深緑野分のレビュー一覧

  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    食をテーマにしたアンソロジーはほぼコレクションしているけど、それをSFでってのが新しいじゃないの! 面白かった。

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    2025年09月01日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    オレンジ文庫のSFアンソロジー。あまりオレンジ文庫の短編アンソロジーを見たことはなかった。

    作家さん自体は、昔コバルト文庫、ホワイトハート文庫でお目にかかった方も多くその点も興味がありました。
    SF自体は海外のガッツリSFから、ショートショート的なものまで見てきたので、若干物足りなくはありましたが。

    E.ルイスがいた頃は食べ物が美味しくみえてよかったなと思いました。最後の日には肉を食べたいはちょっと官能的というか耽美。思考を捨てて操られるように生きる人の不気味さを感じて考えてしまう作品。
    しあわせのパンもよかった。

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    2025年08月31日
  • スタッフロール

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    第一幕の俳優の型取ってるシーンが好きだった。
    普段あんまり意識しない、読んでて世界を作ってく感覚が、海外が舞台の小説だとより感じられることを初めて発見。
    自分が存在した証拠が欲しいと思うのは当然で、でもいいもの作れたらもうなんでもいいとも思うけどそれって結局証拠になるんだよなきっと。
    どんな分野も、それに惹かれる人によって在ることを分かっておきたい。

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    2025年08月20日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    『食』がテーマの小説やエッセイもいいけど、なんならレシピの文章を読み上げるほうが好きだし、夢中になれるという妙な癖がある
    それはつまり私の中では、食べることではなく、作ることに、より重きを置いているんだな…と、このアンソロジーを読んで再確認した

    どの作品も面白かったけれど、『作り、供すること』が命に肉薄する千早茜、織守きょうや氏の2作が特に心に残った

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    2025年08月17日
  • カミサマはそういない

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    ネタバレ

    めちゃくちゃハマっていたわけではないけれどなぜか短期間でサクッと読み終えてしまった本。なので心では面白いと感じられていそう。

    不思議な世界線の話も多く最後まで「この世界はどんな世界だったんだろう?」となるので完全には乗り切れず、、、展開もドラマチックなものが多くリアルを感じたい私にはややミスマッチ。

    読みやすい文章とスピード感のある展開が飽きずに読破できた理由かな。

    1番好きだったのは「見張り塔」。フィクションとはいえ、やはり戦争は人の人生を狂わす、気をおかしくさせるよな、と。戦争下ならでは?の儚くも強い友情が心にきた。

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    2025年08月17日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理にまつわるアンソロジー。
    柚木麻子さん、伊吹有喜さん目当てだったけど、柚木さんは既読だった。
    好きだったのは伊吹さんの「夏も近づく」。
    お料理小説の中でも、こういう温かい感じがする家庭料理のものが好みみたい。
    葉月のその後を描いた物語も読んでみたいと思った。

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    2025年07月27日
  • ベルリンは晴れているか

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    海外の話は人名や地名が頭に入ってきにくいので読むのに時間はかかったが、読み切った。

    戦争はどの国においても良いことなど無いもないのよね。

    アウグステは生きづらそうな性格をしているなぁ。

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    2025年07月14日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    『最後の日には肉を食べたい』と『しあわせのパン』の世界観が個人的に好き。新井素子さんのはコメが余ってる未来の話。コメ不足の今読むと皮肉が効いてる。倫理的に正しいことと、ルールを遵守することが両立しない状況はいつの時代でも起こり得る。自分がおじいちゃんの立場だったらどうするだろうかと考えた。

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    2025年06月30日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    深緑野分作品の中には雑誌で発表しているが本になっていない作品がいくつかある。今回は「石のスープ」が収録されていると言う事で即買いした。帯には「人類と食にまつわる8編のSF小説アンソロジー」と書かれてあった。しかも、この本には人間六度と新井素子の書き下ろしも収録されているのでお得感満載。他の5人は初めて見る作家。書き下ろし作品以外は全て「集英社WebマガジンCobalt」で公開されたものとのこと。このマガジン名は初めて知った。また帯には「豪華執筆陣が贈る空想科学ごはん小説」と書かれてあった。私の知っている3名以外の人も豪華執筆陣なのか。知らなかった、後で読んでみよう。

    〇 石のスープ/深緑野分

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    2025年05月27日
  • 百合小説コレクション wiz

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    今回のアンソロジーに可愛い百合はいない。
    全体的にビターテイスト。
    一発目の『選挙に絶対行きたくない家のソファーで食べて寝て映画観たい』から刺しに来てて呻きそうだった。
    『パンと蜜月』や『悪い奴』で描かれる愛は歪で、『運命』の二人には苦難が待ち受けている。
    ああでも『魔術師の恋その他の物語』は少し酷くて悲劇的だけど、ドラマティックだったな。

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    2025年05月25日
  • この本を盗む者は

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    ちょっと変わったファンタジーだな〜、と思いました。現実とファンタジーが入れ替わって、本嫌いの主人公がファンタジーな世界に魅せられて行って、誰もが知らないファンタジーな世界を自分で紡いでいきたくなるのは創作活動に似てるな…と思いました。

