瀬戸内寂聴のレビュー一覧

  • 美は乱調にあり

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    文学史を学んでいたけれどこの漫画に出てきた青鞜の作り手にこんなストーリーがあったとは……知らなかった自分が恥ずかしい。
    昔の日本にもこういった人がいたんですね。現在もどちらかというとフリーラブ的な考えはあんまり支持はされていないように感じますが……

    実在の人物のこういった漫画は面白いし勉強になる。前知識なしで読んでその後調べる…のが趣味です。

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    2016年04月17日
  • 生ききる。

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    東日本大震災後に行われた瀬戸内寂聴さんと梅原猛さんの対談を1冊の本にしたもの。
    ともにアラナインティーでそれなりの地位を確立された方々なので、まさに歯に衣をきせぬ対談でした。

    でも、ちょっと梅原さんは思想が凝り固まってるかな…。
    柔軟性で言えば女性で僧侶でもある瀬戸内さんのほうが、どんな意見もいったんは受け入れるって姿勢を感じました。

    戦争を知っている世代として、原爆投下がなければ本土決戦でもっと多くの日本人が死んでいたから、被爆された方々のその犠牲を心から感謝したうえで今をしっかり誰かのために生きていきたいって瀬戸内さんが言っていたのが印象的でした。

    梅原さんもさすがにいろいろと研究を

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    2016年01月30日
  • あなたにだけ

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    瀬戸内寂聴さん、もちろん名前も顔も知っているけど、読むのは初めて。
    1968年に書かれた作品ということで、言葉の描写で古い部分はありますが、ストーリーそのものは全く古さを感じませんでした。
    「あなたにだけ」というタイトルとは相反して、登場人物は道徳観が崩れている人が多く、いかにこの台詞が当てにならないかというのを表しているかのようでした。
    お若い頃は、男性作家から「子宮作家」などと揶揄されていたようですが、この本に関しては男女の性愛は描いているけど、描写自体は大人しいものなので、生まれた時代が早すぎたということなのかなと、感じました。
    登場人物のうち誰ひとりとして魅力を感じなかったのが、ちょっ

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    2015年08月26日
  • 夏の終り(新潮文庫)

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    「あふれるもの」「夏の終わり」「みれん」「花冷え」
    主人公は官僚かなにかの妻だったのだけど
    終戦後の混乱のさなか、男をつくって家を飛び出してしまう
    それはもしかすると
    戦争に負けてなお国家によりかかる生き方しかできない
    そんな亭主への失望があって
    そういうことになったのかもしれないし
    またそうではないかもしれない
    どっちにしても、その年下の男とは長続きせず
    次には売れない小説家の愛人となって、8年間をやり過ごすのだが
    そこに再び、かの年下の男があらわれるのだった
    …どうも主人公には
    オイディプスやエレクトラに自らを擬そうとする願望があって
    そのためのお膳立てを無意識におこなっているようにも思え

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    2015年05月25日
  • 夏の終り(新潮文庫)

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    4角関係は読んでいて、もどかしかった。知子がある意味2重の愛人であったところは業である。『雉子』は読後感が悪かった。

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    2015年03月29日
  • 釈迦

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    釈迦の生涯を、その語り部であるアーナンダが世尊晩年の侍者としての回想を書くことで、古代インドに誘われた気持ちになる。神格化されたブッダではなく、シッダッタ(〈梵語〉シッダールタのほうが馴染みがあるが)の悟りの境地に至った人間らしさが強く感じられた。同時に読んだ『聖☆おにいさん イエスとブッダのパネェ秘密』は、本書を読む上でも大変参考になった。

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    2015年03月04日
  • 死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論

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    瀬戸内寂聴と堀江貴文の対談もの。ちょうど50歳離れた二人は、年齢以前に、興味の対象も思想も驚くほどの違いがある。読んでいてもかみ合ってない場面が多々ある。にもかかわらず対談が成立しているのは、お互いの違いや生き様を尊重し論破しようとしていないからだ。すがすがしい。

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    2015年10月31日
  • 死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論

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    本書は堀江氏と瀬戸内氏の異色の対談内容。
    本のタイトルに、”死”とあるが、中身は死とは違った方面の対談が主のような気がする。
    戦争や子育て、経済などいわゆる世間一般の意見とは真逆の視点から切り込んでいて、ちょっと、堀江氏と私の意見で合致する点が、ちょこちょこありました。

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    2015年01月04日
  • 死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論

