瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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最近は、よほどのことがない限り新刊本って買わなくなってしまったんですが(金銭的な理由で)、この本は書店で見つけて即買いです。
瀬戸内寂聴とホリエモンの対談という、切れ味抜群な組み合わせ。
しかも「死」がテーマということで、いったいどんな話が聞けるのかと興味津々です。
冒頭で両者がそれぞれの死に対する考え方を語るのですが、あとがきでホリエモンが書いているように、
死ぬってどういうこと?
=生きるってどういうこと?
どう死にたいかと考えることは、どう生きたいかと考えることに行き着くのだと思います。
しかしこの二人、決して軸はブレないのに柔軟。
時々タブーにも踏み込んで、読んでるこちら -
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松岡正剛さんいわく、世阿弥は中世のスーパースターだとのことで、いつか読んでみたかった世阿弥関係の本。100分De名著の「風姿花伝」に続き、瀬戸内寂聴さんの本書を読んでみました。
晩年、いわれない理由で島流しになる世阿弥が佐渡に向かうところからストーリーが始まります。道中、12歳にして足利義光に寵愛されたあとの栄光の日々と、人生後半での人々との別れや、どちらかというと不遇な日々が回想されます。ストーリーの中では、「離見の見」「秘すれば花」「幽玄」「男時女時」など、世阿弥の哲学がさりげなく紹介されます。
瀬戸内寂聴は本書を書き終えた後、抜け殻のようになったそうです(あとがきによる)。世阿弥の生涯が -
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ネタバレ本屋さんで目に留まり購入。仏教のこと、昔の教えを学びたかった上に、寂聴さんのことをもっと知りたかったので良いチャンスだと思った。
「法句経(ほっくきょう)を読む」がサブテーマだ。
お釈迦様とよく聞くけれど、本当の名前は釈尊・・・そして、本来はネパールヒマラヤの小さな国の王子として生まれたゴータマ。人間の真の幸せ、永遠の生命それを解決したくて城を抜け出し修行後、悟りを開き仏陀(ブッダ)となる。
仏陀とは、固有名詞ではなく「悟れる者、覚者」のこと。
法句経はお経の中でも古いもの。釈尊が亡くなってから弟子たちで書いたものとのこと。それをわかりやすく解説しながら、寂聴さんの想いが書かれている。
釈尊が -
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高校時代を思い出しながら、
懐かしく読みました。
今まで、円地文子訳を読んだことがありましたが、
正直、あまりよく分かりませんでした。
けれども、この1冊で、
源氏物語の神髄がようやく分かりました。
内容について書くのは、
いずれ、瀬戸内さん訳の源氏全巻を読もうと思うので、
ここではやめておきます。
この本については、
うまくまとめてあるということで、
授業で読んだ断片的な部分がどういう流れの中にあったのかを
理解するには、必要十分です。
宇治十帖がかんたんに書かれすぎていて、
それでも、あらすじは分かりましたが、
少し残念。
筆者の源氏物語の理解の深さに感嘆 -
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ネタバレえ!!!!!十巻も待たせたのに、こんな終わり方?!日本に誇る有名文学作品の終わりがこうだったとは。長い源氏物語の中で一番の衝撃がここにある。
歴史の授業を聞いていると、平安時代はとっても昔で、文明が未発達というイメージがあった。しかし、源氏物語の登場人物に触れて、現代に住む私たちと心はほとんど変わらないということがよく分かった。
源氏の栄華が語られる前半、そして宇治に舞台が移る後半。どちらも個性溢れる登場人物の心理が巧みに語られ、昼ドラさながらどんどん惹きこまれていく。特に宇治が舞台の後半は、頁をめくる手が止まらず、どこで休憩しようか迷った程だった。
寂聴氏は「男はせいぜいこの程度よ、と -
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「浮船」「蜻蛉」「手習」「夢浮橋」の4帖を収録した最終巻。
心が震えるほどに感動した。
四季折々の日本の風景、人情の機微、人を愛すること、そして命のはかなさなど、人が生きるということに関するおよそあらゆるエッセンスを紫式部は描いている。
それらが美しい言葉と和歌、音楽に乗せてつづられているところが本当にすばらしいと思う。
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匂宮は、一目で心を奪われた女(浮船の君)のことが忘れられず宇治へ赴き、薫の君になりすまして浮船の部屋に忍び込むと、彼女を手に入れてしまう。
薫に申しわけないと思いながらも、情熱的な匂宮のとりこになっていく浮船は、追いつめられた末に宇治川に身投げをしてしまった。 -
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宇治の八の宮の姫君たちの物語がつづく。
亡き大君(おおいきみ)のことが忘れられず、悲しみに沈む薫の君。
