瀬戸内寂聴のレビュー一覧

  • 花芯

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     なぜ買ったのか……多分、ツイッターか何かで紹介されていて、どんなものなんだろうか、と思って購入したのだと思います。
     一作目の、るいさんが、果てしないなあ、と思いました。儚さを佇む。

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    2018年03月31日
  • 月の輪草子

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    面白かったです。90歳の寂聴さんが、晩年の清少納言を描く。
    寂聴さんの後書きにあったように、本当に清少納言が乗り移って、つらつらと思い出を語っているような作品でした。
    何度も何度も描かれるエピソードが、華やかなようであり、寂しくもあり、しみじみとしました。
    人の世の儚さよ…政の駆け引きが特に無常だと思いました。
    枕草子、きちんと読んでみたいと思いました。

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    2018年01月17日
  • 花芯

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    ネタバレ

    こんな女に出会ってみたい。
    解説者が如何にポルノ小説を文芸作品に昇華させようとしたとてそれはそれ。瀬戸内晴美さん自身こそばゆかろう。
    いいじゃない、子宮作家でも又は袋とじ作家でも

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    2017年10月30日
  • 死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論

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    原発や憲法改正など時事問題について論じていて死についてはほとんど語られず、これは表題詐欺かと。相当な恨みがあるのかホリエモンは検察の恐ろしさを力説していた。

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    2017年10月22日
  • いよよ華やぐ(下)

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    身に覚えのある人と、そうでない人の感想の差がかなり大きそうなお話でしょう。

    それにしても70代、80代、90代でこんな生き方をしているというのは、何は置いても憧れですな。過去に何を背負っていたとしても。
    時代は変わり、彼女らのような旧時代的な時を生きてはきていない現代人がどのようなタフさを持ってあるいはしなやかさを持って彼女らのような生き様を見せられるかどうか。
    自分含め乞うご期待。

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    2017年07月29日
  • 利他 人は人のために生きる

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    尼さん作家の瀬戸内寂聴氏と、元京セラ社長の稲盛氏の対談集。二人とも出家しており、仏教の考え方に基づき、どう世の中をよくして自分も幸せになるか、などを話している。
    対談集というフォーマットは個人的にあまり好きではない。内容的に説教臭くなってしまいがちなので、二人の会話形式にして柔らかくしようという意図かと思う。
    震災のとき二人は何をしたか、無念の死はどう受け止めるべきか、戦前と比べて暮らしや価値観はどうなったか、などを話題にしている。二人とも、「昔は貧しかったけれど幸せだった」と嘆いているが、戦前を知らない世代としては、あまり興味がない。
    稲盛氏が京セラを引退してから、倒産したJALの会長になり、傾いた経営にテコ入れし黒字化に導いたという部分は多少興味を持って読んだ。日本経済の緩やかな回復が背景にはあると思うが、マインドが大事という話だった。

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    2017年07月03日
  • 生とは、死とは

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    瀬戸内寂聴がホリエモンと会って話をする、という本。お二方とも極端な人なだけあって対談は面白いんだけど、極端すぎて内容があまり頭に残っていない。

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    2017年05月19日
  • 花芯

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    何でしょう。特別面白かったと言う訳でもなかったのに、物凄く惹きつけられて一気読み。

    今読むと特別タブーを扱った小説だとは感じませんが、当時はやはりセンセーショナルだったのでしょうか。
    しかしこれを書いた人が今は尼さんだとは凄い。

    解説が中々面白く、もしこれが男性作家であれば
    『こんな女もいるかもね〜』になるところ、
    女性作家が女の性を書いたもんだから、
    『まじかよ!こんな女もいるのかよ!』と妙に生々しく恐怖すら感じる。
    みたいな事を書いてあって、なるほどなぁとクスっときてしまった。

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    2016年06月05日
  • 花芯

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    梳る。そんな言葉の一つ一つが、書かれた時代に暮らす作者の息づかいに、生々しく触れているような気にさせる。現代の女性という存在ではない、もっと気持ちや欲望に正直な、女という生き物の内面を目の当たりにし、男はいつの時代もただいるだけなんだと、改めて感じさせられる。
    機微を映画にどれだけ写し込めているのか、興味が出たので、観に行ってみよう。

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    2016年05月31日
  • 秘花

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    『風姿花伝』からの引用も含みつつ書かれた、能の創始:世阿弥の生涯。 体感から醸し出されたであろう、快楽・ぬくもりの艶かしい描写は特に印象的。 一方で、晩年 諦観の域に入り、人生の終い方を諭されるような件は、ドロドロした都での所業からなる前半とのギャップも相まり、頁以上に時間軸の深さを感ず。 流刑先として過ごした佐渡もまた、たおやかな土地として描かれており、久しぶりに、かの地へ旅したくなった。

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    2016年05月24日
  • 生とは、死とは

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    なんとなく読みたくなって読んだ本。
    さくっと読みやすかったです。
    半世紀分の年の差のあるお二人の対談ですが、年齢を感じさせないやり取りでした。
    意見が違っても対立はせずに違いを確認し合えるところがいいな、と思って読みました。
    たまにはこういう本を読むのもいいですね。

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    2016年05月23日
  • 美は乱調にあり

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    個人的にはタイトルは『炎の女達』とした方がしっくりくる。偉そうな理想を語られていても結局のところ御セックスしか頭にないんかと子供サイドからは言いたくなる。

