三上延のレビュー一覧

  • ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

    Posted by ブクログ

    今回はシェイクスピアに関係したお話しで、栞子の祖父母や母の謎も解き明かされていて、フムフムそうだったのねという感じでした。
    吉原が本当は良い人なのか、悪い人なのか、最後までわからずハラハラしました。

    大輔と栞子の関係も良い方向にいっていて、栞子の本の説明で終わっているのが、ほのぼのしていて良い感じで良かったです。

    0
    2023年07月18日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~

    Posted by ブクログ

    ビブリア古書堂のその後のお話。
    といっても過去のエピソードを扉子に話す形式。
    第一話 からたちの花 のエピソードが印象深い。坂口夫婦関連のエピソードはなんだか他よりも私にはグッとくる。

    0
    2023年05月27日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~

    Posted by ブクログ

    ★「ご本のこういうお話って、他にもたくさんあるんだよね」(p.262)
    ▶栞子と大輔が結婚して七年、娘の扉子は六歳。▶栞子が扉子に話聞かせる本にまつわるエピソード。▶与田凖一編『からたちの花 北原白秋童謡集』と坂口夫妻。▶亡くなった人気イラストレーターと母の思い出の本。▶佐々木丸美『雪の断章』と志田と小菅奈緒と篠川文香ともう一人。▶内田百閒『王様の背中』と舞砂道具店。

    ■ビブリア古書堂についての簡単なリスト

    【青い革のブックカバーの本】大輔がいつも持っている本。《この本は人目に晒せない。》扉子と~p.265
    【遊びと人間】ロジェ・カイヨワ著。講談社文庫版を持ってます。納得したというわけでは

    0
    2023年04月24日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    思ってたより面白かった。どの話もそれぞれの色が出ているなと。カラフルな表紙通りの作品群。その部屋で生活している住人たちの頭の中、独り言、生活模様を覗き見しているような気分になる。
    印象に残ったのは、三上延さんの「月の砂漠を」。
    ちなみに一つだけ異色な部屋が混ざってます(笑)

    0
    2023年01月14日
  • ビブリア古書堂の事件手帖(4)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ノベライズ1巻目が終了。笠井菊哉が大庭葉蔵で、大庭葉蔵が田中敏雄…。とりあえず逮捕にはなったが、栞子の古書を守る為とは言え、一冊の本を燃やしてしまったのは、本好きとしてはどうなのだろうか。次の小菅結衣の話は「時計仕掛けのオレンジ」だが、確かにあれを小学生が読んでいたら間違いなく保護者呼び出しだろう。まあ、小説の世界だから、目を瞑るべきだろう。

    0
    2023年01月04日
  • ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

    Posted by ブクログ

    シリーズを読み通した充実感的なものを得ましてが、やはり短編の集合体のほうが好みだなと思いました。扉子シリーズにも手を出そうと思いました

    0
    2022年10月29日
  • ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読み返しました。
    古書を扱ったフンワリした世界観は素晴らしいのですが、ストーリー展開の緊張感が薄く感じられ、少し残念に思いました。
    でも、本に対する愛情はヒシヒシと伝わってきましたのでそれだけで大満足。

    0
    2022年10月13日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    一つの部屋と二人をお題として八名の作家が書いたアンソロジー。同じお題なのに全然違ってて面白い。朝井リョウさん目的で買ったけど、他の作家さんのも面白くて、なるほど、こういう風に好きな作家さんを発掘していくのも面白いなと思いながら読んだ。吉川トリコさん好き。

    0
    2022年10月10日
  • ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~

    Posted by ブクログ

     鎌倉の古書店・ビブリア古書堂を舞台にしたビブリオミステリー。本作はシリーズ10作目。

          * * * * *

     栞子と大輔の娘・扉子が登場して3作目。明るく人見知りしない新ヒロインが初々しくていい。あの暗めの両親とは明らかに違うキャラ設定で、栞子の妹の文香に少し似ているかも。(地味な存在ながら魅力的だった文香も久々に登場させて欲しいと思う。)

     さて、書籍好きが高じて異常性を帯びた人物が毎回登場するのがこのシリーズの特徴で、本作もその異常性を描こうとしたのでしょうが、今回ばかりはその展開に無理があるように感じました。

     まず恭一郎の母・佳穂。
     息子を失いたくなくて貴重な古書

    0
    2022年06月05日
  • 同潤会代官山アパートメント(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    関東大震災で妹の愛子を亡くす
    愛子の婚約者の竹井と八重は数年後結婚
    同潤会アパートに住む
    そこから年月を経て生きる4世代の家族の物語

    激動のなかを支えあって生きていく
    ドラマチックに描くのではなく
    静かに淡々と描く
    少しずつじんわり確実に心が温かくなる小説

    0
    2022年05月07日
  • 同潤会代官山アパートメント(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    関東大震災からはじまる4世代の物語。
    これは映像化してくれたら嬉しいなぁ。
    『ALWAYS』じゃないけれど
    家族の物語の背景に、時代の移り変わりと
    あの代官山アパートメントの姿があれば
    きっと私も彼らと一緒に生きてきたかのように
    その中に入っていけるかもしれない。

