三上延のレビュー一覧

  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~

    Posted by ブクログ

    本と人との物語が詰め込まれた短編集。
    4話ある中で、本筋に一番近いのは最後だと思うが、私は1〜3話が好きだな。全部終わり方がいい。

    0
    2025年07月06日
  • 神様の本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ビブリア古書堂の事件手帖が含まれていたので。

    「神×本」をテーマにしたアンソロジー。
    ビブリア古書堂は安定の面白さだったが、
    神様の御用人が含まれていたのは嬉しかった。
    下町の和菓子屋さんの話は刺さっても良かったと思うが、
    ちょっとちがった。

    個人的には聖書をテーマにしていた「ハレルヤ出版編集部」が面白かった。
    アダムとイヴの息子、カインとアベルの捧げもののうち、
    アベルの方しか受け取らなかったことを
    「肉好きだからな!」と神が一言で切って捨てたのとか。
    「俺は二次創作には寛大だから」と発言したり、
    全知全能なのに金に困っているとか。
    矛盾だらけの聖書について突っ込むのは野暮なことと思いつ

    0
    2025年06月21日
  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

    Posted by ブクログ

    ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~
    著者:三上 延

    ---

    **あらすじ**

    三つの世代を超えて挑む、夏目漱石・名著の秘密。ビブリア新シリーズ第4弾。
    三つの時代をまたぎ紐解く、鎌倉文庫の謎。

    まだ梅雨の始まらない五月の終わりの鎌倉駅。よく似た顔立ちだが世代の異なる三人の女性が一堂に会した。
    戦中、鎌倉の文士達が立ち上げた貸本屋「鎌倉文庫」。千冊あったといわれる貸出本も発見されたのはわずか数冊。では残りはどこへ――夏目漱石の初版本も含まれているというその行方を捜す依頼は、昭和から始まり、平成、令和のビブリア古書堂の娘たちに受け継がれていく。
    十七歳の「本の虫」三者三

    0
    2025年06月16日
  • ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~

    Posted by ブクログ

    ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~
    著者:三上 延

    ---

    **あらすじ**

    物語は母から娘へ――。ビブリア古書堂の事件手帖、新シリーズ第3弾!
    春の霧雨が音もなく降り注ぐ北鎌倉。古書に纏わる特別な相談を請け負うビブリアに、新たな依頼人の姿があった。
    ある古書店の跡取り息子の死により遺された約千冊の蔵書。高校生になる少年が相続するはずだった形見の本を、古書店の主でもある彼の祖父は、あろうことか全て売り払おうとしているという。
    なぜ――不可解さを抱えながら、ビブリアも出店する即売会場で説得を試みる店主たち。そして、偶然依頼を耳にした店主の娘も、静かに謎へと近づいていく――。

    0
    2025年06月15日
  • ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~

    Posted by ブクログ

    ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~
    著者:三上 延

    ---

    **あらすじ**
    シリーズ累計700万部の人気古書ミステリ、最新作は丸ごと「横溝正史」!
    ビブリア古書堂に舞い込んだ新たな相談事。それは、この世に存在していないはずの本――横溝正史の幻の作品が何者かに盗まれたという奇妙なものだった。
    どこか様子がおかしい女店主と訪れたのは、元華族に連なる旧家の邸宅。老いた女主の死をきっかけに忽然と消えた古書。その謎に迫るうち、半世紀以上絡み合う一家の因縁が浮かび上がる。
    深まる疑念と迷宮入りする事件。ほどけなかった糸は、長い時を超え、やがて事の真相を紡ぎ始める――。

    ---

    **

    0
    2025年06月13日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~

    Posted by ブクログ

    ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~
    著者:三上 延

    ---

    **あらすじ**
    驚異のミリオンセラー古書ミステリ、待望の新シリーズがスタート!
    ある夫婦が営む古書店「ビブリア古書堂」。鎌倉の片隅にひっそりと佇むこの店には、古本屋のイメージを覆す美しい女性店主と、彼女にそっくりな少女がいる。女店主が少女に静かに語り聞かせるのは、一冊の古書から紐解かれる、不思議な客人たちの物語。古い本に込められた、絆と秘密の数々──人から人へと受け継がれる本の記憶。その扉が、今ふたたび開かれる。

