三上延のレビュー一覧

  • ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~

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    ネタバレ

    栞子さんと五浦君の古書ミステリ4冊目。今回は長編である。

    一冊丸ごと「江戸川乱歩」の謎であった。ミステリ好きの方々の話に触れていると、あまりにも頻繁に出てくるため、古書価値が付くような時代の作家とは思っていなかった。なんと明治生まれの方だったのか。
    太宰治や夏目漱石よりも身近に感じていたのだが、乱歩にももちろん収集家がいて百万円以上の値が付くものがある。物語は、そんな貴重なコレクションを残して亡くなった人の遺品をめぐる謎である。
    コレクションの持ち主が、まるで乱歩の描く人物のようにいくつもの顔を隠しているのが面白かった。隠された顔を栞子さんたちがひとつひとつ探していく様子も、まるで探偵小説の

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    2025年12月24日
  • 読書狂の冒険は終わらない!

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    ネタバレ

    スティーブン・キング原作の映画は『シャイニング』とか何作か見たことがあるけど、原作の方は読んだことないな~。二人の話に出てくる作品は聞いたことあるし興味あるので読んでみようかな。「キング絶賛」も気になる。本への愛情が凄い二人。確かに本は踏めないな~。道はちゃんと作ってあるし(笑)『桜庭一樹の読書日記』のように話に出てくる本の写真とか欲しかった。二人の本棚も気になるし(笑)

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    2025年12月20日
  • ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

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    最終巻はシェイクスピア。扱っているシェイクスピアの悲劇喜劇の話と登場人物達の関係がリンクしていく展開。智恵子さんがいなくなったきっかけと祖父との確執、弟子の歪んだ矜持など複雑な人間模様が描かれつつもハッピーエンドに向かって良かった。最後は本を読むシーンで終わるのも良い

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    2025年12月20日
  • 百鬼園事件帖

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    2023年出版。249ページ。タイトルと表紙の挿絵から、想像を広げ過ぎると結果的に肩透かしを食う事になるかも。昭和の始めから、遡って大正末期に掛かる時期としてのお話し。時代背景に深く突っ込んでいない分、読み易いとも言えるし、現代との境が曖昧になってしまう感じもある...。けれど、それらを差し引いても面白かった。おどろおどろしさは余り強調されていないが、想像してみれば大いに不気味だ。「見えてしまう者」、「見ることが死に繋がる」などは、中々に気色が悪く興味深かった。本格怪奇モノを期待する人には薦めない。

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    2025年12月19日
  • ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~

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    再び太宰治を巡るお話。太宰の作品の魅力はその波乱万丈な人生に起因するものが多いと思っているのだけど、だからこそこんなにも長い間読み継がれて多くの人を惹きつけるんだろうな。古書を介して人間の因果も巡る物語、謎解きも面白かった

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    2025年12月19日
  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

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    ネタバレ

    今回は夏目漱石と鎌倉文庫。
    栞子、扉子、そして智恵子の三世代が関わる話で面白かったです。
    栞子のお父さんの存在感を今まで感じなかったけれど、大輔と似た雰囲気だったのかもしれませんね。
    そして智恵子の過去が少し分かったので不気味さが減ったような気がします。智恵子が変わることはないと思うので、あとは栞子の捉え方次第かも。

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    2025年12月18日
  • ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~

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    ぎこちなくなった栞子さんと五浦さんを結びつけるのは、やっぱり古書。今回描かれた、手塚治虫先生の漫画と寺山修司の初版本を巡るいわくに秘められていた過去と今、人と人の思わぬ繋がりはどれも読後に切ない余韻が残るお話だった。《この世界にあるのが現実だけだったら、物語が存在しなかったら、私たちの人生はあまりにも貧しい》-作中の栞子さんの言葉が刺さった。

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    2025年12月15日
  • ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~

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    1冊丸ごと江戸川乱歩のお話。シリーズ通して1番好きな巻かもしれない。江戸川乱歩の膨大なコレクションと取り巻く人々の数奇な人生を紐解いていく展開が面白い。古書の世界って奥深い…。本格的に登場した智恵子さんのキャラも魅力的。

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    2025年12月14日
  • 同潤会代官山アパートメント(新潮文庫)

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    タイトル見て借りましたが、『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズの作家さんだとは気付かず…。

    同潤会アパートというと表参道だと思っていたので代官山だったっけ?と思って調べたら15カ所もあったんですね。

    関東大震災の後、日本初の鉄筋コンクリート造りの集合住宅として建築された同潤会アパート。代官山にある同潤会アパートメントで暮らした四世代70年の家族の歴史が描かれています。

    年代を追うごとに中心人物が子供から孫、そして曾孫の代に変化して行きますが、それと共に建物も歴史を積み重ね、あんなに近代的だと言われていた建物も老朽化が進み、取り壊わされてしまいますが、そこに暮らした家族の思いの強さにジーン

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    2025年12月07日
  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

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    ネタバレ

    ビブリア古書堂の事件手帖シリーズは好きで、今作もとても面白かった。
    ただ、扉子シリーズになってから登場人物に思慮にかける短慮な言動をする人が増えたなーと感じます。

    前巻では、樋口恭一郎の母、樋口佳穂が最終的には恭一郎に相続されるはずの本を燃やしてしまい仲違いするのですが、「いや当たり前だろ」としか思わない。
    少なからず恭一郎は杉尾康明(実父)とも交流があったわけで、理由はあれど、恭一郎の実父の大切なものを燃やしたら、そりゃ息子に距離取られるに決まってるでしょ。

