瀬戸内寂聴のレビュー一覧

  • 瀬戸内寂聴の源氏物語

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    野村美月先生の作品から興味を持っていた源氏物語。しかし、本編は長いので入門書としてまず本書からという気持ちで手に取った。翻訳されているとはいえ千年以上前に創られたものを、今自分が読んでいるというだけでも神秘的な気持ちになる。この物語の主人公は源氏の君だけど、あとがきにもある通り、私には源氏に恋するそれぞれに魅力的な女性たちが真のメインだと思う。恋に振り回される彼女たちに一時の安寧はあっても、悠久の安らぎというものはなくてそれが切なかった。しっかし男たちの俺論理の数々には驚ろいたな笑。今度は本編を読もう。

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    2013年01月15日
  • わが性と生

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    アメトークの本芸人で、光浦さんがお勧めされているのを見て、手に取りました。

    晴美(出家前)⇔寂聴(出家後)の手紙のやりとりという形で、幼少期から今までの性の遍歴が描かれます。
    描写が上品で淡々としているので、抵抗なく読むことができ、共感することも多く一気に読みました。
    おすすめです。

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    2012年12月27日
  • 生きることば あなたへ

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    救われた。
    この本を読んだ時、大きな悩みがあった。
    誰にも理解されない苦しみから、自暴自棄になりかけていた。
    そこへ一筋のヒカリをさしてくれた一冊。

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    2012年12月05日
  • 生きることば あなたへ

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    瀬戸内さんの言葉遣いは優雅でほっとする美しさがあります。
    日本語は美しいのだと、言葉の内容そっちのけで味わいました(笑)

    押し付けがましくないところもとてもいいです。

    この世の苦しみ、孤独の辛さ。
    人を追い詰める感情は、人を優しくもさせ、美しくもさせるのですね・・・。

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    2012年09月28日
  • 寂聴と読む源氏物語

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    姫君たちが抱いていたプライドをテーマに源氏物語を解釈した一冊。NHKの番組がきっかけで源氏物語に興味を持ち取り寄せたが、思った以上に面白かった。何度か展開される紫式部不美人論は説得力がある。

    ・一方不美人の事を書きますと、なぜか事細かく書く(笑)。(中略)そこにリアリティーがあるのです。私は、それは自分の要望に対するコンプレックスの裏返しではないかと思います。41

    ・愚かな恋を繰り返し、過ちを繰り返し、しかし、そのたびに悲しみと同時に愛する喜びも味わうことのできた人生の方が、より豊かな人生といえるのではないかと私は考えます。71

    ・この時代は、前にも話しましたように、貴族たちは、男を産む

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    2012年05月23日
  • わが性と生

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    出家前の晴美と、得度後の寂聴の往復書簡という珍しい形をとった、性を切り口に自身の半生を振り返り綴られたエッセイ。女性として、また作家として、そして尼僧として、僕とは全く異なる性体験をして来られた女史の性愛に対する考えが強く出た文章は非常に興味深く読めた。

    『花芯』で「子宮作家」というレッテルを貼ってきた批評家をインポ呼ばわりして5年間文壇を干された過去があるというのは知らなかった。

    ・子どもはどんな乱読をさせても、その為、品性を害されたり、性格が歪んだりすることは決してありません。漫画追放などといって、眉を逆立てるPTAのオバタリアンなどは、このことわりを知らないのだと思います。48

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    2012年05月23日
  • わが性と生

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    瀬戸内先生さすがです。飛行機のなかで一気に読んじゃいました。なぜに文庫本のカバーが光浦なのかが理解に苦しみますが。文字だけで伝わるエロスがあって、昭和の私小説とかってのは、この文字で伝わるエロスのまわりでの出来事なのだろうなあと思いました。

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    2012年04月24日
  • 寂聴と読む源氏物語

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    源氏物語の書かれた時代の背景から丁寧に説明してくれています。
    マンガ等で源氏物語は読んでいて、あらすじや登場人物はわかるものの、こうして一人ずつ説明してくれると、より噛み砕かれてわかりやすい。
    まだ現代語訳の源氏物語も読んではいませんが、寂聴さんの訳なら読み始めてみようか、という気になりました。

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    2012年04月16日
  • 花芯

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    今まで私が読んできた瀬戸内さんの文章は、寂聴になってからの随筆がほとんどで、ずっと彼女の小説(特に晴美時代の)を読みたいと思っていました。
    発表当時センセーションを巻き起こしたという「花芯」は気になっていたのだけれど、こうして読んでみると、本当にこれがン十年も前の作品なのかとビックリします。
    当時の批評では「子宮」という言葉が多用されていると書かれたそうですが、読んでいるとそんなに気にならない。というか、それがキーワードになって作品の形をなしているように思います。
    ただ、私が主人公の気持ちに共感できるか?というと、うーん、まだしっくりしませんね。

