の店主・篠川栞子。持ち込まれた古本にまつわる謎を解き明かしていきます。
主人公に恋する五浦大輔の一人称で書かれています。少年漫画のような恋心にラノベっぽさをしっかり感じながらもしっかりと古本と文豪作品の知識が散りばめられています。へぇーとなったり、それはちょっと苦しいトリックだなと感じたりしつつも、古本屋さんが好きだという作者の気持ちが溢れていて、楽しい気分にさせてくれました。
Posted by ブクログ
サクッと読めるのがヨイです。
それぞれにキャラクターが立っているので読んでいて楽しいです。
深い読みを披露されて、掌の上にいる感がなんとも言えません。
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栞子さんが接客できなさすぎのところが印象に残る。
「わざわざ、ごっ、ご足労を・・・・わたし、店長の篠川栞子、です」
年上の眼鏡の美人には気を付けよう(笑)
栞子さんと奇妙な客人たち
これは鎌倉の古本屋を舞台にした人の死なないミステリーだ。
重厚な本格ミステリーの好きな人には物足りないかもしれないが僕はこの作品を大変気に入っている(*^-^*)
何故ならこの作品を読んでいくと店主やその仲間の魅力に引き込まれてビブリア古書堂の常連になりたくなる自分に気づくからだ。
実は電子ブックで初めて読んだのがこの作品なのだが、本の大好きな店主はこういう時代の流れをどう感じるのだろうか。
一度、話をしてみたいものだ。
Posted by ブクログ
登場人物がすごく親しみやすい日常系ミステリー
人が死なないミステリーは緊迫感が薄く盛り上がりに欠ける印象を持ってて途中で飽きることが多いけど、この作品はキャラクターの魅力でカバーしてた。
物語のテーマが古書なので、本にまつわる知識が増えるのも本好きとしての評価ポイント。
ただしスピンの切断、テメーはダメだ
この空気感は時々味わいたくなる気がする。
続編もたくさん出ているようなので定期的に読みたいと思います。
☆3.8
Posted by ブクログ
初めてのビブリア古書堂。
私も子供時代からそこそこに本を読んできたからか、栞子さんの謎解き前に、私も1つ謎が解けて当たってたー!と喜んだ。笑
これ、続きもまた読めたらなぁ、と思ったら、なんとシリーズになってるじゃないですか!続きも読みます!
Posted by ブクログ
シリーズものということで、たくさんシリーズが出ていて、読み切れるか心配でしたが、あっという間に一冊目を読み終えました。
とても文章が読みやすく、内容も頭に入ってきやすかったです。
古書から色々な人の物語が分かり、意外にも主人公の出世の秘密も分かってしまう…内容は重いはずなのに、はっきりと明記されていないせいか重く感じず余韻があります。
まだまだ今後の展開がありそうなので、続きを読んでいきたいと思います^_^
Posted by ブクログ
鎌倉市の古本屋を舞台にした小説。有名な小説だけではなく、マイナーな小説も扱っている。ビブリア古書堂の店主である篠川栞子は、本に関する知識が豊富で、読んでいるうちに、読者は彼女に知識量に圧倒されるだろう。第1巻では、主人公五浦大輔は、祖母が遺した夏目漱石選集をきっかけに栞子と出会い、古書堂でアルバイトすることとなる。本作の終盤では栞子が入院した経緯が明かされ、のちに栞子を突き落とした黒幕に遭遇する。
Posted by ブクログ
プロローグ+短編4話+エピローグ。日常系ミステリ。安楽椅子探偵。
「この本が辿ってきた運命にも物語がある」と本文中にある通り、古本とその持ち主を巡る物語、謎を栞子さんが解く。
ずっと読んでみたいと思っていたが、映画を先に見てちょっと違うなと思い、なかなか読めなくなっていた。
たまたま知人から譲ってもらい読んでみたらとても読みやすく面白い。
イメージ通りの内容で満足。
4話目だけちょっと展開が早すぎるように感じたかな。
いろんな本のうんちくもしつこくない程度に出てきて楽しめる。
Posted by ブクログ
