中村文則のレビュー一覧

  • 教団X

    購入済み

    まさに今を捉え絶妙な展開の傑作

     いま考えられている最新の科学、宗教、国際政治の
    知見を土台に、まさに今読みたい「物語」になっている。
    展開がスリリングで、反権力側も権力側も、またさらに
    細かく多数の者たちの思惑が干渉しあって先が読めない。
    ラプラスの悪魔でもなければすべては見通せない。
     リラックマ、子育て侍、ネット環境のまさに今の平和、
    チェ・ゲバラ、ドストエフスキーなどが併存する。性的
    描写も秀逸。世界や人類史といった大きなものを描ける
    と同時に今を生きる個人の内面もよく描けている。
     4人の男女は、闇ばかりでなくそれぞれに光を有して
    いる。権力側も反権力側も、善のみ悪のみで純粋に存在
    はせず、決着も、さらなる不幸を食

    #感動する #ドキドキハラハラ #共感する

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    2023年12月22日
  • ご本、出しときますね?

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    本の内容はもちろん面白かった。
    それ以上に読んだことがない作家さんをたくさん知ることができたし、紹介されており本の中に読んでみたいものもたくさんあった。

    たまには意識的に新しい作家さんを開拓しないと読むものが偏っちゃうから。

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    2023年11月19日
  • ご本、出しときますね?

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    小説家の方々の独特な頭の中がとても面白い。聞き手の若林さんの面白さと相まってテレビ観といたら良かったー!と悔しい気持ちでいっぱい。またやってくれたらいいのに。

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    2023年09月22日
  • ご本、出しときますね?

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    オードリー若林さんと作家さんの対談のような感じで進むテレビ番組の書籍化。 作家さんってなかなか面白い人がたくさんいるものだなと感じられるし、心の中はちょっと黒い人が多いのかなと。 そして、意外と作家さん同士って交流あるものなんだなと。

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    2023年04月16日
  • ご本、出しときますね?

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    同名のテレビ番組の書籍版。対談番組なので普通の対談本として読める。内容は若林×小説家2人の対談。読んだことない人も多かったけどどの人も面白くてみんな読んでみたくなったし、小説家の皆さんのとがり方は自分とは違くて自分はやっぱ作家ではないな、とも思った。

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    2022年12月04日
  • ご本、出しときますね?

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    面白すぎてあっという間に完読。
    物書きの皆さんは日々何を考えてるんだろうって気になって仕方なかったので、得にしかならない!と鼻息荒めで読んだ。
    勉強になったのは、森鴎外の行き着いた哲学が
    【諦め】ということ。
    対談されていた作家さんの本や、処方された本など読みたい本が増えたので何を読んだらいいかわからない人にもオススメ。
    若林くん、佐久間さん、素晴らしい企画をありがとうございます。

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    2022年11月08日
  • 教団X

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    ネタバレ

    めちゃめちゃ面白かった。
    話の流れがまだ見えてこない前半に仏教哲学っぽい話がかなり長く続いたが、興味深い内容で飽きることなく読めた。この内容が後半の沢渡の過去編にリンクしていて、沢渡は手術のシーンで意識が脳を超えた(=神になった?)と思う。「人間は素粒子に過ぎない」が、素粒子で表せない意識こそが言語化できない神の領域なのではないか、みたいな話に説得力があった。
    世界の出来事は全て化学反応式なのだから、生まれた瞬間に全ての運命が決まっている、我々の意識はその観客に過ぎない、という内容があったけど、これは自分もたまに思っていたことで、この考えを踏まえて「全てがどうでも良くなった」沢渡と、気楽に生き

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    2022年02月07日
  • 教団X

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    引用で成り立っている。小難しく思える社会問題、化学、宗教、政治、などを織り交ぜながらも読みやすく、サスペンスやアクションの要素を含んだエンタメ小説でした。
    量子力学や宗教のことに興味はあるけど、学術書を読むのはしんどいなと思ってる人には丁度いいかもしれない。逆に専門家が読めば、そんなことは知ってるよ!と言いたくなるような浅い部分をなぞっただけなんだろうなとも思いながら読みました。

    教祖の奇妙な話 Ⅳ にドフトエフスキーの未成年から引用された文章があります。
    思想は時にその個人の全存在を拘束してしまうことがある。そういう思想に芯から飲み込まれてしまった人間は、感情で頭が硬化し、反対の思想をいく

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    2019年08月18日
  • 去年の冬、きみと別れ

    購入済み

    独特の雰囲気に呑み込まれ一気読みできる作品。
    個人的には、内容も良かったですが、何よりもタイトルが洒落ていて、言葉のセンスが素晴らしいなと思いました。

    0
    2019年03月28日
  • 教団X

    mnt

    購入済み

    壮大な作品

     久々にスケールの大きい作品を読んだと思った。又吉氏が勧めているから気軽に手を出す人が多いようで、レビューを見ていると過激な性描写に嫌悪を抱く読者が見られたが、この作品はそんな一点に立ち止まって評価すべきではない。描写や教団の異質性にばかりに囚われず、作中にひしめき合う複数の群像や視点やテーマに心を向けて読んでみるといいと思う。エンターテイメント作品というよりも、これは壮大な哲学・文学作品だ。
     生きるとはなにか。平和とはなにか。安保に揺れる渦中の今、一層私の心には多くのものが飛び込んできたように思った。多くの人に読んで欲しい傑作。

