瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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95歳になった瀬戸内寂聴さんと、池上彰さんの共著。
まだまだ好奇心衰えず、知りたいことがたくさんあるという寂聴さん。社会、政治についての疑問を池上さんにぶつけつつ、今の日本人は自分さえよければよいという考えになってしまってダメだと嘆く。出家前と出家後の自身の私生活についても快活に語られているが、出家後は仏教のおかげで厳しくも道を外さず生きてこられたという。せっかくいただいた命を大切に生きたいという言葉は印象に残った。
後半の池上さんによる超高齢化社会についての解説は、さすがのわかりやすさ。これほどの高齢化社会はいまだかつてなく、だからこそ我々には老い方のレッスンが必要で、宗教の役割もそこにある -
Posted by ブクログ
いくつもの章に別れた話かと思っていたら、
連作短編だったようだ。
最後の一編以外は、登場人物も同じで
少しずつ「こと」が進展してゆく。
どうしようもない邪恋に悩む袋小路の
人々の苦しい叫びが聴こえるような話だけれど
美しい日本語で描かれていることで
ひやりと冷たい風が、ものがたりの
湿り気のあるけだるい暑さを
どこかクールダウンしてくれるような印象もあった。
人にはそれぞれ想いがあり、
いけないとわかっていても溺れてしまう
哀しい感情がある。
それを眼を背けることなく、きっちりと
醜さは醜さのままに描かれていて、
ひりひりするような読書時間だった。
そして、それは決して絵空事でない
生身の -
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源氏物語全54帖のうち、『桐壷』から「宇治十帖」『浮舟』までの27帖を収録したダイジェスト版。
源氏物語は長大な作品なので、解説書を除き、1冊にまとまった現代語訳はなかなかない。全体の流れを知りたいと思っていた私には、打ってつけの本だった。
平易な言葉が使用され、説明が必要な部分は補記されているので、初心者に親切で、ストーリーを追うのにもってこいだと思う。
読み始めてまず気になったのは、ひらがなの多用。例えばp.29「なにもかもがこのうえなくととのいすぎていて」のように、仮名の羅列が続く。仮名文学である原文の雰囲気には忠実なのかもしれないが、単純に読みにくかった。
また、「葵」の章、紫の上 -
Posted by ブクログ
瀬戸内寂聴が訳した源氏物語。
これ、ピンポイントで大事なとこだけ抜粋して現代訳した内容なので、読みやすい。
それにしても瀬戸内寂聴×源氏物語というと
もう頭の中にはエロしかなくて読む前もエロだろうな!という
固定概念しかない!w
と思ってたけど、読んだら意外や意外、ほとんど夜のシーンは無し。
その代わりと言ってはなんだけども
光源氏がもー色男というか、誰でもいいんかい?!みたいな
ツッコミどころ多すぎて。
紫の上とか本当にかわいそうというか…
イケメンだからってダメなもんはダメだろ!と
紫式部よく当時書いたな!と思う。
色んな光源氏の周りの取り巻きというか
惚れっぽいだけなのかもしれんけど。