深緑野分のレビュー一覧

  • スタッフロール

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    特殊造形師とアニメーター、映像に関わる仕事をする草分と現役の二人の女性
    リアルとCG 手法は違うけれど自身の感性が物を言う世界なんだろうなと思う

    二人の女性をとおして、
    懐かしい世界であり深くは知らない仕事の世界に浸っていられたし
    一人一人の思いに寄り添っていられた

    読み終わってからしばらくボーーッとなったのは久しぶり
    映画を見る時は最後までみて、席を立つのは照明が明るくなってからだったなあ

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    2025年05月12日
  • 戦場のコックたち

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    アメリカ軍の若い兵士の視点から見た第二次世界大戦。
    第二次世界大戦の話というと、日本の視点からの話を目にすることが多いので、アメリカの視点、しかもヨーロッパ戦線というのが新鮮でした。
    アメリカ軍の後方基地様子では、こりゃ日本は負けるわと思うほど余裕のある設備や物資の数々がありました。
    ヨーロッパにも焼夷弾を使った空襲があったのだということを知りました…あたり前だけど、焼け野原になった街は日本だけではなかったのだと改めて意識しました。一般人同士の疑心暗鬼や飢餓…国が違っても戦争中の様子はあまり変わらないのだと思いました。
    軍の最前線で戦っているのは20歳前後の若い兵士ばかり…やっぱり戦争は嫌です

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    2025年05月03日
  • 百合小説コレクション wiz

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    スマホよ、鳴るな。大人しくしていろ

    どうして彼女が嘘を愛していたのか、その理由はわかる気がした。


    百合という同性恋愛小説という文化に最近触れてこんなにも面白いのかと思うようになった。

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    2025年04月30日
  • ベルリンは晴れているか

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    書いてあるのは文字だけのはずなのに、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、そして味覚までもがとてもリアルに感じられる作品。情景描写はもちろん、音、その場の空気の表現まで細かくて本当に戦後のベルリンにいるような感覚になった。特にすごいのが、食事の表現。戦前の温かい家族の食卓も、夏至の日のアイスクリームも勿論だが、特に驚いたのは戦後のそれ。作者はワニ肉とかカエルのスープを食べたことがあるのか?と思った。
    文章自体はそれほど難しくないので中学生でも読みやすいです。(少々大人向けの表現はありますが。)

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    2025年04月21日
  • スタッフロール

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    何より、描写がすごくて、制作の現場が丁寧に描かれていて、特殊造形の舞台裏を覗かせてもらっているようだった。
    ヴィヴがなぜそんなに落ち込んでいるのか、マチルダがなぜ辞めてしまうのか、少し納得できない気もしたけれど、そんなことは気にならなくなるような臨場感だった。
    あらためて、『2001年宇宙の旅』を見てみたいと思った。

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    2025年03月25日
  • 戦場のコックたち

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    タイトルから、戦火をくぐり抜け壮絶な環境で料理をする主人公の想像をしていたが、裏表紙および本文扉で「日常ミステリ」を描いたものだと知り、一体どんな話になるのだろうと期待半分、怖さ半分で読み始めた。
    一章ごとにひとつの謎が提示されそれを解いていく形となるが、なるほど確かに戦場という非日常にありながらも、戦場という独自の環境ゆえの「日常の謎」が描かれており興味深く読み進めることができた。
    一方で塹壕などの過酷な環境や次々といなくなっていく友人たちなど、戦場の悲惨さも、しかし読者の心の負担になりすぎない形ではありながらしっかりと描写されており、エピローグでは終戦後に残った友人たちで集まり過去を振り返

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    2025年03月21日
  • 注文の多い料理小説集

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    話題の作家さんたちによる短編小説集。
    テーマが食べ物であるが、時代は江戸や現代など様々。
    あーそんな風に思えるのか…というものや、このシチュエーションでそれきたら〜となるものまで、食べるという事を含めてちょっと考えさせられました。

    短編小説ではあるがなかなか濃い一冊です。

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    2025年03月16日
  • オーブランの少女