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    2015年10月09日
  • 男性作家が選ぶ太宰治

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    さすがは並みいる男性作家が選んだ作品集である。全部面白い。
    「ちょっとちょっと…」と傍で話しかけられるような親しげな語り口と
    抜群のリズム感が心地いい。特に気に入ったものを少し…。

    「道化の華」
    ラスト3行でいきなり視界がぱあっと広がり、ぞくっと怖くなる。
    視点のトリックで読者を驚かせるのが上手い。
    「彼は昔の彼ならず」
    心の本質が似通った人間が近くにいると、お互いに感応してしまうのだろう。
    口先三寸のペテン師のような男を非難している主人公の男もまた、
    親の遺産で遊び暮らす怠け者。
    才能ある芸術家のパトロンになりたいという、
    彼の下心を見透かしたペテン師の作戦勝ち。

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    2015年06月05日
  • 去年の冬、きみと別れ

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    ネタバレ

    後半から一気に引き込まれた。他にも仕掛けがあると書かれていて気になった。
    タイトルに込められた意味を知ったときは衝撃で、「そういうことだったのか」と驚かされた作品だった。

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    2026年08月07日
  • 掏摸

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    ネタバレ

    こういった小説のジャンルをノワールというのをこの作品の評価などを見て初めて知った。
    現代でこのようなテーマを扱うなら半グレ・裏バイトになるんだろう。
    タイトル負けしないスリ描写は緊張感があり良い。主人公自身はスリという生き方を受け入れつつも子供には真っ当な道を歩ませようとする心理描写、木崎のような裏社会の理不尽な闇も印象的だった。
    短いながらも読みごたえがあり良かった。
    この袋小路のような閉塞感はディストピア小説と読後感が近いと感じた。

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    2026年08月03日
  • 教団X

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    町で知り合った彼女未満の女性が急に消えてしまったので、その行方を探しに行ったら1つの教団に突き当たる。でもその教団はもうなくて、別の教団に行ってしまったらしい。そこは公安に目をつけられている所で通称「X」と呼ばれている所だった。どうやら元いた教団を騙して多くの土地やお金を取っていったらしい。松尾さんは宇宙の理論、人間の意識は人間の細胞が出てそれを送ったことによって生まれるらしい。人間の細胞は常に放出されていて常に入れ替わり続けている。だから常に同じ人間はいないと説法を説いていた「X」の方では特に教えや行動はなくただ人間の欲求SEXをするということだけを繰り返す。そんななか「X」の内部でテロを起

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    2026年08月02日
  • 自由思考

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    本書の著者・中村さんは、私の地元・福島県にある福島大学出身。それだけでなく、考え方が似ているなど親近感を抱きながら読み進めた。
    芥川賞作家には堅苦しいイメージがあったのだが、中にはバカらしいエピソードも多数書かれており、今後も中村さんに作品も購入していきたい。

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    2026年07月27日
  • 去年の冬、きみと別れ

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    中村さんの本何個か読んだけど、ちょっと違って、ミステリーだった!!結構最後までどゆこと!?ってなってよかった!!

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    2026年07月05日
  • 去年の冬、きみと別れ

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    面白かった

    奇妙な登場人物たちの狂気だけでも読み応えがあったが、徐々に謎が明かされていくなかでのどんでん返しもあり、満足度の高い一作


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    2026年07月03日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    言葉を扱うプロたちのトークはおもしろく、
    意外な一面や交友関係が知れたのも読んでいて楽しかった。
    作家さんたちがお勧めしている本がどれも本屋さんで入手するのが難しそうなものばかりで思わずにやにや。いつか出会いたいと思いながら読みたいリストに書き連ねた

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    2026年06月20日
  • 教団X

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    ついに!!
    中村文則さんの全作品を
    コンプリートしました!!

    最後の一冊を読み終え…
    本をそっと閉じた瞬間
    胸の奥から込み上げてきたのは
    言葉にできないほどの大きな達成感と
    中村文則さんの魂に伴走し続けたという
    至高の幸福感でした



    デビュー作から今日に至るまで
    人間の脆さ、悪意、そしてその最果てにある
    微かな光を剥き出しの言葉で描き続けてくれた
    中村文則さん!

    中村さんの紡ぐ言葉は
    いつも私の心の奥に眠る「何か」を
    激しく揺さぶり
    世界の不条理と向き合う強さをくれました

    全作品を読み終えたいま…私の心の中には
    中村さんが築き上げた壮大で深い文学の地図が
    くっきりと刻まれていま

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    2026年05月30日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    作家の人たちってこんなに話上手いんだなと驚く。
    飲み会の場で話しているようなフランクさもありつつ芯を食った内容になっている。
    紹介されている本も面白そうなものばかりで、ウォッチリストにたくさん入れた。話し手さんの本も未読のものは代表作くらいは読んでおこうという気になった。

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    2026年05月19日