三上延のレビュー一覧
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扉子シリーズ5作目の、古書を巡るミステリー。
両親の海外行きで不在の一週間、店を任された、扉子。
後輩の樋口恭一郎と叔母の文香が監視役に配されたが、
古書の謎への好奇心はとめどもなく、
三つの事件に巻き込まれてゆく。
・登場人物
・プロローグ
第一話 『シャーロック・ホームズの帰還』(岩波文庫)
・・・坂口の父が生前に彼に渡したかった本。
その真意とは?戦時中の本での交流の想い。
第二話 森山大道『写真よさようなら』(写真評論社)
・・・その写真集は復刻版だった。ではオリジナルは?
過去のからの複雑な心情が交差する、悲しい事実。
第三話 中原中也『山羊の歌』(文圃堂書店)
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ネタバレビブリアミステリ短編集。
1.シャーロックホームズの饋還
日本書紀下巻の真ん中部分を削り取って、シャーロックホームズの饋還の本文ページを嵌め込んだ。
イギリスやアメリカの戦っている戦場には、英文の本を持っていけるとは思えない。
日本語を読めないイギリス人将校は、『踊る人形』の暗号の絵を見て気づいた。
『踊る人形』の暗号で会話。
今回の短編集の中ではこれがミステリ的によかったかな。戦争の時代を上手く使っている。
2.森山大道『写真よさようなら』
江間は悪いやつに騙されて買った復刻版をオリジナルだと思ってた?
そうとも言えない。復刻版にはないスリップを抜いていた。どこかにもう一冊、スリッ -
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ビブリア古書堂の店主夫婦の栞子と大輔が海外に古書の買い取りに行く為、1週間ほど二人の娘の扉子と、栞子の妹・文香ちゃんが店番をすることに。
両親のいない間に古書についての相談で扉子が恐ろしい事件に巻き込まれないよう後輩の男子・恭一郎もビブリアでバイトをすることになり、栞子と大輔の昔を辿るようにふわふわとした二人の関係も進みだ…す?常連の坂口夫婦と二人の息子や文香の親友・奈緒も登場して大同窓会的なシーンたちも嬉しい。
今回も「シャーロック・ホームズ」「ドグラ・マグラ」「晩年」など名著の数々が登場するが、特に胸が躍ったのは第三話の中原中也。中也の人生を辿りつつ、運命の女性と言われた長谷川泰子を巡