瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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美輪明宏さんと瀬戸内寂聴さんの対談。
内容は、寂聴さんが天台寺のご住職になる際に美輪さんが霊視された、天台寺と寂聴さんの御縁の話から始まり、スピリチュアル論、教育論、宗教論、そしてメインに三島由紀夫や文豪たちとの交流の思い出、現代日本を憂える言葉、など。
まず、美輪さんの言葉が美しい。
「◯◯なさいまし」「◯◯あそばせ」なんて、私、使ったことないです。普通の話し言葉も整っていてそれでいて堅苦しくはない。普段から本当にこういう話し方が身についていらっしゃるんだなと感心しながら読みました。
寂聴さんのはもう少し砕けた話し言葉だけど、ただおしゃべりしてる訳じゃなく、ちゃんと語っていらっしゃる。寂聴 -
Posted by ブクログ
表紙がとても綺麗で手に取りました。
二十四節気は知っていても、それをさらに三等分した七十二候は知らない人が多いのでは?
わたしも今回初めて知りました。
雉始雊(きじはじめてなく)というように、動詞で示されているのが、分かりやすい。
どれも現代人にも理解できるもので、時代が変わっても季節の移ろいは変わらないものだなと思います。
この本では、二十四節気の春夏部分を抜き出し、また、各節気の真ん中の七十二候をタイトルに各自が短編をお書きになっています。
思えば、短い作品は触れてこなかったので、どれも不思議な余韻を残す終わり方で、こちらの想像力や読解力を掻き立てるなぁと短編の面白みを初めて知りま -
Posted by ブクログ
⑥末摘花
末摘花とは紅花の異称。
また新たな恋だ。
今回は琴の音色にやられた源氏。
けれど「源氏の君はおよそ、一度関わりを持ったらどんな女も、すっかり忘れてしまうということが、お出来にならない御性分なのでした」という。
なんとまぁ罪作りな 笑
ここで、同性同士でも和歌を読みあう風習があることに少し驚き。
なにも知らなくて、男女間のことだとばかり思い込んでいたから。
もう1つ、同じ車に相乗りして横笛を合奏しながら帰るほど、頭の中将とは仲がいい。
無暗なことは言えない、気のおけない相手といったところか。
末摘花の姿に驚く源氏の君。
明るいところで見てみれば、胴長で、普賢菩薩の乗り物の象のような鼻(