瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いくつもの章に別れた話かと思っていたら、
連作短編だったようだ。
最後の一編以外は、登場人物も同じで
少しずつ「こと」が進展してゆく。
どうしようもない邪恋に悩む袋小路の
人々の苦しい叫びが聴こえるような話だけれど
美しい日本語で描かれていることで
ひやりと冷たい風が、ものがたりの
湿り気のあるけだるい暑さを
どこかクールダウンしてくれるような印象もあった。
人にはそれぞれ想いがあり、
いけないとわかっていても溺れてしまう
哀しい感情がある。
それを眼を背けることなく、きっちりと
醜さは醜さのままに描かれていて、
ひりひりするような読書時間だった。
そして、それは決して絵空事でない
生身の -
Posted by ブクログ
源氏物語全54帖のうち、『桐壷』から「宇治十帖」『浮舟』までの27帖を収録したダイジェスト版。
源氏物語は長大な作品なので、解説書を除き、1冊にまとまった現代語訳はなかなかない。全体の流れを知りたいと思っていた私には、打ってつけの本だった。
平易な言葉が使用され、説明が必要な部分は補記されているので、初心者に親切で、ストーリーを追うのにもってこいだと思う。
読み始めてまず気になったのは、ひらがなの多用。例えばp.29「なにもかもがこのうえなくととのいすぎていて」のように、仮名の羅列が続く。仮名文学である原文の雰囲気には忠実なのかもしれないが、単純に読みにくかった。
また、「葵」の章、紫の上 -
Posted by ブクログ
瀬戸内寂聴が訳した源氏物語。
これ、ピンポイントで大事なとこだけ抜粋して現代訳した内容なので、読みやすい。
それにしても瀬戸内寂聴×源氏物語というと
もう頭の中にはエロしかなくて読む前もエロだろうな!という
固定概念しかない!w
と思ってたけど、読んだら意外や意外、ほとんど夜のシーンは無し。
その代わりと言ってはなんだけども
光源氏がもー色男というか、誰でもいいんかい?!みたいな
ツッコミどころ多すぎて。
紫の上とか本当にかわいそうというか…
イケメンだからってダメなもんはダメだろ!と
紫式部よく当時書いたな!と思う。
色んな光源氏の周りの取り巻きというか
惚れっぽいだけなのかもしれんけど。
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Posted by ブクログ
ホリエモンも寂聴さんもあくが強くて癖があって反発を覚えることも少なくないけれど、やはり気になる存在。
そのお二人の対論(対談ではないらしい)というからには是非とも読んでみないと!
うん、とっても面白かった。
堀江さんは当然と言えば当然であるが非常に頭にいい人である。しかしながら小難しいことを言わないのがいい。
漫画からの知識を平然と披露したり、案外と素直に相手の言う事を認めたり。
それと寂聴さん、とっても御歳90歳を超えているとは思えない!
記憶力の素晴らしさはさることながら、幅広い知識と新しい物事を取り入れようとする柔軟性に驚かされる。
それに、90歳を超えた人が京都―東京間を日帰り往復