三上延のレビュー一覧
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三上延さんの古書を巡る日常の謎本格推理小説ですね。
『扉子編』シリーズの五冊目です。
夏休みのある1週間、五浦大輔、篠川栞子の夫婦は海外に出張することになる。
留守は扉子一人になるが、「ビブリア古書堂」の店番だけなら、扉子一人でも大丈夫だが、店のもう一つの顔「古書を巡る謎」を解き明かす仕事の依頼に、扉子が関わるのを恐れた両親は、扉子の高校の後輩で「古書店・虚貝堂」店主の孫の樋口恭一郎をアルバイトに雇って、扉子の監視を頼む。
そして、もう一人、栞子の妹の文香にも頼んだのだが………?
扉子は、持ち前の好奇心と、母栞子譲りの推理力を発揮して、「古書を巡る謎」に関わってしまう?
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前巻までは栞子さんのオドオドが気になって仕方なかったが、今回は全体的に暗いというか、栞子さんにとっては嫌な思い出に触れるような話が多かったので、あまり気にならなかった。
しのぶさんのお母さんの言葉を読むと、なんだかドキドキしてしまっていた。
自分はされたことがないが、他人でも親に悪く言われているのを見聞きするといたたまれない気持ちになる。
きっと話的には今後和解していくんだと思うが、わざわざお互い嫌な思いまでして歩み寄る必要ってあるのかなとぼんやり考えてしまった。
まさかのお母さんと繋がっているのが誰か匂わせる表現で終わってしまったが、結局栞子さんのお母さんは何がしたいんだろうか? -
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両親が海外に古本の買付けに行ったことから、店を任された娘の扉子。祖母、母親の古本の知識が引き継がれた扉子を心配する両親。お目付役に扉子の後輩の少年と叔母さんを付けたが、やはり古本を巡る騒動に巻き込まれて行く。監視役の2人に遠慮しながら、そして海外の両親にも連絡をしながら解決するのが非常に抑制的。
3つの騒動を解決するのだが、このシリーズも12冊目となると古本のかなり深い蘊蓄内容になってしまうので、推理のしようが無くなってしまうのが残念。しかし、扉子や母親の栞子の推理力と古本への深い知識に圧倒される。
そして、悪用する人々、悪意のある人物や、祖母の登場で不穏になり、明るく終われないのもいつものパ -
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ビブリア古書堂シリーズは、栞子さんシリーズが7巻あり、それに続く扉子シリーズの5巻目が本書。栞子さんが母で、扉子がその娘である。
(余談だが、本のタイトルで「栞子さん」は「さん付け」で「扉子」は呼び捨て。なにか理由があるのか)
扉子シリーズは前巻から2年1カ月ぶり、やっと出たかという感じだ。
扉子は17歳の高校生。母親譲りの本の虫という設定。高校の後輩の樋口恭一郎が新たに登場する。二人の関係が始まり、今後どうなっていくかを、期待させる。
ビブリア古書堂には、古書を中心に本にまつわる相談や事件が寄せられる。本書は第1話 『シャーロック・ホームズの歸還』(岩波文庫)、第2話 森山大道『写真よさよ -
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読んだことがあると勝手に思っていたが、いざ読んでみると初めて読んだ本だった。
古本屋の女主人が、現場にも行かずに色んな謎を解決していく話。
栞子さんのように、好きなことに対しては饒舌というキャラクターは普段なら好きじゃないのだが、読み進めていくうちに愛着というか、本当に本が好きというのが伝わるので、むしろ好感を持った。
夏目漱石「それから」の話が好みだった。
今更問い詰めることも出来ないが、亡くなったあとに分かってしまう真実というのはとても重いなと思う。
私も自分の本を勝手に読まれたりするのが嫌でよく弟とケンカしたりもしたが、売り物だとしたらなおさらだとは思う。
シリーズとの事なので、い -
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ネタバレ2026.04.以前に川端康成らが作った鎌倉文庫という貸本屋があり稀覯本も多く扱っていたという.この話を聞いて兼井健蔵という会社社長がそれを買い取りたいので見つけて欲しいとビブリア古書堂に持ちかける.しかし,健蔵は最後に本をすべて燃やすというので,まだ登と結婚する前の学生時代の智恵子が秘密裏に読書家の妻の花子に話を持ちかけ,健蔵に内緒で花子が鎌倉文庫の本をすべて購入する.令和の時代になり,花子の生前葬パーティーに,それぞれが持っている鎌倉文庫の本,栞子が「吾輩は猫である」,智恵子が「道草」,扉子の友人の圭が「鶉籠」を持参して参加する.篠川家三世代にわたっての話でややっこしかったけど,面白かった
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江戸川乱歩の作品をテーマに物語は進み、開かない金庫の謎について栞子さんが推理していくお話。
そして、大輔さんとの恋が少し前に進んで行きます。
自分は「人間椅子」しか読んだ事がないですが、当時で考えたら奇妙な終わりでゾッとします。
栞子さんの話を読んでると、ここまで本を楽しめたらと羨ましくもあり、読書意欲が湧きます。
けど昔の文体はとても苦手です。
母の智恵子との掛け合いも中々見どころで
どんな優しい人でも家族の前だと人間味が濃くなるなと思いました。
本格ミステリーではないので、解決しようとは思わないのですが、それにしても途中の推理が中弛みして、点字や大正時代がどうのこうのと意味わからなかったで