興味はありつつもなかなか読む機会がなかったのですがようやく読むことができました。
思っていたよりずっと面白かった。
割く中に登場する本も読んでみたくなります。
Posted by ブクログ
ビブリア古書堂の事件手帖第一弾。
篠川栞子が店主であるビブリア古書堂に五浦大輔が雇われ共に事件を解決していくような内容でした。
思っているよりもしっかりしたミステリで栞子の推理力に圧倒されます。
今後栞子と大輔の関係がどうなっていくのかも気になるところ。
Posted by ブクログ
以前テレビでドラマを観て面白かったので、読んでみました。
読書を趣味にしたいのですが、どの本を読んでいいのかわからず…こちらに出てきた本を参考にさせていただこうかなと思います。
また舞台が北鎌倉のようですが、私自身も鎌倉に住んでいるので、「あそこの事かな?ここの事かな?」と想像しながら読めたたので面白かったです。
次の巻も読みたいと思います。
Posted by ブクログ
一気読み。聞いた事のある文豪が次々と出てきて引き込まれた。昔の人の小説をしっかり読めた事がないからこう言う本から知って読んでみるって言う順番もありかな。2へ
Posted by ブクログ
殺人の起きない謎解きはいつも物足りなく感じてしまうけど、「本」を中心に起こる謎だからどの話も面白く読めた。
通常時は人と話すこともままならないのに本のことになると覚醒する栞子さんが可愛い^^
本の内容だけじゃなくその本に纏わるエピソードまで詳しく教えてくれる人が身近にいたら本好きなら話聞くの楽しいだろうな。
ただ今後恋愛に発展しないことを祈る……本の話をする側と聞く側という何とも言えない関係性が良いのであって恋愛になったらコレジャナイ感…^^;
Posted by ブクログ
短編がいくつもあるパターンなのか…と思ったら、最後の話で最初の話に関係を持たせてきておおっとなった。
ミステリーとしては読みやすいタイプな気がします。スルスルっと読める。
なかなか栞子さんが特徴あるキャラで、この彼女がだんだん五浦と恋愛関係になるのかなーとワクワクしながら次のお話読みたいです。
Posted by ブクログ
感想
古書店と美人というギャップがいい。シリーズ化されているが、五浦と栞子は付かず離れず、ヤキモキした関係が続くのだろうな。
続きは気になるなぁ。
あらすじ
鎌倉にある古書店ビブリア古書堂。五浦大輔は古書店で働く美しい女性のことが気になっていた。時は6年流れ、大輔は無職だった。祖母の遺品整理の際に出てきた漱石全集の鑑定をビブリア古書堂にお願いしにいく。
店主の栞子は内気な性格だが、本の話題になると止まらなくなる。祖父を引き継いで古書店を営んでいる。漱石全集を手にした彼女は、思いもよらぬ祖母の秘密を明かしていく。入院していた彼女は大輔に古書店で働かないかと誘う。
栞子は伝聞だけで次々と身の回りに起こる事件を解決していく。せどり屋の盗まれた本を探す話、大事にしていた本を急に売りたいと言われた話。
最後は、栞子が持っていた太宰治の初版の晩年の話。栞子が入院している理由が、晩年をしつこく狙う相手から突き落とされた。その相手を突き止めるために五浦と協力して相手を突き止める。
Posted by ブクログ
本にまつわるミステリーということで、本の持ち主の秘密や、本を盗んだりする事件が起きるミステリー。
文学の知識もちりばめてあるけど、読みやすいし分かりやすい。
雰囲気的には奇麗でふわふわした感じのある作品。
作中で感想が書かれている、小山清の落穂拾いは読んでみたいと思った。
「理想だけど、理想と分かって書いているからいい。」というのが、どんな作品なのか気になった。
期待したとおりでした
文庫本が発売されたとき一度読んだのですが、ずいぶん前でもう1度読みたいと思っていました。意外性とロマンがあって楽しく読みました。
Posted by 読むコレ
所謂ライトミステリと呼ばれているものでは某Qと骨に相当がっかりさせられていましたので、こちらも最初は恐る恐るという感じで頁を捲っていました。
がこちらは面白い!
