三上延のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレビブリア古書堂その後シリーズの第二弾。
新作が出たと思ったらⅣでⅡとⅢを読んでいなかったので、
あわてて読む。
横溝正史の幻の長編「雪割草」をめぐる、過去と現在のお話。
栞子と大輔が結婚したての頃に、
新聞の連載小説を切り抜いてつくった「雪割草」が盗まれたのを、
探し出した話と、
その時に発見されなかった直筆原稿を9年後に探し出すお話。
「雪割草」の持ち主、元男爵家の人々が仲違いしたままだし、
栞子の母が雪割草を読むために直筆原稿を捏造したのではと示唆されているラストもあって、
ミステリーの結末としてはあまり感じが良くなかった。
栞子と大輔の娘扉子が、
同じく本好きの少女であり古書店の娘 -
Posted by ブクログ
ネタバレ昭和初期の神楽坂が舞台。存在感の無さに悩む大学生、甘木くんと、偏屈な大学教授、内田先生は、行きつけのカフェーで同席したのを機に親しくなる。先生の背広を間違えて着てしまった甘木くんは、何故か怪異に遭遇するようになり、内田先生とともにその謎に迫っていく。
短編集ではあるけど、順番に読んでかないとダメなやつ。最初はまあまあ怖いかな、という感じなのが、読み進むうちにどんどん怖さが増してきて…。ドッペルゲンガーの話でヒェ〜となり、若くして亡くなった伊成くんの話では悲しみも加わって、胸が締め付けられる。
私は内田百閒を名前くらいしか知らなくて、読み終わってから調べてみた。偏屈で借金大王で、鉄オタで…夏 -
Posted by ブクログ
ちょうど今年は伊勢に行こうと決めていたので、初めのお話はとても参考になった。行き方や伊勢うどんの由来、参拝の仕方など物語にちりばめられていたし、少年達の冒険を見守っている感じの話で、一番この中で楽しかった。どの作品も終わりに少しほっと出来てしあわせ編とはその通りたど思った。
他5作
・失われた甘い時をもとめての二人は無事に出会ったのだろうか。続きが気になった。
・浜崎の奥さんを検索してしまった。そんなに美味しいのか。食べてみたいな。
・ベネツィアは1度は行ってみたい憧れの街だな。
おばちゃんの話はきっと妄想だったようだけど、現実をみて主人公は学んだし、母との距離も縮まって良かった。
・ -
ネタバレ 購入済み
昭和編が面白かった
令和編の語り手は樋口くん・探偵役は扉子ちゃん、昭和編の語り手は栞子さんのお父さんの登さん・探偵役は登さんと結婚前の三浦智恵子さん、平成編は語り手が登さんで、探偵役がまだ高校生だった栞子さん。今回はオリジナルシリーズの語り手・大輔氏はプロローグとエピローグにしか登場しません。その代わり、オリジナルシリーズでは5巻のプロローグ(リチャード・ブローティガン「愛のゆくえ」)にしか登場しなかった登さんが大活躍?です。大輔氏と同じでパートナーほど本に関する知識はなくとも洞察力はすごく、的確に探偵役をサポートしています。それから、オリジナルシリーズではラスボスみたいな扱いだった智恵子さんが、登さんにだけは少
-
Posted by ブクログ
1927年から1997年まで、同潤会代官山アパートに暮らす一家四代に渡る家族の物語。
関東大震災や世界大戦、そして阪神大震災でのそれぞれの悲しみを乗り越えたり、辛い時には支え合い助けあっていく家族の姿に、同じように関東大震災でつらい経験をした私の祖父、阪神大震災で被災した私の祖父母と両親が重なり、涙でした。
家族の形も家もどんどん変わっていかざるを得ず、寂しくなることもあるけれど‥
「人は入れ替わり、家も変わっていく。
きっとこの先も色々なことが起こるだろう、
嬉しいことも、悲しいことも、家族で分かち合って生きていけたらいい。」
この言葉を胸に、新しい家族の形ができていくことを喜びに変えてい