三上延のレビュー一覧

  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

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    ネタバレ

    今回は夏目漱石と鎌倉文庫。
    栞子、扉子、そして智恵子の三世代が関わる話で面白かったです。
    栞子のお父さんの存在感を今まで感じなかったけれど、大輔と似た雰囲気だったのかもしれませんね。
    そして智恵子の過去が少し分かったので不気味さが減ったような気がします。智恵子が変わることはないと思うので、あとは栞子の捉え方次第かも。

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    2025年12月18日
  • ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~

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    ぎこちなくなった栞子さんと五浦さんを結びつけるのは、やっぱり古書。今回描かれた、手塚治虫先生の漫画と寺山修司の初版本を巡るいわくに秘められていた過去と今、人と人の思わぬ繋がりはどれも読後に切ない余韻が残るお話だった。《この世界にあるのが現実だけだったら、物語が存在しなかったら、私たちの人生はあまりにも貧しい》-作中の栞子さんの言葉が刺さった。

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    2025年12月15日
  • ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~

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    1冊丸ごと江戸川乱歩のお話。シリーズ通して1番好きな巻かもしれない。江戸川乱歩の膨大なコレクションと取り巻く人々の数奇な人生を紐解いていく展開が面白い。古書の世界って奥深い…。本格的に登場した智恵子さんのキャラも魅力的。

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    2025年12月14日
  • 同潤会代官山アパートメント(新潮文庫)

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    タイトル見て借りましたが、『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズの作家さんだとは気付かず…。

    同潤会アパートというと表参道だと思っていたので代官山だったっけ?と思って調べたら15カ所もあったんですね。

    関東大震災の後、日本初の鉄筋コンクリート造りの集合住宅として建築された同潤会アパート。代官山にある同潤会アパートメントで暮らした四世代70年の家族の歴史が描かれています。

    年代を追うごとに中心人物が子供から孫、そして曾孫の代に変化して行きますが、それと共に建物も歴史を積み重ね、あんなに近代的だと言われていた建物も老朽化が進み、取り壊わされてしまいますが、そこに暮らした家族の思いの強さにジーン

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    2025年12月07日
  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

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    ネタバレ

    ビブリア古書堂の事件手帖シリーズは好きで、今作もとても面白かった。
    ただ、扉子シリーズになってから登場人物に思慮にかける短慮な言動をする人が増えたなーと感じます。

    前巻では、樋口恭一郎の母、樋口佳穂が最終的には恭一郎に相続されるはずの本を燃やしてしまい仲違いするのですが、「いや当たり前だろ」としか思わない。
    少なからず恭一郎は杉尾康明(実父)とも交流があったわけで、理由はあれど、恭一郎の実父の大切なものを燃やしたら、そりゃ息子に距離取られるに決まってるでしょ。

    今回の巻でも、扉子と圭の仲違い関連の話があるのですが、扉子も親友の親族をいきなり疑いすぎだし、圭も親友に対して言葉強すぎ。
    子ども

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    2025年12月03日
  • ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~

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    宮沢賢治の執筆作業やチェブラーシカの絵本など、それぞれの作品や筆者のエピソードは初めて知るものが多く面白い。今回は家族の絆にまつわる謎が多かったけど、本を介して強くなる絆もあれば逆にすれ違ってしまうものもあり…考えさせられる。紹介されている作品にも触れてみたくなる

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    2025年12月01日
  • ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~

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    司馬遼太郎や藤子・F・不二雄といった有名作家のデビュー初期のお話など、有名作家の知らなかったエピソードを知ることも出来て面白かった。人の手を渡った本そのものにも"物語”があると思うと、ますます古書の世界に興味が湧いてくる。親子2代に渡る古本の買い取り依頼から、栞子さんの母親や関連した過去の話に繋がり物語が動き出す感じにワクワクする。

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    2025年11月29日
  • ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~

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    本を売りに来るお客様一人一人、その本にまつわる秘密や物語があり思いがこもっているんだなぁ。
    古本について勉強になるし、昔読んだ名著もまた読んで見ようと思う。

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    2025年11月27日
  • ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~

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    ネタバレ

    『1』を読んだ時のような面白さはなかったけど楽しめました。『たんぽぽ娘』は読んだことがなかったけどちょっと読んでみたくなりましたね(笑)物語の内容は少し犯人が唐突過ぎた気もしますが。とりあえずどんなに相手が嫌いだろうと間違ったなら謝れ。第2話の坂口夫妻の話も良かった(笑)また色々読んでみたくなったな~(笑)とりあえず次も出たら読もう(笑)

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    2025年11月23日
  • ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~

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    ネタバレ

    前作に比べると少し内容的には落ちてしまった感じはあるかな~。脇役達が今回は薄いのが原因かな~。ちょっと栞子さんのキャラクターが作りすぎな感じで・・・。ちょっと世界が狭くなってしまった感じですね。古本に関する話は面白かったので次回に期待かな(笑)

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    2025年11月23日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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    ネタバレ