まぁ素材が古書ということで興味があったからかもしれませんが、薀蓄は控えめでしたし、主人公の設定が突飛では無かったですし、主人公以外のキャラクターにも親しみが持てましたので、読んでいて気持ちが良かったです。
これから先事件で関わったキャラが増え、ビブリア古書堂の常連になるにつれ物語に深みが増していきそうな所にも期待してしまいますね。
さて続きを買わねば。
Posted by ブクログ
栞子さんが素敵すぎる。
私もビブリヤ古書堂で働きたい。
ってか、栞子さんとお友達になりたい。
いろんな本を読みたくなる小説。
読みやすくてわかりやすくて良い。
続編も続々と読むぞ。
Posted by ブクログ
三上延の連作ミステリ作品集『ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』を読みました。
三上延の作品ははじめて読みました。
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古い本には人の秘密が詰まっています──大ヒット古書ミステリ
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。
そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。
残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。
接客業を営む者として心配になる女性だった。
だが、古書の知識は並大抵ではない。
人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。
彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。
これは“古書と秘密”の物語。
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2011年(平成23年)に刊行された作品……古書に関して並外れた知識を持つが、極度の人見知りである美貌の古本屋店主・篠川栞子が、客が持ち込む古書にまつわる謎を解いていくシリーズ『ビブリア古書堂の事件手帖』の第1作です。
■プロローグ
■第一話 夏目漱石『漱石全集・新書版』(岩波書店)
■第二話 小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫)
■第三話 ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』(青木文庫)
■第四話 太宰治『晩年』(砂子屋書房)
■エピローグ
気軽に読めるライトミステリでしたね……物語の語り手で活字を見ると体調が悪くなる「活字恐怖症」で読書とは縁遠い人生を送ってきたが、本当は本に対して憧れに近い感情を抱いている五浦大輔と、探偵役で本の話以外では他人と目を合わせることもできない内向的な性格だが、古書の知識は並大抵のものではなく本が絡む話になるといわゆる「スイッチが入った」状態になり、相手に構わずその知識を語り続ける古本屋店主・篠川栞子の、ちょっとギクシャクして初々しい感じの距離感に好感を持ちながら読みました。
五浦大輔が高校生のとき北鎌倉駅近くの「ビブリア古書堂」で働く若い女性を見て気を引かれる『プロローグ』、
五浦大輔が幼い頃に祖母の本棚をいじりひどく叱られたことにより「活字恐怖症」となったエピソードが紹介され、祖母の遺品『漱石全集』の1冊に記された夏目漱石のサインについて確認する中で、入院中のビブリア古書堂の店主・篠川栞子を訪問することになり、栞子が本に関するは異常といえるほど博識であることを知り、さらに栞子の推理により祖母と田中嘉雄の重大な秘密に気付く……その後、栞子からの誘いにより大輔がビブリア古書堂で働くことになる『第一話 夏目漱石『漱石全集・新書版』(岩波書店)』、
大輔が常連客であるせどり屋の志田から女子高校生に盗まれた文庫本『落穂拾ひ』の回収を依頼され、栞子の助言で大輔は高校生とすれちがった笠井菊哉と事件に関わりのありそうな男子高校生の話を聞き、小菅奈緒にたどりつき、栞子が事件の顛末の推理……奈緒は志田に謝罪し、本好き同士で打ち解ける『第二話 小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫)』、
坂口昌司が来店し文庫本の買い取りを求めるが、坂口の妻・しのぶから買い取りを止めてほしいという電話があり、坂口の抱える2つの秘密が栞子の指摘で明らかになるものの、しのぶの昌司に対する愛は醒めることなく、昌司は思い出の本の売却を中止する『第三話 ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』(青木文庫)』、
栞子が所持する太宰治の『晩年』の初版本は、署名入りのアンカット本で極めて貴重なもので、栞子は大庭と名乗る男から本を譲るようしつこく迫られるが断ったことから石段から突き落とされ大けがを負う……栞子は『晩年』のレプリカをおとりに病院に大庭をおびき出し目の前で燃やしてしまい、逮捕された大庭の本名は田中敏雄だと判明し事件は解決するが、大輔は栞子から信頼されていないことを知り退職を申し出る『第四話 太宰治『晩年』(砂子屋書房)』、
