瀬戸内寂聴のレビュー一覧

  • 花芯

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    瀬戸内寂聴99歳の映画を観て読んでみたくなった。あのかわいいおばあちゃんと、この生々しい心の動きが全く結びつかなかったけれど、筋が通っていることや奔放なところは同じなのだと思った。

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    2023年09月04日
  • 源氏物語 巻四

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     平安時代の平均寿命を調べてみると、男性33歳、女性27歳くらいとのことですが、これを貴族に限定すると、それぞれ50歳、40歳くらいとなり、やはり、あらゆる面で恵まれていたのもあるのでしょうが、今と比較すると、とても短命で、その刹那に生きた姿には感慨深いものもありますよね。

     そして、巻四の源氏は、31~36歳までの人生を描いており、もう既に人生の半ば以上でありますが、まあ、何でしょうね。ここまで来ての、この体たらくに、最早何も言うことが無いというか、やはり、この作品は反面教師的意味合いが強いのか、貴族の驕り高ぶりを皮肉っているのか、どうしようもない性格の人間にも生きた証のようなものがあるの

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    2023年08月26日
  • 寂聴 九十七歳の遺言

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    心残りが全くないと言い切る彼女が、唯一あるという後悔、その言葉を読む事ができたことが救われた。
    ー「お母さん、行かないで」といえない三歳の娘を残して家を飛び出したことー
    その娘とは今では仲良くしているけれど、抵抗できない小さな我が子の心を深く傷つけた後悔が九十七才になっても彼女の心を痛めた。
    有名になって数々の講演などもしていた彼女だが、捨てた娘のことをどう思っていたのが知りたかった。
    寂聴さんが、『母』で在ってくれてよかった。

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    2023年07月30日
  • ひとりでも生きられる

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    女性の気持ちはよく分からないが、人生相談の回答は的確で、参考になった。
    相手のいる人を好きになったら、奪えばいいというアドバイスには、瀬戸内らしいなぁと苦笑いしてしまったが。。。

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    2023年07月28日
  • 夏の終り(新潮文庫)

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    短編五つから成る。最後以外の四つは登場人物も同じ連作な感じで、最後のみ異なっている。
    著者の本はおそらく初めて読んだけど、これは私小説ということでちょっとびっくりした。私が知っている著者は、既に出家されお年を召してからの活動で信奉者が多数いるように見受けられる方だったので。出家前の氏については全然知らなかった。
    なんというか、情熱的かつ衝動的な方だったのだなぁという印象。

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    2023年07月10日
  • 源氏物語 巻四

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    藤壺の宮が亡くなるというショッキングな事が起こる以外は、四季の美しさが散りばめられていていわゆる日常編的な読み応えだった。紫式部が源氏のことを理想の男性ではなくエゴと性の人として描写しているのが一貫していて良い。
    六条の院のジオラマ、めちゃくちゃ見たすぎる。

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    2023年06月10日
  • 生きてこそ

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    自由とは、人間が自分の思ったこと、考えたことを、誰に遠慮もなく口外でき、したいことができる。いやなことをしないですむということではないだろうか
    いずれにしても、人間の暮らしなんて、誠にはかない不確かなものだと言うことを次々思い知らされる
    生は選ぶことができないが、死にざまは自分で選択できる

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    2023年06月04日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    コロナ禍をテーマにした、識者たちの短いインタビュー記事が集められたものだが、人間の生死について、人間どうしの関係性について、また経済について(これに関しては私自身の基礎知識がなく、よくわからなかったが…)など、コロナ禍に限らず、人間社会が抱える普遍的で本質的な事柄が多岐にわたって言及されていた。
    色々なるほどと思う言葉に出会ったが、特に、世界的な傾向にある「分断」が抱える問題について、アメリカ人経済学者の言葉が腑に落ちた。彼は、それは誰か一人の責任ではなく「差異を超えて互いに話し合うことを妨げている深い分断そのもの」が問題であると語った。特定の人物に責任を転嫁させるような報道に違和感があったが

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    2023年05月26日
  • あこがれ

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    著者97歳の作品
    幼い頃の家族のこと、姉のことなどが中心
    少し同じような内容があったけど、高齢になると
    幼い頃のことを思い出すようになるのだろう
    自殺のように防空壕で死んだ母
    その年齢と同じ年に仏門に入った著者
    2冊の作品を残して亡くなった姉
    文才があった一族だったんだ

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    2023年04月16日
  • 今を生きるあなたへ

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    著者の瀬戸内寂聴と秘書の瀬尾まなほの対談形式で進行していくため、ささっと読むことが出来た。

    同著者の『愛に始まり、愛に終わる』を先に読んでいたのだが、この本は対談形式のため、『愛に始まり、愛に終わる』で掘り下げられなかったことや、対談形式だからこそ見えてくる瀬戸内寂聴の一面が垣間見えて面白かった。
    それこそ、行動力のある瀬戸内寂聴がノイローゼになったことがあったりするのは驚きだった。

    二人はエネルギーがある為、精神的に大分疲弊している時に読むのはしんどかったが、少し落ち込んでいるくらいの時に読むと元気を貰える考え方も色々あって良かった。

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    2023年04月08日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    文字通り、コロナ禍においてどう生きるかを説いた本。