    最初の主人公である八重と竹井の静かな人生も
    その娘・恵子の戦争をはさんだ人生も
    ふたりの孫たちの経済成長期の人生も
    八重によく似た、ひ孫の新世紀の人生も。
    二度と震災で大切な人を亡くしたくないと
    竹井が選んだ鉄骨造の最新アパートは
    そのすべての人生を包み込んで
    穏やかに朽ちていったのでしょう。

    ちなみに私、この同潤会アパートが好

    0
    2022年04月25日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    面白いところとそう出ないところと。
    この本に触れたおかげで、どんな作家の本を読みたいのか分かったのが学び。

    0
    2022年04月09日
  • ビブリア古書堂セレクトブック ブラック・ジャック編

    Posted by ブクログ

    『ビブリア…』5巻で取り上げられてた
    『ブラック・ジャック』から
    著者が好きな話をセレクト。

    とてもじゃないけど
    全243話分のコミックスなんて
    いまさら集めきれないので
    初心者ファンに嬉しい入門書の1冊となりました。

    なんてったって最初がピノコ登場の回ですから〜。
    読んだ覚えのある『その子を殺すな!』や
    『ふたりの黒い医者』の他に
    はじめて読んだ『不発弾』など13話が収録されていて
    最後の締めもやっぱりビノコとの物語。
    選者の愛だわ…。

    0
    2022年04月04日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌2

    Posted by ブクログ

    響平とこぐちのもどかしい恋に他校生の年下の千倉が絡む。他校の美女軍団も絡んで、本の見方の広がりを楽しむ。内気な口下手な響平こぐちが、二人の恋の進展と同じで従来の殻を破って積極的になる成長物語である。

    0
    2022年03月21日
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌

    Posted by ブクログ

    「ビブリア」のスピンオフというが、高校生版の本をめぐる蘊蓄をビブリアバトルの形にしたもの。いかにも高校生ラブコメ・ラノベである。作者は三上延でなく別の人だが、よく雰囲気をつかんでいる。
    本については能弁だが、栞子と同じに極端に人見知りなこぐちさんと、大輔の本を読めないに代わってある秘密を持つ語り手響平という設定だが、一つだけ大きく違う点がある。こぐちさんは今のところは、巨乳ではないらしい(笑)。
    本に対しての見方や蘊蓄を示す点では、その本を再読したいと思わせるものがある。ビブリア本家の本がややマニアックなのに比べると、ポピュラーである。

    0
    2022年03月21日
  • 同潤会代官山アパートメント(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    同潤会代官山アパートメントという舞台と、そこに暮らした一家の物語という題材はいいと思うのだが、何せ70年間という年月に渡るものだから大風呂敷を広げたはいいものの、回収出来ていないストーリーが散見され、人物描写も深く描ききれていない登場人物が多かった様に感じた。

    人を深く描くのならこの分量なら中心人物は一人か二人に絞る。代官山アパートを深く描くのなら登場人物は空気の様な描き方に終始する。この位割り切っていたら楽しめた作品になったのではないかと思った。

    ジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店にて購入。

    0
    2022年03月05日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    アンソロジーは結構好きで色々読んだけど、他の著書も読みたいと思える作家さんが何人かいて、ラッキーだった。

    0
    2021年10月16日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    冷やし中華にマヨネーズはかけませんが、他人と暮らすってそういうことなんだろうなあと思いました。価値観の相違をどのようにして擦り合わせていくのか、どのようにして生きていくのか。いつか他人と暮らすときにもう一度読み直したい作品です。

    0
    2021年07月03日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

    Posted by ブクログ

    面白かったが期待していたほどではなかった。
    栞子さんほどではないが、早めの段階で展開が読めてしまい少し味気ない…。
    最後の『晩年』は予想外が重なり楽しく読めた。
    シリーズが続いてるようなので、気が向いたら読みたい。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも

    0
    2025年04月14日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    浅井リョウ「それでは二人組を作ってください」
    飛鳥井千砂「隣の空も青い」
    越谷オサム「ジャンピングニ―」
    坂木司「女子的生活」
    徳永圭「鳥かごの中身」
    似鳥鶏「十八階のよく飛ぶ神様」
    三上延「月の砂漠を」
    吉川トリコ「冷やし中華にマヨネーズ」
    以上8つの短編集。

    率直な感想を述べると、私には少し難しかった。
    同居人との間には特別な価値観があり、そしてその形の多様さはとても素敵だと思う。
    しかし、若輩者の私には実感が伴わなかった。
    この物語を楽しむには私の経験が足りない。
    逆に言えば、もっともっと多様な人と出会っていけば、きっとどこかで共感できることだろう。

    以下は、いくつか気になった作品に

    0
    2020年10月07日