三上延のレビュー一覧
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三上延さんの古書を巡る日常の謎本格推理小説ですね。
『扉子編』シリーズの五冊目です。
夏休みのある1週間、五浦大輔、篠川栞子の夫婦は海外に出張することになる。
留守は扉子一人になるが、「ビブリア古書堂」の店番だけなら、扉子一人でも大丈夫だが、店のもう一つの顔「古書を巡る謎」を解き明かす仕事の依頼に、扉子が関わるのを恐れた両親は、扉子の高校の後輩で「古書店・虚貝堂」店主の孫の樋口恭一郎をアルバイトに雇って、扉子の監視を頼む。
そして、もう一人、栞子の妹の文香にも頼んだのだが………?
扉子は、持ち前の好奇心と、母栞子譲りの推理力を発揮して、「古書を巡る謎」に関わってしまう?
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前巻までは栞子さんのオドオドが気になって仕方なかったが、今回は全体的に暗いというか、栞子さんにとっては嫌な思い出に触れるような話が多かったので、あまり気にならなかった。
しのぶさんのお母さんの言葉を読むと、なんだかドキドキしてしまっていた。
自分はされたことがないが、他人でも親に悪く言われているのを見聞きするといたたまれない気持ちになる。
きっと話的には今後和解していくんだと思うが、わざわざお互い嫌な思いまでして歩み寄る必要ってあるのかなとぼんやり考えてしまった。
まさかのお母さんと繋がっているのが誰か匂わせる表現で終わってしまったが、結局栞子さんのお母さんは何がしたいんだろうか? -
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読んだことがあると勝手に思っていたが、いざ読んでみると初めて読んだ本だった。
古本屋の女主人が、現場にも行かずに色んな謎を解決していく話。
栞子さんのように、好きなことに対しては饒舌というキャラクターは普段なら好きじゃないのだが、読み進めていくうちに愛着というか、本当に本が好きというのが伝わるので、むしろ好感を持った。
夏目漱石「それから」の話が好みだった。
今更問い詰めることも出来ないが、亡くなったあとに分かってしまう真実というのはとても重いなと思う。
私も自分の本を勝手に読まれたりするのが嫌でよく弟とケンカしたりもしたが、売り物だとしたらなおさらだとは思う。
シリーズとの事なので、い -
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ネタバレ2026.04.以前に川端康成らが作った鎌倉文庫という貸本屋があり稀覯本も多く扱っていたという.この話を聞いて兼井健蔵という会社社長がそれを買い取りたいので見つけて欲しいとビブリア古書堂に持ちかける.しかし,健蔵は最後に本をすべて燃やすというので,まだ登と結婚する前の学生時代の智恵子が秘密裏に読書家の妻の花子に話を持ちかけ,健蔵に内緒で花子が鎌倉文庫の本をすべて購入する.令和の時代になり,花子の生前葬パーティーに,それぞれが持っている鎌倉文庫の本,栞子が「吾輩は猫である」,智恵子が「道草」,扉子の友人の圭が「鶉籠」を持参して参加する.篠川家三世代にわたっての話でややっこしかったけど,面白かった
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江戸川乱歩の作品をテーマに物語は進み、開かない金庫の謎について栞子さんが推理していくお話。
そして、大輔さんとの恋が少し前に進んで行きます。
自分は「人間椅子」しか読んだ事がないですが、当時で考えたら奇妙な終わりでゾッとします。
栞子さんの話を読んでると、ここまで本を楽しめたらと羨ましくもあり、読書意欲が湧きます。
けど昔の文体はとても苦手です。
母の智恵子との掛け合いも中々見どころで
どんな優しい人でも家族の前だと人間味が濃くなるなと思いました。
本格ミステリーではないので、解決しようとは思わないのですが、それにしても途中の推理が中弛みして、点字や大正時代がどうのこうのと意味わからなかったで -
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ネタバレ学生の頃に読んだ本だけど、全く記憶が無く初見のように楽しめた。
本が読みたいけどトラウマがあり本が読めない男性と本が好きで本の話ばかりしてしまう女性のボーイミーツガール!良い組み合わせ。
短編小説かと思いきや、長編小説でもあり、日常の謎よりはミステリーしていた。本のことも知れてミステリーとしても楽しめてお得な感じ。
1番好きだったのは第3話「論理学入門」。坂口夫妻は罪をかかえる男性と太陽のような女性の夫婦。こんなの好きに決まっている。坂口の悩みをしのぶは想像を超える明るさで解決するので、坂口がしのぶを好きになってしまう気持ちがわかる。
対照的に第4話では、五浦は篠川に信頼されていないことに怒っ -
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入院していた篠川さんが復帰し、五浦と一緒にお店を回していく。
「全ての本は何かしらの過去を背負っている」
やはりこの文章がいい味出してます。
今回も篠川さんは様々な謎を解いていきます。
この本を読む前に藤子・F・不二雄の生涯の本を読んでいたので、内容が藤子不二雄でびっくり。藤子不二雄のSFは当時で考えたらめちゃくちゃ内容もイラストのクオリティも半端ない。しかも部数もないので希少価値が高い。人物を予習してたので、内容がスッと入ってきましたが「最後の世界大戦」は初めて知りました。
藤子不二雄の本に纏わるお話で、篠川さんの母の真相にも迫るお話でした。
最後に篠川さんと五浦が同じマグカップでコーヒーを