瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
瀬戸内寂聴が訳した源氏物語。
これ、ピンポイントで大事なとこだけ抜粋して現代訳した内容なので、読みやすい。
それにしても瀬戸内寂聴×源氏物語というと
もう頭の中にはエロしかなくて読む前もエロだろうな!という
固定概念しかない!w
と思ってたけど、読んだら意外や意外、ほとんど夜のシーンは無し。
その代わりと言ってはなんだけども
光源氏がもー色男というか、誰でもいいんかい?!みたいな
ツッコミどころ多すぎて。
紫の上とか本当にかわいそうというか…
イケメンだからってダメなもんはダメだろ!と
紫式部よく当時書いたな!と思う。
色んな光源氏の周りの取り巻きというか
惚れっぽいだけなのかもしれんけど。
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Posted by ブクログ
ホリエモンも寂聴さんもあくが強くて癖があって反発を覚えることも少なくないけれど、やはり気になる存在。
そのお二人の対論(対談ではないらしい)というからには是非とも読んでみないと!
うん、とっても面白かった。
堀江さんは当然と言えば当然であるが非常に頭にいい人である。しかしながら小難しいことを言わないのがいい。
漫画からの知識を平然と披露したり、案外と素直に相手の言う事を認めたり。
それと寂聴さん、とっても御歳90歳を超えているとは思えない!
記憶力の素晴らしさはさることながら、幅広い知識と新しい物事を取り入れようとする柔軟性に驚かされる。
それに、90歳を超えた人が京都―東京間を日帰り往復 -
Posted by ブクログ
アメトーークの中で、光浦さんが紹介されてて興味を持った本。
出家前の作家・晴美と、出家後の尼僧・寂聴の往復書簡(と言っても同一人物な訳ですが)の形をとって、著者のこれまでの人生で出会った「性の話」をざっくばらんに展開する作品。すごい。何がすごいって、
①20年以上前に雑誌で連載されていた作品らしいけど、文章も言葉も、古臭さなんて全然感じさせなくてびっくりした。
②性について、すごくあけっぴろげに書いているけど(様々な人のことも!)厭らしさや官能的な感じは一切ない、さっぱりした作品になっててびっくりした。
おそらく、ご本人の性格によるところが大きいと思うのだけど、それにしても、誰にでもできる -
Posted by ブクログ
普段はこういった本は読まないのだけれど、瀬戸内寂聴の書く「孤独」とはどんなものかと手にとってみた。
人は孤独である。お金があっても家族や友人がいても、結局はひとりで生まれ、ひとりで死んでいく。当たり前のことだけれども、日常生活ではなるべく背を向けてきた事実が淡々と書かれている。
切っても切れない縁なのだから、やはり孤独は飼いならすしかあるまい。では、それをどうやって終生の友とするか。
この本が気になったということは、ワタシも孤独とのつきあい方を考える年齢になったのだろう。明確な答えが書かれているわけではないけれど、読んでちょっと楽になる部分があったかな。