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    現在、ドはまり中の深緑野分。様々な書評を見ると、単行本デビューとなる本書「オーブランの少女」を推す声が多数見られたので読みたくなった。だいぶ出版が古くて書店では入手できなかったので、困った時のBOOKOFFで探したところ・・・ありました。

    深緑野分のことについては殆ど何も知らないまま作品にのめり込んだので、巻末の瀧井朝世の解説は本当に参考になった。やはりこの本の位置づけはかなり重要なので、この時点で読んでおいて良かった。本としての全体像は実に多岐に亘っており、作者の文章構成力の高さを目の当たりにした。どんなジャンルの作品でも書ける実力が確実にある。本書は短編集なので、一つの作品を読み終える度

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    2025年03月05日
  • 戦場のコックたち

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    17歳の少年が志願して戦争に行く
    なぜ? と思いながら
    彼の傍で共に進んでいた
    戦場で 後方で
    多くの仲間と 数人の友と

    彼の想いに共感し反発もしながら
    悔しいときは怒り 悲しいときは泣きながら
    なぜ? そんなふうに思えるの?
    そう思うのが彼なのだから とも思う

    やっぱり 戦争は いやだね !

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    2025年03月04日
  • 注文の多い料理小説集

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    なんかすっごく満ち足りた。
    “夏も近づく“清涼炭酸水的に澄んでる。

    “どっしりふわふわ“パン食べたいなぁ〜って読み進めてたら「え?!」「んえぇぇ?!」ってフランスパンで殴られたぐらいの衝撃やった!

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    2025年02月08日
  • ベルリンは晴れているか

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    国家が、名も無き大衆が、冷静に考えれば違和感のある方へ、道義的ではない方へと歩み始めた時。暴走しだした時。
    あなたは、私は、それを止めるべく動けるか。
    それとも日常に埋もれて、考えることを放棄するか。力なき一市民にできることなどないと、我が身を守るだけか。
    Noと言える人、立ち向かえる人が多数派になったとき、きっとようやく人類世界から虐殺や戦争がなくなるのだろう。

    いや、どうだろうな。結局のところ、変えられるのは自分の言動だけで、ひとたび何かを強く思い込んだ他人を説得することは、同じ風土の中に暮らしている人同士でさえこんなに難しいのに、そんな日は来るのか。来て欲しいのだけど、正義はそれぞ

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    2025年02月04日
  • ベルリンは晴れているか

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    第2次世界大戦終戦直後のドイツの話。戦中の様子が幕間として描かれ、ドイツ市民の困窮ぶりやユダヤ人、障害を持つ人への差別が詳細に書かれていて読んでて胸が痛くなる。
     主人公の芯の強さが周りの人をも正しい道へと導いた気がした。

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    2025年01月19日
  • ベルリンは晴れているか

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    はじめは暗く辛い戦争の話が続きますが後半の展開は目まぐるしく変わり続きが気になりました。
    第二次世界大戦の詳しい描写に辛い気持ちになりましたが、戦争と人間の愚かさを教えてもらいました。
    もっと世界史を勉強しなくてはとういう気持ちになりました。

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    2024年12月18日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    読むのを楽しみにしてた。好きな書き手の人が私が好きな料理をつくることをテーマにアンソロジーって…!
    いやー、どれもおもしろかった。ほんとに。さすがでございます…
    西條奈加さんの『向日葵の少女』は舞台設定で上品が雰囲気が漂いながらもミステリーっぽい話の進み具合で、大きなテーマを複数かけあわせてまとまったひとつの話にできるのすごすぎるし結末には心があたたかくなった
    千早茜さんの『白い食卓』は主人公がいけ好かないやつすぎるのだけど話が進んでいくごとに料理の恐ろしさというか、食事を他者に委ねることってそういうことだよなあ…生きるための手段のひとつを他者へ委ねるというのは尊いとされたり愛情の証左とされた

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    2024年11月24日
  • 注文の多い料理小説集

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    タイトルから、美味しそうな食べ物の描写に期待して購入したのだけど。