    オムニバス形式なので統一感はないが、コロナについての各有識者の意見が知れたのは良かった。

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    2023年03月12日
  • 笑って生ききる

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    本作は『婦人公論』に過去掲載された瀬戸内 寂聴さんのエッセイ、対談、インタビューから厳選されたものが収録。

    現在97歳、年齢を重ね様々な経験をされて来た寂聴さんから紡がれる言葉はいつも軽やかで、懐の深さと優しさを感じる。

    読んでいると、自分の悩みや不安がとてもちっぽけな事に思えて来て元気を貰える。

    伊藤比呂美さんとの対談に笑い、小保方春子さんとの対談では、小保方さんの2年に渡る苦しみを知り報道を鵜呑みにする事の恐ろしさを感じる。

    躓いたり間違えたりするのが人間。

    それらを包み込む寂聴さんの言葉に勇気を貰える1冊。

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    2023年02月15日
  • 愛することば あなたへ

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    ネタバレ

    評論文かと思い手に取ってみたが、実際は寂聴さんの言葉をそのまま切り抜いてまとめた本であった。

    私たちが日々生きていくなかで直面する問題であったり苦労に対して、(対処法というよりは)考え方のアドバイスのようなものが多かった印象。

    宗教的な文言が所々にあったので、理解するのが難しかったかなー。
    ただ、なるほどそういった考え方ができるのかと納得できるものもあったので結果的には読んで良かったと思う。

    もう少し歳を重ねてから読むべき本である気はする

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    2023年02月14日
  • 寂聴 九十七歳の遺言

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    ネタバレ

     何かの本で、時々、いつも読まない人の本を読むことが脳の活性化に良いと目にし、この本を手にしました。瀬戸内寂聴さん、初読みです。「寂聴九十七歳の遺言」、2019.11発行。確かに、読んでみて、その内容は新鮮に感じました。生き方自体は、変わらず、あまり好きではありませんが。

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    2023年01月02日
  • 生きることば あなたへ

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    結構ズバッと言い切る文章もあったりするので
    ドキッとしたりもします。
    基本的に愛に生きた人なのかなとも思う。
    男女の愛について語る文章が多い印象

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    2022年12月28日
  • 今を生きるあなたへ

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    ずっとこの世界で生きてきた方と思ってたら、51歳で出家。人生の転機があったのでしょう。
    さすがは寂聴先生。思うがままにやりたいことを貫く。私なんてと否定するなかれ。諸行無常(この世のものはすべて移り変わる。不変なものなどない)だから、苦しみも必ず好転する。

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    2022年12月04日
  • 場所

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    うーん。。。必要に迫られて読んだ、初・寂聴さん。

    こんな恋愛&同棲は絶対嫌だな、、と読んでる間ずっと思った。
    小田も涼太もきつい。
    なんでこんな人らと一緒にいるのか。
    最後の人が井上荒野の父かな。
    しかし、読んでいて一番きついかったのは、
    最初の夫を含めて、複数の男たちに対して
    悪いのは一切がこの私なのである、というスタンス。
    ウェットすぎる。やはり私には、私小説は向いてなかった。

    後半、作家たちが集まり住んだアパートの件が面白かった。まるでトキワ荘だ。
    しかし引っ越し好きだねえ。
    出家したのはただただ生きるのが辛かったからなんだろう。
    作者の記憶力には感心する。

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    2022年11月23日
  • 老いて華やぐ

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    「相手が好きなのではない、相手が好きな自分がすきなのである」だからこそ「真実を真実として見極めることが大切。その真実ががっかりした結果であろうとも、それは"がっかり"ではなく"そうだったんだ”と気付くこと、しっくりくること」なのだと思う。真実を直視するのは簡単ではないけれど、ただ気付くことなんだよって声をかけてくれた気がした。

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    2022年10月22日
  • 私解説―ペン一本で生きてきた―

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    かつて出した「瀬戸内寂聴全集」に収録した作家自身による解説だけを抜き出して一冊に仕立て直したもの。何かそういうのってズルくない?
    『かの子繚乱』『美は乱調にあり』は読んだことあるけど、それ以外に寂聴さんの作品は読んだことがないので、読んだことないものの解説を読んでわかるだろうかと思いながら読み始めたけど面白かった。自選の作品の解説だから記憶に残っているものばかりなのかもしれないし、作家ってそういうものかもしれないし、寂聴さんならではなのかもしれないけど、作品にまつわる過去の記憶が鮮やか。

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    2022年10月04日
  • 夏の終り(新潮文庫)

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    アパートに一部屋借り、8年間、知子と暮らしたまに家庭に帰る慎吾の短編集。こんな感じの男女が次々に出てきたら疲れちゃうなと思ったけど、同じ人たちの連作短編集で助かった。不倫関係を扱うものはあまり生理的に受け付けないんだけど、女がサバサバしている(ように気を配っている)のと何事もなく日々が過ぎていくので落ち着いた風情があってちゃんと最後まで読めた、と思ったらこれは半私小説なのか、道理で背景や描写が細やかでよく作られてると思った。

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    2022年09月16日