深緑野分のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「同志少女よ、敵を撃て」を読み、同じ時代のドイツ側の物語を読みたいと思い手に取った。
ベルリンが舞台。ドイツが降伏して間もない頃と、ドイツがナチスに傾倒してやがて破滅に向かう1928年から1945年までを交互に描く。
とにかく重い。普通の人たちがじわじわとナチスの考えに染まり、熱狂し、やがては優生思想や民族排除を何とも思わなくなる様がリアルで怖い。
更に敗戦国の悲惨な現実も描かれている。
ナチスを誰も止められなかったのかと非難するのは簡単だが、いざその状況になったら、不可抗力な気もする。日々高まる生活への不満の中、あの男がじわじわと力をつけてきた。気がつかないうちに思想を植え付けられ、 -
Posted by ブクログ
美味しい食事でも紹介してくれるような本なのかと思ったら...
浅はかな思いで読み始めた自分を一喝したい。
戦禍の中で起こるちょっとした謎をコック仲間と一緒に解きながら話が進んでいく。
戦争は、なんでも奪っていってしまう。
家族も家も居場所も思い出すらも。
戦い、引き金を引くということは
誰かの家族を奪うこと。
それに気づいた時の気持ちなんて、私には一生わからない。
読んでいて凄く胸が苦しくなる話だった。
それでも、希望を見出せる結末もいくつかあってよかった。
胸にグッと来た文章
「家族が笑っていられるのは、レンズの先にはお前がいると知っているからだ。お前がこの世からいなくなったら、 -
Posted by ブクログ
アンソロジーは「名前も作品も初めて知った」作家のほうが断然面白く感じる。この本では坂井希久子『色にいでにけり』がそれで、普段読まない時代ものだがとても面白かった。主人公の境遇と芯に持つ矜持、江戸の色名と和菓子の描写が実に生き生き、しみじみと描かれていて、このシリーズが読みたくなった。
他は伊吹有喜『夏も近づく』、深緑野分『福神漬』も滋味があってよかった。井上荒野『好好軒の犬』はラストが上手い。柚木麻子『エルゴと不倫鮨』はトップバッターとして勢いがあり好印象。柴田よしき『どっしりふわふわ』はラストが安直な気がしたのと、中村航『味のわからない男』は好みが合わなかった。 -
Posted by ブクログ
1945年7月ベルリン…敗戦直後のこの国にはソ連・イギリス・アメリカ・フランスと色々な戦勝国が入り乱れ…
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て、ごめんなさい。難しいことは分かりません^^;
その分からないながらの感想をぜひ!m(__)m
とにかく、敗戦後のこの地に力強く生きる17歳の少女がとあるきっかけで、ある人の訃報を1人の少年に伝えに行く物語。
これ、たった2日間なのにP523。
こりゃ時間かかるな。と思いつつ…ま、まとまった休みも利用しつつではありましたが、あっという間でした。
あれ?これって著者さん日本人だったんだ⁈と後になってから驚いたのは…そう、この物語に日本人は出てこなかったから…ですね。
確かに -
Posted by ブクログ
ネタバレ舞台は読長町にある御倉館。
主人公は、御倉一族であり、本嫌いの御倉深冬と真白という不思議な女の子。
御倉館には、先代御倉嘉市が集めた膨大な蔵書があった。
この本には、本について厳格な考えを持ち一般公開されていた御倉館を閉鎖した祖母御倉たまきの手によってブック・カースという呪いがかけられていた。
ある日、本が盗まれ、本の世界になった読長町。
その中で、元の世界に戻るべく、泥棒を探す、深冬と真白。
物語終盤には、ブック・カースの謎やましろの正体などが解決され、面白い。
ただ、本の中に複数の別の話があり、設定も様々に複雑なので、結構ファンタジー好きで、且つ、本を読み慣れている人でないと難しく良さに気 -
Posted by ブクログ
私としては珍しく つっかえつっかえ 休み休み読みました。
不思議なくにのアリス 苦手だったなあ!
なんて思い出しました。
不可思議な登場人物
犬になっちゃう真白
お父さんの妹のはずの ひるね
主人公の深冬のおばあさんの たまき
そして一番変じゃないはずなのに 核心を握っている父親の あゆむ
有名なほんのコレクターで 御蔵館を作ったのが曽祖父
おばあさんのたまき は 本がぬすまれるのにがまんができずに 呪いをかけた。
本が盗まれると 現実の世界が 父親の書いた本の世界になってしまう。
何冊も書いているので 今度はこんな物語か!
となってしまう。
町の人たちみんなを巻き込んで 本の世界が繰り広げら