瀬戸内寂聴のレビュー一覧

  • 夏の終り(新潮文庫)

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    瀬戸内寂聴自選集「あふれるもの」のレビューを書きたかったのだけど、どこを探しても出てこず登録できなかったので仕方なくこの本に。
    「花芯」「あふれるもの」「夏の終り」「けものの匂い」「みみらく」「蘭を焼く」「吊り橋のある駅」収録。

    少し前に「あちらにいる鬼」という小説を読んだのだけど、それが著者の井上荒野さんによる父(井上光晴氏)と瀬戸内寂聴の不倫を描いたもので、何気に瀬戸内寂聴の小説って読んだことなかったと思い、手始めに私でも知っている短篇を含んだこの短篇集を読んでみた。
    あとがきによると、1篇を除き、ほぼ出家前の、瀬戸内晴美時代のものだそう。映画化もされているから代表作とも言える「夏の終り

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    2022年06月10日
  • 夏の終り(新潮文庫)

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    お亡くなりになられたときに私の好きな多くの作家さんが本気で悼み、悲しみから抜け出せずにいるお姿を拝見し、著者の初期の代表作を読んでみたくなりました。
    実は、著者の半生はTVで見ただけ、作品は源氏物語とエッセイしか読んだことがなく、小説を読むのは初めてです。

    本書は私小説で、主人公が、妻子ある男と8年間不倫関係にあり(それを先方の妻も承知している)、そこに、かつて主人公が離婚する原因となった年下の男が登場し、再び関係を結んでしまうという四角関係が連作短編集の形で収録されていました。

    この設定だけ聞くと、ドロドロな愛憎劇をイメージするかもしれませんがそうではありません。
    著者の鮮やかな筆至が、

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    2022年05月16日
  • 花芯

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    寂聴さんのエッセイ本は何冊か読んでいるけど、小説を読んだのは初めて。曰く付きの作品を読んでみたかった。50年位前とは思えない生生しさ。私は好きだ。辛いし痛いしけど。女の性。分かる自分も痛みを抱えている。

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    2022年05月12日
  • 花芯

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    こんなにも人間の性愛を、深く、上品さを持った淫らさで表現できるのはこのひとが女性だからだと痛感させられる短篇集。

    女性こそが強さをもって人間のしがらみを隠すことなく、官能を通して表現し切れるのだ

    こんな小説、現代では望むべくもない

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    2022年05月04日
  • 花芯

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    ザ文学といった感じ。
    多くを語らないので、一度さらっと読んだだけでは分からないことがたくさん。
    もう一度じっくり読み直したい。

    文章の表現はさすが、、うっとりしてしまう。
    物語に引きずり込まれてしまい、現実に戻ってきにくくなるのが難点。

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    2022年04月25日
  • 新装版 祇園女御 下

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    20220423-0425  白河法皇の晩年の寵姫、祇園女御がいかにして誕生したかを上下巻の濃ゆい内容で描き切っている。合間に挟まる時代背景の説明が分かりやすい。瀬戸内寂聴氏の作品を全編読んだのは初めてだけど、源氏物語訳も読んでみようかな、と思った。最後が白河法皇の逝去で潔く幕を下ろしているのが良い感じ。

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    2022年04月26日
  • 新装版 祇園女御 上

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    20220419-0423 前編の主人公は白河天皇の女御である藤原道子だと思う。理知的であるために、恋情におぼれられない、というのは物書きには向いていそうだが、華やかな宮中生活での恋の駆け引きはひいちゃうのだろうなあ、と思う。この妃の侍女だったあかねの有為転変が面白い。

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    2022年04月26日
  • 97歳の悩み相談

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    瀬戸内寂聴さんの本を気軽に読める薄い文庫本。私も読んでみたかったが、なかなか自分が読みたい内容のものがなく、結局読んでいなかったが、今回はシンプルにまとめられていてとても手軽に読めて良かった。ただ、深い内容を求めている人には不向きかもしれない。内容自体は、主に10代の子たちの相談に答えるものだが、意外にも、普遍的な内容のものもあり、しかもわかりやすい言葉で書かれているので理解しやすく、胸に響いた。

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    2022年04月04日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    コロナ後の日本社会はどのように変化してゆくのか。変化した社会にどう生きるか。桐野夏生さんの「不寛容な時代、自由な小説から力を得て欲しい」の言葉に、不安の塊がふうっと軽くなりました。

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    2022年04月04日
  • 寂聴 九十七歳の遺言

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    笑顔が幸せを運んでくれる。分かっていてもなかなか出来ない。
    自分のやりたいことをしてもいい。好きな事をしてもいい。そうする事で、自分を大切に出来、他人にも優しくなれ、笑顔に繋がっていくと思う。
    そんな思いになれたこの本に感謝です。