退院した栞子は、大輔に一番大事にしている古書を預かってくれと差し出すが、大輔は本が読めないのでと断り、落胆する栞子に『晩年』の内容を話す約束を果たして下さいと告げる『エピローグ』、
それぞれのエピソードの登場人物が、それぞれちょっとずつ関わりながら展開するので、読みやすいし、次の展開が気になりますよねー 次も『ビブリア古書堂の事件手帖』を読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
スマホで「ビブリア」と打ったら「ビブリア古書堂の事件手帖」と出てくるくらい有名シリーズなので名前くらいは知っていたが、初めて読んだ。なんだか「本好きでミステリー好きなら読みたいでしょ〜」と言われているようでそれに従うのが癪で(ひねくれ者)興味ないフリをしていたのだが、ブク友さんの書かれたレビューがきっかけで急に読む気になった。
まずこの表紙を飾る黒髪ロングで眼鏡で清楚で巨乳で美人のお姉さんだが、これもまた「美女が出てくるんだもの読みたいでしょ〜」と言われているようで癪だったポイントのひとつである。読んでみると、まずお名前が栞子さん。しおりというのは好きな名前なので「お、いいな」と思ってしまった。そして栞子さんは極度に内気で、ほとんど人とまともに話せないくらいなのだが、本の話となると人が変わったように、相手が引くくらい滔々と喋りだす。このギャップがまた面白く、映像作品でも見どころだろうなあと想像。
そしてこの栞子さんにまあ惚れてしまう主人公の五浦大輔さんは、背が高くガタイもよく柔道有段者でありながら本が好きであり、本が好きなのに訳あって本が読めない、だから本の話をしたいのに聞いてくれる人がいない栞子さんの話をいくらでも聞きたい、というよくわからないけど都合の良い設定がすばらしい。ほんのりラブロマンス方面のお膳立ては整った、あとはいくらでもビブリアなミステリーをやってくれ、という感じ。
二人の関係はそれはそれとして、シリーズ一作目の本書は、入院中の栞子さんによる安楽椅子探偵ものだった。古書にまつわる様々な事件に関して、五浦さんからの話を聞いただけで事の真相を見抜いてしまう栞子さんの推理力は見事。現代日本が舞台なので、海外ミステリーを読む時のような生活様式の違いのせいで躓くということはなく、五浦さんの見たもの聞いたもの話したことはすべてストレスなくわかるからこそ、「同じことしか知らないはずなのに栞子さんどうしてわかるの!」という驚きがより鮮やかに感じられた。
お話に古書が登場することで文学作品ガイドになっている点も嬉しい。
Posted by ブクログ
弟の本棚にあったので、手に取ってみました。主人公の栞子さんも、その相棒(この先、彼氏になっていくのかはわからないけど)も好感の持てる人物でさらっと読めました。
私は第3話の派手なしのぶさんと、丁寧な言葉使いのムショ帰りのまさくん(と言っても、割と年配なダーリン)のお互いを思い遣っているお話しがジンときました。
1話完結ですが、それがずっと繋がっていて、最後にいろんなことが伏線回収されます。
でも、最後の方の犯人2人はなんとなくわかってしまうので、そこはもうちょっと捻りが欲しかったかな、と思いました。
何冊か本棚にあるので、もう少し読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
2012年(第9回)。第8位。
古本屋店主が若い女性+極度のひとみしり+巨乳な栞子という設定はともかく、人が死なない古書にまつわりミステリーでなかなかおもしろかった。
夏目漱石「漱石全集・新書版」
五浦は、ひょんなことから鎌倉にある古書店主と知り合い、自らの出生にも関わる祖母の謎を解いてもらうのであった。古本から、ここまで推理できるんだ。
小山清「落穂拾ひ・聖アンデルセン」
せどり屋志田との出会い。女子高生の小菅奈緒に盗まれた古書。
ヴィノグラードフ・クジミン「論理学入門」
年の差夫婦の固まった愛の絆。的な。
太宰治「晩年」
初版本であるタイトルの古書をめぐって。これを手に入れようとした犯人に、栞子は突き落とされ入院してたのだ。
古書おたくがいっぱい出てくる。古書の見極め方とかせどり屋とか、本好きには楽しいかも。
Posted by ブクログ
『全体感想』
Theライトノベルって感じがすごく、読書家や活字中毒の方には軽すぎると感じるかもしれないが、読むことに慣れていない方、何を読めば良いか選べない方にはピッタリな作品かと思う。
『物語感想』
栞子って名前がどうにも慣れず…胸が大きい等の表現からアニメやライトノベルの間隔が凄くする。推理の部分は面白いが、内容となる古書に関しては概要のみで、調べればすぐわかる程度の紹介しかない。
Posted by ブクログ
個人的には第2話のストーリーが好きです。
小山清の作品も気になります。
キャラ設定の好みは分かれるかなと思いますが、
サクッと読める手頃なミステリーでした。
なかなか読んだ本のことを言い合えるような人が身近にいないので、栞子さんみたいな方とお話ししてみたいです。、
古書好きの事件簿
古書をめぐる事件の数々を古書店の店主が推理し解決していくというお話です。
主人公?は店員の五浦さんで店主の栞子さんではない模様。
店主は頭は切れるが、人に心を開かず、いまいち腹黒い。
ストーリー作りは良く出来ていて、万能鑑定士Qのような雰囲気の作品です。