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    2025年05月19日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    オルダス・ハクスリーの「すばらしい新世界」のオマージュかと思ったけどそうでもなく。ほんのりディストピアな舞台は多かったけど。
    SF飯って完全栄養食の普及で世界から失われたグルメにであった主人公感動!みたいな流れが鉄板だと思っていたんだけど(実際そんな物語が半数くらいだけど)そうでもない感じの話もあってよかったです。

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    2025年05月18日
  • この本を盗む者は

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    普段ファンタジーはなかなか読み進められないのだけれど、この小説はサクサクと読めた。情景を想像しやすくて、ワクワクしながら読んだ。
    ハリー・ポッターも読めない自分が唯一読破できたファンタジー小説。
    読みながら頭の中で、自分なりの登場人物や景色や状況を思い描きながら読む。ファンタジーの面白さってこういうことかな?と感じられる本だった。

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    2025年05月17日
  • スタッフロール

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    自分ごとだが、映画を見に行った時は必ずスタッフロールが終わるまで席は立たない。

    素晴らしかった映画はもちろんだが、どんな映画であれ、それを生み出す苦労や困難は必ずあったはずで、映「像」制作者の端くれとして、それは素直に「お疲れ様」という気持ちと、関わった人への敬意と感謝を込めて最後まで見ることにしている。

    特殊効果が、実写のクリーチャーのアニメーションから、CGに移り行くお話でもあるが、自分もすごくそれは実感する。機材や技術が表現を変えていくというのが実感で、それは今後もずっと続くと思うし、しかし映画というスクリーン表現はまだしばらくは無くならないと思う。

    自分は映画には関わったことはな

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    2025年04月30日
  • 注文の多い料理小説集

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    ネタバレ

    料理をテーマにしたアンソロジー。
    柚木麻子さん『エルゴと不倫鮨』…安定した著者の「反権力(=男性)」「女たちの結束」鉄板ネタ。安定した漫才を見ているよう。
    伊吹有喜さん『夏も近づく』…一番飯が美味そうだった。柚木さんの後に「義姉から性的虐待を受ける少年」が登場するので、並びとして良い。
    井上荒野さん『好好軒の犬』…文学的。悪い犬じゃないんだよ、かわいそうな犬なんだよ が無意識的な嫌味、斜めな見方。おもしろかった。
    坂井希久子さん『色にいでにけり』…金平糖の着色や和菓子の着色。江戸時代の話。粋。
    中村航さん『味のわからない男』…こういう芸能人、いそう。リアル。
    深緑野分さん『福神漬』…表現がうま

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    2025年04月18日
  • ベルリンは晴れているか

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    面白かったと義理のお母さんからオススメしてもらい読む。

    海外の翻訳作品のようだ。
    外国人の名前、外国の地名はどうも頭に入りづらい。

    「あれ?この人誰だっけ?」と、何度もなる。
    私が阿呆なだけなのだが。

    なかなか読み進めるのに時間がかかってしまった。

    面白いのだが、頭に入ってくるまで時間がかかる。

    一気読みとは、いかなかった。

    星は3つ。3.7くらいか。

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    2025年04月09日
  • スタッフロール

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    映画、特にアカデミー賞レースが好きだけれど裏方や映画制作の内情を理解せずに、映画を批評してるなぁ…良いのかなぁ…と気になっている日々。書店で見かけて、物語として楽しみながら映画のことを知れるの良いな!と思い手に取りました。

    映画の特殊メイク、CG制作の人の心のうちや、作業を知らなかったのでフィクションとはいえ参考になった気持ち。
    CGに温かみがないとは鑑賞者として思ったことない(自覚ないだけか?)けれど、CGがすごいから映画もすごいとはならないなとは強く思っている。
    映像美が凄くても、そこまでで映画を観た感動としては古い映画の方が勝る時がある。
    制限がある状況で創意工夫して、捻り出した発想の

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    2025年04月02日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    主人公に感情移入出来ないのが多かったなぁ。
    料理を粗末に扱うのがあったのもちょっと受け付けなかったかも。

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    2025年03月30日
  • スタッフロール

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    時代の変遷と映画作りの背景は主人公達を通してとても良く描かれていたと思うのですが、特殊造形師やCGの仕事を良く知らないので、かなり専門用語や業界内のやり取りが出てきて、正直読み進めるのがきつかったです。

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    2025年03月29日
  • ベルリンは晴れているか

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    敗戦直後のベルリン。孤児のアウグステ・ニッケルはアメリカ軍の管理地区のレストランで働き糊口を得ていた。

    ある日の夜、帰宅後に米兵が現れ、ソ連軍管理地区のNKVDに引き渡される。
    どうやら昔の知人が毒殺し、殺人の疑いをかけられたようだ。
    疑いをはらすことはできたが、ナチスの残党がテロを企画しているという話もあり、ベルリン公開後ポツダムで三巨頭の階段も迫る中、殺された知人の息子を探すことを命じられ、ユダヤ人と一緒に探しに行くことになる。

    サスペンスというジャンルのようだが、読んだ感想はサスペンスではなさそう。

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    2025年03月28日