感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2017年11月09日
ビブリア古書堂がセレクトする書籍、
どんな本が紹介されているのかとわくわくどきどき。
でもこの本ではサブタイトルにちゃんと載っていました。
「ブラック・ジャック編」と…。
この本では
ビブリア古書堂シリーズの作者三上延さんがセレクトした
手塚治虫のブラックジャックの話が紹介されています。
ブラック...続きを読む・ジャックも話が多いのですが、
その中から三上さんがこれは外せないと、
選りすぐった話ばかりでした。
ブラックジャックは私も全部読んでいるわけではありませんが、
それでもやはりいいなあと感動した話がいくつかあります。
ブラック・ジャックの相棒(?)ピノコの誕生や
ブラックジャックの生い立ちなど
特に興味深いものでした。
もちろん、この本でも取り上げられていました。
懐かしい思いで、
シリーズを最初から読み直した気分になりました。
今でこそ使われない障害者を差別するような用語も
作品の中では使われていたままで編集され、
だからこそ、より一層の悲壮感、リアル感が感じられます。
やっぱり、手塚治虫さん、偉大でした。
満足のいくセレクト、でした。(拍手)
Posted by ブクログ 2017年08月13日
入院中病院の売店に並んでいて欲しくなり買ってしまった一冊。実家にはコミックス全巻あるけど手元に置いておきたかった。所収されたどの物語も覚えていて懐かしい。けど時代の変化で表現が変えられていることを知ってちょっと愕然。それでは手塚先生の真意が伝わらないんじゃないか。三上さんが解説で埋めてくれているけど...続きを読む。
Posted by ブクログ 2022年09月23日
三上さんチョイスのBJ作品。ページのほとんどがBJの漫画で、全話読んだことがある話だった。漫画のあとにちょっとだけ解説があって、それがまた良かった。
BJは不滅。
Posted by ブクログ 2017年03月20日
今の漫画と違い、時代背景というか、思想というかを取り込んだストーリー構成は、初めて刊行されてから時間が経った今だからこそ、逆に考えさせられるものがある。
ブラック・ジャックの漫画を読むのはこれが初めてなのだが、随分とグロテスクなものを実にリアルに描写しており、当時「ホラー」というジャンルに区分され...続きを読むたのも頷ける。
それに加え、人間の汚い部分(社会的地位云々の話とか、お金云々の話とか)を混ぜ込むことで、実に人間味溢れた漫画となっていて、到底子供向けの漫画ではないような気がする。
しかし、一話読み終わった後味は決して悪くないのは、物語の最後でちょっと和やかになったり、考えされられる場面で終了したりと、シリアスな展開から巧妙な手口でもって気を逸らす、手塚治虫の手腕によるものであろうことは言うまでもない。
と、ここまで完全にブラックジャックの感想としてしまったが、著者である三上延先生も、これを機に手塚ファンになることを推奨しているようだし、一冊読み終えた後この文章を書いている今、別の話が気になって仕方ない。
ブラックジャック数話に触れただけで言うのはあまりにも説得力に乏しいかもしれないが、ブラックジャックの世界、しいては手塚治虫の世界を知る”入門書”として、いいのではないかと思う。
Posted by ブクログ 2017年02月27日
ビブリア~著者による、BJのセレクトブック。BJを読んだのは小~中学生くらいだったし、そもそも全巻を読んだかも曖昧だったのだが、掲載回はすべて見覚えがあった。
それだけ、BJという作品が強烈な印象を残している証左であり、選んだ三上氏の選作眼の確かさなのだろう。1話完結の短い中にこれだけの物語を詰め...続きを読むていたのかと、ため息が漏れる。
余談だけど、それにしても表紙の栞子さん、セクシー過ぎませんか……(いつもの地味服だけど!故に!)。
Posted by ブクログ 2022年04月04日
『ビブリア…』5巻で取り上げられてた
『ブラック・ジャック』から
著者が好きな話をセレクト。
とてもじゃないけど
全243話分のコミックスなんて
いまさら集めきれないので
初心者ファンに嬉しい入門書の1冊となりました。
なんてったって最初がピノコ登場の回ですから〜。
読んだ覚えのある『その子を殺...続きを読むすな!』や
『ふたりの黒い医者』の他に
はじめて読んだ『不発弾』など13話が収録されていて
最後の締めもやっぱりビノコとの物語。
選者の愛だわ…。