瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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東日本大震災後におこなわれた対談です。このとき、寂聴が89歳、梅原が86歳だそうです。寂聴は、壮絶な恋愛の末に出家するという経歴をもつ作家であり、他方梅原は、日本古代史の分野で大胆な仮説を次々と提示し、さらにはスーパーカブキの原作をも手がけるという異端の思想家です。
人生の酸いも甘いも噛み分けた二人の対談なので、東日本大震災後の日本人へのメッセージといっても、日本の文化全般にまで話は進んでいきます。仏教の自利利他の考えかたや、『源氏物語』から、日本人の精神について説き起こすといった内容になっています。もっともそのぶん、震災から話が離れてしまっているのではないかという疑問も生じますが。 -
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Posted by ブクログ
瀬戸内寂聴の作品はあまり興味が起こりませんでしたが、「孤独」と言う言葉にひかれたのか読んでみたくなりました。
ハイ、確かに「孤独」がいっぱい書かれていました。
多くは満たされない女性の心についてです。
どうも私にはピンとこなかったです。
さびし過ぎるとと言うか、暗いというか、忍耐的に感じてしまいました。
なんででしょうかね。
それでも学べたことがあります。
「孤独でないとできない愉しみを思い出して下さい。それは読書です。…それから書くことです。・・・孤独になって気が付くのはこれまで人と一緒に過ごしてきた時間の何と粗雑だったかということです。」
孤独もまた愉し…ですね。 -
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Posted by ブクログ
俳人であり、小さな小料理屋のおかみである主人公「阿紗女」は、御年91歳。若い頃から、モテてモテて、もうモテてしょうがない人生。90歳をすぎた今も、その魅力および気力はまったく衰えていない。娘や友達の病・お店のお客の不運を目の当たりにし、はるかなる過去に思いをはせる…という内容。
折々に、阿紗女が過去をふりかえっていくんだけれども
大好きな男と恋愛結婚⇒
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という、なかなかすごい遍歴でして。娘を一人産んでて、現在の関係は決して悪くないんだけど、かつて恋してる