深緑野分のレビュー一覧

  • アンソロジー 料理をつくる人

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    なかなか良かった。
    千早さん目当てで購入したけど、なんか幻想的で求めていたものではなかったのが残念。
    とはいえ、1番印象に残ってるのはやはり千早さんの作品だった。
    好きだったのは初作家さんの松永さん。
    深縁さんも良かったな。
    織守さんのはさすが。晴れやかな雰囲気から一気にそんな展開に!という感じです読み応えあった。

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    2024年12月24日
  • ベルリンは晴れているか

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    戦時中のドイツでの生活がすごく詳細に調べられていて、それを読み進めるのがすごく勉強になると思った。

    本当に戦争したら、いかんなと思う。

    日本が戦争をする準備を進めているのが、チラチラ頭をよぎりながら読み進めた。

    戦勝国の言い分としては
    罪なき民間人とかはなくて、国の代表(ここではヒトラー)を選んだ国民全員に罪があるみたいな事を言われているところがあって、ゾッとした。

    国会議員ほんまにちゃんとした人選ばないとーって。

    本当に戦争になったら
    国のプロパガンダ以外の情報が手に入らなくなったり、外国語を学べなくなったり、
    配給になったり、つげ口が横行したり、国と違う考えを口に出たりすると、連

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    2024年12月19日
  • この本を盗む者は

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    村上春樹の作品のような世界観でした。
    ファンタジーもあり、深冬の行動力に惚れ惚れしながら読めました。
    少し描写が分かりにくい部分がありましたが面白かったです。

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    2024年12月10日
  • この本を盗む者は

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    小学生の頃、ファンタジーを読み漁っていた時の気持ちが思い起こされた。

    主人公の深冬が四苦八苦しながら物語の真相に迫っていく過程は、もどかしさを感じながらもワクワクしながら読むことができた。
    主人公の祖母のキャラクターが強烈で。本好きを超えてもはや狂気。深冬が読書嫌いになってしまったのも頷ける。

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    2024年12月06日
  • カミサマはそういない

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    おまえは、善人か?

    ハッピーエンドではない物語を集めた
    七編からなる短編集。
    ミステリー、SF、ホラー、オカルト?
    一編一編、時代も世界も違う、
    まさに深緑野分ワールド。

    毎日、寝る前に一編ずつ読んだら、
    読後、唸って、
    眠れば、魘される。
    確実に寝不足になるだろう。

    どうしようもない現実。
    何で、こうなってしまったんだ!!
    カミサマはいない。
    と、言い切らないところに、
    まだ救いはあるのかも。

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    2024年12月04日
  • ベルリンは晴れているか

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    「同志少女よ、敵を撃て」を読み、同じ時代のドイツ側の物語を読みたいと思い手に取った。

    ベルリンが舞台。ドイツが降伏して間もない頃と、ドイツがナチスに傾倒してやがて破滅に向かう1928年から1945年までを交互に描く。

    とにかく重い。普通の人たちがじわじわとナチスの考えに染まり、熱狂し、やがては優生思想や民族排除を何とも思わなくなる様がリアルで怖い。

    更に敗戦国の悲惨な現実も描かれている。

    ナチスを誰も止められなかったのかと非難するのは簡単だが、いざその状況になったら、不可抗力な気もする。日々高まる生活への不満の中、あの男がじわじわと力をつけてきた。気がつかないうちに思想を植え付けられ、

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    2024年11月29日
  • カミサマはそういない

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    ネタバレ

    色んなパターンの終末世界のお話。
    カミサマ=神≠上(解説より)
    好き嫌い別れそうな作品だけど、個人的には好き。
    崩壊したようなヒドイ世界の中でもなんとか生きてる人たちの物語であり、もがいてる感じがなんか良い。
    世界そのものを救うとか変えるとかいう気概が一切ない感じが面白い。
    とは言え、最後の「新しい音楽、海賊ラジオ」が少し希望見いだせそうな終わり方だったので、暗い気持ちで読み終わることなく済んだのは良かった。

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    2024年11月05日
  • カミサマはそういない

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    何の音もしない。靴音も、笑い声も、唱和も、歌も。
    ただ、ただ、静かな見張り塔の中で、僕の咀嚼音だけが響いた。

    (伊藤が消えた/潮風吹いて、ゴンドラ揺れる/朔日晦日/見張り塔/ストーカーvs盗撮魔/饑奇譚/新しい音楽、海賊ラジオ)

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    2024年11月02日
  • ベルリンは晴れているか

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    アウグステの生き様に色々と考えさせられました、戦争後を舞台としていますが、回想シーンでは戦時中の悲惨な様子もありありと描かれており胸が痛くなるようなシーンも多かったです。結末には色々と驚かされました。
    文章構成が難しい本だったのでなかなか読み終わるのに時間を要しましたが、読んでおいて良かったと感じます

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    2024年10月25日
  • 戦場のコックたち

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    美味しい食事でも紹介してくれるような本なのかと思ったら...
    浅はかな思いで読み始めた自分を一喝したい。

    戦禍の中で起こるちょっとした謎をコック仲間と一緒に解きながら話が進んでいく。

    戦争は、なんでも奪っていってしまう。
    家族も家も居場所も思い出すらも。

    戦い、引き金を引くということは
    誰かの家族を奪うこと。
    それに気づいた時の気持ちなんて、私には一生わからない。

    読んでいて凄く胸が苦しくなる話だった。
    それでも、希望を見出せる結末もいくつかあってよかった。

    胸にグッと来た文章

    「家族が笑っていられるのは、レンズの先にはお前がいると知っているからだ。お前がこの世からいなくなったら、

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    2024年10月13日
  • カミサマはそういない

