あらすじ
幽霊を見ることのできる「紫の目」を持った高校生・神野明良は、ある朝、幽霊ばかりが乗った謎のバスに乗ってしまう。乗り合わせた少女・御厨柊美と共に辛くも逃げ延びた明良は、神岡町で連続する謎の殺人事件の被害者の顔が、バスの幽霊たちと一致することを知る。同様の事件が戦後まもなく起きていたこと、その事件を明良の祖父と柊美の祖母らが解決したことを知った明良たちは、謎のバスの正体を探り始めるが…。幽霊を見ることのできる「紫の目」を持つ少年明良と、幽霊に触れることのできる「紫の手」を持つ少女柊美の活躍を描くホラーアクション。
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Posted by ブクログ
設定やキャラ、世界観が良いと思います。
ただ二巻からイラストレーターさんが代わってしまったのが悲しかったです。
不思議な感じが好き。
上手いわけじゃないし、そこまで斬新なわけでもなく、話の展開は穏やか、だからこそ逆に安心して読めます。
Posted by ブクログ
お勧めのラノベ教えてって言って薦めてもらった作品。なんか見覚えある作家さんだなーと思ったらビブリアの人!なるほど、面白い訳ですね。ホラーと聞いて若干尻込みしてましたがこれ位なら私でも読めました(笑)中身軽くても、読んでて痒くない、違和感のないラノベは好きです。続編も読みたい。
Posted by ブクログ
これまた懐かしい作品に手を出しました。初版は2002年6月となってます。
実は読んだのは初めてではなく、2巻のみ当時読んだんですよね。
…というのも2巻から完結の7巻までは挿絵がサモクラでおなじみのGASHIN先生。
当時はGASHIN先生の絵が大好きでジャケ買いしました(笑)。
当時はこの1巻の成瀬ちさと先生の絵があまり受け付けなかったのですが、長い間に趣味が変わり今はGASHIN先生より成瀬先生の絵のほうが好きです…趣味って生き物ですね(笑)。
そんなこんなで6年越しくらいで見た、主人公神野明良君&御厨柊美ちゃんのなれそめでありました。柊美ちゃんが1つ年上なので明良君が終始敬語なのが素敵です(笑)。
物語のほうはちょっと展開が急な気がしましたが、柊美ちゃんと友人・麻衣ちゃんの関係は「信頼」の意識のズレがリアルで良かったです。
明良君には幽霊というか常世のものが見える「紫の目」があり、柊美ちゃんには常世のものが触れる「紫の手」があるんですがコレ逆の設定でないのがいいですね。
他に「紫の銃」も出てくるんですがコレも柊美ちゃんにしか使えないし。
この巻は銃が出てくるのが終盤なため明良君は何とかヒーローですが、銃の登場以降は主に柊美ちゃんが戦闘の攻撃担当になるんですよね。
しかも2巻では何か彼女の体がその銃によって蝕まれるという怖いところで続くだったんですが…最後も微妙な感じだったようだし(当時も2巻以降は読んでません)。
古本屋などで続刊も集められそうではありますが、多分読まないかなぁ…それなりに面白かったですが。