三上延のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
言わずと知れた大人気ベストセラーの7作目。
前作を読んでからだいぶ間が空いてしまったので、複雑な人間関係を理解するのに苦労してしまいました。
まあ、そもそも7作目なので、この書籍から読む読者はいないとは思いますが、それでも思い出せる程度の間隔では読まないと厳しいかも。
6作目までで人間関係を複雑にしすぎてますよね。。それがストーリーの重要なポイントでもあるのでしょうがないのですが。
ただ、読み進めての後半は、いつもの読み味に戻りました。
ストーリーですが軸となっている海外古書のテーマが重く一本道だった感じがしました。人間関係における結末も、そういう部分に振り切って書かれた小説と比べると新鮮 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集なのでサクサク読めたのは満足!ただあんまりどれも刺さらなかった感じ。以外メモ。
「私を見ないで」
1話完結ミステリドラマのひとつな雰囲気。
「微笑みに死す」
少し不思議ストーリー。「時坂家の嫡男は微笑みながら息を引き取るという。」これは好きなタイプだった。
「名もない男」
喫茶店の店主と俳優。
「死を招く蝶」
タクシーの中で美女が語るミステリー。これも好きな感じ。
「薬師川家のあやとり」
相棒…!て感じ。こんな刑事はいねぇ!なんだけど、キャラが濃いのは面白かった。あとつよつよおばあちゃま。
「廃墟で◯◯してみた」
ミステリーというか人怖ホラーじゃないんですか…?ってなった。
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Posted by ブクログ
「なんとなく、君は俺に嘘をつかない気がする」p.193
〔鎌倉文庫〕鎌倉文士たちが本を持ち寄って開いた貸本屋。そこにあった、今となっては貴重な本の行方はほとんどわかっていない。この巻の中心。
〔兼井健蔵〕鎌倉文庫を集めたい成金。
〔戸山利平〕圭の大叔父。鎌倉文庫の本を持っていると言った。扉子と圭の仲違いの原因。
〔篠川登〕栞子の父、ビブリア古書堂先代店主。智恵子との出会いが描かれる。
〔インスタントラーメン〕この場合はチキンラーメンのことだろう。登と智恵子のなれそめ。卵を常温に戻しておくことがコツだとは知らなかった。
〔ちくま日本文学全集〕便利な選集。最終的な蔵書はこれか、「ちくま文学の森」の