三上延のレビュー一覧
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ネタバレもう扉子編5作目か……。
この扉子編になってから気になるのは、語り手や視点人物が誰か、ということ。
栞子編は割と素直に、大輔の一人称だったが、世代交代後はカメラ位置が自在になっていた、言い換えれば変則的になっていた、と思う。
ただ本作は素直に、プロローグから第三話まで、恭一郎が視点人物の三人称。探偵扉子と助手恭一郎という役割が定着しつつあるということか。
エピローグだけが大輔の一人称。
てことはやはり、シリーズラストに語って手帖を記し終えたのは、大輔、という未来視をしてみる。
トリックとしては、本の真贋という点からシリーズが始まり、贋作の問題を経て、なんと本の「加工」までも。
本好き、業が深い -
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ネタバレどこかで評判を聞いたのが頭の中に残っていたので、見かけた時に購入。
一話につきひとつの事件(?)を解決するお話が集まっているが、全体を通してストーリーは緩やかに進んでいく作りでした。
全体的にとても読みやすく、情景が想像しやすくて良かったです。また実在する古書にまつわる話なので、本好きとしては親しみやすかったです。
登場人物の言葉遣いや行動が「アニメやテレビドラマっぽい」と感じてしまう。個人的にはあまり好みでは無い点ですが、この作品はそこまで嫌悪感を感じませんでした。
第二話で実際に大切な本を盗んだ人との関わり方、第四話で酷い事件を企てた犯人との関わり方に違和感。あまりにもカラッとしすぎで -
Posted by ブクログ
大好きなシリーズなので、主人公が扉子に移って新刊を読むたびに「ああ…時は流れているのだな…。」と感じて、それによる面白さと少しの寂しさを感じてしまう。実在の人物の人生のように歳をとり、関係性が変わっていることを楽しむのがこの第2フェーズの良さなのかもしれない。でも智恵子母の謎っぷりは相変わらずで、今後どうなっていくのかまだまだ楽しみではある。
3話目で文香さんの変わらない眩しさを感じて、そのとき対峙したとある女性の思いを想像して切なくなった。アレは勝てないよなあ…
シリーズ初期から五浦さん目線の一人称のときの栞子さんの服装がことこまかに描写されることから感じるビッグラブが大好きだったのだけど -
Posted by ブクログ
極度の人見知りだが本好き、本のことになると急に饒舌になる古本屋の店主である篠川栞子。そして本好きなのにある事情から本が読めなくなってしまったアルバイトの五浦大輔。この2人が働く古書店には個性的な客が訪れ、時にとんでもない事件に発展していく。
本の知識があるだけでなく、本に関する謎ならば超人的な洞察力と直感力を発揮するという能力を有している栞子は、ほんの少しの情報から答えを見つけ出し謎を解決していく。その時の彼女は冷静で勇敢、ときには身の危険を感じる事件にも臆することなく挑んでいく。栞子の普段のおどおどした雰囲気とのギャップにはまってしまう。また、柔道で鍛えた体躯を持ち朴訥で心優しい五浦大輔との -
Posted by ブクログ
2026 05/21
この物語は人の薄暗い部分を突いてくるなぁ。
ある人に対しての評価の「古書に詳しい、頭の切れる、得体の知れない人」が、遺伝してそうなのが今後の展開にどう影響してくるのか、楽しみでもあり怖くもあり。
意外だったのは、お互いに意識しているのかと思ってたけど、そうでもないってことなのかもなぁ。大輔さんの一方通行って感じっぽいのが、大輔さんに感情移入しちゃって、ちょっぴり淋しい。。栞子さんの心の扉は思ったより開くのは難しいのかも。
大輔さんの、
どんな感情も放っておけば、いずれは遠ざかって、どこかへ消え去ってしまう。今、口にしなければ、もう一生機会はないと思った。
の文が心に残っ