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    2012年04月15日
  • 源氏物語 巻六

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    ネタバレ

    波乱の帖。

    源氏の兄の朱雀院の娘である女三宮が、源氏の元に嫁いできた(こんなプレイボーイの弟に愛娘を託すなんて…)。晩年になって夫が新しい妻を迎えたことに紫の上は動転し(そりゃそうよね)、どんどん身体を壊していく。源氏は幼妻である女三宮に満足できずにいる(周囲の人はだいたいそうなると思ってたと思うよ)。

    一方、かねてから女三宮に好意を寄せていた柏木は、仕方なく彼女の姉の女二宮と結婚している(かわいそうな姉…)。でも、ついに恋心を抑えきれなくなってストーカー行為の末、女三宮に子どもを宿してしまう(犯罪者!!!)。

    もちろん子どもは源氏との子、ということになっているのだが、源氏も薄々事実に気

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    2012年03月02日
  • 源氏物語 巻五

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    ネタバレ

    源氏30代後半の物語。平安時代の30代後半は、もうかなり落ち着いている頃だと思われるのに、源氏はまだまだ男盛り。引きとった娘という触れ込みの玉蔓を自分の妻の一人(花散里)に育てさせる一方、自分は玉蔓に恋心を寄せている。困った困った。

    お香に興味がある私としては、薫物の調合が行なわれる「梅枝」の帖が興味深かった。明石の姫君の入内の際に持たせるという。読んでいて、その香りを嗅いでみたくなった。

    文学論や書道論が語られるこの巻、栄華を極めた源氏の暮らしぶりが垣間見れる。

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    2012年03月02日
  • 炎凍る 樋口一葉の恋(小学館文庫)

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    控え目で薄幸な女というイメージが強い樋口一葉ですが、
    三者三様の描き方の中に共通項があった。
    意外な一葉の側面を知ることができる。

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    2012年02月10日
  • 晴美と寂聴のすべて1 (一九ニニ~一九七五年)

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    「丸める前は色々あったのよぉー」と聞き読んだらどハマり。文体が気持ち良い、突き抜け感に安堵し背中を押される。剃髪の描写にやたら感動、と同時に、頭皮に触れる剃刀の冷たさに身震いした。

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    2017年09月23日
  • 寂聴と読む源氏物語

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    源氏物語はザックリ有名なところを知っている程度で、大和和紀さんの「あさきゆめみし」を数年前に読んでストーリーの複雑さと面白さを知りました。

    原文で読むのはとうてい無理そうなので、瀬戸内寂聴さんが訳した「源氏物語」を読んでみたいと思いながら何年もたち、偶然本屋さんで「寂聴と読む源氏物語」と出会いました。
    「あさきよめみし」を思い出しながら紫式部と登場人物の生きた時代背景や心情のイメージを丁寧に解説をしてもらっているように楽しく読めました。

    私は今を生きる女性なので源氏に絶対惚れないし許せないだろうな~と思いながら、こういう時代にこういう恋愛をした雅な人たちがいたのだろうと想像すると興味深く読

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    2011年12月28日
  • 孤独を生ききる

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    孤独と自由は同義、という素晴らしい内容が書かれた本。世の中には自由の意味を履き違えている人が多すぎる(あの有名な「旅人」は、自由の本当の意味をよく分かっていると思う)。逆に、常に周りに人がいて騒がしい状況におかれても、修行と鍛錬により、孤独を保つことは可能だということだね。

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    2011年11月06日
  • 生ききる。

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    生ききっている二人にしかできない対談。確かに読む価値のある本ですが、そこから何をすべきかは見えてきません。

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    2011年11月05日
  • 復興の精神

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    各界著名人が復興についての考え方を述べた共著。
    この本の存在は知ってたけど、もっと早くに、もっと震災についていろいろ考えた時期に、読んだらよかったかも。
    日本に好きになる一冊。

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    2011年11月04日
  • 花芯

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    京刺繍のようにしっとりとした綺麗な文章でした。
    品を作るとか妙な媚びのない、すっとする美しさ。
    女の心と身体を扱うのなら、こうでなくてはと思う。

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    2011年08月31日
  • 秘花

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    能の大成者、世阿弥の生涯。時に芸に時に色に翻弄されつつも確かに歩んできた道筋が静かに美しく、そして情熱的。男色の描写も抑えられていますが実に性的です。美しい文章。さすが瀬戸内先生です。

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    2011年06月30日
  • 寂聴の仏教入門

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    日本の仏教を知りたくて読み始めたが、インドから始まる仏教のルーツについての話が多く、求めているのとは少し違った。仏教が伝来した時すでに日本には信仰のようなものがあっただろうという話、日本の仏教は神仏一緒くたになっているという話が面白く、印象に残った。

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    2011年06月28日