三上延のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
色々あった謎が明らかに。これだけのことをよく一気にまとめたなぁ、と感心しました(著者の力量に)。
今回の試練は規模が大きくてずっとハラハラしっぱなしでしたが、その分全て終わった時の安堵感というか、「良かった」という気持ちも大きかったです。栞子さんと五浦さんの絆がより深まったのも感じたし。
・・・智恵子さんはやっぱり、そういう意味でも試したのかな(娘に釣り合う男性なのか。二人は心から想い合っているのか、という)。
あとがきによると、本編はこれで終わりだけど、番外編やスピンオフという形で『ビブリア』はまだ続くそうです。嬉しい!
アニメ映画化と実写映画化は・・・興味が湧いたら観ようかな(実写は特に配役による)。 -
Posted by ブクログ
ビブリア古書堂がセレクトする書籍、
どんな本が紹介されているのかとわくわくどきどき。
でもこの本ではサブタイトルにちゃんと載っていました。
「ブラック・ジャック編」と…。
この本では
ビブリア古書堂シリーズの作者三上延さんがセレクトした
手塚治虫のブラックジャックの話が紹介されています。
ブラック・ジャックも話が多いのですが、
その中から三上さんがこれは外せないと、
選りすぐった話ばかりでした。
ブラックジャックは私も全部読んでいるわけではありませんが、
それでもやはりいいなあと感動した話がいくつかあります。
ブラック・ジャックの相棒(?)ピノコの誕生や
ブラックジャックの生い立ちなど
特に興味深いものでした。
もちろん、この本でも取り上げられていました。
懐かしい思いで、
シリーズを最初から読み直した気分になりました。
今でこそ使われない障害者を差別するような用語も
作品の中では使われていたままで編集され、
だからこそ、より一層の悲壮感、リアル感が感じられます。
やっぱり、手塚治虫さん、偉大でした。
満足のいくセレクト、でした。(拍手) -
Posted by ブクログ
手塚治虫・三上延=編『ビブリア古書堂セレクトブック ブラック・ジャック編』角川文庫。
『ビブリア古書堂の事件手帖』の最終巻を読む前に…
手塚治虫の『ブラック・ジャック』は全話リアルタイムで連載作を読んでおり、揚げ句に単行本も全て持っているのだが、久し振りに読んでも面白い。間違いないというか、文句の付けようのない作品なのだ。
それにしても、見事なセレクトである。一つ一つの作品を何故セレクトしたのかが、丁寧に解説されており、いずれも納得出来るものだった。
三上延の手塚治虫の『ブラック・ジャック』への思いを綴った巻頭エッセイに始まり、いずれも名作の13話を収録。 -
Posted by ブクログ
短編集。
「晩年」感想
どんな手を使ってでも、自分の手元に本を残そうとするはずだ。
度を超した執着は人を不幸にする。
どんなに大切なものでも、自らを危険にさらしてまで守ろうとするのは、やはり正気の沙汰ではない。
犯罪だとわかっていても・・・というより栞子を突き落とした時点で犯罪なのだが・・・「晩年」を手に入れようとした犯人も、五浦を騙してまで「晩年」を守ろうとした栞子も普通ではない。
彼らの気持ちは理解できないけれど、本自身がしゃべれたならどう言っただろうと思う。
多くの人に読まれてこその本ではないのか?
大切にしまい込まれてしまっては、本来の役割とは違ったところでの価値だけが一人歩きしているようにしか感じられない。
五浦がビブリア古書堂から離れようとした気持ち、少しだけわかる気がした。
読みたいのだけれど本が読めない五浦。
本を愛し、本の知識も豊富だけれど、人との付き合いが苦手な栞子。
二人がいろいろな事件に遭遇するたびに、徐々に距離が縮まっていく感じが好きだった。
いろいろな作品が登場するのもいい。
中には読んでみたいと思った作品もあったし、何よりも軽いタッチで読みやすかった。 -
購入済み
栞子さんと奇妙な客人たち
これは鎌倉の古本屋を舞台にした人の死なないミステリーだ。
重厚な本格ミステリーの好きな人には物足りないかもしれないが僕はこの作品を大変気に入っている(*^-^*)
何故ならこの作品を読んでいくと店主やその仲間の魅力に引き込まれてビブリア古書堂の常連になりたくなる自分に気づくからだ。
実は電子ブックで初めて読んだのがこの作品なのだが、本の大好きな店主はこういう時代の流れをどう感じるのだろうか。
一度、話をしてみたいものだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレちょっとラストが駆け足の感があった気はするけど、これ以上引き延ばしても意味はないのかもしれない。
結局、ジャンがヴィクトルの名を奪い取ることでつけた決着。そう来るかーと思いました。
ジャンがジャンであるまま、ヴィクトルと対決するのかと思っていたのでね。でも、そうじゃなかった。
ただ、ヴィクトルにもヴィクトルの正義と主張があり、それがあまり語られることがなかったのが残念。もちろん、これはジャンの物語なので、必要以上にヴィクトルのことが語られる必要はないと思うのだが。
ヴィクトル側からでも一本物語が書けるよね、と思ってしまった。
ラストはクリスとの淡い想いを実らせる感じで、よかった。その後、姫様がジャンを好きになってしまって、という展開もあるのだろうな。
恋愛面では、ラフエッジのエピソードに泣いた。『五分だけ号泣する』という言い方がたまらない。