中村文則のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
薄暗い気持ち悪さとともに徐々に事件の真相がわかってくると思いきや、急に今まで自分の隣にいた人が幽霊だったかのようなひやっとする感覚にさせられる、真夏の怪談のような一冊だった。
物語の中心であった人物が本当は違って、事件の概要が180度回転するようなストーリーは衝撃が大きくすごいと思った。
単にどんでん返しをオチとして用意したいのではなく、それによってある人間が狂っていった過程を追体験させたいかのような印象を受けた。
残念だと思ったのは、本当の中心人物含め怪しげにかかれていた登場人物がいったい何者でどんな人なのかが中途半端に終わってしまうところ。
全てを書かずに謎のままで終わる楽しみはあるが -
Posted by ブクログ
読書の秋がやってきましたw
ってな事で中村文則の『教団X』
まあ、長かった…(笑)
只、只、長かった…。
読むタイミングが良くなかったのか、集中して読めなかったんで内容もあやふや…。
前半は原子だブッタだ涅槃だ宇宙だと正直疲れた(o´Д`)
新興宗教の作り方と言うか、人の心の拠り所に刳り込み従えていき、反抗勢力には自分達の都合で有り得ないやり方で反撃する…。
すべてじゃないけど、宗教よりテロリストに成り代わる集団になるのは教祖が、現存してる場合が多い様な…。
終わりは急に爽やかな終わり方で、何だかって感じでしたがw
もう少し落