    ライトノベル出身の作家さんということで読みやすかったです(笑)第三話までは良くできていたし楽しめた(笑)古書の話と事件が上手くからんでいいですね(笑)ただし第四話が少し残念。あそこで彼を放火犯にまでする必要があったのでしょうか?もう少し軽い犯罪でもそしてメインの事件の方もちょっと微妙だし栞子さんの彼に対する評価が少し納得いかない。それでももっと続きを読みたくなる小説でした(笑)そしてもっと本を読みたくなる(笑)

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    2025年11月23日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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    静かな語り口で没入して読めた。こういう雰囲気も好きな小説のひとつ。

    主人公は五浦大輔という青年で、ある日亡くなった祖母の遺品である「夏目漱石全集」を査定してもらうため、ビブリア古書堂を訪れる。店主の篠川栞子はケガで入院中だったが、妹の計らいで病院まで行けば査定してくれるという。大輔は病院へ本を持参するが、そこで彼女は本に隠された祖母の秘密を読み取ってしまう。その後、大輔はビブリア古書堂にアルバイトとして勤務しながら、古書に関するさまざまなトラブルを栞子とともに解決していく。

    短編集の形式をとっていて、全部で四つの作品が収められている。
    どの話も好きなんだけど、それはその話に登場する人々が好

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    2025年11月19日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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    ―推理小説?― シリーズ①

    栞子さんが店長のビブリア古書堂。

    訳あって入院する栞子さんに代わり、店員をする事になった五浦大輔(柔道経験者)。
    本の鑑定をしながら人から聞いた話だけで、色んな事が分かってしまう頭のキレる栞子さんは、本以外になると人見知り全開。
    そんな2人の周りに、色んな古書と人々が現れる。
    それぞれのエピソードは、軽いものから重いものまで様々で面白かった。

    シリーズ1作目を初めて読んだ。2人の続きはどうなる?!

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    2025年11月02日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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    本好きなら楽しめる作品。
    古書店や古本の魅力がわからない人でもこれを読めばその魅力がわかる。
    古本には人の想いがつまっているということがよくわかった。
    本好きな人がより一層本を好きになれる本。

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    2025年09月27日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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    今の時代、電子書籍などで簡単に本が読めてしまう。なんなら古本は無料で読めるものもある。しかしこの本は、紙の本の魅力を教えてくれる。また実際にある古書が数多く登場するので、その本たちに興味を持った。

    又、ミステリーとしてもよくできていて、読み返すのが楽しい本。シリーズとして続いているみたいなので次巻もぜひ読んでみたい。

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    2025年09月22日
  • ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

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    太宰治自家用の「晩年」をめぐって大けがをしてしまい入院をした、五浦大輔。
    退院しだいぶ回復してきたころ、ビブリア古書堂のバイトに復帰した。
    取引に訪れた道具商の男が、買い取った太宰治自家用の「晩年」を売りに、
    訪れたが・・・。売買に応じた際に渡された別の一冊が元で、洋書の古書
    に対する謎と運命に対峙することになっていく。

    今回は7巻で 前作のあとがきを読んだ人ならわかる通りの、最終巻。
    とはいえ、今頃読めば、分かり切った第2期があることは明白なので、
    そこには触れず、五浦大輔と篠川栞子、そして篠川智恵子の生い立ち、
    ビブリオ古書店の事件手帖の総決算と言ってよいのかな。
    とんでもない、賭けに出

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    2025年09月15日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    旅先で偶然出会った人と食べ物を通して、人生観が変わり、前向きになれる話を集めたアンソロジー。トラブルと偶然は旅につきもの。毎回すぐに「禍転じて~」になるとは限らないが、ターニングポイントとして意識されている。
    全7話の中で、私は「夢よりも甘く」が最も気に入った。育ててくれた亡き祖母の思い出話。少女はそれが作り話であると薄々気づくのだろうが、大人になっても大事に温め続けている様子(例えば身近な人に指摘されてムキになる場面)が胸に刺さる。現実を知ってしまい、旅行中はコレといった良い出来事もなく、疲れ果て打ちひしがれて、旅が終わりに近づく。このまま静かに物語が終わるのかと諦めかけたところで、帰国後に

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    2025年09月09日
  • ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~

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    ネタバレ

    いつもながら面白かった。
    題材になっているドグラ・マグラの話もものすごく興味が湧いた。ただ、主役が栞子から扉子に変わってから、個人的には魅力が薄れていた気がしていた。
    名前が違うだけで同じ性格では面白みもないので未熟さを描いている部分はあるが、もう少し扉子ならではの個性が出てくるといいなと思っている。
    恭一郎の登場はこれからが楽しみになるような人物であったので、次巻が出たら引き続き読みたい。

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    2025年08月29日
  • ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

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    <目次>


    <内容>
    いちおう完結編です。シェークスピアとは大きく構えたものです。調べも苦労したようです。話は母娘の確執は終わったようではなく、続編を期待する終わり方でした。大輔くんと栞子さんの結婚は決まったようで何よりです。

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    2025年08月24日
  • ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

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    今回は洋書。面白くてつい読んじゃうんだけど、シェイクスピアの本の謎の説明が、文字だけではちょっと想像しにくかった。。。

    でも昔の本の作られ方も知れて面白かった★

    最後の方は私もちょっと予想できて楽しかった♪
    やっぱ悪はつぶされるべきだなぁ。
    栞子ちゃんと大輔くんの覚悟が良かった!

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    2025年08月25日