三上延のレビュー一覧

  • 百鬼園事件帖

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    怪異譚。
    CGとか駆使して怖がらせてくる系PG12指定映画ですら怖くて直視出来ないお子ちゃまオバハンの私には、これくらいの怖さでちょうどいいくらい。

    三上延さん、聞いた事のあるお名前だなと思っていたら、ああ、ビブリア古書堂の。お久しぶりです。相変わらず文学に造詣が深くていらして。

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    2024年07月20日
  • ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~

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    ネタバレ

    ビブリア古書堂その後シリーズの第三弾。

    また別の鎌倉の古書店がからんだお話。
    跡取り息子が病気でなくなり、その蔵書を売ろうとする古書店主の父と、
    それを止めようとする跡取り息子の元妻。
    元妻に相談された栞子は、自分の代わりに扉子を古本市に送り込む。
    古本市には、古書店主の孫で扉子の後輩にあたる少年も参加しており、
    扉子と共に古本市を手伝い、商品をだまし取ろうとした犯人を捕まえる。

    古書店主はなぜ蔵書を売ろうとしているのか。
    元妻はなぜそれを止めようとしているのか。
    亡くなった跡取り息子が、
    旅先で記憶喪失になり一時行方不明なっていたことと関係しているのか。

    栞子の変人ぶりが扉子にも遺伝子

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    2024年07月23日
  • ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~

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    ネタバレ

    ビブリア古書堂その後シリーズの第二弾。

    新作が出たと思ったらⅣでⅡとⅢを読んでいなかったので、
    あわてて読む。

    横溝正史の幻の長編「雪割草」をめぐる、過去と現在のお話。
    栞子と大輔が結婚したての頃に、
    新聞の連載小説を切り抜いてつくった「雪割草」が盗まれたのを、
    探し出した話と、
    その時に発見されなかった直筆原稿を9年後に探し出すお話。

    「雪割草」の持ち主、元男爵家の人々が仲違いしたままだし、
    栞子の母が雪割草を読むために直筆原稿を捏造したのではと示唆されているラストもあって、
    ミステリーの結末としてはあまり感じが良くなかった。
    栞子と大輔の娘扉子が、
    同じく本好きの少女であり古書店の娘

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    2024年07月20日
  • 同潤会代官山アパートメント(新潮文庫)

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    1927年から、と裏表紙にあり、戦争モノかな?と思いましたが、新築の同潤会アパートに住む4世代に渡る物語でした。

    親から子へ、また下へ、視点が変わりつつ、最初は真新しいアパートが最後は・・・

    同潤会と言えば表参道ヒルズですが、あの建物ももう20年近く経つのですね、本書と同じく、時代が巡るのは早いです。

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    2024年07月16日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    アミの会、好き。
    いろんな作家さんの物語が読めるのが好き。
    しあわせ編というだけあって、
    美味しいだけじゃなく幸せな気持ちで読み終えられて、ほんと、ごちそうさまでした。

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    2024年07月07日
  • ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~

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    扉子の名前がついているけれども、栞子さんの活躍を描いたおはなし。

    やっぱりこのシリーズ好きだな。

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    2024年07月06日
  • ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~

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    ネタバレ

    最初の1巻の話が、この巻で完結した。
    読みながら一緒に推理するタイプではないので、読み進めながら「なるほど!」と驚いてたんだけど、黒幕はこの人だったのかと意外だった。

    また田中が大輔を従兄弟と認識したうえで、唯一の血縁者だからと攻撃の手をやめるところとかは、血が繋がりの大事さを感じた。

    そしめ大輔が気付いた栞子さんのルーツにはマジか…となってる。そんなところで繋がるのか、世間は狭い

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    2024年06月21日
  • ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~

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    ネタバレ

    相変わらず碌なことをしない智恵子さん。
    彼女の目的が栞子さんの目論見通りなのか、まだ分からないなというのが個人的印象。

    扉子編にはなっているし、確かに栞子さんの不在は長いのだが、扉子さんの立ち位置は全体的にちょっと一歩引いていた感じ。
    初日の事件についての活躍はお見事だったけど、段々と栞子さんにシフトした感じ。
    最終日は大輔くん視点で栞子さんによる謎解きと、かつてのスタイルで懐かしくなりました。
    展開は大変胸くそでしたが。

    今回は古本市が舞台のせいもあって、作中に出てくる本も映画パンフに樋口一葉のまさかの手紙の例文系本、そして三大奇書と名高い『ドグラ・マグラ』
    粗筋をざっくりとしか知らない

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    2024年06月14日
  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

    ネタバレ 購入済み

    ほっこり

    シリーズの中で、本作は悲壮感が小さく、ほっこりと、人間の暖かみを感じる印象がある。花子が人として大きくなったところが喜ばしい。

    #ほのぼの #エモい

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    2024年06月12日
  • ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~

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    ネタバレ

    栞子のパパは遠くへ行く栞子のママをずっと待ち続ける選択をした。対して大輔は栞子がどこかに行くなら着いていくのが当たり前と考えてる。
    この違いがたぶん大きいんだろうな〜。

    とにかく大輔と栞子が付き合うことになったー!でも、反面最初の事件の犯人がまた栞子に近づいてきて…今後どうなるのか気になる。

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    2024年05月24日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    おいしい旅シリーズ、ずっと気になっていた。前のと合わせて購入。

    誰かのレビューで「アミの会は外れがない」と言っていたが、おいしい旅シリーズはどれもおもしろかった。
    旅と食はテッパン!