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    2016年05月04日
  • 美は乱調にあり

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    文学史を学んでいたけれどこの漫画に出てきた青鞜の作り手にこんなストーリーがあったとは……知らなかった自分が恥ずかしい。
    昔の日本にもこういった人がいたんですね。現在もどちらかというとフリーラブ的な考えはあんまり支持はされていないように感じますが……

    実在の人物のこういった漫画は面白いし勉強になる。前知識なしで読んでその後調べる…のが趣味です。

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    2016年04月17日
  • 生ききる。

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    東日本大震災後に行われた瀬戸内寂聴さんと梅原猛さんの対談を1冊の本にしたもの。
    ともにアラナインティーでそれなりの地位を確立された方々なので、まさに歯に衣をきせぬ対談でした。

    でも、ちょっと梅原さんは思想が凝り固まってるかな…。
    柔軟性で言えば女性で僧侶でもある瀬戸内さんのほうが、どんな意見もいったんは受け入れるって姿勢を感じました。

    戦争を知っている世代として、原爆投下がなければ本土決戦でもっと多くの日本人が死んでいたから、被爆された方々のその犠牲を心から感謝したうえで今をしっかり誰かのために生きていきたいって瀬戸内さんが言っていたのが印象的でした。

    梅原さんもさすがにいろいろと研究をされている方なので、己の私的な弁解のために本来の趣旨とは異なった「悪人正機説」を前面に打ち出した近代浄土真宗は間違っているだとか、今の政治家は己の利益ばかりを追求して天皇陛下を都合よく利用している悪人ばっかり
    だとか(この対談時は民主党政権。某国の要人とムリヤリ陛下を会わせたことを言っているとみた。)なかなか言いづらいことをズバリと言っていました。

    まぁ、長く生きられてきた酸いも甘いもかみ分けたお二人が、いろんな対談をして、その本の収益金を東北への義捐金にあてようとして出版された本です。

    能とか源氏物語とかいろんな話が出てくるので、このお二人を知っていて、ちょっとその思想が気になる人には楽しめる1冊かもしれません。

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    2016年01月30日
  • あなたにだけ

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    瀬戸内寂聴さん、もちろん名前も顔も知っているけど、読むのは初めて。
    1968年に書かれた作品ということで、言葉の描写で古い部分はありますが、ストーリーそのものは全く古さを感じませんでした。
    「あなたにだけ」というタイトルとは相反して、登場人物は道徳観が崩れている人が多く、いかにこの台詞が当てにならないかというのを表しているかのようでした。
    お若い頃は、男性作家から「子宮作家」などと揶揄されていたようですが、この本に関しては男女の性愛は描いているけど、描写自体は大人しいものなので、生まれた時代が早すぎたということなのかなと、感じました。
    登場人物のうち誰ひとりとして魅力を感じなかったのが、ちょっと残念。

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    2015年08月26日
  • 夏の終り(新潮文庫)

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    「あふれるもの」「夏の終わり」「みれん」「花冷え」
    主人公は官僚かなにかの妻だったのだけど
    終戦後の混乱のさなか、男をつくって家を飛び出してしまう
    それはもしかすると
    戦争に負けてなお国家によりかかる生き方しかできない
    そんな亭主への失望があって
    そういうことになったのかもしれないし
    またそうではないかもしれない
    どっちにしても、その年下の男とは長続きせず
    次には売れない小説家の愛人となって、8年間をやり過ごすのだが
    そこに再び、かの年下の男があらわれるのだった
    …どうも主人公には
    オイディプスやエレクトラに自らを擬そうとする願望があって
    そのためのお膳立てを無意識におこなっているようにも思えるんだが
    そんなことで周囲の人間が、望みどおりの役を演じてくれるわけはない
    結果的にこれらの短編群は
    再現不可能性を通じた物語批判となっており
    そういう意味で
    戦後自然主義のありようを非常にわかりやすく…はないものの
    あらわしていると言えるだろう

    「雉子」
    雑誌の取材で、堕胎手術に立ち会う主人公だったが
    そこにおいて彼女が発見したのは
    自分こそ、娘に殺されるべき存在であるという事実ではなかったか

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    2015年05月25日
  • 夏の終り(新潮文庫)

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    4角関係は読んでいて、もどかしかった。知子がある意味2重の愛人であったところは業である。『雉子』は読後感が悪かった。

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    2015年03月29日
  • 釈迦

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    釈迦の生涯を、その語り部であるアーナンダが世尊晩年の侍者としての回想を書くことで、古代インドに誘われた気持ちになる。神格化されたブッダではなく、シッダッタ(〈梵語〉シッダールタのほうが馴染みがあるが)の悟りの境地に至った人間らしさが強く感じられた。同時に読んだ『聖☆おにいさん イエスとブッダのパネェ秘密』は、本書を読む上でも大変参考になった。

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    2015年03月04日
  • 死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論

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    瀬戸内寂聴と堀江貴文の対談もの。ちょうど50歳離れた二人は、年齢以前に、興味の対象も思想も驚くほどの違いがある。読んでいてもかみ合ってない場面が多々ある。にもかかわらず対談が成立しているのは、お互いの違いや生き様を尊重し論破しようとしていないからだ。すがすがしい。

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    2015年10月31日
  • 死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論

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    本書は堀江氏と瀬戸内氏の異色の対談内容。
    本のタイトルに、”死”とあるが、中身は死とは違った方面の対談が主のような気がする。
    戦争や子育て、経済などいわゆる世間一般の意見とは真逆の視点から切り込んでいて、ちょっと、堀江氏と私の意見で合致する点が、ちょこちょこありました。

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    2015年01月04日