妹である中の君(なかのきみ)は匂宮の妻となるが、その面影が大君と見まがうほどに似てきたため、薫は中の君を自分のものにすればよかったと後悔する。
2人の姫君たちには異腹の妹がいて、名を浮船という(巻九にはまだその名は出てこない)。
薫は、大君に似ているというその人に会ってみたいと思う。
ところが、ふと浮船の姿を見かけた匂宮がそのまま彼女を自分のものにしようとしてしまう(ここでは危機一髪で難を逃れた)。
亡き人のことをずっと一途に想っている薫と、美しい女性には抜け目なく言い寄っていく匂宮。
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巻八には、「竹河」「橋姫」「椎本」「総角(あげまき)」の4帖が収められている。
「橋姫」以下「夢浮橋」までの十帖は、「宇治十帖」と言われているらしい。
故光源氏の異腹の弟である八の宮の3人の姫君(大君、中の君、浮舟。この巻八では、まだ浮船は出てこない)と、薫の君、匂宮の恋模様が描かれている。
宇治に住む2人の姫君のうち、姉である大君(おおいきみ)に心惹かれる薫。
しかし大君は快い返事をしてくれず、むしろ中(なか)の君を薫に縁づかせたいと思っている。
一方の匂宮は中の君に夢中になり、2人は結ばれるが、帝と母・明石の中宮がそれを聞きつけ匂宮は宇治へ行くことを禁止される。
大君は、このまま中の君 -
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「柏木」「横笛」「鈴虫」「夕霧」「御法」「幻」「雲隠」「匂宮」「紅梅」の9帖が収録されている巻七。
女三の宮に不義の子を産ませた柏木は、ノイローゼから病気になってしまい、間もなく他界する。
一方、柏木の親友であった夕霧は、「妻の女二の宮を見舞ってくれ」という彼の遺言を守るうち、次第に女二の宮への恋心をふくらませるようになる。
今まで誰よりも理性的で道理をわきまえた人物であった夕霧が、心を迷わせて女二の宮の部屋にしのびこむ姿はいささかショッキングだった。
当時、女性が夫以外の男性に顔を見られるというのはあってはならないことだったようだ。
第40帖「御法(みのり)」では、とうとう紫の上に死のと -
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巻五を読み終えてから約1年半、ふたたび読み始めることにした。
巻六には、大長編の「若菜」上、下が収められている。
源氏は朱雀院の愛娘である女三の宮と結婚するが、まだ13、14歳の女三の宮の幼稚さに失望し、改めて紫の上のすばらしさを思い知る。
六条の院で蹴鞠の会があった日、夕霧の大将と柏木の衛門の督が休んでいたときに、女三の宮の飼っていた猫が綱を御簾にひっかけてしまい、御簾がめくれ上がって、奥に立っていた女三の宮の姿を2人が垣間見る場面がある。
これがきっかけで柏木は女三の宮への恋心を抑えきれなくなり、そのときに見た猫を手に入れて抱いて寝るようになる。
ちょっと変人やけど、可愛らしい人やなと -
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「須磨源氏」という言葉がある。
『源氏物語』を読み始めて、「須磨」の巻まで読み進んで挫折し、再び最初からとりかかるが、また須磨の巻で挫折していつまでも読み終わらないことをいう。
僕はこの「巻五」に収録されている「藤裏葉」で挫折してしまった。
あれから2年近くの月日が流れてしまったが、また続きが読みたくなってきた。
源氏さんは玉鬘(夕霧の娘さん)に恋心を打ち明けながらも、弟の兵部卿の宮との交際をそそのかす。
源氏が玉鬘の部屋に蛍を放ち、その光で兵部卿の宮が玉鬘の横顔を見てしまう場面がある。
すごく幻想的で、日本的な美しさにあふれているなあと思う。
しかし、そうこうしているうちに、玉鬘は鬚黒の大 -
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源氏は明石の姫君を京に連れてきて、紫の上に育てさせることにする。
恋敵(明石の君)の生んだ子に愛をそそがなければならない紫の上がすごくかわいそう。
また、源氏32歳の春に、最愛の藤壷の宮が他界する。
そして、2人の子どもである冷泉帝は自分が不義の子であることを知らされる。
一方、葵の上との間に生まれた夕霧は、花散里が世話をすることになる。
この花散里という人は、「源氏物語」に出てくる女性の中でおそらく唯一の不美人な女性である。
「器量がよい」という言葉は「性質・性格がよい」という意味だと思っていたけれど、「容貌・顔立ちが美しい」という意味なのだと知った。
「乙女」の中で、源氏は六条京極に -
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異母兄・朱雀帝の寵姫である朧月夜の君との逢瀬を契機に凋落していった源氏は、須磨への都落ちを決める。
身はかくてさすらへぬとも君があたり
去らぬ鏡の影は離れじ
別れても影だにとまるものならば
鏡を見てもなぐさめてまし
という源氏と紫の上のやりとりがとても美しい。
邸を須磨から明石へと移した源氏は、そこで明石の君という女性と結ばれ、子を産ませる。
後にこの明石の姫君を紫の上に引き取らせて育てさせるのだが、正妻であるにも関わらず子供ができない彼女の心中は穏やかではないだろう。
藤壷との罪の子・冷泉帝の即位、六条の御息所の死など大きな出来事が起こる3巻、および先の2巻は、『源氏物語』全体