    伊勢や松本など、行ったことのある場所には懐かしさを感じた。石垣島の話はちょっと切なかったけど、今はやりの?女性の自立っぽくていい。ヴェネツィアや三沢、アイスランドの話ではどうなることやらと思った。”家族”はいいこともあるが、そうでない人も少なからずいる。

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    2024年05月22日
  • 百鬼園事件帖

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    ネタバレ

    影の薄い大学生の甘木と、個性の塊と言うか子供っぽい拘りを持つ内田榮造の周りで起こる怪異奇譚。
    実在する先生なんですね。

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    2024年05月18日
  • ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~

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    ネタバレ

    栞子さんの母親のミステリアスっぷりがとても気になる。嫌われているようで、頼りにもされていて、欲望のためにあくどいことも行える人物。この人がたぶんキーになるんだろうなぁ。

    まさか妹がずっと一方的な連絡を送り続けているとは思わなかったし。続きがすごく気になる。

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    2024年05月11日
  • ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~

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    ネタバレ

    感想
    志田が告白してから何ヶ月も待ちぼうけを喰らって、結局OK!良かった。

    ただ最後になって、出所した田中がまたしつこく現れたのには、、、嫌な予感。

    あらすじ
    本を大量に売って、また買い戻す女性が旦那探しのためにやっていたことで、実は常連の志田の奧さんだった話。栞子の親友のリュウから友達のお父さんの無くなったブラックジャックを探して欲しいという話。

    最後は、母親から投げかけられた寺山修司の古書を巡る謎解きの話。栞子は謎を解き、母親に父親と結婚した理由を尋ねる。

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    2024年05月07日
  • ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~

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    ネタバレ

    感想
    妹からクラクラ日記を手に入れた栞子と、突然現れた母親。大輔から栞子にデートして欲しいとの申し出。サイドストーリーの方が気になる。本筋かもしれないが。

    問題の解決と共に、母親のことなどで新情報があり、進展があった。キャラクターの人間関係やその人となりが少しずつ明らかになる点も気になる点である。

    あらすじ
    昔の常連客だった人から、相談事があると屋敷に呼び出された。そこには依頼人の来城を託っていた鹿山という男性が集めた江戸川乱歩のコレクションが集まっていた。来城は金庫の中にある貴重なコレクションを見たいといって、栞子に金庫を開けるように依頼する。

    金庫を開けるにあたって先代の鹿山明を知る

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    2024年05月06日
  • 百鬼園事件帖

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    ネタバレ

    昭和初期の神楽坂が舞台。存在感の無さに悩む大学生、甘木くんと、偏屈な大学教授、内田先生は、行きつけのカフェーで同席したのを機に親しくなる。先生の背広を間違えて着てしまった甘木くんは、何故か怪異に遭遇するようになり、内田先生とともにその謎に迫っていく。

    短編集ではあるけど、順番に読んでかないとダメなやつ。最初はまあまあ怖いかな、という感じなのが、読み進むうちにどんどん怖さが増してきて…。ドッペルゲンガーの話でヒェ〜となり、若くして亡くなった伊成くんの話では悲しみも加わって、胸が締め付けられる。

    私は内田百閒を名前くらいしか知らなくて、読み終わってから調べてみた。偏屈で借金大王で、鉄オタで…夏

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    2024年05月05日
  • ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~

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    ネタバレ

    感想
    美人だが本の事にしか興味がない栞子さんがズバズバ問題を解決していくのは痛快。

    栞子が探していたクラクラ日記を妹が持っていた事実と次第に明るみに出る母親の存在。謎解きで危ない依頼を今後受け取るかもしれない不安感など、今後の展開が気になる。

    あらすじ
    古書店同士の揉め事の解決、坂口夫人が探している本、昔の常連だった玉岡さんが盗まれた本を取り返したい依頼の三本。

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    2024年05月05日
  • ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~

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    読みやすさは健在です。
    老若男女様々な人に愛された作家の書籍には、例えば三國志や水滸伝のように、様々な版があるんだなぁ、と思いました。また、作者の没後に作品が発掘されて刊行されるなど、根強いファンがいると、作品が広がり深まっていくことにも感じ入りました。

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    2024年04月30日
  • ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~

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    ネタバレ

    栞子は母からの課題を解決した。その謎も母が作り出していた。栞子は五浦さんとの結婚について抱えている悩みを解決すべく母に会いに行った。母のようにどこかに消えてしまうんではないかと心配していたが五浦から思わな返答で栞子は吹っ切れた。
    展開がやっと進んで次回にも期待

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    2024年04月25日
  • ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

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    眠いのを我慢して、怒涛の3冊イッキ読みでした。ラストの駆け引きに惹き込まれました。母親の手のひらの上感、何でもお見通し感が強くありながら、ほのかに変化の兆しも…?

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    2024年04月23日