三上延のレビュー一覧

  • おいしい旅 しあわせ編

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    おいしい旅シリーズ、ずっと気になっていた。前のと合わせて購入。

    誰かのレビューで「アミの会は外れがない」と言っていたが、おいしい旅シリーズはどれもおもしろかった。
    旅と食はテッパン!

    伊勢や松本など、行ったことのある場所には懐かしさを感じた。石垣島の話はちょっと切なかったけど、今はやりの?女性の自立っぽくていい。ヴェネツィアや三沢、アイスランドの話ではどうなることやらと思った。”家族”はいいこともあるが、そうでない人も少なからずいる。

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    2024年05月22日
  • 百鬼園事件帖

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    ネタバレ

    影の薄い大学生の甘木と、個性の塊と言うか子供っぽい拘りを持つ内田榮造の周りで起こる怪異奇譚。
    実在する先生なんですね。

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    2024年05月18日
  • 百鬼園事件帖

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    ネタバレ

    昭和初期の神楽坂が舞台。存在感の無さに悩む大学生、甘木くんと、偏屈な大学教授、内田先生は、行きつけのカフェーで同席したのを機に親しくなる。先生の背広を間違えて着てしまった甘木くんは、何故か怪異に遭遇するようになり、内田先生とともにその謎に迫っていく。

    短編集ではあるけど、順番に読んでかないとダメなやつ。最初はまあまあ怖いかな、という感じなのが、読み進むうちにどんどん怖さが増してきて…。ドッペルゲンガーの話でヒェ〜となり、若くして亡くなった伊成くんの話では悲しみも加わって、胸が締め付けられる。

    私は内田百閒を名前くらいしか知らなくて、読み終わってから調べてみた。偏屈で借金大王で、鉄オタで…夏

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    2024年05月05日
  • ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~

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    読みやすさは健在です。
    老若男女様々な人に愛された作家の書籍には、例えば三國志や水滸伝のように、様々な版があるんだなぁ、と思いました。また、作者の没後に作品が発掘されて刊行されるなど、根強いファンがいると、作品が広がり深まっていくことにも感じ入りました。

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    2024年04月30日
  • ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

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    眠いのを我慢して、怒涛の3冊イッキ読みでした。ラストの駆け引きに惹き込まれました。母親の手のひらの上感、何でもお見通し感が強くありながら、ほのかに変化の兆しも…?

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    2024年04月23日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~

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    ビブリアの新シリーズ。
    やっとのことで結婚した栞子と大輔。
    2人の娘の扉子は、もう6歳。
    今回は、母親の栞子が、娘に語る回顧録になっています。
    4つの短編になっており、どれも古書にまつわる謎を、栞子たちが解いていきます。

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    2024年04月17日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    ちょうど今年は伊勢に行こうと決めていたので、初めのお話はとても参考になった。行き方や伊勢うどんの由来、参拝の仕方など物語にちりばめられていたし、少年達の冒険を見守っている感じの話で、一番この中で楽しかった。どの作品も終わりに少しほっと出来てしあわせ編とはその通りたど思った。

    他5作
    ・失われた甘い時をもとめての二人は無事に出会ったのだろうか。続きが気になった。

    ・浜崎の奥さんを検索してしまった。そんなに美味しいのか。食べてみたいな。

    ・ベネツィアは1度は行ってみたい憧れの街だな。
    おばちゃんの話はきっと妄想だったようだけど、現実をみて主人公は学んだし、母との距離も縮まって良かった。

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    2024年04月16日
  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

    ネタバレ 購入済み

    昭和編が面白かった

    令和編の語り手は樋口くん・探偵役は扉子ちゃん、昭和編の語り手は栞子さんのお父さんの登さん・探偵役は登さんと結婚前の三浦智恵子さん、平成編は語り手が登さんで、探偵役がまだ高校生だった栞子さん。今回はオリジナルシリーズの語り手・大輔氏はプロローグとエピローグにしか登場しません。その代わり、オリジナルシリーズでは5巻のプロローグ(リチャード・ブローティガン「愛のゆくえ」)にしか登場しなかった登さんが大活躍?です。大輔氏と同じでパートナーほど本に関する知識はなくとも洞察力はすごく、的確に探偵役をサポートしています。それから、オリジナルシリーズではラスボスみたいな扱いだった智恵子さんが、登さんにだけは少

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    2024年04月09日
  • 同潤会代官山アパートメント(新潮文庫)

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    1927年から1997年まで、同潤会代官山アパートに暮らす一家四代に渡る家族の物語。
    関東大震災や世界大戦、そして阪神大震災でのそれぞれの悲しみを乗り越えたり、辛い時には支え合い助けあっていく家族の姿に、同じように関東大震災でつらい経験をした私の祖父、阪神大震災で被災した私の祖父母と両親が重なり、涙でした。

