瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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平安時代の平均寿命を調べてみると、男性33歳、女性27歳くらいとのことですが、これを貴族に限定すると、それぞれ50歳、40歳くらいとなり、やはり、あらゆる面で恵まれていたのもあるのでしょうが、今と比較すると、とても短命で、その刹那に生きた姿には感慨深いものもありますよね。
そして、巻四の源氏は、31~36歳までの人生を描いており、もう既に人生の半ば以上でありますが、まあ、何でしょうね。ここまで来ての、この体たらくに、最早何も言うことが無いというか、やはり、この作品は反面教師的意味合いが強いのか、貴族の驕り高ぶりを皮肉っているのか、どうしようもない性格の人間にも生きた証のようなものがあるの -
Posted by ブクログ
コロナ禍をテーマにした、識者たちの短いインタビュー記事が集められたものだが、人間の生死について、人間どうしの関係性について、また経済について(これに関しては私自身の基礎知識がなく、よくわからなかったが…)など、コロナ禍に限らず、人間社会が抱える普遍的で本質的な事柄が多岐にわたって言及されていた。
色々なるほどと思う言葉に出会ったが、特に、世界的な傾向にある「分断」が抱える問題について、アメリカ人経済学者の言葉が腑に落ちた。彼は、それは誰か一人の責任ではなく「差異を超えて互いに話し合うことを妨げている深い分断そのもの」が問題であると語った。特定の人物に責任を転嫁させるような報道に違和感があったが -
Posted by ブクログ
著者の瀬戸内寂聴と秘書の瀬尾まなほの対談形式で進行していくため、ささっと読むことが出来た。
同著者の『愛に始まり、愛に終わる』を先に読んでいたのだが、この本は対談形式のため、『愛に始まり、愛に終わる』で掘り下げられなかったことや、対談形式だからこそ見えてくる瀬戸内寂聴の一面が垣間見えて面白かった。
それこそ、行動力のある瀬戸内寂聴がノイローゼになったことがあったりするのは驚きだった。
二人はエネルギーがある為、精神的に大分疲弊している時に読むのはしんどかったが、少し落ち込んでいるくらいの時に読むと元気を貰える考え方も色々あって良かった。 -
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Posted by ブクログ
うーん。。。必要に迫られて読んだ、初・寂聴さん。
こんな恋愛&同棲は絶対嫌だな、、と読んでる間ずっと思った。
小田も涼太もきつい。
なんでこんな人らと一緒にいるのか。
最後の人が井上荒野の父かな。
しかし、読んでいて一番きついかったのは、
最初の夫を含めて、複数の男たちに対して
悪いのは一切がこの私なのである、というスタンス。
ウェットすぎる。やはり私には、私小説は向いてなかった。
後半、作家たちが集まり住んだアパートの件が面白かった。まるでトキワ荘だ。
しかし引っ越し好きだねえ。
出家したのはただただ生きるのが辛かったからなんだろう。
作者の記憶力には感心する。