    今回の巻でも、扉子と圭の仲違い関連の話があるのですが、扉子も親友の親族をいきなり疑いすぎだし、圭も親友に対して言葉強すぎ。
    子ども

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    2025年12月03日
  • ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~

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    宮沢賢治の執筆作業やチェブラーシカの絵本など、それぞれの作品や筆者のエピソードは初めて知るものが多く面白い。今回は家族の絆にまつわる謎が多かったけど、本を介して強くなる絆もあれば逆にすれ違ってしまうものもあり…考えさせられる。紹介されている作品にも触れてみたくなる

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    2025年12月01日
  • ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~

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    司馬遼太郎や藤子・F・不二雄といった有名作家のデビュー初期のお話など、有名作家の知らなかったエピソードを知ることも出来て面白かった。人の手を渡った本そのものにも"物語”があると思うと、ますます古書の世界に興味が湧いてくる。親子2代に渡る古本の買い取り依頼から、栞子さんの母親や関連した過去の話に繋がり物語が動き出す感じにワクワクする。

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    2025年11月29日
  • ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~

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    本を売りに来るお客様一人一人、その本にまつわる秘密や物語があり思いがこもっているんだなぁ。
    古本について勉強になるし、昔読んだ名著もまた読んで見ようと思う。

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    2025年11月27日
  • ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~

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    ネタバレ

    『1』を読んだ時のような面白さはなかったけど楽しめました。『たんぽぽ娘』は読んだことがなかったけどちょっと読んでみたくなりましたね(笑)物語の内容は少し犯人が唐突過ぎた気もしますが。とりあえずどんなに相手が嫌いだろうと間違ったなら謝れ。第2話の坂口夫妻の話も良かった(笑)また色々読んでみたくなったな~(笑)とりあえず次も出たら読もう(笑)

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    2025年11月23日
  • ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~

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    ネタバレ

    プロローグ「坂口三千代『クラクラ日記』(文藝春秋)」
    「アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』(ハヤカワ文庫NV)」
    「福田定一『名言随筆 サラリーマン』(六月社)」
    「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」

    前作に比べると少し内容的には落ちてしまった感じはあるかな~。脇役達が今回は薄いのが原因かな~。ちょっと栞子さんのキャラクターが作りすぎな感じで・・・。ちょっと世界が狭くなってしまった感じですね。古本に関する話は面白かったので次回に期待かな(笑)

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    2025年11月23日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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    ネタバレ

    「夏目漱石『漱石全集・新装版』(岩波書店)」
    「小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫)」
    「ヴィノグラードフ・グジミン『論理学入門』(青木文庫)」
    「太宰治『晩年』(砂小屋書房)」


    ライトノベル出身の作家さんということで読みやすかったです(笑)第三話までは良くできていたし楽しめた(笑)古書の話と事件が上手くからんでいいですね(笑)ただし第四話が少し残念。あそこで彼を放火犯にまでする必要があったのでしょうか?もう少し軽い犯罪でもそしてメインの事件の方もちょっと微妙だし栞子さんの彼に対する評価が少し納得いかない。それでももっと続きを読みたくなる小説でした(笑)そしてもっと本を読みたくな

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    2025年11月23日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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    静かな語り口で没入して読めた。こういう雰囲気も好きな小説のひとつ。

    主人公は五浦大輔という青年で、ある日亡くなった祖母の遺品である「夏目漱石全集」を査定してもらうため、ビブリア古書堂を訪れる。店主の篠川栞子はケガで入院中だったが、妹の計らいで病院まで行けば査定してくれるという。大輔は病院へ本を持参するが、そこで彼女は本に隠された祖母の秘密を読み取ってしまう。その後、大輔はビブリア古書堂にアルバイトとして勤務しながら、古書に関するさまざまなトラブルを栞子とともに解決していく。

    短編集の形式をとっていて、全部で四つの作品が収められている。
    どの話も好きなんだけど、それはその話に登場する人々が好

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    2025年11月19日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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    ―推理小説?― シリーズ①

    栞子さんが店長のビブリア古書堂。

    訳あって入院する栞子さんに代わり、店員をする事になった五浦大輔(柔道経験者)。
    本の鑑定をしながら人から聞いた話だけで、色んな事が分かってしまう頭のキレる栞子さんは、本以外になると人見知り全開。
    そんな2人の周りに、色んな古書と人々が現れる。
    それぞれのエピソードは、軽いものから重いものまで様々で面白かった。

    シリーズ1作目を初めて読んだ。2人の続きはどうなる?!

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    2025年11月02日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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    本好きなら楽しめる作品。
    古書店や古本の魅力がわからない人でもこれを読めばその魅力がわかる。
    古本には人の想いがつまっているということがよくわかった。
    本好きな人がより一層本を好きになれる本。

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    2025年09月27日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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    今の時代、電子書籍などで簡単に本が読めてしまう。なんなら古本は無料で読めるものもある。しかしこの本は、紙の本の魅力を教えてくれる。また実際にある古書が数多く登場するので、その本たちに興味を持った。

    又、ミステリーとしてもよくできていて、読み返すのが楽しい本。シリーズとして続いているみたいなので次巻もぜひ読んでみたい。

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    2025年09月22日