三上延のレビュー一覧
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購入済み
祝アニメ化
この話には、篠川栞子が主人公の前シリーズの登場人物が多数登場します。前シリーズを読んでいないと面白さと理解度がかなり損なわれると思うので、未読の方は読んでおく事をお勧めします。篠川扉子が主人公の新シリーズにはあまり登場しませんが、今回は前シリーズで私の最推しの篠川文香が活躍してくれます。これだけでもう星5つです。前シリーズでは元気いっぱいの高校生だった文香もすっかり大人の女性として描かれていましたが、玉岡昴と絡むシーンでは昔の面影がちょくちょく顔を出して、読んでいて微笑ましかった。三上先生、これからも文香の登場シーンをお願いします。
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Posted by ブクログ
ネタバレ栞子さんと五浦君の古書ミステリ最終巻。今回は洋書。シェイクスピアだ。
それは『ファースト・フォリオ』と呼ばれる。
シェイクスピアが創作した「ハムレット」や「ロミオとジュリエット」「リア王」などの戯曲を集めた最初の作品集である。十七世紀に出版されたと言われ、わずかに残った本物の中の一冊はオークションに出された時に六億円で落札されたという。
この巻では栞子さんの祖父がそっくり同じ重さと大きさに作った二冊の複製本と合わせて、合計三冊の中から本物を選び取るという難題がビブリア古書堂に課せられる。しかも、選ぶ場所は古書組合の競り市なので、大金を用意して競り勝たなければならない。そして、競り合う相手は篠川智恵子である。
全編を通してどきどきさせてくれた。篠川智恵子はもちろん最強の相手として貫禄十分なのだが、この話を持ってきた「舞砂道具店」の吉原という店主が個性抜群のキャラクターで最後まで楽しめた。
古書にまったく詳しくない五浦君を、あそこまで要所要所で活躍させるのもさすが。結果として、文句なしの大団円となった。
四百年前の希少な本を巡る壮大な謎の物語も、ひとまず終わり。だが、今後も篠川智恵子は世界を放浪し続ける。以前に比べ、少しは家族と関わることになりそうなのが変化と言えるかもしれない。
彼女の夫に対する感情がもう少し知りたかったかな。
知らなかった古書の世界を知ることが出来て、本当に楽しい七冊だった。
これからこのシリーズで取り上げられた本たちを、少しずつ読んでいきたいと思う。