    ---

    **感想**
    ビブリア古書堂シリーズの新章、「扉子と不思議な客人たち」をAudible

    0
    2025年06月12日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

    Posted by ブクログ

    読みやすくて、まさかの一気読みしてしまった本!!!
    一巻でいいかなーって思ってたけど、これはー、続き読んじゃうかも。
    古本をめぐるミステリー!!!
    ヒロインの、謎解きのシーンは本当にわくわくで面白いし、主人公との最後の恋愛に繋がるかな、、、?って感じもいい!!!
    背筋がぞくっとするような感じもあるけど、そういった恋愛とか、解決編とかのおかげでほっこりもできて、ほどよい読書体験が得られる!
    いやぁ、続きかりちゃおー。

    0
    2025年05月29日
  • ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~

    Posted by ブクログ

    久々のビブリア。
    扉子成長しましたね。
    古本市、どんなものか気になって行ってきちゃいました。

    あ、なるほど。そうなるか。
    と今回もするするっと入ってきました。

    0
    2025年05月28日
  • 百鬼園事件帖

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    内田百閒をモデルに、彼とその教え子が遭遇する不可思議な事件・怪異との出会いを描いていく連作集。メインとなる怪異はドッペルゲンガーなのだが、これがとても面白く活きている。確かに、ドッペルゲンガーに会うと死ぬと言われているが、ドッペルゲンガー側はどうなるのか。そして、自分以外のドッペルゲンガーに会うとどうなるのか。そこにひとつの解釈・設定を持って世界観ができている。
    日本の文化と西洋の文化が丁度混ざり合う時代を舞台に、現か夢か、虚構か真か分からないものが混ざり合う日常を読んでいて、ぞっとするような、どきどきするような、期待と恐怖の入り混じる心持ちで読んだ。やはり明治・大正時代への憧れは尽きない。

    0
    2025年05月26日
  • 神様の本

    Posted by ブクログ

    読んだことあるシリーズも未読のものも混合していたが総じて面白かった。特に日本史をやっていたのでビブリアシリーズの話は勉強したことも多く、特にささった。

    0
    2025年05月25日
  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

    Posted by ブクログ

    鎌倉文庫と夏目漱石の初版本を題材にした物語。
    毎回、文学作品を題材にしっかりストーリーを作り込んでおり、取り上げている作品を読みたくなる。
    今回は親子3世代で物語が綴られているのが良かった。

    0
    2025年05月23日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

    Posted by ブクログ

    ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
    著者:三上 延

    ---

    **あらすじ**
    古い本には人の秘密が詰まっています──大ヒット古書ミステリ。
    鎌倉の片隅でひっそりと営業している古本屋「ビブリア古書堂」。店主は、古本屋のイメージとは裏腹な若く美しい女性・栞子さん。極度の人見知りで接客に不安を覚えるものの、古書に対する知識と情熱は並外れたもの。彼女のもとには、謎や秘密を秘めた古書が次々と持ち込まれ、栞子さんはそれらの謎をまるで自分が見てきたかのように鮮やかに解き明かしていく──これは、“古書と秘密”の物語。

    ---

    **感想**
    シリーズ作品を好む自分にとって、「ビブリア

    0
    2025年05月19日
  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

    Posted by ブクログ

    2024年出版。第2シーズン、第4作。3世代の中心人物達が動き関わり合う。本作ではほのぼのしたエンディングになっているので、次作は荒れるのかな? 「いつの時代の、誰の視点だろう?」と思いつつ読み進めるが、大きく迷う事もなく。異才の初代の高校生時代での謎解きも有って意外。本作も楽しませて頂きました。