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    ネタバレ

    死にたい、消えたい(現在、メンタルの治療中)と毎日喚いている人間が瀬戸内寂聴とホリエモンこと堀江貴文という個性的な2人の死生観というものを目の当たりにし、刺激を与えられた。他人の死生観を聞くのが好きなので、読んでいて非常に楽しかった。対照的な性格、そして思考。良い意味で対談のスパイスになっており、クスッと笑ってしまう。命あるものいずれ、終わりはくる。『死』というものに怯えていては生活は出来ないので、気楽に生きるしかないのかもしれない。

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    2014年12月17日
  • 死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論

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    肯定的な書評が多いようだが、如何に死ぬか、イコール如何に生きるかという観点からは、意外な取り合わせで期待した割には、寂聴氏が大人というか少し遠慮気味でいつもの切れ味がなく、一方ホリエモンは修羅場をくぐった後にしてはまだまだ現世利益、経済、勝者の論理が優勢、全面に出ているように感じられたのは私だけだろうか。

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    2014年10月16日
  • 源氏物語 巻一

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    言わずと知れた源氏物語にようやくチャレンジすることにしました。全10巻読み切るのにどのくらい時間がかかるやら。

    瀬戸内寂聴さんの翻訳なので、読みやすいのですが、原文の雰囲気を残すためかもしれませんが、誰が話しているのか分かりにくい。登場人物のしゃべり言葉がとても似ているので、よく前後関係を把握しないと、誰と誰の会話か、分からなくなってしまいます。

    うーん。難しいな。雅な言葉。

    でも、最後に寂聴さんのまとめがあるので、これがとても良かった。

    さて、2巻へ。

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    2014年09月15日
  • 美は乱調にあり

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    長嶋有さんがテレビで紹介していたので読んでみる。

    進歩的という思想に囚われたがために、自由恋愛を強要される女性たち。
    しかし、自由恋愛が生み出すのは、結局男性の優位に過ぎず、むしろより前時代的な男性本位な関係や、なまなましい嫉妬心である。
    進歩的といわれた女性たちが、このようななまなましい恋愛関係に翻弄されていたというのは、今から見れば皮肉的とも思えるが、このような恋愛関係に翻弄されるということ、そしてそのことが表に現れ大衆の目にさらされるということ自体が、当時は進歩的だったということなのかもしれない。

    いつの時代もダメな男に惹かれる女性はいる。

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    2014年08月07日
  • 美は乱調にあり

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    草野マサムネ氏が推薦していたのでいつか読みたいと思っていたのですが、漫画版を先に読んでしまいました。

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    2014年07月04日
  • わが性と生

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    「十代や二十代の女の性なんて(略)味もそっ気もないが、(略)自分の舌が肥えるのもまさに四十代、食べられて美味しくなるのも四十代と断言していい」性の深い道理を感じる。プラトニックな愛に関しても深くさとされた。

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    2014年06月30日
  • 源氏物語 巻二

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    系図とにらめっこだ。同じ女性でも呼び方がいくつもあって、おまけに源氏の君は手当たり次第に頂戴されるんで整理できない。巻二に納められるは6帖で、源氏17歳から25歳までの姦通記だ。

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    2014年05月08日
  • 源氏物語 巻四

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    多少は須磨流しが堪えたであろうなんて思いきや何のそのなのだ。この巻ではすでに30代になっていらっしゃるが、出世なさって六条の院というとてつもない理想郷を築かれる。そこへ過去に関係してきた女君たちを配分して住まわせる。離れていてはなかなか逢えない不便を解消し、莫大なカネを投入して身近に彼女たちを集め、代わる代わる楽しむんである。さらにまた新規開拓にも精を出す。果たしてどうなっていくのやら。いやはや。

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    2014年05月05日
  • 花芯

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    きっと、当時から煩悩と対峙し続け、そこで苦しむ内に他人を、何より自分を救う方途として出家され、現在の説法を得られたんだろう。

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    2014年05月05日
  • 源氏物語 巻五

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    きっと映画ならミステリーがスリリングに展開し、アクションも散りばめられて面白いんだろうと思う。ただ、小説として活字を頭で整理しながら追っていくと、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な結末で、ちと釈然としない。それでも著者の小説の主人公は、正義感にあふれ、信念を貫くといういつものスタイルなので、感情移入しながら一息に読み終えた。

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    2014年04月20日
  • 源氏物語 巻六

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    この帖を読まずして『源氏物語』は語れないんだそうな。六条の院という桃源郷を築き、40歳を迎える源氏は、いくら好色多情ったってもう新規開拓はなかろうと思いきや、とんでもない。

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    2014年04月20日
  • 源氏物語 巻七

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    ここで一般にいう源氏物語の幕は下りたといってよいだろう。残りまだ3割も残っているが、主人公不在でどう展開するのか。ともあれ、惚れたはれたに終始するには違いない。

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    2014年04月12日