    家族の形も家もどんどん変わっていかざるを得ず、寂しくなることもあるけれど‥
    「人は入れ替わり、家も変わっていく。
    きっとこの先も色々なことが起こるだろう、
    嬉しいことも、悲しいことも、家族で分かち合って生きていけたらいい。」
    この言葉を胸に、新しい家族の形ができていくことを喜びに変えてい

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    2024年03月18日
  • ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~

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    今回は扉子が、恭一郎という後輩と仲良くなってるのが印象的。
    栞子さんに似て本のことしか頭にないけど、栞子さんより天真爛漫そうな扉子が可愛い。
    恭一郎に相続されるはずの本が売りに出されるのを阻止するために催事に参加するのがメインストーリーだけど、裏で動いてる智恵子がすごい怖い。
    4巻も出たみたいだから読まないと。

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    2024年03月11日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~

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    ビブリア古書店シリーズ、イロイロあるようですが、初めて読んだのがこの本でした。
    読んでいる途中で、「なんかおかしいな~」と思い始め、やがて「後日譚集なのかぁ~」と理解しました。でも、本編を知らなくてもスッと入れました。
    登場人物の心の襞を丁寧に描き分けつつ、ちょっとしたミステリも織り交ぜて、サクッと軽く読み終えられて、読後感も爽やかなのがヨイ感じでした。

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    2024年03月03日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌

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    2巻まで刊行。2巻で終わりでも納得する。
    ネタ元のシリーズはまったく読んでいないが充分楽しめました。その元シリーズの 主人公の胸については情報を得ていたので、それの描写が沢山あって良かったです。
    ヒロインのこぐちさんの脇の女子高生達が良かった。特に2巻で登場のお嬢様学校の図書委員長と主人公の絡みは友情なのか委員長の方に恋愛感情があるのか想いを馳せる。色んな本が紹介されていて読んでない本もあって人生足りないよね

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    2024年02月25日
  • 百鬼園事件帖

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    なかなか、読み進まなかったのだけど、内容は面白かった。内田百間さんって、こんな感じだったのだろう。
    鉄ちゃんだったことに反応

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    2024年02月18日
  • 百鬼園事件帖

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    少しホラー、怪奇譚。でも怨念や怨嗟といった類ではない。大正から昭和初期の世俗や街並みも丁寧に記述されてとても楽しく読めた。途中まで読んでやっと内田百閒先生って人実在していたような・・・?ってぐらい何も知らずに読んだけれど内田先生の著書がどういうものなのか興味がわいた。

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    2024年02月03日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~

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    ネタバレ

    7巻から月日が流れて7年後、2018年(この本が発行された現在)だったのが少々残念な気持ちになった。もっと2人の結婚前後の話も読みたかった気もした。
    夫婦が営む古書店とか、大輔が智恵子の手伝いで上海に行くとか、ずいぶん変化したものだと思う。
    しかし、栞子が扉子に話して聞かせている形式だったので、自由に話を展開できるようになったと思う。
    私は、やっぱり坂口昌志、しのぶ関連の話が好きですね。今回もいい話でした。小菅奈緒の新しい恋の話も良かったですね。2人は同じ大学に入ったその後どうなったのか。ファイナルファンタジーの楽譜は息子が好きだったので家にもあるなと思いながら読んでいた。今では希少価値がある

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    2024年01月30日
  • 百鬼園事件帖

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    怪異な現象がいろいろ出てきて、でも人間的な温かさもあって、不思議な味わいの良い本でした。
    たまたまだけど最近大正時代が舞台になっている小説を読んでいて、ちょっと妖しい世界が似合う魅力的な時代だと感じました。

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    2024年01月05日
  • 百鬼園事件帖

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    ネタバレ

    悪くはなかった。
    内田百間の帽子や背広がイメージしづらい。表紙の絵も違う気がする。筆者のビブリアシリーズと異なり、現代を描いたものではないから、私の脳内では映像化が難しかった。
    性格もよくわからず。
    ドッペルゲンガーとの対決は、ちょっと呆気ない感じ。

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    2023年12月24日
  • 同潤会代官山アパートメント(新潮文庫)

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    特別大きな事件が起きるわけではない。ごく普通の家族の物語。
    こういう話が、私は好きなんだなぁと、つくづく思った。
    しかもきっと、三上さんの文章も好きなんだなぁきっと。
    友達から回ってきた本なので、最初は作家さんの名前を見てもぴんとこなかったけれど、著者略歴を見たら、あら、『ビブリア古書堂の事件手帖』書いた方だ、とうれしくなった。
    しみじみと、滋味深い作品。

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    2023年12月22日
  • ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~

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    シリーズは親子で一通り読み進めていて、これも母から借りました。
    久しぶりでしたがだんだん登場人物も思い出した…というかどこから読んでも登場人物の関係をいつも説明してくれてありがたい。
    今回も面白かったです!

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    2023年12月18日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    読みに行くいものは飛ばして。
    海外の内容も多かった。
    個人的には国内の短編が読みやすい。
    食べ物はハンバーグ、サンドイッチとか
    挟まれる系が多かったかも

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    2023年12月17日