三上延のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレもう扉子編5作目か……。
この扉子編になってから気になるのは、語り手や視点人物が誰か、ということ。
栞子編は割と素直に、大輔の一人称だったが、世代交代後はカメラ位置が自在になっていた、言い換えれば変則的になっていた、と思う。
ただ本作は素直に、プロローグから第三話まで、恭一郎が視点人物の三人称。探偵扉子と助手恭一郎という役割が定着しつつあるということか。
エピローグだけが大輔の一人称。
てことはやはり、シリーズラストに語って手帖を記し終えたのは、大輔、という未来視をしてみる。
トリックとしては、本の真贋という点からシリーズが始まり、贋作の問題を経て、なんと本の「加工」までも。
本好き、業が深いぜ……!
そして、祝・アニメ化!
しかも米澤穂信原作「小市民シリーズ」にて上質なアニメ化を達成した、神戸守監督と、大野敏哉シリーズ構成と、小畑貴裕音楽監督とが、CloverWorksで製作するのだから、座組の安心感!
@
実在の本を手がかりに紐解く、“古書と秘密”の物語。ビブリア扉子編5巻!
ビブリア古書堂の娘が開く、謎への扉――。
その夏、不在中の両親に代わり、ビブリア古書堂を任された少女。美しい女店主とよく似た顔立ちで、本への好奇心と洞察力も母親譲り。だが異なるのは表情豊かで物怖じしないその性格。特殊な依頼に首を突っ込まぬよう少女の監視役を任された少年は、持ち込まれた古書に秘められた謎を、少女が鮮やかに解き明かしていく姿を目の当たりにする。戦時中ある男を救った『シャーロック・ホームズの饋還』と、残されたいたずら書き。
真夏の鎌倉を駆ける「探偵と助手」の物語が始まる――。
もくじ
プロローグ
第一話 『シャーロック・ホームズの饋還』(岩波文庫)
第二話 森山大道『写真よさようなら』(写真評論社)
第三話 中原中也『山羊の歌』(文圃堂書店)
エピローグ -
Posted by ブクログ
ネタバレどこかで評判を聞いたのが頭の中に残っていたので、見かけた時に購入。
一話につきひとつの事件(?)を解決するお話が集まっているが、全体を通してストーリーは緩やかに進んでいく作りでした。
全体的にとても読みやすく、情景が想像しやすくて良かったです。また実在する古書にまつわる話なので、本好きとしては親しみやすかったです。
登場人物の言葉遣いや行動が「アニメやテレビドラマっぽい」と感じてしまう。個人的にはあまり好みでは無い点ですが、この作品はそこまで嫌悪感を感じませんでした。
第二話で実際に大切な本を盗んだ人との関わり方、第四話で酷い事件を企てた犯人との関わり方に違和感。あまりにもカラッとしすぎでは…と感じてしまう。これも、個人的な嗜好で、リアリティというより納得感があるかないか、で判断してしまう自分の癖かもしれない。
でも、栞子さんや大輔くんのキャラクターは(アニメっぽいとはいえ)好きな雰囲気なので、続きも読んでみたいと思っています。