    0
    2025年05月15日
  • ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~

    Posted by ブクログ

    2022年出版。第2シーズン、第3巻。古書即売会をベースの舞台として、ドグラ・マグラをテーマパーク作に展開。第2シーズンでは、登場人物達が少しずつ年令を重ねていく。独善の鬼才である女性は白髪に。しかし不穏な策謀は変わることなく…。本作も面白く読ませて頂きました。

    0
    2025年05月05日
  • ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2012年本屋大賞の続編

    横溝正史の巻
    テレビドラマでは何度か見たけど
    横溝作品を読んだ事がないから今度読んでみよう、と思わせる作品。

    備忘あらすじ -----
    仲違いしている双子姉妹の物語。
    仲悪い双子姉妹が共謀して息子の渡米を遅らせようと画策してたという話。

    裏で糸引いているのは、
    智恵子さん。なんで何時もこんな事するの?フィクションとは云え怖い。。

    0
    2025年05月05日
  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2012年本屋大賞の続編

    令和、平成、昭和、母娘3代17歳の本屋探偵デビュー物語
    「鎌倉文庫」「夏目漱石」の謎。

    令和篇「鶉籠」、仲違いしたけど仲直りできてよかったねぇ
    昭和篇「道草」、登さんとの馴れ初め話
    平成篇「吾輩は猫デアル」、失踪してからの話

    ……
    ………
    にわか成り金が古書を焚書しなくてよかったですね。

    卵は常温で、コンビーフのインスタントラーメンを試してみたい。
    何味がいいかなぁ

    0
    2025年05月10日
  • ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2012年本屋大賞の続編

    形見の本として取り上げられる、夢野久作「ドグラ・マグラ」が気になるなぁ。
    時間ができたら読んでみよう。
    難解で内容もヤバそうな本みたい。理解できないかも。。

    とある古書店が舞台。
    古書店の跡取りが死去した。
    残された1000冊の蔵書を相続するはずの息子の物語。
    古書店店主が跡取りが残した1000冊の蔵書を即売会で強引に売りさばこうとする。
    それはなぜ?って話。

    ……
    ………
    諸悪の根源は、息子の母親。
    過去、色々あったので、蔵書を焚書して精算しようと画策。
    一方、蔵書は形見なのでなんとか残したい店主は売りさばくフリをしたけど
    結局は母親の手によってほとんど焼

    0
    2025年05月04日
  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

    Posted by ブクログ

    本にまつわる謎を解き進めつつ、登場人物の人となりが徐々にわかっていく。策士だなぁと思わないこともないが、それでも面白いので読んでしまう。夏目漱石は読んだことがないので、読んでみようと思う。

    0
    2025年05月02日
  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

    Posted by ブクログ

    だぁーと読み止まらず、出てるシリーズ一気に全部読みました!うん、面白いし、3代キャラがぶれない。
    なんといっても栞子さんの魅力、
    なんというか彼女には男性の夢が詰まっている気がする、、細いのに巨乳だし、、
    初期の巻頭イラスト付いてるのが良かったな〜。
    古本ではなく古書の魅力がひしひし伝わって来たし、
    明治の名作をまた読んでみたいような気にもなったが、実際はなかなか、、授業で無理やりにでも読ませる、とかがやっぱ必要かしらね

    0
    2025年05月01日
  • 同潤会代官山アパートメント(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    文庫本、発売当初に購入したままになっていた作品です。
    やっと手に取りました。
    1927年から1997年までの70年間の家族四世代の話でした。
    作品の中には、関東大震災、第二次世界大戦、阪神淡路大震災のこともあります。
    でも、物語は代官山アパートメントを舞台の家族の話なので、それらの事はそれほど重く深刻には描かれてはいませんでした。
    とても読みやすくて、話が進むと月日の経過もあって、登場人物の成長や変化が感じられるのが楽しかったです。
    本の帯に
    読み終わると大河ドラマか朝の連続テレビ小説の最終回を見終わった時のような感慨に包まれる。
    と、ありました。
    読み終わって、その事がわかるように思います。

    0
    2025年04月30日