    どの作品も「なかなか変わった関係」が展開されていて、登場人物たちがどうなっていくのかハラハラしながら、美味しそうな食べ物が出てきてほんわかする、みたいな不思議な気持ちになる一冊だった。

    「エルゴと不倫鮨」

    どういう組み合わせ?と思わせる題名。

    大人の空間に乗り込んでくるワンオペ育児明けママが、とにかく凄まじい。
    高級鮨屋のおススメをモノともせず、自身の経験から鮨に注文をつけて「創作」していく。
    お店の人にとっては迷惑この上ないお客様の暴走っぷりが印象的だった。

    「夏も近づく」

    最初にこの話を読んだ時、続きがあるかな

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    2024年11月09日
  • ベルリンは晴れているか

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    第二次世界大戦で敗戦後間もないドイツでの物語
    幕間として、主人公視点で戦前、戦中、そして物語の冒頭に繋がるまでが断片的に描かれる

    以下、公式のあらすじ
    ---------------------
    戦争が終わった。
    瓦礫の街で彼女の目に映る空は何色か

    ヒトラー亡き後、焦土と化したベルリンでひとりの男が死んだ
    孤独な少女の旅路の果てに明かされる真実とは――
    読後、きっとこのタイトルに心が震える。

    1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4ヵ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含ま

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    2024年10月30日
  • 戦場のコックたち

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    第二次世界大戦中、アメリカ軍の志願兵で特技兵(コック)となったティムのお話

    以下、公式のあらすじ
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    1944年6月、ノルマンディー上陸作戦が僕らの初陣だった。特技兵(コック)でも銃は持つが、主な武器はナイフとフライパンだ。新兵ティムは、冷静沈着なリーダーのエド、お調子者のディエゴ、調達の名人ライナスらとともに、度々戦場や基地で奇妙な事件に遭遇する。不思議な謎を見事に解き明かすのは、普段はおとなしいエドだった。忽然と消え失せた600箱の粉末卵の謎、オランダの民家で起きた夫婦怪死事件など、戦場の「日常の謎」を連作形式で描く、青春ミステリ長編。 
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    2024年09月26日
  • 戦場のコックたち

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     子供のころからレシピ帖を眺めるのが大好きで、自宅の雑貨屋の店先で売るお惣菜が大人気の祖母の手料理で育ったティモシー。だけど、世界恐慌になると、食材は貧しくなり、父親は店を畳まざるを得なくなった。
     第二次世界大戦にアメリカが参戦し、募兵ポスターが貼られるとティモシーは多くの若者と同様「給与」ともし自分が戦死した場合の「家族への見舞金」に惹かれて志願した。
     しかし、訓練期間に早くも自分が軍人に向いていないことを悟ったティモシーは「コック兵増員」の貼紙を見て、志願した。コック兵、衛生兵、主計兵、通信兵など後方支援担当の「特技兵」は一般の兵から疎んじられ、軽んじられたが、彼らは気の合う仲間となっ

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    2024年09月22日
  • 戦場のコックたち

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    南極料理人みたいな感じで戦場で供給される物資をなんとか算段つけてお料理するユーモア系の小説かと思ったら全然違った。

    戦場にふとあらわれる小さな謎を解きながら、軽快なおしゃべりとユーモアも交えながら、深まりゆく戦況につれこのお話のテーマがゆっくりと姿を表す。
    戦争というものについて。
    失われた者は2度と戻らないということ。
    人生について。
    失われた信頼は2度と元通りにはならないということ。


    読み始めてみて、どうみても翻訳小説なんだけど、あれ?作者の名前日本人じゃなかった?翻訳者の名前だっけ?と表紙を二度見しました。
    ちょっとこの重厚さと背景描写の丁寧さは日本人の書いた小説とは信じられない。

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    2024年09月17日
  • オーブランの少女

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    中学の時に読んで、衝撃的だった。
    当時、怖いと思ったけれど、今読んでみるとやっぱ面白い。こういう後味もいいな、と。

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    2024年07月05日