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    2022年03月22日
  • あきらめない人生

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    瀬戸内寂聴さんの、色々な人との関わりや出会いが面白くて、読んでいて楽しかった。ご健在のうちに、説法を聞きに行っていればよかったなぁ…と後悔した。

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    2022年03月20日
  • 今を生きるあなたへ

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    苦楽で人は成長する
    「恋愛でも好きなことを歳関係なくしなさい」とは寂聴さんは死ぬまでとても好奇心に溢れた方で常に行動が伴い実行した方だと判る。現代、特に若者の「面倒くさい」ではなく、なんでもやってみなければ、死ぬ時に悔やまれると思ったに違いない。「考えている間に体が動く」はやはり実践することで「苦楽」に会い、人は成長するということだろう。

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    2022年03月17日
  • 源氏物語 巻一

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    私がはじめて全巻通して読めた源氏物語です。
    沢山現代語訳があるので本屋さんで最初だけ読む比べて購入。
    全体的に丁寧で柔らかな綺麗な文章でした。
    ただ、その後源氏物語の解説や解釈を色々あたってみて、書き出しの最初の一文はwhenではなく、whichが正解なのだろうなぁと感じたので、ちょっとそこだけ残念です。

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    2022年01月17日
  • 夏の終り(新潮文庫)

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    寂聴さんのエッセイを読み、小説も読んでみたいと思い読んでみることに。私小説ということで、あの明るいお茶目な寂聴さんと重ね合わせなが読み、過去にこんな波瀾万丈なことがあったのかぁ…と驚いた。不倫、駆け落ち?という、いわば非人道的な出来事であるにも関わらず、じつにみずみずしく書かれていた。そこに嫌悪感はなく、純粋に文学として人間臭さみたいなものを表現していて、素晴らしかった。未婚、独身の私には想像もできないような世界だったが、もうひとつの人生を体験できたような感覚になった。

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    2022年01月10日
  • 寂庵コレクション Vol. 1 くすりになることば

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    ネタバレ

    人と人の間に生きているから「人間」
    by 山田恵諦大僧正

    心の師とはなるとも心を師とせざれ
    by 日蓮
    無明=心の無智という闇が煩悩の根源
    苦や悩みを滅するには無明をなくし、明るくすればいい by 釈迦

    ただまさに、やわらかなる容顔をもて、一切にむかうべし。by 道元

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    2022年01月08日
  • はい、さようなら。

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    寂聴さんご自身の死を意識した講和が多く、訃報の後に読むと感慨深いものがありました。
    自分がマイナス思考なせいもあって辛いことがあるとどうにも暗くなってしまうのですが、寂聴さんの底抜けに明るい語り口に元気が出ました。

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    2022年01月05日
  • 愛の倫理

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    ネタバレ

    50年以上も前に書かれた本。
    日本女性の生き方として、あまり変わっていないのかな。
    カッコよく生きたいですが…
    可愛い妻を演じるのは、女の性でしょうか…。

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    2021年12月21日
  • 命の限り、笑って生きたい

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    寂聴さんが亡くなられたのを受けてか?書店に大々的置いてあったので、手に取って読みました。
    正直なところ、寂聴さんのことは名前しか知らず、瀬尾さんについては全く知らない状態だったが、生前の寂聴さんが瀬尾さんと信頼して笑い合って仕事をしてきたのがすごくわかった。

    あとがきの頭がいいということは想像力を持っているということが確かになぁと思った。他にも、忘己利他の精神も大事にしたい。

    寂聴さんと瀬尾さんとの対談から多くのことを学べる一冊と感じます。

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    2021年12月12日
  • 死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論

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    凄く自然な対談で良かった◎戦争と原発に関してのお二人の食い違い度合いが凄かったけど、総じて似ている印象。私は全般的にはホリエモン寄り。出産については、寂聴さんに共感。因みに寂聴さんはお目に掛かる機会なくその機会を探しもしなかったのですが、堀江氏は一度生講演行きました❣

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    2021年12月09日
  • 日本の美徳

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    ネタバレ

    言葉と言うのは、20年で変わりますね。日本語も20年で変わります
    自分を変えるのは、いってみれば、1つの革命です。別れや離婚等も、革命と言えるでしょう。革命には大きなエネルギーを必要としますが、自分の頭でしっかり考えて決断をしたら、きっと何かしら道が開ける
    東北には格別な思いがありますし、災害から立ち上がろうとして頑張ってきた東北の人たちの強さには、改めて頭が下がる思いがします

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    2021年11月19日