中村文則のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
クスッと笑えるエッセイも入っていて良いのだが、なんというか自分の経験から笑えるエピソードを真面目に実直に書き出しているという感じがする。
時にアダルトビデオの話題まで出しつつ、でもそれが自分の下品な部分を曝け出している感じでは必ずしもなく、クスッと笑えるエッセイとして素材を真面目に提供して書いているという印象を受ける。良くも悪くも器用でない感じに。そういうところが好きかもしれない。
政治スタンスについても明確。これまた良くも悪くも。エッセイとして読んで面白いわけではないけど、そういうスタンスを自分なりに持って、作品の中にもこめている。そういう姿勢自体が、やっぱり真面目でいいな、と感じた。 -
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Posted by ブクログ
若林さんは不思議な人だ。
めっちゃ自意識過剰で自己防衛本能が強くて、見栄っ張りでカッコつけ。本音は言わない。
だけどスッと人の懐に入ってくる可愛げもあるんだなぁ。
この本では、若林さんのそんな部分が遺憾無く発揮されていて、終始ほっこり見守る気持ちで読むことができる。
人が死ぬ本ばっかり読んでたアタマが癒される〜。
私が好きなのは、羽田圭介さん&藤沢周さんの回。
この回は、若林さんが話すボリュームも多くて、羽田さん、藤沢さんとの相性の良さを感じる。話してることもほどよくカタくて、良い意味で、男同士っぽい感じ。小気味よくてずっと読んでたい。一冊丸ごとコレでもいいなぁ。
あとは角田光代さん -
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Posted by ブクログ
中村文則さんのエッセイを最近読んだので、その繋がりで読みました。
太宰治の人となりについてはほとんど何も知らないので、読む前の勝手なイメージでは「気難しく人嫌い」な人かと思っていましたが、作品を読むと「ユーモアの感覚もあって、実際に話せばあんがい話好きな人だったんじゃないか」という印象を受けました。
個人的に良かったのは富嶽百景の一場面で、天下茶屋の2階に寄宿している主人公が店の人間とも親しくなってきた頃、店の若い女性店員が1人で客の相手をしている時に、わざわざ1階に降りて隅でお茶を飲みながら遠巻きに見守ってあげているところです。
そんなにあからさまな優しさを出す感じの主人公じゃないんで -
Posted by ブクログ
著者の作品を読むのは久しぶりで『掏摸』『去年の冬、きみと別れ』に続いて三作目だけれど、毎日新聞連載の「つぶやき」を読んでいるのでそのつもりで読み始めたら(当たり前だけど)全然テイストが違う。信仰の禍々しさ、嫌悪感で眩暈がしそうな描写に辟易しながらもページをめくる手が止まらない。
本書が「すばる」に連載されていた時期(第一部2012年5月〜2013年6月、第二部2013年8月〜2014年9月)を考えると、今年7月に亡くなった安倍氏が自民党総裁として返り咲く直前から政権奪還して最高にイケイケの時にカルトと政治の関係をこの視点で描いていたことにも驚く。
読み終えてもため息しか出ないが、2014年にノ