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    伊藤が消えた/潮風吹いて、ゴンドラ揺れる/朔日晦日/
    見張り塔/ストーカーVS盗撮魔/饑奇譚/
    新しい音楽、海賊ラジオ

    各話に表紙のページがある
    何だかモヤモヤと闇の世界にいる感じのまま読み進む
    最終話だけ違う表紙
    ゆめも希望もない世界で微かな灯りが見える気がした

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    2024年09月26日
  • 戦場のコックたち

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    戦争は日常の隣にある。
    17歳のアメリカの青年が、まるでイベントにでも参加するかのように志願し、戦争へ赴く。
    昨日まで、横にいた仲間が死んでいく。
    昨日まで、ただ普通に生活していただけの人が死んでいく。

    現実の戦争が、かの国で起きている。
    戦争が無くならないことを知ってしまった今、読み続けるのは辛かった。

    今この瞬間にも、ティムたちのような思いをしている人々がいるのだと思うと、胸が苦しい。

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    2024年09月25日
  • カミサマはそういない

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    短編集だが、それぞれ違う世界観で描かれていて飽きることなく読めた。
    ファンタジーというか異世界というか、現実離れしているのに妙に現実感がある感じですごく不思議な世界観。
    背筋がぞくっとするような話しが多く、ホラーっぽい不気味な感じもする。
    短編なのに、短いストーリーの中ですぐその世界観に引き込まれてしまう。
    どれもそれぞれ違って面白かった。

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    2024年09月06日
  • 注文の多い料理小説集

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    アンソロジーは「名前も作品も初めて知った」作家のほうが断然面白く感じる。この本では坂井希久子『色にいでにけり』がそれで、普段読まない時代ものだがとても面白かった。主人公の境遇と芯に持つ矜持、江戸の色名と和菓子の描写が実に生き生き、しみじみと描かれていて、このシリーズが読みたくなった。

    他は伊吹有喜『夏も近づく』、深緑野分『福神漬』も滋味があってよかった。井上荒野『好好軒の犬』はラストが上手い。柚木麻子『エルゴと不倫鮨』はトップバッターとして勢いがあり好印象。柴田よしき『どっしりふわふわ』はラストが安直な気がしたのと、中村航『味のわからない男』は好みが合わなかった。

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    2024年08月20日
  • ベルリンは晴れているか

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    1945年7月ベルリン…敗戦直後のこの国にはソ連・イギリス・アメリカ・フランスと色々な戦勝国が入り乱れ…


    て、ごめんなさい。難しいことは分かりません^^;
    その分からないながらの感想をぜひ!m(__)m

    とにかく、敗戦後のこの地に力強く生きる17歳の少女がとあるきっかけで、ある人の訃報を1人の少年に伝えに行く物語。

    これ、たった2日間なのにP523。
    こりゃ時間かかるな。と思いつつ…ま、まとまった休みも利用しつつではありましたが、あっという間でした。

    あれ?これって著者さん日本人だったんだ⁈と後になってから驚いたのは…そう、この物語に日本人は出てこなかったから…ですね。

    確かに

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    2024年07月20日
  • カミサマはそういない

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    短編。
    誰かの後ろめたさに徐々に気づいていく怖さが癖になる。
    時系列がバラバラの世界、全員が誰かを監視している街など、少し突拍子がない不思議な話もあるのは好みが分かれる。

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    2024年07月12日
  • カミサマはそういない

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    ドストライクな作風。
    仄暗く、救いようのない絶望に漂う耽美な残香。
    1番と2番の話が好き。長編で読みたい

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    2024年07月11日
  • カミサマはそういない

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    バラエティに富んだ短編集。終末モノが好きな方におすすめ。
    解説を読むまで「オーブランの少女」の人だって気がつかなかったけど、静謐で耽美な雰囲気が確かに共通している。
    ストーリーに意外性はないが、セカイ系として素晴らしく美しい。
    「見張り塔」がとてもすきです。

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    2024年07月08日
  • 戦場のコックたち

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    表紙はポップで可愛らしい感じだけど、その名の通り戦争のお話。ただの料理本だと思ったら痛い目をみる。料理本にしては出てくる料理がどれもこれも不味そう。過激な表現も沢山あるのでそういうのが苦手な方にはおすすめしない。

    第二次世界大戦の様子がアメリカ兵の視点で描かれている。これを日本人の作家が考えてるっていうのに驚き。

    兵隊の戦争に対する向き合い方や思いは、みんなやりたくないとか、行きたくないとか、そういうものだと思っていたけど、これを読んでから覆った。実際に戦場にいた人にしか分からない意外な考え方を知れる。

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    2024年05月25日
  • オーブランの少女

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    短編集ながら読み応えがあり、楽しめた。
    表題作は言わずもがな、「大雨とトマト」「氷の皇国」がとても印象的。訳あって長く積読本化しており、重い腰を上げたつもりがページを捲る手が止まらなかった。

    表題作は思いつきで逆から読んでみたのだが、これがストーリー的にも思いのほか効果的で、最終的に「こういうことだったのか」と腹落ちした。

    解説もとても良いのでおすすめです。

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    2024年05月10日